平成27年度心理相談セミナー

平成27年度比治山大学心理相談セ ミ ナ ー
「子どもの不適応に対する認知行動療法
~認知行動療法による問題の見立てと実践のポイント~
」
主催:比治山大学大学院現代文化研究科附属心理相談センター
ご案内
本セミナーは、臨床心理士など対人援助専門職の方々とともに、地域が抱えるこころの問題を心理学的
に理解し、問題の解決に資することを目指しています。
認知行動療法は、こころの問題に対する心理療法としてその効果が注目されています。特に、平成22年
度の診療報酬改定で認知行動療法が保険点数化されたことにより、医療・教育・福祉・産業など様々な分野
におけるニーズがさらに強まってきています。
その一方で、認知行動療法を実践する施設や専門家が不足しており、クライエントのニーズに十分に対応
できていない現状も指摘されています。目の前のクライエントの個別性やニーズに対する詳細で丁寧なア
セスメントが不十分なままに、技法やマニュアルのみが独り歩きしてしまっている例も少なくありません。
そこで、本セミナーでは、子どもの不適応に対する認知行動療法の専門家を迎え、問題の見立てと実践
上のポイントについて理解を深め、臨床現場で役立つ知識を学んでいきたいと思います。
開催日時:平成27年10月31日(土)10:00~16:00
会場:比治山大学6号館1階 06106講義室 (広島市東区牛田新町4-1-1)
プログラム:
午前の部 (9:30受付開始)
・基調講演
10:10~12:10
『 解決の具体策を導く認知行動療法の見立ての技術 』
講師
高橋 史 先生 (信州大学学術研究院教育学系准教授、専門行動療法士、臨床心理士 )
※午前の部のみの参加もできます。
(昼食・休憩
12:10~13:00 )
午後の部
・教育講演1 13:00~14:15
『 小中学校における心理的支援の実践上のポイント 』
講師
小関 俊祐 先生(桜美林大学心理・教育学系講師、専門行動療法士、指導健康心理士、臨床心理士)
・教育講演1 14:15~15:30
『 子どもと認知行動療法に一緒に取り組むためのポイント 』
講師
尾形 明子 先生(広島大学大学院教育学研究科心理学講座准教授、認定行動療法士、臨床心理士)
・全体討議 15:30~16:00
司会
高橋 史 先生、小関 俊祐 先生、尾形 明子 先生
佐々木 美保(比治山大学現代文化学部講師、臨床心理士)
講師プロフィール
高橋 史(たかはし ふみと)先生 早稲田大学、同大学院で臨床心理学を学ぶ。2007年より心療内科クリニックにて臨
床心理士として勤務。認知行動療法による実践を行うとともに、応用行動分析によって、幼児~中学生の問題行動の解消や周
囲の大人へのサポートに携わる。さらに、臨床相談業務だけでなく、研究者として、児童青年期の問題に対する認知行動療法に
ついて積極的に研究を進めており、アメリカやカナダなど諸外国にも活動の場を広げている。2012年度日本行動療法学会内山
記念賞(年間最優秀論文賞)受賞。現在、信州大学教育学部准教授。臨床心理士、専門行動療法士、博士(人間科学)。
小関 俊祐(こせき しゅんすけ)先生
新潟大学、兵庫教育大学で臨床心理学を学ぶ。2010年より愛知教育大学学校
教育講座にて助教、講師として勤務。スクールカウンセラーとして個別のケースを行うとともに、クラスワイドのSSTを実施する
など、地域の子どもの臨床実践に従事する。さらに、臨床相談業務だけでなく、研究者として、児童青年期の問題に対する認知
行動療法について積極的に研究を進めている。2011年度発達科学研究教育奨励賞受賞。現在、桜美林大学心理・教育学系講師。
臨床心理士、専門行動療法士、指導健康心理士、博士(学校教育学)。
尾形 明子(おがた あきこ)先生
広島大学、同大学院で臨床心理学を学ぶ。2008年より宮崎大学教育文化学部附属
教育実践総合センターの講師として勤務。小児がん患児とその親への認知行動療法による心理社会的支援や、県内の高校を対
象に認知行動療法による予防的介入など、地域の青少年の臨床実践に従事する。 さらに、臨床相談業務だけでなく、研究者と
して慢性疾患を抱えた子どもと親のサポートに関する研究を精力的に行っている。日本生理心理学会2010年度・2011年度優秀
論文賞受賞。現在、広島大学大学院教育学研究科心理学講座准教授。臨床心理士、認定行動療法士、博士(心理学)。
対象:臨床心理士、教諭、養護教諭、保育士、社会福祉士、臨床心理士養成大学院の院生など。
参加費:午前の部のみ
1,000円
一日
3,000円 (学生 1,500円) お弁当(お茶付):770円
申込方法:FAXかメールで、①参加者氏名(ふりがな)、②所属先の名称、③職名(例:臨床心理士、教員、大学院生
など。)、④「午前の部のみ」あるいは「一日」参加希望とお書きください、⑤臨床心理士の方は登録番号、⑥お弁当
購入の有無を必ず書き添えて「比治山大学心理相談センター心理相談セミナー」係までお送りください。
がっこうほうじんひじやまがくえん
納入方法:銀行振込 広島銀行 白島支店 普通預金 601144 学校法人比治山学園
※振込手数料はご負担願います。振込者名は各自、参加者ご本人の名前でお振込みください。
納入いただきました参加費は原則として返金いたしかねます。
申込・納入期限:平成27年10月20日(火)
アクセス:
・バス【牛田新町4丁目下車 徒歩7分】
・アストラムライン【不動院前(比治山大学前)下車 徒歩10分】
・タクシー【広島駅・バスセンター・八丁堀から約10分】
※学内駐車場はございませんので、なるべく公共交通機関を
ご利用ください。
臨床心理士のみなさまへ:本セミナーは、公益財団法人日本臨床心理士資格認定協会の継続研修ポイントに
申請予定です。ただし、午前の部のみの受講ではポイントになりません。
※当日会場周辺にお弁当を購入できる箇所がございません。あらかじめご準備いただくか、お弁当を770円
で販売いたしますのでお申込みください。申し込まれる方は参加費と合わせて事前にお振込みください。
※参加申し込みにより受付とします。参加受付のご連絡はいたしませんのでご了承ください。
申込・問い合わせ先
比治山大学大学院現代文化研究科附属心理相談センター
〒732-8509 広島市東区牛田新町4丁目1-1
(担当:江村)
TEL・FAX 082-229-8630(直通) E-mail [email protected]