系統運用指針別冊 種 制 別 定 標準-系統運用部 平成16年12月27日 最終改正 平成25年 7月16日 実 施 公 布 者 平成25年 7月16日 系統運用部長 連系線の利用に関する業務 平成27年 4月1日 四国電力株式会社 連系線の利用に関する業務 目 次 Ⅰ 総 則 1 適用範囲 ----------------------------------------------------------2 振替損失率の考慮 --------------------------------------------------3 用語の定義 --------------------------------------------------------- 1 1 1 Ⅱ 連系線の空容量等の算出 1 算出対象期間 ------------------------------------------------------2 空容量等の算出断面 ------------------------------------------------3 空容量の算出式 ----------------------------------------------------4 初期空容量の算出 --------------------------------------------------5 更新空容量の算出 --------------------------------------------------6 運用容量の算出の考え方 --------------------------------------------7 運用容量の算出 ----------------------------------------------------8 運用容量の算出断面の細分化 ----------------------------------------9 マージンの算出 ----------------------------------------------------10 マージンの確保量 --------------------------------------------------11 マージンの確保量減少の考え方 --------------------------------------12 作業時のマージンの考え方 ------------------------------------------13 マージンの算出 ----------------------------------------------------14 マージンの使用 ----------------------------------------------------15 計画潮流の算出 ----------------------------------------------------16 阿南紀北直流幹線における制約事項 ----------------------------------17 段差制約 ----------------------------------------------------------18 データの記録および保管 --------------------------------------------- 2 2 2 2 2 2 3 3 3 3 4 4 4 4 4 4 4 4 Ⅲ 連系線の利用に係わるルール 1 基本原則 ----------------------------------------------------------2 連系線の利用順位 --------------------------------------------------3 時刻登録 ----------------------------------------------------------4 送電可否判定 ------------------------------------------------------5 マージン利用登録 --------------------------------------------------6 送電経路の選定 ----------------------------------------------------7 新規の容量登録の手続き --------------------------------------------8 連系線の利用計画の変更の手続き ------------------------------------9 長期・年間・月間・週間計画時における連系線の利用計画の策定 --------10 翌日計画における連系線の利用計画の策定 ----------------------------11 通告変更の手続き --------------------------------------------------12 変更可否 ----------------------------------------------------------13 変更賦課金 --------------------------------------------------------- 5 5 5 5 5 6 7 7 8 8 8 9 9 Ⅳ 混雑管理 1 混雑処理の基本事項 ------------------------------------------------- 10 2 混雑処理方法 ------------------------------------------------------- 