2ステークホルダーの皆様へ

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大和証券グループ 年次報告書 2015
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ステークホルダー の皆様へ
鈴木 茂晴
日比野 隆司
大和証券グループ 年次報告書 2015
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選 ば れ る証 券グル ー プ
となります
2012 年度からスタートした前中期経営計画∼
“Passion for the Best ”2014∼
(以下、前中計)
では、
成長を実現する」という2 つの経営方針に沿って 、1 年目の「 再生( Turnaround )」、2 年目の
「成長( Growth )」、3 年目の「拡大( Expansion )」というフェーズを設け、各施策を実行してきました。
2012 年度には、コスト削減計画を前倒しで完了したことにより、前中計初年度の黒字転換を達成し、
ターンアラウンドを成功裏に果たしました。2013 年度以降は、グループをあげてビジネスの多様化や
安定収益拡大に取り組んだことにより、業績が大幅に改善するなど 、当社グループの持続的成長に
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ステー クホルダー の皆様へ
「ストレス下でも黒字を確保する、強靭な経営基盤の確立」と「日本とアジアを結ぶことで 、持続的
大和証券グルー プ概要
貯 蓄 から投 資 の 時 代に 、
真に
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向けて強靭な経営基盤を確立できた 3 年間でした。
また、当社グループでは、インパクト・インベストメント債券やヘルスケアREITなど、本業を通じて 、
女性の地位向上や高齢者向け住環境の整備など、国内外の社会的課題の解決への参加機会を日本の
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投資家の皆様に提供しました。さらに、2015 年度中のヤンゴン証券取引所開業に向けて資本市場の
取組みに注力していきます。
経営戦略
育成支援を進めています。今後も、証券ビジネスを通じて社会および経済の持続的発展に貢献する
当社グループは、2020 年に「日本及びアジアの資本市場の発展をリードし、お客様に最も選ばれる
総合証券グループ」になることを目指します。この長期経営ビジョン達成に向けた最初の 3 年間の
計画が4 月に開始した新中期経営計画∼“Passion
for the Best ”2017∼となります。2015 年度は、
前中計で確立した「強靭な経営基盤」をベースとして、大和証券グループが次なるステージへ飛躍
するための大事な年です 。
「 貯蓄から投資の時代」をリードすべく、役職員一同が 、当社グループ
ステークホルダーの皆様には、より一層のご支援をよろしくお願いいたします。
大和証券グループ本社 大和証券グループ本社
取締役会長 執行役社長 CEO
経営管理態勢
ならではの一体感、結束力の強さを発揮しながら前進していきます。
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ディスクロー ジャー
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大和証券グループ 年次報告書 2015
CEO メッセー ジ
「 持続的成長 」のステージで 、顧客基盤・収益レベルの
飛躍的拡大を目指します
大 和 証 券グルー プでは 、2 0 1 2 年 度から 2 0 1 4 年 度までの 3 ヵ年を対 象とした中 期 経 営 計 画
(以下、前中計)
に沿って「外部環境に左右されない強靭な経営基盤の構築」に取り組んできましたが 、
2014 年度は前中計の総仕上げとして 、顧客ベ ースの良質な収益の拡大にさらに注力した 1 年と
なりました。
2014 年度の事業環境は、消費増税後の国内景気の減速懸念や 、ウクライナ情勢など地政学
リスクがもたらす不透明感のなか、国内株式市場で秋口まで上値の重い展開となりました。しかし、
2014 年 10 月末の日銀の追 加 金 融 緩 和や GPIF( 年 金 積 立 金 管 理 運用独 立 行 政 法 人 )の基 本
ポートフォリオ変更、さらに企業の好決算などを受けて上昇基調となり、米国、ドイツなどの先進国の
株式市場も好調に推移しました。
こうした環境のもと、当社グループの純営業収益は 5,322 億円 、経常利益は 1,845 億円 、当期
