ITES Technical Information for Solar Panel Evaluation & Testing / Maintenance & Inspection 営業レポート 2015/7/29UP 1/2 曇り空でも、ソラメンテ! 今年の梅雨は本格的な梅雨空が続きましたね。太陽光発電所のフィールドで点検をされている皆さんを 悩ます曇り空…雲が邪魔して点検できず一日終り…なんて経験ありませんか? ソラメンテなら曇天も苦労知らず、とっておきのテクニック教えます。 ■お天気が心配 お天気が心配、 お天気が心配、太陽光発電の保守点検 従来、太陽光パネルの点検は安定した天候、 特に安定した日照条件下での作業が必須で した。業界のガイドではIV測定は700W/㎡の 日照条件下で測定することとなっています。 (JPEA保守点検ガイドライン) この700W/㎡というのは快晴時で10:00-14:00 の日中4時間程度しかありません。右図は日 射量のグラフです。天気予報が晴れとしても、 現場では雲が流れていて測定が難しいという ことも少なくありません。IV測定で重要な電流 は日照に大きく影響します。それがIV測定の 難しいところです。 4hrs 700W/㎡ ㎡ ITES ソラメンテ通信 では、サーモカメラはどうか?曇天時は日照が足りないので、流れる電流量が少なく、 特定したい故障個所との温度差が少なく特定が難しい。また、夏場の快晴時には日射 量は多いのですがガラス表面自体が高温になる為、やはり故障個所の特定は難しい と言わざるを得ません。冬場も同様難しいのが実情です。 ■曇り空でもソラメンテ!は 曇り空でもソラメンテ!は使えます 曇り空でもソラメンテ!は使えます ●ステップ1:ストリングチェッカー ソラメンテステップ1:ストリングチェッカー ソラメンテ -Z まず、ソラメンテ ソラメンテ-Z。 開放電圧とインピーダンス(抵抗値)を測定します。 ソラメンテ 開放電圧は曇天でもパワコンが動き出す程度の日射量があれば測定可能 です。インピーダンス測定は、曇天でも夜間でも測定することが可能です。 測定時間を選びません。 ソラメンテ-Zユーザーの皆様。夜間でのインピーダンス測定の操 作方法を確認しておきましょう。夜間は開放電圧が0です。 通常ソラメンテ-Zは開放電圧が10V以上出ていることをチェックし てからインピーダンス測定を行いますが、開放電圧が0でもインピ ーダンス測定が出来るように次の操作を事前に行いましょう。 黒ボタンを押しながらスイッチ →“ “Disable zero volt check”表示 表示 →黒ボタン離す 黒ボタン離す。 黒ボタンを押しながらスイッチON を押しながらスイッチ 黒ボタン離す。 MMvol.22 50729JT Copyright © 1993-2014 ITES Co.,Ltd. 当資料に掲載されている全ての内容について、 無断複写・複製・転載などを禁止しています。 ITES Technical Information for Solar Panel Evaluation & Testing / Maintenance & Inspection 営業レポート 2015/7/29UP 2/2 曇り空でも、ソラメンテ! ◆とっておきのヒント:発電停止なしで点検 夜間でなくても日が昇る時、あるいは日が暮れ る時、パワコンが停止し、売電が止まる時の間 接光で、1時間ほどあればソラメンテZで1MW分 程度のインピーダンス測定ができます。2日にわ けてもいいでしょう。ソラメンテZで絞り込んだ不 具合ストリングのパネルのみ、翌日の日中にソ ラメンテ-iSで故障パネルを特定すれば、オーナ ーにとっては全く売電を止めずにパネル点検が できます。 ITES ソラメンテ通信 稼働中に不具合ストリングのIS点検 稼働中に不具合ストリングの 点検 Z点検 点検 Z点検 点検 ●ステップ ステップ2 ステップ2:ソーラーパネルチェッカー ソラメンテソラメンテ-iS 次に、ソラメンテ-iS。太陽光パネルの発電状況を直観的に捉える点検装置。 ソラメンテ-iSは太陽光パネルの内部電極(バスバー電極、インターコネクタと も呼ぶ)を流れる電流がつくる磁界を検知します…と言うと難しい装置のように 思われるかもしれません。血管の血流ように太陽光パネルは発電すると内部 電極に電流を流します。ソラメンテ-iSはその電流の流れをパネル表面から検 知して、クラスタ故障位置を特定します。実はこのソラメンテ-iSも曇り空に強 いんです。ソラメンテ-iSのセンサー部先端にある白い○ これが曇天での測 定を可能にしています。この感度自動調整機能により100W/㎡程度の少ない 日射量でもソラメンテ-iSが使えるわけです。 ◆とっておきのヒント: 曇天でセンサー反応が鈍いとき ソラメンテ-iSユーザーの皆様に少しだけコツを お教えします。曇天時にインターコネクタ電極で センサーの反応が鈍いとき。あきらめないでくだ さい。下写真のインターコネクタの集合部分(バ スバー)はよく反応します。この部分をセンサー でタッチすればクラスタ故障位置を特定すること が可能です。 一度現場でトライして下さい。 ITES ソラメンテ通信 太陽光発電のフィールドで活躍するみなさんに為に、 ソラメンテは天気を味方につける相棒として皆さんの 手に取っていただける瞬間を待っています。 ぜひソラメンテを太陽光発電のO&M、現場の点検に ご活用ください。 MMvol.22 50729JT Copyright © 1993-2014 ITES Co.,Ltd. 当資料に掲載されている全ての内容について、 無断複写・複製・転載などを禁止しています。
© Copyright 2024 ExpyDoc