10 3 低順位抑制の抑制順位 ----------------------------------------------- 10 別表1 別表2 別表3 別表4 別表5 空容量等の算出における対象期間、算出断面、初期空容量算出期限、 広域機関での空容量開示時期および算出箇所 -----------------------連系線の運用容量(常時) ---------------------------------------連系線のマージンの確保量の考え方 -------------------------------各計画時における対象期間、算出断面、調整用提出期限、空容量算 出用提出期限および策定期日 -------------------------------------連系線の利用計画の変更および通告変更における変更可否について ---- 11 11 12 12 13 Ⅰ 総 則 (適用範囲) 1 地域間連系線である以下の設備の利用に係わる業務に適用する。 ・本四連系線 ・阿南紀北直流幹線 (振替損失率の考慮) 2 本業務においては振替損失率は考慮しない。ただし、受給日の前日17時以降に設定する連 系線の基準値については振替損失率を考慮する。 (用語の定義) 3 用語の定義は、次のとおりとする。 a 地域間連系線(以下「連系線」という。) 一般電気事業者の管轄制御エリアを常時連系している250kV以上の交流連系線、直 流連系線および交直変換設備 b 送電サービスの拒否および停止 ・送電サービスの拒否とは、系統アクセスで認められた容量の範囲内での託送の事前検 討の申込みあるいは容量登録申込みにおいて、送電不可と判定した場合 ・送電サービスの停止とは、容量確保後、系統利用者の託送に制約が生じた場合 c 容量確保 託送契約等が締結されており、かつ、週間計画の段階で30分ごとの連系線の利用計画 として決定されること d 電力広域的運営推進機関(以下「広域機関」という。) 電気事業者が営む電気事業に係る電気の需給の状況の監視及び電気事業者に対する電気 の需給の状況が悪化した他の電気事業者への電気の供給の指示等の業務を行うことにより、 電気事業の遂行に当たっての広域的運営を推進することを目的に設立された組織。 e 低順位抑制 連系線利用における容量登録段階の先着優先の原則から、後着に確保された容量を調整 (利用潮流の制限または中止)する混雑処理の方法 f 緊急抑制 緊急時に系統安定を確保するために、先着優先の考え方によらず、中央給電指令所また は系統制御所の給電指令に基づき抑制効果が大きい託送の潮流を抑制する混雑処理の方法 g 再給電 緊急時に系統安定を確保するために、一般電気事業者の送電部門の給電指令に基づき、 混雑区間の両端で電源持替を行い、相殺潮流を流すことにより混雑方向の潮流を抑制する 混雑処理の方法 1 Ⅱ 連系線の空容量等の算出 (算出対象期間) 1 空容量、運用容量、マージンおよび計画潮流(以下「空容量等」という。)の算出対象期間は 別表1のとおりとする。 (空容量等の算出断面) 2 空容量等の算出断面は別表1のとおりとする。 (空容量の算出式) 3 空容量は、以下の式により算出する。なお、阿南紀北直流幹線(四国向)は、南阿波幹線の阿 波変電所向き運用容量により制約される。 ・本四連系線(中国向・四国向)、阿南紀北直流幹線(関西向) 空容量=運用容量-マージン-計画潮流 ・阿南紀北直流幹線(四国向) 空容量=南阿波幹線運用容量-(橘湾石炭火力発電所(※)出力-阿南紀北直流幹線計画 潮流) ※当社の橘湾発電所と電源開発株式会社の橘湾火力発電所を総称して橘湾石炭火力発 電所という。 (初期空容量の算出) 4 別表1に示す空容量等算出箇所は、対象設備の初期空容量を本節3項の算出式により算出する。 (2) 中央給電指令所は、算出した初期空容量、運用容量、計画潮流、マージンおよび個別の連系 線の利用計画を別表1の算出期限までに、広域機関へ通知する。 (3) 長期、年間、月間の段階においては平常時の値を通知する。ただし、年間、月間の段階にお いて設備停止等に伴い対象設備の運用容量が数日間以上減少する場合は、平常時の値と併せて、 設備停止調整結果を反映した空容量等を、制限する理由の付帯事項を付して広域機関に通知す る。 (4) 空容量算出結果の提出から空容量開示までの期間に空容量、運用容量、マージン、計画潮流 の変更があった場合、中央給電指令所は、速やかに見直し後の算出結果と変更理由を広域機関 へ通知する。 (5) 広域機関への通知に際しては、必要に応じ、関係する一般電気業者と通知内容について事前 に確認・協議する。(本節5項についても同様) (更新空容量の算出) 5 中央給電指令所は、公表している空容量、運用容量、マージン、計画潮流の値を更新する必要 が生じた場合、更新処理を行うとともに、更新値をすみやかに広域機関へ提出する。 (2) 発電機出力変動に対応して阿南紀北直流幹線の四国向き空容量の都度更新を行うことは困難 であるため、空容量が十分に確保されている状況では、空容量の都度更新は行わない。 (運用容量の算出の考え方) 6 連系線の運用容量は、想定した故障が発生した場合でも、電力系統の安定運用が可能な電力潮 流値とし、熱容量、系統安定度、電圧安定性、周波数維持面から定まる系統運用上の各限度値の うち制約となる潮流の値とする。 ただし、緊急時において、電力系統の安定運用の確保を目的に、最終手段として計画的に運用 容量を拡大して、または緊急避難的に運用容量を超過して連系線を使用する場合がある。 