◆ 北 浦 中 学 校だよ り◆ 校 訓 自主・勤労・協和 合い言葉 元気なあいさつ 大きな返事 さわやか歌声 きれいな学校 Tel Fax 35-2161 35-1314 http://www.sopia.or.jp/kitajh / 行方市内宿390番地 平成27年6月5日発行 平成27年度第6 号 平成27年度体育祭へのご協力,ありがとうございました。 去 る 5 月30日 に は , 今 年 度の 体 育 祭 に , 早 朝 よ り ご 協 力 を 頂き ま し て ,あ り が と う ご ざい ま し た 。お 陰 様 で 好 天 の 下 , 大 き な けが 人が 出ること もなく,無事 終 えることが で きま した。 さ て ,今 年度 の 体育 祭は い か が だ った で しょ う か ? ス ロー ガ ン で ある「輝け笑顔,仲間と共に,勝 ち取 れ優勝 」は, 生 徒たち の姿に表れていたでしょうか?毎年,この体育祭という行事を 通して,全生徒が一回り大きく成長するように感じます。体育 祭 は, 全学年全生 徒がクラスという枠を離れ,縦割 りで活動 す るた め ,ま とま り 具合が 試 され るこ と にな り ます 。で すか ら , 一 人 一 人の 分 団へ の 所 属 意 識が も の を い い い ま す 。 ま と め 上 げ る 3年生,間を取り持つ2年生,そして必死についていく1年 生。それぞれの姿は頼もしく,現在の 北浦中 のよさを,まさに象 徴していると思います。 職員のつぶやき4 堀田 健二 進路とは, 「進む路(みち)」と書きます。 「どこへ進む路(みち)か」といえば,将来の自分の夢につながる路(み ち)へ進むことではないでしょうか。進路は ,自 分の夢の実現のために,どんな生き方をするか を考 えることで あり,実際に行動することだと思います。それを一人の生徒が教えてくれました。 私が教員になって3年目の時,その生徒は「建築士になりたい」という将来の希望を強くもっていたので,水 戸工業高校の建築科への進学を希望しました。しかし,その当時学区外という制度と,競争倍率の高さにより不 合格となってしまいました。担任だった私も保護者も,合格していた私立高校へ進学すると思っていましたが, 彼は「定時制の高校を受験します」とはっきり答えました。その理由は「働きながら建築の勉強をします」でし た。両親と共にびっくりしたことを今でも覚えています。その後彼は,鉾田一高の定時制に入学し,日中は大工 さんの見 習いとして働いたそうです。驚いたのはその後です。その年の12月に彼から電話があり,「再受験する た めに今の実力テ ストを受けさ せて欲しい。」との要望が あったのです 。彼は,定時制高校 に通いながら,水戸工業高校建築科への再受験を目指して学習していたそうです。実力テス ト の結果,中学校 当時よりも50点 アップしていま した。私は彼 に言いました。「下級生と机 を 並 べ るん だ よ。」 と , 彼は 「 関 係あ り ま せん 。」 とは っ き り答 え ま した 。当 然 ,彼 は 水戸 工 業高校建築科に 合格し,彼か らの「年齢が 高い分,経験 も多いことでが んばれます。」と 自信たっぷりの報告に感動しました。高校卒業時に彼から,高卒では難しい県庁へ入庁した と自慢げに伝えられました。 建築士に向かった夢でしたが,彼にとっても保護者にとっても,当然,担任だった私にと っても,最高に自慢できる「進路」でした。 編集後記 今 年 度の体育祭 が,終了 しま した 。各団一つず つの 受賞結果 となり, 閉会式で涙を流している各 団 の生 徒の 姿が印 象 的でした。私が中学生 の時の 体育祭の思 い出は,当時 の準備体操 であった,「県民体 操」と,男子 のメイン種 目であ った「組体操」の練習が大変厳しかったことです。どちらかというと,自 分たちがやっ て いるというより は,決められたことを やらされているという感 じが強かったように思 いま す 。で すか ら, 閉会式で涙を 流 す とい うこ とはあり ま せんで したし , 流して い る友 の 姿 を 見ることもあり ませんでした。ところ が , 高校の 体育祭, 自 分た ちで 様 々 なことを 創 造していかね ばならなくなり ,終わったときは充実感や達成 感でいっぱいだったことを よ く 覚え て い ま す 。本 校 の 生徒 た ち も早 い 段 階 か ら 体 育 祭 当 日 ま で , 協 力し なが ら,時には挫折もし,そして最後 に完成させるという過程を経ているため, 感動も大 き なもの となるのでしょう。様々 な物事に 主体的に かかわるこ とが,自 分なりの自己 有 用感を育むことにつながるということを再認識しています。 本学校だよりは,学校のホームページ(www.sopia.or.jp/kitajh/)にカラーで掲載していますのでご覧ください。
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