〔Ⅱ〕10の政策提言 = 二川浩三 7 期目マニフェスト (過去のまとめ) “人口減少、少子・高齢化これからどうする高松” ほっとけない課題、みんなで考えよう 〈1〉地域コミュニティ体制と 「市民が主役」のまちづくり(H.8 年~) 1.高松に於ける地域コミュニティづくりの取り組み提言経緯 私の議会に於ける提案 ◉ H.3 年 初当選から H.8 年までは、地域自治の振興に向けた自治会の活性化を 提案したが、自治会の形骸化と地域コミュニティ機能の崩壊から地域自治の 再生に限界が見えた。 ◉ H.8 年より、自治会をベースにした提案から学校区毎の地域コミュニティ体 制整備とまちづくりを視点にした提案に切り換え、行政と市民・NPO の役割と 責任の明確化、また行政と市民の協働のまちづくりの推進を求めた。 ◉ H.14 年、地域コミュニティづくり推進本部設置後、具体的な地域コミュニテ ィづくりに向けた体制づくりが検討され、地域コミュニティ協議会をモデル 地区に設置、その後公民館をコミュニティセンターに改称する提案をし、18 年からコミュニティセンター化を、またコミュニティセンター管理運営を指 定管理者制度へ移行した。 ◉ H.20 年、合併後の全 44 校区に地域コミュニティ協議会組織が設置され、地 域毎に諸活動団体で構成する協議会として一体化した地域コミュニティ体制 が設けられると同時に地域への 14 事業の補助金制度等を一元化(地域まちづ くり交付金創設)した。 ◉ 地域諸活動と合わせた、まちづくりへの一元化した窓口を地域コミュニティ 協議会とし、また市行政組織に於ける窓口として市民政策部地域政策課に一 本化し、補完性の原理に基づく行政と市民との協働のまちづくりが本格的に スタートした。 ◉ H.22 年、自治基本条例施行、H.23 年、自治と協働の基本指針を策定(私の公 約では、名称がまちづくり条例・市民運営基本条例だが中身は同じ) 2.今後の地域まちづくりの実践に於ける課題について (1)市民・議会・行政の役割と責任の明確化の具現化 補完性の原理と市民が自治の主役である基本理念を共通認識し、その役割 と責任を果たすこと。 (2)行政の地域コミュニティに対する認識不足 過去の縦割り行政の都合による地域単位団体との関わりを見直し、行政窓 口への一元化を明確にすること、地域と行政のリンクを具体化することが必 要。また、行政職員の地域コミュニティづくりの共通理解も必要です。 (3)自治会とコミュニティ協議会の位置付けと、自治会組織率を 100%目標に 自治会は一定地域区画に於いて、生活する世帯・事業所で組織し、そこで生 ずる共同の問題解決に取り組む自治組織で、全戸参加が求められる。その自 21 治会とコミュニティ協議会はこまの原理で、こま(コミュニティ)と軸(自治 会)で例えられ、コミュニティ協議会は自治会や各種地域活動団体・事業所・ 個人で構成される合議体である。こまの軸である自治会の加入率がコミュニ ティ活動の成果(まちづくり)を左右する。加入率目標は 100%とすべき! (4)地域まちづくり推進に於ける議員・議会の役割 現在議会のあり方が不明確で早期に議会基本条例を策定し、その役割と責 任を明確化することが求められる。また今後、地域諸活動・課題等の取り組 みが地域コミュニティ協議会に一元化されることにより、地域に於ける議 員・議会の役割と立ち位置の変化が求められる。 コミュニティ協議会は多様な人々の集まりであり、選挙で選ばれる議員は 第三者的立場であることが求められる。議員の支援組織がコミ協体制にオー バーラップすることは避けること。 (5)地域コミュニティ協議会と行政との連携と協働による地域の活性化 ◉ 学校と地域の連携 ・・・ 子供会・青少年健全育成協議会・PTA 等の関係、 また学校・家族・地域の協働等による 学校支援地域本部・放課後子供教室 ◉ 防災・防犯 ・・・ 自主防災会の組織拡大と地域と関係セクションと の係わり、また地域での非常時体制づくり ◉ 美しいまちづくり、高齢者対策 ◉ 市域全体でのまちづくりネットワーク (6)その他の課題 ◉ 地域の企業・団体の位置付けと地域コミュニティへの参加 ◉ 年齢や各層との係わりと人づくり ◉ 地域コミュニティと行政が協働する将来像 ※ 地域コミュニティの体制づくり、またその活動に各地域で温度差はあります が、着実に進展しています。しかし、このテーマに終わりはなく、将来共に 進化し続けなければなりません。 3.「地域コミュニティのあり方について」 (1)地域間格差の解消について 各地域コミュニティ協議会では、活動の指針となるコミュニティプランを作 成して地域活動に取り組んでいるが、地域コミュニティ組織構築後、一定期間 を経た現在においてもなお、地域内の人や団体を包括する組織となっていない。 