大阪信用金庫は 「この街のホー 活気ある町づくりを応援します 日頃から大阪信用金庫をご愛顧いただきありがとうございます。 当金庫の経営内容をご理解いただくために、 ディスクロージャー誌 「DAISHIN DISCLOSURE 2015 ∼だいしんの現況∼」を作成い たしました。経営方針や業績、地域貢献活動などを分かりやすくご案 内していますので、 どうぞご覧ください。 平成26年度は、消費増税に伴う駆け込み需要の反動減や円安に よる輸入物価の上昇の影響で、景気に減速傾向が見られました。 し かしその後、企業収益の改善や賃上げにともなう個人消費の持ち直 理 事長 樋野 征治 しへの期待から徐々に明るさが見え始め、景気は穏やかな回復基調 にあります。 このような経済環境のもと、 当金庫は「この街のホームドクター」 とし て地元の中小企業のみなさまにタイムリーな資金提供を行うなど地 域金融に徹することで、業績は概ね順調に推移いたしました。 平成26年度の業績は、期末の預金残高が2兆432億円、貸出金 残高が1兆1,977億円、業務純益が121億円、当期純利益が88億 円となり、良好な結果を残すことができました。 これもひとえに、地域のみなさまの長年に亘るご支援の賜物と深く 感謝しております。 当金庫は、今年2月に創業95周年を迎えることができました。 これからも 「堅実経営」を実践し、地域のみなさまから「町医者」の ように身近に感じていただき、 「相談業務のだいしん」 と頼りにされる 金庫を目指してまいりますので、今後ともご支援、 ご愛顧くださいます よう心よりお願い申し上げます。 平成27年7月 C・O・N・T・E・N・T・S ごあいさつ 01 文化活動 13 商品・サービスのご案内 23 取引先への支援 07 沿 革 14 資料編 26 相談業務 08 リスク管理への取組み 15 開示項目一覧 53 産学官連携 09 コンプライアンス (法令等遵守) 17 だいしんのネットワーク 54 金融ADR (裁判外紛争解決制度) 11 安全なお取引への取り組み 01 12 総代会に関する事項 19 金庫 概要 21 ムドクター」 として 100年へ これからも この街のホームドクター 基本方針 地域金融機関として 中小金融の円滑をはかり 地区内産業経済の発展と一般大衆の繁栄に寄与する 常に堅実なる経営を維持し 役職員は信義誠実を旨とし 和をもって協調し 金庫の永遠の発展と繁栄をはかる 平成27年度 経営計画 経営ビジョン スローガン 行動指針 堅実経営の確立 当期純利益 100年へ これからも この街のホームドクター 感謝 情熱 向上心 100億円 貸出金残高 1兆2,600億円 預金残高 2兆1,400億円 基本戦略 現場力の発揮 営業力 顧客交渉力の強化 人間力の向上 本部サポート体制の確立 人材の有効活用 経営体質の強化 組織力 人材の育成・活用 人間力 地域貢献の推進 収益力・健全性の向上 地域密着型金融の推進 内部管理態勢の充実 だいしんファンの拡充 総合力 02 預金残高 2兆円を達成! お客さまが安心して取引できる 当金庫は、大阪府下33市4町、兵庫県伊丹市・尼崎市および和歌山 県紀の川市 (一部除く) ・岩出市を事業区域として、地元の中小企業者 会員数 104,020人 や住民のみなさまが会員となって、お互いに助け合い、発展していくこ 普通出資金 10,112百万円 とを共通の理念として運営されている相互扶助型の金融機関です。 配当金 年4.00% また、金融機能の提供にとどまらず、文化、環境、教育といった分野 役職員数 1,306人 においてもCSR (企業の社会的責任) を果たすべく、広く地域社会の活 店舗数 72店舗 性化に積極的に取り組んでいます。 (平成27年3月末現在) 長期経営計画の策定 平成25年に策定した中期経営計画 「新成長戦略『躍動』」 は、当初の目標を1年早く達成したため、 この度、創業100周年 に向けて5ヵ年計画として長期経営計画 「堅実経営の確立」 を掲げ、 さらなる業績の進展と堅実経営の実践に努めます。 