なお、緊急時とは、事前に織り込めない突発的な事象への対応が必要な場合、および管轄制御 エリアの需給逼迫にともなう供給力増加対策の実施後も、予備力が3%を下回った場合または下 回ると予想される場合をいう。 2 また、下げ代不足が見込まれる場合において、運用容量が熱容量に基づき定められているとき は、下げ代不足が見込まれる期間に限定して、潮流の値を短時間熱容量により算定し、運用容量 を拡大することができる。ただし、実施にあたっては、給電指令により迅速かつ確実に出力抑制 を行うことができる電源がある場合に限ることとする。 (2) 各連系線における運用容量算出の考え方は以下による。 なお、南阿波幹線の運用容量は、想定故障時における系統安定度面から定まる潮流の値とし、 当社管轄エリアの発電設備、送電設備の状況を勘案のうえ算出する。 a 常時 ・本四連系線 本四連系線の運用容量は、1回線故障時における健全設備の熱容量から定まる潮流 の値とする。 ・阿南紀北直流幹線 阿南紀北直流幹線の運用容量は、熱容量から定まる潮流の値とする。 b 1回線停止時 ・本四連系線 残りの健全回線故障時の四国系統の周波数維持面から定まる潮流の値とし、原則と して、電源制限、負荷制限を伴わない潮流の値とする。ただし、供給力の基盤とする べく広域的に活用する電源を送電する場合には、その相当分の電源制限を行うことを 前提に当該送電分を増加して算出する。 ・阿南紀北直流幹線 残りの健全回線の熱容量から定まる潮流の値とする。 (運用容量の算出) 7 運用容量は、広域機関との検討の場を設け、別表1の算出断面ごとに算出する。なお、長期計 画においては、常時の運用容量のみを算出し、年間・月間・週間・翌々日・翌日計画時において は、常時および連系線1回線設備停止計画を考慮した運用容量を算出する。 (2) 連系線の運用容量(常時)を別表2に示す。 (運用容量の算出断面の細分化) 8 計画潮流の断面が30分ごととなる期間において、連系線の運用容量の算定断面を30分ごとに細 分化することにより混雑の発生を抑制することが可能であるときは、熱容量、系統安定度、電圧 安定性により運用容量が定まる場合を除き、当該連系線の運用容量を30分ごとに算出する。 (マージンの算出) 9 マージンは、広域機関との検討の場を設け、次に掲げる事項に考慮し、連系線の運用容量の一 部として算出する。なお、算出されたマージンについては、広域機関が管理する。 ・電力系統の異常時または需給逼迫時等の対応として、連系線を介して他の管轄制御エリアと電 気を受給することができる、または電力系統を安定に保つことができる量とする。 ・管轄制御エリアの運転中最大電源ユニットが脱落した場合に、系統を安定に維持できる量とす る。 (マージンの確保量) 10 マージンとして確保する量は、原則以下のとおりとする。 ・本四連系線 管轄制御エリアに電気を供給予定の電源のうち、出力が最大である単一の電源の最大出力 (当該電源が発電する電気を継続的に供給区域外へ供給している場合は、その供給している 電気の量を控除する。)が故障等により失われた場合にも電力系統を安定に維持できる電力 とする。 ・阿南紀北直流幹線 本四連系線で確保するため、見込まない。 3 (マージンの確保量減少の考え方) 11 翌々日計画の策定時において、需要の予測および自然変動電源に関する計画の精度の向上が期 待できる場合、電力系統を安定的に運用することが可能な範囲で、長期的にマージンとして確保 している確保量を減ずる。 (作業時のマージンの考え方) 12 1回線停止時のマージンは設定しない。なお、本四連系線1回線停止時において電源脱落等に よる供給力不足が発生した場合には、その解消のために、残りの健全設備の設備容量を超えない 範囲で連系線を使用する。 (マージンの算出) 13 マージンの確保量は、長期・年間・月間・週間計画時に算出するとともに、翌々日空容量算出 時においては、マージンの確保量の減少について算出する。 (2) 各連系線におけるマージンの確保量の考え方は別表3に示す。 (マージンの使用) 14 中央給電指令所は、管轄制御エリアの需給逼迫(例えば、大規模電源の計画外停止により、年 間計画、月間計画または週間計画において、必要な予備力あるいは電力量が不足する場合を含 む)のために連系線のマージンを使用する場合、事前に広域機関へエリア需給バランス等を提出 し、マージン使用の必要性について説明を行い、マージン使用の承認を依頼する。 ただし、事故対応として緊急的に使用する場合は、事後、状況を広域機関へ提出する。 (計画潮流の算出) 15 計画潮流は、別表1の算出断面ごとの連系線の利用計画を潮流の向きを考慮して合算し算出す る。 (阿南紀北直流幹線における制約事項) 16 阿南紀北直流幹線における計画潮流の算出に際し、以下の直流変換設備制約に留意する。 a 最低潮流値制約:±70MW以上 原則的には、1振替供給契約ごとに制約を満たさなければならないが、運用上、70MW 以上の既存の計画潮流(ベース潮流)がある場合には使用可能とする。ただし、計画変更に より計画潮流が70MW未満となった場合は、送電打ち切りとする。 b きざみ幅制約:1MW単位 c 潮流反転制約 通常運用により潮流を反転させる場合は、双極停止を介して行うことを原則とする。 (段差制約) 17 管轄制御エリア内の調整力を考慮し、阿南紀北直流幹線と本四連系線と合わせた潮流の基準値 の変化幅に段差制約を設定する。 (2) 中央給電指令所は、段差制約を回避するため、15分、5分単位の基準値導入による段差の 細分化や、30分通告値の調整により制約を回避するよう努める。