若い人たちへのアプローチを含めた人材の問題を始め、地域間の交流・連携の 不足等から、その活動内容にばらつきがあり、地域によっては課題解決やまち づくりが十分進められているとは言えないのが現状であることから、現在、市 内を 5 分割して実施しているセンター長ブロック会等を活用して、他団体の活 動成果の発表や合同研修の実施など活動情報を共有化することにより、より広 域的なコミュニティ活動の活性化に努めること。また、地域の現状を知り、地 域力を高めることを目的に、今年度から試行することとしているコミュニティ カルテを活用して、地域間の格差や特性等についての分析等を行い、より地域 実態に即したコミュニティプランに改定できるよう支援すること。 22 ① 地域コミュニティ協議会運営手引(マニュアル)により運営の標準化を図る、 特に合議体としてのあり方、税を始め公金としての取り扱い、会計管理のあ り方の明確化が必須 ② 協働のための取り決めづくり ③ コミュニティ協議会での情報の共有・コミュニティ協議会は情報公開が原則 ④ 協働への交流の場や機会の提供 ・・・ 地域活動プラットホームづくり * 福祉コミュニティ(福祉部会) ・・・ 関係団体の連携(地域社協と市社協の役割) * 学校コミュニティ(教育・健全育成部会) ・・・ 学校・家庭・地域の連携・協力 * 環境コミュニティ(環境・安全・安心部会) ・・・ 自主防災・防犯、環境・ゴミ、 衛生・美化 * つながり・助け合い(地域行事部会) ・・・ 運動会等イベント、祭り等 ⑤ ブロック会の位置付けの明確化 ・・・ 5 ブロック → 7 ブロックでの定例化 (2)コミュニティ協議会の組織体制の充実について コミュニティ協議会の組織体制の維持及び活動の活性化のためには、何より も地域の事情に精通し、プランを企画・立案できる人材が必要不可欠であるこ とから今後、行政としてあらゆる機会を通して、各地域において新たな担い手 やリーダーとなる人材の育成を支援すること。 また、地域の基礎的団体であり、かつコミュニティ協議会の中心団体である 自治会については、依然として未加入世帯の増加に歯止めがかかっていない現 状を踏まえ、今後は非常時の防災対策と平常時の防犯対策を結びつけ、地域の 子ども会や学校等とも連携して活動を行うこと、また、未加入者のアンケート 意識調査を実施して加入促進につなげるなど、組織体制の充実に向けた取り組 みを強化すること。 ① 新たな担い手やリーダー・コーディネーター等人材育成 ・・・ 協働の担い手づくり ② 各種団体の組織運営支援 ・・・ 各種団体の事務局機能や活動のあり方 ③ マッチング機能 ・・・ 地域間やNPO等の団体、また企業・大学等との連携 ④ 自治会加入 ・・・ 未加入者の活動参加の機会、また、アンケートによる意識調査 ⑤ 地域コミュニティ協議会及びコミ協連合会の将来のあり方ビジョンの作成 (3)コミュニティ協議会への交付金について 地域コミュニティ協議会の財源として交付されていた 14 の補助金を地域ま ちづくり交付金として一括交付するとともに、2013 年からは補助金の使途を 5 つのまちづくり活動に再編し、事務費の上限を緩和するなど、同協議会が主体 性を高めることができるよう財政基盤の強化を図っているところであるが、地 域によっては従来どおり、地域活動団体に交付金を配分しているため、結果と して各地域のコミュニティプランに基づいた地域活動が行いにくくなり、事務 局運営にも支障を及ぼすケースも見受けられることから、同協議会が、より主 体性を発揮して運営及び活動ができるよう、新たな自主財源の確保策の検討や 一括交付金の配分方法の見直しなどを検討すること。 ① 交付金・補助金の配分基準づくり ② 自主財源の確保のあり方 23 (4)市職員と地域との連携強化等について 地域コミュニティ活動における市職員の果たす役割は極めて大きいことから、 研修等あらゆる機会を捉えて、協働推進員や災害時指定職員を始めとする全職 員が、その地域の住民としての自覚を持ち、コミュニティ活動に参加したこと に充実感を持ってもらえるよう意識改革に努めるとともに、定年退職後におい ても地域活動に参加すべく、常日頃からの協働の意識付けを行い、市職員が地 域におけるまちづくりのサポーター及び核となれるような土壌づくりを醸成 すること。 また、民間企業等の定年退職者についても、その持てる知識・経験等を活か した地域貢献が円滑に行える仕組みづくりを研究すること。 ① 地域及び自治の協働型の行政職員養成、退職前・後の地域を担う位置付け、 地域推進員等、地域担当職員及びOB(嘱託職員)の育成 ② 地域行政組織再編に向けた市全体、またブッロク圏の自治協議会づくり 4.現状の地域コミュニティづくりに於ける課題 (1)安全・安心な生活環境 ① 地域自主防災組織の充実:“まさかの時に機能し、役に立つ自主防災組織” づくり イ. 自治会にこだわらず地域カバーを主体に考え、規模を 100~300 戸位のエリ アで検討する ロ. 小学校区単位で実施する防災訓練をまち(大部落)単位においても実施し、 全戸、全住民が防災訓練に参加しやすくする ハ. 消防団を地域コミュニティの核に位置づけ、また団員が地域の自主防災組 織のサポーター役を担うものとする緊急時にはケースによって、消防組織法 の指揮系統から離れての活動を可能にする ニ. 災害時要援護者の対応、特に平常時のご近所付き合い ホ. 医療機関と地域の関わり:かかりつけ医・かかりつけ薬局をつくる ② 地域防犯活動組織の拡充 イ. 警察・保護司・青少年健全育成会議等との連携 ロ. 地域の自主防災と防犯活動組織の一体化 ハ. 地区間の連携とネットワーク ニ. 学校と地域と②-イとの連携及び地域内のコミュニケーションの確立 (2)共に生きる福祉コミュニティづくりと課題 ① 青少年の非行犯罪や幼児虐待等への対応 ② 相互扶助・協働による介護・福祉のあり方・・・地域包括ケアとのリンク ③ 市社協と地域社協及び民生委員・児童委員や関係機関等の連携と機能の充実 (3)新しい公共への共通認識と取り組み 今後、地方分権・地域主権・地域内分権へと進める際に、今までの公共の概 念を新しい公共の概念にシフトし、その上で共助と公助が重なる行政サービ ス、コミュニティサービスのあり方を指向すること 24 (4)新しい地域行政組織再編への視点 ① 協働の創出 * 市民と行政の協働による地域内分権 * 地域社会の協働による地域自治の強化 ②「新しい公共」の創出と補完性の原理の徹底 * 行政の限界からの脱皮 * 新しい地域ニーズ ③ 地域協働のシステムづくり * 地域での共同管理の新しい組織づくり:プラットホームの構築 * 地域の多様な担い手との協働と人づくり ④ 自治団体として近隣政府化、または自治コミュニティ化 (5)地域コミュニティ毎の現場からの課題 ① 自治会及び自治会連合会と地域コミュニティ協議会の違い(コマの原理) ② 地域コミュニティ各活動団体とコミュニティ協議会の位置付け ③ コミュニティ協議会組織の役割の認識 ④ 市からの補助金一元化に伴い、地域活動団体への配分に対する考え方の基 準が定まっていない ⑤ 役所(職員)と議会(議員)等機関との地域コミュニティの連携に対する共通 認識及び議員の立ち位置 ⑥ 地域自治を強化すると共に、地域協働の生活機能を充実することが、まさ かの時行政に依存せずタイムリーに緊急対応を可能にする ⑦ 地域コミュニティ協議会への参加・参画への広がり ⑧ 国・県・市等の諸機関団体や広域活動のNPO・ボランティア等の連携、 また地域コミュニティへの活動の参入 ⑨ コミュニティビジネスの育成・支援 ⑩ 各種の地域活動団体や市民活動団体等、市全体の各種団体の統括サポート センターの設置と支援(四番丁スクエアへの統合) (6)地域コミュニティ協議会運営の問題点 ① 自治会を軸に各種団体等いろんな人達によるコミュニティ体制ということから、 協議会の運営・活動が特定の人達に片寄らないためにも、合議制民主主義が 大切である。コミュニティ協議会は、あくまでも企画・調整の場であり各種事業活 動は、各部会が主体になる。地区全体で開催する場合は、係わる部会等で実 行委員会を結成して事業を実施する ② 人事、会計、方針・計画等の決定権は役員会にあり、会長は会運営を統括す る。総会、役員会の議事については議事録を作成し、署名人は 2 名とする。 経理、合計及びコミュニティ協議会の情報は公開を原則とし、広く住民に開示する。 会計事務は部会毎に分離して実施し、会計基準に基づいて行い、備えるべき 管理帳簿等に留意する。またコミュニティ協議会には部会を置き、役員会にて予算 配分する、また会計担当者は部会毎にチェックし統括する。また会計及び監査担 当者は会長とは別の団体から選出すべきである 監査は地区において会計の有識者に依頼することがベターである ③ 協議会の経費は市からの交付金、補助金、及び会費、寄付金その他収入を もって充てる。これらの金員はすべて公金であることに留意が必要 ④ コミュニティ協議会の運営について市がモデルとなるルール、基準を示す必要がある 25 「コミュニティ協議会の運営の手引き」 1.