3.雑音対策とその効果

3.雑音対策とその効果
制御・計装ケーブルを取扱う際には、その回路に現われる雑
ケーブルとしての対策の一手段として金属層による遮へいがあ
音対策が重要な要素となります。
ります。各種遮へいの構造とその効果を表 6-3-2 に示します。
表 6-3-1 に雑音対策とその効果について概要を示します。
表6-3-1 雑音対策とその効果
ノルマルモードノイズ(縦方向雑音)
現象
コモンモードノイズ(対地雑音)
2線路を同方向に進み大地を通って環流
2線路を往復して環流するノイズ
するノイズ
原因
●対より型ケーブルを使用する
電磁誘導
●電磁遮へいを施す
→<-20dB~-40dB>
→<-3dB~-20dB>
(ループ開口面積を小さくする)
●ケーブルをスチールコンジットに入れる
●トランス結合としアースを切る
→<-20dB~-30dB>
(但しDC信号には使用不可)
(磁気遮へい)
●対より型ケーブルを使用する→<-20dB~-40dB>
(平衡回路とする)
静電誘導
●静電遮へいを施す→<-40dB~-70dB>
●対より型ケーブルを使用する→<-60dB以上>
漏話
●不平衡回路として使用の際は各対遮へい(静電遮へい)付対より型ケーブルを使用する→<-60dB以上>
V1:対策実施前のノイズ
V2
)dB {
V2:対策実施後のノイズ
V1
2.光通信を適用すると上記の電気的雑音は完全に除去することができます。
(備考) 1.< >内は効果を減衰量で示した数値=20log(
表6-3-2 ケーブル遮へいとその効果
種類
構
造
効果(約)
備
考
種類
(1)銅テープ
構
造
効果(約)
備
考
(1)銅・鉄テープ
国内では最も一
般的
静電遮へい(片端接地)
(2)銅線編組
-40dB
(0~10kHz)
可とう性がある
電磁遮へい(両端接地)
-70dB
(0~10kHz)
アースを取るの
-3dB
(50~60Hz)
(2)アルミシース+鋼帯
-20dB
(50~60Hz)
が容易
ケーブル取扱が
困難。
高価である。
6
(3)アルミマイラテープ+ドレンワイヤ
技術資料
効果があり,低
-70dB
(0~10kHz)
価格。
各対遮へいはこ
れが主流。
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