27JEITA―CP 第 16 号 平成 27 年 10 月 1 日 テレビネットワーク事業委員会 委員長 今井 隆洋 テレビ機器専門委員会 委員長 松本 健治 4K・8K関連 テレビ受信機のカタログ等表記ガイドライン(改定版) 1.目的 一般消費者に対し、カタログ等で間違った理解や解釈が懸念される項目について、市場の混乱を 未然に防ぐため、カタログ等作成における指針とする。 2.適用範囲 (1)適用機器 テレビ受信機、テレビチューナー (2)表記対象 各社のカタログ、ホームページ、広告媒体とする。 3.表記内容 (1)放送種別※に関わる表記 4K・8K放送を受信できる場合、その放送種別や各事業者のサービス名称を製品名と 同一ページにわかりやすく記載することを推奨する。 表記例(1)-1: 表記例(1)-2: 表記例(1)-3: 「Channel 4K」受信チューナーを内蔵しています 「ひかりTV」の4Kビデオサービスに対応した4Kテレビ (4Kビデオサービスはxxxx年 yy 月から商用サービスを開始予定) BS・110 度CSによる4K・8K放送受信チューナーを内蔵しています ※:本文書において「放送種別」とは、衛星放送、ケーブルテレビ、IPTVといった放送の伝送 経路のこと。 (2)“対応”に関わる表記 「4K対応テレビ」・「8K対応テレビ」の呼称を使う場合は、同一ページに“対応”についての 説明文章を付加することを推奨する。 表記例(2)-1: 表記例(2)-2: 画素数 3,840×2,160 の液晶パネルを搭載しており、4K映像の表示 に対応しています。 本機は4K対応テレビです。別売の4Kチューナーを接続することで4K 放送を視聴することが可能になります。 1 (3)誤認されやすいので注意が必要な表記 ・定義されている呼称に対し、他の語句を組み合わせた表現は誤認を招くおそれがあるため 十分に配慮をすること。 避けるべき表現(3)-1: 「4K放送対応テレビ」 ・・・上記は、4K放送に対応した所謂「4K対応テレビ」を示しているのか、あるいは4K 放送に対応したチューナーを内蔵し、ダウンコンバートして画面に映し出す「ハイビジョ ンテレビ」を示しているのか等、仕様が明確ではないので、誤解を避けるため使用し ないこと。 避けるべき表現(3)-2: 「4K対応ハイビジョンテレビ」 ・・・上記は、4K入力に対応し、ダウンコンバートして画面に映し出す「ハイビジョンテレビ」 を示していると思われるが、仕様が明確ではなく、また4Kの解像度で表示できると 優良誤認されてしまう可能性があるため使用しないこと。 ・「4Kテレビ」以外で、4K放送が受信できる場合、4K画質で視聴ができるかどうかをわかり やすく記載することを推奨する。 表記例(3)-3: 4Kチューナー内蔵ハイビジョンテレビ (4K画質では視聴できません) (4)入出力端子に関わる表記 HDMI端子を有する場合、対応する規格をわかりやすく記載すること。 表記例(4): HDMI規格に準拠した4K/60p/YCbCr4:2:0 に対応しています (5)使用する上で必要な条件等がある場合の表記 商品本体だけでは十分な動作が出来ず、別売の機器やケーブル等が必要な場合、 その動作説明や機能表等の近傍に詳しい説明を明確に表記することを推奨する。 表記例(5)-1: 表記例(5)-2: 表記例(5)-3: HIGH SPEED(カテゴリー2)に対応したHDMIケーブルをご使用下さい 4K放送を楽しむには別売の外付チューナーが必要です 本機にはBS・110 度CSによる4K・8K放送の受信機能は搭載されてい ません。受信機能を搭載した外部機器(別売)と接続することで、これらの 放送をお楽しみいただけます 4.実施時期 各社、対応可能な時期から。 以上 2 改定履歴 平成 26 年 12 月 19 日 (26JEITA―CP 第 26 号) 4K・8K関連 テレビ受信機のカタログ等表記ガイドライン 平成 27 年 10 月 1 日 発行 (27JEITA―CP 第 16 号) 4K・8K関連 テレビ受信機のカタログ等表記ガイドライン(改定版) 発行 《主な改定箇所》 ・平成 27 年 7 月 30 日、総務省より「4K・8Kロードマップに関するフォローアップ会合 第二次中間報告」 が公表され、4K・8K受信機の円滑な市場導入のためには、消費者の誤認や混乱を防止する観点から、 JEITA において「現行の高度BS・CSに非対応の4K対応テレビ、4Kテレビに対するガイドラインの改訂」が 必要である旨の提言がなされたことを受けて、「BS・110 度CSによる4K・8K放送」に係る表記例を追加。 【(1)-3 、(5)-3】 3
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