5ヵ年計画「堅実経営の確立」 ∼ 100周年への挑戦 ∼ この街のホームドクター 数値目標(平成32年3月末) 預金残高 2兆5千億円 貸出残高 1兆5千億円 自己資本額 1,300億円 行 動 指 針 感謝・情熱・向上心 (平成27年度∼平成31年度) 具体的な戦略 現場力の発揮 顧客交渉力の強化 ●だいしん金利の浸透 ●重層管理の徹底 ●個人ローン販売促進 ●窓口販売 (投信・保険) の増強 ●店頭セールスの強化 本部サポート体制の確立 ●新商品・新サービスの企画開発 ●地域分析・店舗戦略 ●広報活動の充実 ●余資の運用力の強化 基 本 戦 略 営業力 現場力の発揮 ∼顧客交渉力の強化∼ 人間力 人材の育成・活用 ∼能力向上と活性化∼ 組織力 経営体質の強化 ∼収益力・健全性の向上∼ 総合力 地域貢献の推進 ∼地域密着型金融の推進∼ 03 経営体質の強化 収益力・健全性の向上 ●自己資本の充実 ●事務の効率化と堅確化 ●収益管理体制の構築 ●不良債権の削減 内部管理態勢の充実 ●不祥事の未然防止、 コンプライアンス態勢の強化 ●リスク管理体制の強化 ●顧客保護等管理態勢の充実 ●各種委員会の活性化 人材の育成・活用 人間力の向上 ●営業力・目利き力の育成 ●管理職の養成 ●実務研修の充実 ●OJT制度の充実 ●コミュニケーション能力の向上 ●自己啓発支援の充実 人材の有効活用 ●適材適所の人員配置 ●モチベーションの維持高揚 ●女性の活用促進 ●高齢職員の戦略的活用 ●就業体制等の多様化 地域貢献の推進 地域密着型金融の推進 ●中小企業金融の円滑化促進 ●ビジネスマッチングの拡充 ●コンサルティング機能の充実 ●だいしん総研等との連携強化 ●創業・再生支援活動の充実 ●海外進出支援の拡充 だいしんファンの拡充 ●顧客サークル活動の充実 ●相談業務の充実 ●社会貢献活動の推進 ●環境問題への積極的な取組み ●店舗美化の推進 金融機関を目指して! 預金・貸出金残高の推移 ◎ 預金残高 目標 ◎ 貸出金残高 実績 単位:億円 26,000 25,000 100周年 目標 24,000 単位:億円 16,000 100周年 目標 12,000 20,432 20,000 18,000 14,000 実績 15,000 14,000 22,000 16,000 目標 10,000 17,538 16,241 11,977 11,226 10,227 8,000 平成25年 3月期 平成26年 3月期 平成27年 3月期 平成32年 3月期 6,000 平成25年 3月期 平成26年 3月期 平成27年 3月期 平成32年 3月期 預金残高2兆円を達成 平成27年3月期は、預金残高が2兆432億円、貸出金残高が1兆1,977億円となり、前年度から増加しました。 特に預金残高は大幅に増加し、2兆円を達成することができました。 収益状況の推移 業務純益 自己資本比率の推移 経常利益 当期純利益 単位:百万円 14,000 12,000 12,203 11,280 6,000 4,000 12,797 10.0 10,059 10,000 8,000 12,163 8,813 7,802 8.37 8.60 健全性の目安とされる基準 (国内基準) 4.0 5,314 平成26年3月期 8.92 8.0 6.0 6,485 平成25年3月期 単位:% 12.0 平成27年3月期 2.0 平成25年3月期 平成26年3月期 平成27年3月期 安定収益を確保 高い経営の健全性 平成27年3月期は、昨年度に引き続き積極的な貸出金の推進に 平成27年3月期は、自己資本額が約98億円増加したため、自己 より、 当期純利益は88億円を計上しました。 資本比率は0.23ポイント上昇しました。健全性の目安とされる国内 基準4%を大幅に上回っています。 04
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