なお、調整にあたっては、 関係する一般電気事業者と協議のうえ、原則として、一般電気事業者の連系線利用による通告 値を調整対象とするが、制約を超過するような大幅な段差が特定規模電気事業者,特定電気事 業者および自己託送を利用する者の振替供給で生じる場合には、当社と特定規模電気事業者, 特定電気事業者および自己託送を利用する者との間で、段差制約の調整方法について、別途協 議のうえ決定する。 (データの記録および保管) 18 中央給電指令所は、空容量等の事後検証のために、空容量、運用容量、マージンおよび計画潮 流の算出結果を記録し、算出に使用したデータについて3年間、保管する。 4 Ⅲ 連系線の利用に係わるルール (基本原則) 1 連系線の容量確保については、公平性・透明性の確保の観点から、以下を原則として運用する。 ・先着優先(first-come-first-served) ・空おさえの禁止(use-it-or-lose-it) (連系線の利用順位) 2 連系線の利用順位は、新規の容量登録、連系線の利用計画の変更および通告変更など、連系線 の利用に係わる申込みに対して、送電可能と判定したもののうち、広域機関による登録時刻が先 であるものを上位とする。 既存の複数の託送契約を一つの託送契約に統合する場合、統合前の登録時刻は継続される。 (時刻登録) 3 連系線の利用に係わる申込みにおける時刻登録は以下による。 a 新規の容量登録における時刻登録 新規の容量登録における時刻登録は、連系線利用申込者から提出される連系線の希望計画 を広域機関が受理した時刻とする。 b 連系線の利用計画の変更および通告変更における時刻登録 連系線の利用計画の変更および通告変更する場合、変更希望計画が変更前の連系線の利用 計画より増加している断面については、新たな増加部分に新規の時刻登録を行い、変更前の 連系線の利用計画の範囲内の部分については登録時刻を変更しない。 また、受給日の1営業日前の11時から前日の12時までに受け付けた変更希望計画の増 加部分の利用順位については、同順位として扱う。 (送電可否判定) 4 申し込まれた連系線の希望計画が連系線における空容量の範囲内であるかどうかにより、送電 可否判定を行う。長期計画、年間計画および月間計画の対象期間の送電可否判定は、各断面にお ける空容量の最小値で行うことを基本とする。ただし、空容量の範囲内であっても、管轄制御エ リアの信頼度に影響がある場合または、Ⅱ節16項に示す阿南紀北直流幹線の制約により送電不 可と判定することがある。 判定対象期間は、送電可否判定の依頼日を含む年度を第1年度とし、第10年度の末日までと する。 (2) 長期計画の対象期間の送電可否判定は、設備停止計画が策定されていないため、設備停止計 画を考慮せず行う。 (3) 年間計画および月間計画の対象期間の送電可否判定は、設備停止期間を考慮して行うが、送 電不可となるのが数日間の設備停止計画期間のみの場合、その期間中の送電量が減少すること を前提に送電可能と判定する。 (マージン利用登録) 5 連系線利用申込者がマージン利用登録、または、連系線利用者がマージン利用登録を含む連系 線の利用計画の変更を希望し、当社が需要側一般電気事業者(需要が存する供給区域の一般電気 事業者)となる場合の手続きは以下による。 なお、マージン利用登録における「マージン」とは、広域機関が設定した系統利用者が利用登 録可能なマージンをいう。 a マージン利用登録の手続き (a) 申込の受付 託送サービスセンターは、Ⅲの7項に定める申込受付時間内に希望計画とあわせて「需 要想定値に対する供給力の確保」および「マージン利用の代替となる供給力の確保」に ついて説明する資料(以下、「説明資料」という。)を受け付ける。なお、連系線利用 申込者の供給先の供給区域において、当該供給区域に必要な供給予備力に加えて、連系 5 b c d e f 線利用申込者が利用するマージンの量を超える量の代替供給力がある場合は「マージン 利用の代替となる供給力の確保」にかかわらずマージンの一部を利用することができる。 (以下、「代替供給力なしによる利用」という。) (b) 代替供給力と需要想定値に対する供給力の確保の確認 託送サービスセンターは、「マージン利用の代替となる供給力の確保」について確認 する。 中央給電指令所は、託送サービスセンターから説明資料を受領し、「需要想定値に対 する供給力の確保」について確認して、その結果を託送サービスセンターへ通知する。 なお、代替供給力なしによる利用の場合は、「マージン利用の代替となる供給力の確 保」についての確認を省略することができることとし、以降、マージン利用登録を含む 連系線の変更手続き、および年間・月間計画提出時においても省略することができる。 (c) マージンを設定している一般電気事業者への通知および結果の受領 託送サービスセンターは、上記(b)の確認結果を利用登録可能なマージンを設定してい る一般電気事業者の送電部門へ通知、および「利用登録可能なマージンを設定している 連系線において空容量がないこと」の確認を依頼し、その結果を受け付ける。 (d) 連系線利用申込者への受付可否の通知 託送サービスセンターは、マージン利用登録の受付可否を連系線利用申込者に通知す る。 (e) マージン利用登録 託送サービスセンターは、マージン利用登録の受付が可能と判定された連系線利用申 込者より希望計画を受け付けた場合、Ⅲの7項に基づき処理する。 マージン利用登録を含む連系線の利用計画の変更の手続き (a) 申込の受付 中央給電指令所は、Ⅲの8項に定める申込受付時間内に変更希望計画とあわせて説明資 料を受け付ける。 (b) 代替供給力と需要想定値に対する供給力の確保の確認 中央給電指令所は、「マージン利用の代替となる供給力の確保」および「需要想定値 に対する供給力の確保」について確認する。 (c) 連系線利用者への受付可否の通知 中央給電指令所は、連系線の利用計画の変更の受付可否を連系線利用者に通知する。 (d) 連系線の利用計画の変更 中央給電指令所は、連系線の利用計画の変更の受付が可能と判定された連系線利用者 より変更希望計画を受け付けた場合、Ⅲの8項に基づき処理する。 年間・月間計画提出時における説明資料の受領 中央給電指令所は、マージンに利用登録された連系線利用者から、需給計画等の年間計画 および月間計画の提出時に説明資料を受領する。 マージン利用登録後の代替供給力の確認 託送サービスセンターまたは中央給電指令所は、マージンに利用登録された連系線利用者 に対し、マージン利用の代替となる供給力の機能を失うような運用をしているとの疑義が生 じた場合など、必要に応じてマージン利用の代替となる供給力の確保状況について説明を求 めることができる。 マージン利用取消時の代替供給力の運転状況の確認 中央給電指令所は、利用登録可能なマージンを設定している広域機関から、マージンに利 用登録された連系線の利用計画を取り消す旨の連絡を受けた場合、託送サービスセンターへ その旨を連絡する。託送サービスセンターまたは中央給電指令所は、連系線利用者よりマー ジン利用の代替となる供給力の運転状況等の対応状況について説明を受ける。 マージン利用の空容量利用への移行の通知 中央給電指令所は、利用登録可能なマージンを設定している一般電気事業者の送電部門か ら、マージン利用登録から空容量利用に移行する旨の連絡を受けた場合、マージン利用の代 替となる供給力の確保要否およびマージン利用登録が空容量利用に移行する旨を連系線利用 者へ通知する。 (送電経路の選定) 6 連系線利用申込者は、新規の容量登録の申込みに際して、希望する送電経路を選定の上、希望 計画を提出する。ただし、交直変換設備の制約の回避その他連系線の効率的な運用に必要がある と認める場合、または管轄制御エリアの供給信頼度に影響がある場合は、託送サービスセンター が、連系線利用申込者と新たな送電経路について協議する。 6 (新規の容量登録の手続き) 7 新規の容量登録の手続きは以下による。 a 申込の受付および広域機関への送電可否判定の依頼 託送サービスセンターは、連系線利用申込者からの希望計画を受け付ける。 中央給電指令所は、託送サービスセンターから受領した希望計画について確認し、広域機 関へ通知する。 b 申込受付時間 当社の営業日の9時~12時、13時~17時 なお、託送サービスセンターは、容量登録が供給開始日の2営業日前の12時までに完了 しないと判断した場合や、供給開始日までに必要な協議および手続き期間が十分でないと判 断した場合は、申込を受け付けできない旨を申込者へ通知する。 c 送電可否判定の実施 中央給電指令所は、広域機関から依頼される送電可否判定を受け付ける。 空容量等算出箇所は、申し込まれた希望計画に対して、送電可否判定を行う。 中央給電指令所は、判定結果および判定理由をすみやかに広域機関へ通知する。なお、一 部の期間が送電不可の場合はその旨、広域機関に通知する。 d 送電可否判定の結果通知 中央給電指令所は、広域機関から通知される送電可否判定の集約結果を受け付ける。 託送サービスセンターは、集約結果を連系線利用申込者へ通知する。 中央給電指令所は、広域機関において容量登録された連系線の利用計画について、登録時 刻とともに管理、保管する。 e 託送契約等の締結 託送サービスセンターは、連系線利用申込者と託送契約等の締結手続きを行う。 (連系線の利用計画の変更の手続き) 8 連系線の利用計画の変更の手続きは以下による。 a 連系線の利用計画の変更手続きの受付条件 (a) 受給日の2営業日前の12時まで 電力の受給が行われることを前提として変更可能 (b) 受給日の2営業日前の12時から1営業日前の11時まで 変更できない。ただし、本節12項に示す不可避的な変更については変更可能 (c) 受給日の1営業日前の11時から前日の12時まで 経済行為としての変更はできない。また、需給バランス、同時同量等のための変更に 該当する連系線の利用計画の減少によって混雑が発生する場合には、当該利用計画の変 更を不可とする。なお、この時間帯は、時間的余裕がないため、連系線利用者からの変 更希望計画の受付、および広域機関への時刻登録のみを実施し、前日12時以降に送電 可否判定を行い、連系線利用者への結果通知を前日15時までに実施する。 (d) 受給日の前日12時から17時まで 変更できない。ただし、不可避的な変更については変更可能 b 申込の受付および広域機関への送電可否判定の依頼 託送サービスセンターまたは中央給電指令所は、連系線利用者からの変更希望計画を受け 付ける。 中央給電指令所は、託送サービスセンターおよび中央給電指令所で確認した変更希望計画 を広域機関へ通知する。 c 申込受付時間 (a) 受給日の2営業日前の12時までに利用計画の変更を申し込む場合 当社の営業日の9時~12時、13時~17時 (b) 翌日利用計画の変更を申し込む場合 ・受給日の前日が営業日の場合の受付時間:前日の11時~12時 ・受給日の前日が休業日の場合の受付時間:前日の9時~12時 (c) 上記以外 不可避的な変更を希望する都度 d 送電可否判定の実施 中央給電指令所は、広域機関から依頼される送電可否判定を受け付ける。 