NEWS RELEASE 2015年7月14日(火) メディカル・データ・ビジョン株式会社 TEL:03-5283-6911(代表) OTC、 OTC、H&BC領域分析レポート H&BC領域分析レポートvol 領域分析レポートvol. vol.2 「制汗剤カテゴリーにおける疾患患者の実態」 医療情報のネットワーク化を推進するメディカル・データ・ビジョン株式会社(本社:東京都千代田区 代表取締役社 長:岩崎 博之 以下、MDV)は、制汗剤カテゴリーにおける疾患患者の実態についての調査結果を発表いたします。 【サマリ サマリ 】 ■発汗過多< 発汗過多<多汗>( 多汗>(症 >(症)は女性患者が多く、10 女性患者が多く、10代前半から 10代前半から80 代前半から80代前半まで広く分布 80代前半まで広く分布 ■発汗過多< 発汗過多<多汗>( 多汗>(症 >(症)の中で最も多い疾患は「多汗症」、15 の中で最も多い疾患は「多汗症」、15~ 15~19歳の女性患者が最も多い結果に 19歳の女性患者が最も多い結果に ■「多汗症」は夏場の患者数が多いものの、冬場も一定数の患者が存在 ■ 15~ 15~19歳における多汗症患者の併病上位 19歳における多汗症患者の併病上位5 歳における多汗症患者の併病上位5つは、湿疹、皮脂欠乏症、アトピー性皮膚炎などの皮膚疾患 【発汗過多< 発汗過多<多汗>( 多汗>(症 >(症)は女性患者が多く、10 女性患者が多く、10代前半から 10代前半から80 代前半から80代前半まで広く分布 80代前半まで広く分布】 代前半まで広く分布】 まず、2014年4月から2015年3月における、制汗剤カテゴリーに対応する傷病定義である発汗過多<多汗>(症) (当 社独自定義、詳細定義は調査概要に記載)の患者属性を見てみると、0-4歳を除く全ての年代で男性よりも女性患者 が多いことが分かります。また、10代前半から80代前半まで一定数の女性患者が存在していますが、その中でも1519歳の女性患者が75人と、全ての患者属性の中で突出して多いことが分かります。 【発汗過多<多汗>(症) 属性分析】 n=1,095人 (人) 80 75 70 60 47 50 40 40 46 37 35 36 27 20 19 1718 13 26 21 38 35 31 30 46 41 24 40 33 27 28 25 10 32 26 15 40 25 34 29 26 16 12 10 5 0 0 女性 男性 NEWS RELEASE 【発汗過多< 発汗過多<多汗>( 多汗>(症 >(症)で最も多い疾患は多汗症、15 で最も多い疾患は多汗症、15~ 15~19歳の女性患者が最も多い結果に 19歳の女性患者が最も多い結果に】 歳の女性患者が最も多い結果に】 次に、2014年4月から2015年3月における発汗過多<多汗>(症)の疾患患者を見てみます。「多汗症」が576人と圧倒的 に多い結果となりました。次に寝汗、手掌多汗症、腋窩多汗症、掌蹠多汗症、原発性腋窩多汗症、異常発汗と続いて います。また、前項の発汗過多<多汗>(症) 属性分析で患者数が最多である15~19歳の女性患者が、「多汗症」におい ても患者数が最も多い結果となりました。 【発汗過多<多汗>(症) 疾患ランキング】 n=1,095人 (人) 800 576 600 400 161 200 110 65 54 41 34 0 【「多汗症」属性分析】 n=576人 (人) 35 33 29 30 26 25 24 23 19 20 19 20 18 19 19 17 15 26 25 11 27 21 19 19 16 13 12 26 14 15 11 9 10 7 5 5 7 6 3 7 6 3 11 0 0 女性 男性 NEWS RELEASE 【「多汗症」は夏場の患者数が多いものの、冬場も一定数の患者が存在】 「多汗症」は夏場の患者数が多いものの、冬場も一定数の患者が存在】 次に、2014年4月から2015年3月における「多汗症」の患者数推移を見てみます。6月の217人が1年間で最も患者数 の多い月となっていますが、1月から3月の冬場にもピーク月の8割程度の患者数がいることが分かります。 【「多汗症」実患者数月別推移】 (人) 250 206 200 217 208 187 197 188 180 163 182 177 180 137 150 100 50 0 【15~ 15~19歳における多汗症患者の併病上位 19歳における多汗症患者の併病上位5 歳における多汗症患者の併病上位5つは、湿疹、皮脂欠乏症、アトピー性皮膚炎などの皮膚疾患】 つは、湿疹、皮脂欠乏症、アトピー性皮膚炎などの皮膚疾患】 最後に、「多汗症」で患者数が最も多かった15~19歳女性における上位5つの併病状況を見てみます(「多汗症」を 100とした場合)。湿疹を併発している患者が26%と最も多く、皮脂欠乏症を併発している患者が20%存在しているほ か、アトピー性皮膚炎、尋常性ざ瘡、乾皮症などの皮膚疾患を併発している患者が多いことが分かります。 【多汗症(15~19歳女性)併病率】 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 多汗症 湿疹 26% 皮脂欠乏症 アトピー性皮膚炎 20% 14% 尋常性ざ瘡 11% 乾皮症 11% 【調査概要】 ■調査手法:当社が保有する「診療データベース」より抽出分析 ■調査対象:二次利用の許諾を得た192病院の急性期病院(がん拠点病院83病院を含む)のうち、調査対象期間 のデータがすべてそろっている143病院、約417万人 ■調査期間:2014年4月~2015年3月 ■傷病定義:国際疾病分類(ICD -10)コードのR61:発汗過多<多汗>(症)の標準病名(代償性発汗、顔面多汗症、 局所性多汗症、原発性局所性多汗症、原発性掌蹠多汗症 、原発性腋窩多汗症 、手掌多汗症、掌蹠多汗症、足底 多汗症、腋窩多汗症、原発性全身性多汗症、全身性多汗症、異常発汗、寝汗、多汗症)をH&BC領域の「制汗剤カ テゴリー」の傷病定義とした(当社独自定義)
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