運営の原則:合議制民主主義と情報・会計の公開の原則及び補完性の原理 2.運営組織体制 支所・出張所 地域コミュニティ協議 コミュニティセンター 総会 企画・総務・事務局 コミュニティ協議会役員会 自治会連合会 広報委員会 部 子育て・教育 単位自治会 会 スポーツ 安全・安心 思いやり・やさしさ 環境・衛生 絆・助け合い 文化・芸術 防災・防犯 健康・福祉 美化・ゴミ まちづくり活動 各種活動団体 (1)コミュニティ協議会役員会 協議会は各種団体等いろんな人の集まりであることから運営、活動に関するこ とは特定の人達で決めるのでなく、各種団体から一定の基準に基づいて選ばれた 人達・役員の話し合いで決定し、総会で決議する。また、会議の結果は必ず議事録 を作成し、2 名の署名人がチェックし署名する。組織上、市議会議員は地元とは 云え第 3 者的立場に立ち、主導することを慎むこと。 (2)役員の選出 役員は各部会から 2 名、自治会連合会の町、または大部落から 1~2 名づつ選出 する。またコミ協会長、自治会連合会会長はその中から選出する。 (3)企画総務・事務局 ① コミュニティプランづくり ② コミ協交付金等資金の配分調整 ③ 部会テーマコミュニティによるプラットホームづくり ④ 部会の会計監査 ⑤ コミュニティ協議会事務、会計業務 (4)部会運営・・・部会毎に役員会と会計を置く 3.お金の管理 (1)安全で間違いのない管理 コミュニティ協議会のお金はすべて公金であり、団体全体で管理し、会計の透明 性を確保すること。また、団体と個人の財布は必ず区別し、すべて取り扱うお金は 金融機関に預金し通帳に記録する。 * 通帳と印鑑は別の人が管理し、1 人で管理しないこと (2)正確な記録 ① 日々お金の出入りを金銭出納帳に記録すること ② 支払いは必ず領収書をもらい保管する ③ 会計は月末など区切りを決め集計し、試算表を作成し、帳簿と現金残の一致 を確認する ④ 帳簿 金銭出納帳、各帳簿また備品資産台帳と現品を定期にチェックする (3)正確な管理の確認・会計監査 ① 収入・支出が団体の目的に沿ったもの ② 団体のルールと会計処理のチェック(会計、会計役員、監事が立ち会う) ③ 予算書・決算報告書(部会毎等も含む)、帳簿、領収書、通帳、メモなど会計 に関わるすべての書類 ④ 監査は特定事業活動だけでなく、全体的視点で行うこと (4)引き継ぎ ① 帳簿、書類の引き継ぎ、会則や会計のルールの説明 ② 通帳、印鑑などの引き継ぎ 4.地域コミュニティ活動交付金の扱いをルール化すること 地域コミュニティの活性化を推進するためのすべての事業を対象とし、地域コミ ュニティの中で良く話し合う。 (1)交付の対象とならない経費 ① 協議会運営に関する事務費などの経常的経費 ② 事務所等を維持するための経費 ③ 協議会の構成員に対する人件費や謝礼及び食糧費(会議のお茶、イベント等 当日の弁当代を除く)交通費、宿泊費 (2)交付金は渡し切りか、残金返金か? (3)交付金決定の取り消し、交付金の返還について? 5.補完性の原理に基づく行政組織再編と地域コミュニティづくり 高松市地域行政組織再編計画(素案)の概要 1 地域行政組織再編計画の策定の目的 本市では、持続的な発展を可能とし、今後とも市民に適切な公共サービスを提供するため、これま での拡大基調から転換し、コンパクトで持続可能な都市づくりを目指すこととしています。市民の身 近な行政機関である地域行政組織においても、市役所が取り扱うサービスのほとんどが本庁組織に集 約されている現行の体制を見直し、市民により近いところで、幅広い行政サービスが提供できるよう、 平成 24 年11月に策定した「地域行政組織再編計画基本構想」において、現状の「本庁-支所・出 張所」の二層構造組織を再編し、 「本庁-総合センター(仮称)-地区センター(仮称)」の三層構造 への移行を目指すこととしました。 本計画は、この「地域行政組織再編計画基本構想」を踏まえ、総合センター(仮称)・地区センタ ー(仮称)の具体的な取扱い業務や組織・職員体制、また設置位置等をお示しするものです。 2 地域行政組織再編のイメージ(「地域行政組織再編計画基本構想」より) (再編前) 二層構造 ☆機能・権限を集約 本 支 庁 所・出張所 三層構造 (再編後) 本 庁 本庁の機能・ 権限を分散 総合センター(仮称) 現行支所の機能・権 限を拡充 地区センター(仮称) 現行出張所の取扱事務 ※一部事務等は総合セ ンターに集約 支所・出張所 機能を2階層 に分化 26
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