空容量等算出箇所は、申し込まれた変更希望計画に対して、送電可否判定を行う。 中央給電指令所は、判定結果および判定理由をすみやかに広域機関へ通知する。なお、一 7 部の期間が送電不可の場合はその旨、広域機関に通知する。 e 送電可否判定の結果通知 中央給電指令所は、広域機関から通知される送電可否判定の集約結果を受け付ける。 託送サービスセンターまたは中央給電指令所は、集約結果を連系線利用者へ通知する。 中央給電指令所は、広域機関において容量登録された連系線の利用計画について、登録時 刻とともに管理、保管する。 (長期・年間・月間・週間計画時における連系線の利用計画の策定) 9 各計画時における連系線の利用計画の策定は以下による。 a 基本事項 各計画時において、受給日に近づいていくにしたがって展開される新規断面(例えば年間 計画から月間計画への展開)における連系線の利用計画は、それまでに容量登録を完了して いる計画値の範囲内でなければならない。 b 連系線の利用計画の受領 託送サービスセンターまたは中央給電指令所は、連系線利用者からの新規断面の連系線の 利用計画について、別表4に示す調整用提出期限までに提出されたものを受け付ける。 需給運用計画、設備停止計画の策定を通じて連系線の利用計画の変更が必要となった場合 には、託送サービスセンターまたは中央給電指令所を窓口として、連系線利用者と協議・調 整する。 託送サービスセンターまたは中央給電指令所は、連系線利用者から調整結果を反映した連 系線の利用計画について、別表4に示す空容量算出用提出期限までに提出されたものを受け 付ける。 c 長期・年間・月間・週間計画における連系線の利用計画の策定 空容量等算出箇所は、別表4に示す各計画断面ごとの策定期日までに、連系線の利用計画 を策定する。 託送サービスセンターまたは中央給電指令所は、策定結果を連系線利用者へ通知するとと もに、中央給電指令所は、広域機関へ通知する。 なお、提出された連系線の利用計画に対して、混雑が発生する場合には、Ⅳ節による混雑 処理を実施し、混雑処理の結果を託送サービスセンターまたは中央給電指令所を窓口として、 抑制対象となった連系線利用者に通知する。 (翌日計画における連系線の利用計画の策定) 10 中央給電指令所は、連系線利用者からの翌日分の連系線の利用計画について、受給日の前日12 時までに提出されたものを受け付け、15時までに連系線利用計画の変更とともに送電可否およ び混雑処理の有無を連系線利用者へ通知する。 需給バランス、同時同量等のための変更に該当する連系線の利用計画の減少によって混雑が発 生する場合、中央給電指令所は、当該連系線利用者に連系線の利用計画の変更を不可とする旨を 通知する。当該連系線利用者は、変更が不可となった時間帯の利用計画を変更前の計画値に戻し たうえで、すみやかに連系線の利用計画を関連一般電気事業者に提出する。 中央給電指令所は、その調整結果を反映して提出される計画も含めて、17時までに翌日のそ れぞれの連系線の利用計画を策定し、連系線利用者および広域機関へ通告値の初期値として通知 するとともに連系線の利用計画を振替損失率を考慮した値に変換し、連系線の潮流の基準値とす る。なお、連系線の段差制約等系統運用上の制約のため、基準値の調整が必要な場合は、関連一 般電気事業者と調整を行う。 (通告変更の手続き) 11 通告変更の手続きは以下による。 a 通告値の変更手続きの受付条件 経済行為としての変更はできない。また、重大な故障が発生している場合は、通告変更希 望者からの通告変更の申込を受理できない場合がある。 b 申込の受付および広域機関への通告変更可否判定の依頼 中央給電指令所は、通告変更希望者からの変更希望値を変更理由とともに受領し、広域機 関へ通知する。 c 申込受付時間 申込受付時間は前日の17時から以下に示す時間までの間とする。ただし、受付時間は原 8 則であり、申込の輻輳状況や系統状況によっては受け付けられない場合がある。 ・本四連系線:受給時間帯の30分前 ただし、電気事業連合会が制定した「発電計画等受領業務ビジネスプ ロトコル標準」に則り申し込まれた場合に限ることとし、これによらな い場合は60分前とする。 ・阿南紀北直流幹線:受給時間帯の60分前 d 通告変更可否判定の実施 中央給電指令所は、広域機関からの依頼により通告変更可否判定を行う。 中央給電指令所は、判定結果および判定理由をすみやかに広域機関へ通知する。なお、一 部通告変更可となる場合は、送電できる最大値を広域機関に通知する。 e 通告変更可否判定の結果通知 中央給電指令所は、広域機関から通知される通告変更可否判定の集約結果を受領し、通告 変更希望者へ通知する。 中央給電指令所は、広域機関において容量登録された連系線の通告値について、登録時刻 とともに管理、保管する。 (変更可否) 12 連系線の利用計画の変更および通告変更における変更可否については、別表5のとおりとする。 (変更賦課金) 13 変更賦課金に関する取扱いは以下による。 a 変更賦課金対象となる連系線の設定 連系線の空容量が運用容量の5%を下回る時間帯(30分ごと)において、潮流方向と同 一方向の当該連系線の利用計画を減少する場合を変更賦課金の対象とする。ただし、本四連 系線および阿南紀北直流幹線のいずれかが変更賦課金対象に該当した場合でも、迂回する他 方の連系線および迂回ルートを構成する経路上すべての連系線が変更賦課金対象に該当しな い場合は、当該連系線を変更賦課金対象から除外する。 