純利益は 1,484 億円となりました 。特に経常利益は、2013 年度に引き続き、前中計の最終年度
目標 1,200 億円を大きく上回る水準となっています。この業績は 、堅調な市場環境によるものだけ
大和証券グループ 年次報告書 2015
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大和証券グルー プ概要
大和証券グルー プの企業理念
信頼の構築
社会へ の貢献
金融・資本市場を通じて社会及び経済の発展に資すること
お客様を第一に考える誠実さと高い専門能力により、最も
は、大和証券グループの使命である。法令遵守と自己規律を
魅力ある証券グループとなる。
徹底し、高い倫理観を持って社会の持続的発展に貢献する。
人材の重視
健全な利益の確保
大和証券グループの競争力の源泉は人材である。社員一人
健全なビジネス展開を通じて企業価値を高めることは、株主
ひとりの創造性を重視し、チャレンジ精神溢れる自由闊達な
に対する責務である。大和証券グループはお客様に価値
社風を育み、社員の能力、貢献を正しく評価する。
あるサービスを提供して適正な利益を獲得し、株主に報いる。
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ステー クホルダー の皆様へ
お客様からの信頼こそが、大和証券グループの基盤である。
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経営戦略
ではなく、2012 年の“ 新 ”大和証券の発足により、グル ープ内の連携をさらに強め 、グル ープ
一丸となってコスト削減と市場変動に左右されにくい安定収益を着実に積み上げたことにより、
収 支 構 造を大きく改 善させた成 果であると考えています 。この 結 果 、安 定 収 益による固 定 費
カバー率は 2014 年度第 4 四半期の年換算で 66%となり、前中計における最終年度の第 4 四半期
年 換算ベースでの目標 60%以上を達成することができました。
for the Best ”2017 ∼( 以下 、新中計 )を
掲げてさらに飛躍する特別な年となります。新中計では、前中計の「ターンアラウンド」から「持続的
成長」へステージを移し、前中計で確立した「強靭な経営基盤」をベースとして、適切な投資および
リスクテイクを実 行していくことで 、顧 客 基 盤・収 益レベルの飛 躍 的 拡 大を目指していきます 。
経営管理態勢
2015 年度は、新たな中期経営計画∼“ Passion
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当社グル ープは 、本格化する「 貯蓄から投資の時代 」のなかで 、業界トップのクオリティにより
お客様の最高のパートナーとなるとともに、証券・資本市場の発展を通じ日本の成長戦略に貢献
できるよう、グループの総力を結集して進んでいきます 。
執行役社長 CEO
日比野 隆司
ディスクロー ジャー
大和証券グループ本社
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大和証券グループ 年次報告書 2015
会長メッセー ジ
我々経営陣の務めは、役職員のロイヤルティを
さらに高めていくことです
大和証券グループには、新たな時代を切り拓く力があります。こうした力の源は、高いロイヤルティと
プロフェッショナリズムを持った役職員が、利己主義に陥ることなく、グループ全体の利益を考えながら、
お互いに協力してひたむきに働くという、大和証券グループの素晴らしい文化にあります。
ロイヤルティは「見えざる資産」ですが 、企業の健全な発展にとって重要な意味を持っています。
高いロイヤルティは、日々の業務や自社の経営を改善する動機となり、コンプライアンスやガバナンスに
対する意識も高めます。我々経営陣の務めは、この「見えざる資産」をさらに高めていくことです。
そのために、これまでも働きやすい職場環境の整備、待遇の改善、教育システムの拡充、高次元の
ワーク・ライフ・バランスの推進など、役職員全員が働きがいを感じる会社創りに尽力してきました。
今、日本は長きにわたり続いてきたデフレから脱却する過程にあり、株式市場も近年にない活況と
なっています。こうした変化の時代は、当社グループの持続的成長に向けたビジネスチャンスである
とともに、本業を通じて持続可能な社会の実現に貢献する好機です。高いロイヤルティを誇る大和証券
グループの全役職員が一丸となって、本格化する「 貯蓄から投資の時代 」をリードし、お客様から
真に選ばれる証券グループとなるべく邁進していきます。
大和証券グループ本社
取締役会長
鈴木 茂晴