中央給電指令所は、計画変更賦課金の対象となる連系線を受給日の7日前の17時に、通 告変更賦課金の対象となる連系線を受給日の前日の17時に設定し、広域機関へ連絡する。 b 変更賦課金対象電力量の算出 中央給電指令所は、以下により変更賦課金の対象電力量を算出する。 ・計画変更賦課金算定の対象電力量 aに該当する連系線の利用計画において、受給日の7日前の17時の連系線の利用 計画に対して前日12時の連系線の利用計画が10%以上減少したもののうち、10% を超えた変更部分の電力量を対象とする。 ・通告変更賦課金算定の対象電力量 aに該当する連系線の利用計画において、受給日の前日17時の連系線の利用計画 に対して利用実績が10%以上減少したもののうち、10%を超えた変更部分の電力 量を対象とする。 c 変更賦課金の対象外 変更賦課金対象電力量のうち、「Ⅱ 連系線の空容量等の算出 6 運用容量の算出の考え方 」に基づき運用容量拡大または運用容量超過により連系線を使用する利用計画を減少する 場合、「Ⅱ 連系線の空容量等の算出 14 マージンの使用」に基づきマージンを使用する利 用計画を減少する場合、および以下の理由により利用計画を減少する場合は、変更賦課金の 対象外とする。 ・不可避的な変更 ・系統運用上必然的な変更 ・発電トラブルによる変更 中央給電指令所は、変更賦課金の対象外に該当する場合は、説明資料を付して広域機関へ 提出する。なお、説明資料は連系線の利用計画変更の原因者が作成する。 中央給電指令所は、広域機関から変更賦課金対象外の判定結果を受領する。 d 変更賦課金算定対象電力量の通知 託送サービスセンターは、判定結果を踏まえ変更賦課金算定対象電力量を算出し、連系線 利用者に通知するとともに、広域機関へ連絡する。 9 Ⅳ 混雑管理 (混雑処理の基本事項) 1 空容量等算出箇所は、連系線の空容量が負となれば、混雑発生とし、ただちに混雑処理を実施 し、混雑処理の結果を託送サービスセンターまたは中央給電指令所を窓口として、抑制対象とな った連系線利用者に通知するとともに、中央給電指令所は、広域機関へ報告する。 (混雑処理方法) 2 混雑処理方法は以下による。 a 計画段階および時間的に余裕がある場合 計画段階および当日運用において時間的に余裕がある場合、本節3項で定める低順位抑制 の抑制順位に基づき、対象となる混雑方向すべての連系線の利用潮流について抑制または中 止を行う。 b 時間的に余裕がなく、緊急の対応が必要な場合 混雑処理に緊急の対応が必要な場合、緊急抑制を基本とする。 なお、緊急抑制の対応が取れるまでの間は、再給電を実施する。 緊急時の対応が完了した後は、すみやかに「a.計画段階および時間的に余裕がある場 合」による対応に切り替える。 (低順位抑制の抑制順位) 3 低順位抑制における抑制順位は次のとおりとする。 a 連系線の新規利用潮流 容量登録および容量確保段階の先着優先の原則を適用し、より遅くに容量が確保された連 系線の利用潮流から抑制する。 時間前取引約定による利用潮流を抑制する場合は、当該連系線の時間前取引による利用潮 流をすべて同順位として扱う。 b 認定を受けた連系線同時建設電源を原資とする利用潮流 認定を受けた連系線同時建設電源を原資とする利用潮流は、連系線の新規利用潮流の抑制 後に抑制する。 認定を受けた連系線同時建設電源を原資とする利用潮流を抑制する場合は、当該連系線の 認定を受けた連系線同時建設電源を原資とする利用潮流を、原則として同順位として扱う。 c 認定を受けた自然変動電源を原資とする利用潮流 認定を受けた自然変動電源を原資とする利用潮流を抑制する場合は、上記aおよび b のそ れぞれの連系線の利用潮流の抑制後に抑制する。 認定を受けた自然変動電源等を原資とする利用潮流を抑制する場合は、容量登録および容 量確保段階の先着優先の原則を適用し、登録時刻が遅い当該連系線の認定を受けた自然変動 電源を原資とする利用潮流から抑制する。 d 前日スポット取引約定による利用潮流 前日スポット取引約定による利用潮流は、上記aからcのそれぞれの連系線の利用潮流の 抑制後に抑制する。 前日スポット取引約定による利用潮流を抑制する場合は、当該連系線の前日スポット取引 約定による利用潮流をすべて同順位として扱う。 e 広域機関の指示による利用潮流 広域機関の指示による利用潮流は、上記 a から d のそれぞれの連系線の利用潮流の抑制後 に抑制する。その場合は、中央給電指令所が状況に応じて処理する。 f 認定を受けた長期固定電源を原資とする利用潮流 認定を受けた長期固定電源を原資とする連系線の利用潮流は、抑制順位の最後尾に位置づ ける。 認定を受けた長期固定電源を原資とする利用潮流を抑制する場合は、中央給電指令所が状 況に応じて処理する。 10 別表1 空容量等の算出における対象期間、算出断面、初期空容量算出期限、広域機関での空容量 開示時期および算出箇所 長期計画 年間計画 月間計画 週間計画 2日先~ 第1~ 3週間先~ 翌々週 第2年度 翌々月 ※1 月 ご との 平 週 間ごと の 日別の 休 日 別の 昼 平 休日別 の 30分ごと 間 帯 /夜 間 昼 間帯/ 夜 の値 帯の値 間帯の値 翌々日計画 翌日計画 翌々日 ※2 翌日 30分ごと の値 30分ごと の値 対象期間 第3~ 第10年度 算出断面 ※3 各 年度 での 平 常系 統に お ける 需要 ピ ーク 時の 値 初期空容量 算出期限 毎年 3月24日 17時 毎年 3月8日 17時 毎月 19日 17時 毎週 木曜日 14時 受 給日 の1 営 業日 前の 前日14時 受給日の 前日16時 広域機関で の空容量 開示時期 毎年 3月31日 17時 毎年 3月15日 17時 毎月 20日 17時 毎週 木曜日 17時 受 給日 の1 営 業日 前の 前日15時 受給日の 前日17時 算出箇所 中央給電指令所 ※4 ※1 週間計画とは、土曜日~金曜日の計画 ※2 休前日の場合は、休日および休日明けの日までを対象とする。 ※3 「休日」:土曜、日曜、祝日、広域機関および当社が指定する日 (当社の指定する「休日」が広域機関の指定と異なる場合のみ当社から公表) 「平日」:上記以外の日 「昼間帯」:8時~22時 「夜間帯」:22時~翌日8時 ※4 長期計画、年間計画時の運用容量、マージンについては給電グループが算出する。 別表2 連系線の運用容量(常時) 運用容量 期 間 通 年 通 年 【中国向】 1200MW 本四連系線 【四国向】 1200MW 【関西向】 1400MW 阿南紀北直流幹線 【四国向】 1400MW 11 別表3 連系線のマージンの確保量の考え方 連系線のマージン マージン =運転予定の最大電源ユニットの最大出力(※1)- 本四連系線 【四国向のみ】 阿南紀北直流幹線 別表4 減少量(※2) ※1 定格熱出力運転を考慮し通常は、 伊方発電所3号機 930MW 橘湾発電所 700MW ※2 翌々日計画の策定時において、需要変動および出水変動に関してある 程度計画精度の向上が期待できる場合、必要な予備力を確保した残り の予備力 確保しない 各計画時における対象期間、算出断面、調整用提出期限、空容量算出用提出期限および策 定期日 対象期間 長期計画 年間計画 月間計画 週間計画 翌日計画 第3~ 第10年度 第1、 第2年度 翌月、 翌々月 翌週、 翌々週 翌日 各年度別の最 大時kW 調整用 提出期限 ※1 空容量算出用 提出期限 ※1 毎年 1月15日 17時 毎年 3月10日 17時 各月の平休日 別の昼間帯、 夜間帯の最大 時kW 毎年 12月20日 17時 毎年 3月1日 17時 策定期日 毎年 3月31日 毎年 3月15日 算出断面 各週の平休日 日別の30分 別の昼間帯、 ごと 夜間帯の最大 時kW 毎月 5日 17時 毎月 毎週 15日 火曜日 17時 17時 毎月 20日 毎週 木曜日 30分ごと 毎日 12時 毎日 17時 ※1 当該日が当社の休業日の場合は、休業日前の直近の営業日とする。 ただし、週間計画において、ゴールデンウィークや年末年始等で、提出期限や策定期日が 休日にあたる場合は、広域機関が定める提出期限とする。 12 別表5 連系線の利用計画の変更および通告変更における変更可否について 7日前 17時 2営業日前 12時 新規契約・ 契約変更締切 ~7日前17時 7日前17時~ 2営業日前12時 新規託送契約・契約変更 計画変更 不可避的な変更 ※5 系統運用上必然的な変更 ※6 発電トラブルによる変更 ※7 需給バランス、同時同量等の ための変更 経済行為による変更 ※1 ※2 ※3 ※4 ※5 ※6 ※7 1営業日前 11時 前日 12時 前日スポット 市場 翌日計画 提出受付 前日 17時 変更可能 変更可能 変更可能 変更可能 変更可能 ※2 変更可能 変更可能 ※2 受給 開始 翌日計画確定 2営業日前12時 ~1営業日前11時 1営業日前11時 ~前日12時 ※1 前日12時 ~前日17時 前日17時 ~通告変更締切 前日スポット取引 のため受付停止 計画変更 (同一順位) 翌日計画策定 のため受付停止 通告変更 変更可能 変更可能 通告変更 締切 変更可能 変更可能 変更不可 変更可能 変更可能 ※2※3 変更不可 変更可能 変更不可 変更可能 変更可能 ※2※4 変更不可 受給日の1営業日前の11時から前日の12時までに受け付けた連系線の利用計画の変更分は、受付時間によらず同順位として扱う。ただし、受付時間としては、 受給日の前日が営業日の場合は前日の11時~12時、受給日の前日が休業日の場合は前日の9時~12時に受け付ける。 変更賦課金算定の対象範囲の要件に基づいて変更賦課金(計画変更賦課金、通告変更賦課金)が課される。 需給バランス、同時同量等のための変更に該当する連系線の利用計画の減少によって混雑が発生する場合には、当該利用計画の変更を不可とする。 需給バランス、同時同量等のための変更に該当する通告変更によって相殺潮流が減少し混雑が発生する場合には、当該通告変更を不可とする。 不可避的な変更とは、以下に示すものであり、変更の都度、広域機関にて判定される。 ・系統運用者の給電指令に伴う変更 ・マージン利用登録の取消に伴う変更 ・混雑処理に伴う変更 ・自然災害(雷、風雪、鳥獣接触等)、公衆災害など事業者の責任ではない送電系統上の事象に伴う変更 系統運用上必然的に行われる変更とは、以下に示すものとし、対象となる設備・補修作業等について、広域機関へ事前に届け出る。 ・河川の出水状況により変更が必要となる水力から送電を行うもの ・定格熱出力一定運転を行っている原子力電源において、海水温度の変化による出力変動に対応して変更がなされるもの ・管轄制御エリアの需給調整・周波数調整等に伴い変更がなされるもの ・補修や運開前運転などに伴う調整運転等の変更 発電トラブルとは、設備の不具合等に起因するトラブルおよび法令遵守、設備保全、人身安全の観点で発電機の出力減少または停止となる事象を対象としており、 発電事業者の責任によらないものを含む。また、設備の不具合等とは、発電出力に影響を及ぼす設備トラブル全般をいう。 13
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