大型プロジェクト・グループ ブローシャー

エネルギー・鉱業 & インフラストラクチャ
東京
大型プロジェクト:エネルギー、
鉱業&インフラストラクチャ
グループ
東京事務所の大型プロジェクト:エネルギー、鉱業&インフラストラクチャグ
ループ(EMIグループ)は、ベーカー&マッケンジー法律事務所(外国法共同
事業)の14のプラクティス・グループのひとつとして、15名以上のメンバーか
ら成るチームにより、コンプライアンスを含めて、エネルギー、鉱業、インフ
ラストラクチャ及び紛争問題に取り組んでいます。当事務所には、約100名の
日本法弁護士及び約30名以上の外国法弁護士、税理士、弁理士から成る150名
以上の専門家が所属しています。
東京事務所のEMIグループは、アメリカ合衆国、カナダ、イングランド及び
ウェールズ、オーストラリア、フランス、ブラジル、ニュージーランド、香港、
日本の法曹資格を有する弁護士で構成されています。各専門家の経歴は末尾に
掲載されています。EMIグループに所属する弁護士の多くはバイリンガルで、
使用言語には、日本語、英語、フランス語、イタリア語、スペイン語、ポルト
ガル語、ヒンディー語、グジャラート語、北京語及びタイ語が含まれます。
これまでEMIグループは、日系企業、並びに、外国のコントラクター及びコンサ
ルタントを代理し、60件を超える国内外での投資等の取引に関与してきました。
主なクライアントは、公益事業会社、商社、資源・鉱業会社、コントラクター、
コンサルタント及び金融機関などです。
LNG、石油及びガス:EMIグループは、インドネシア、オーストラリア、ロシ
ア、中東を含む各国におけるLNG売買の長期契約や基本契約などの数多くの
LNG契約、シェールガスのブームに沸いた米国におけるトーリング契約、オフ
テイク契約、更にはカナダ及びオーストラリアにおける上流プロジェクトにお
いて日本の買主を代理しています。
EMIグループは、2012年にクイーンズランド・カーチスLNGプロジェクトを
代理し、同年のALB Japan Law Awardsで年間最優秀エネルギー及び資源取引
(Energy and Resources Deal of the Year)を受賞しました。この取引は、LNG売買
契約及び持分取得が関わり、単層ガス(CSG)から産出したLNGを日本へ供給
する先例的な売買契約になりました。
EMIグループはこのほかにも、エジプトにおいて成功した甲板昇降式海洋石油
掘削装置の建設、チャーター、ファイナンスについて、国営ガス会社を相手方
として日系企業とエジプト企業の合弁会社を代理しました。
再生可能エネルギー: EMIグループは海外で風力、太陽光、バイオマス発電
プロジェクトを含む再生可能エネルギープロジェクトを設置、買収する日系ス
ポンサーや開発業者を代理しています。
地域プロジェクトの特徴:
• 複雑
• 多大な時間を必要とする
• クロス・ボーダー
• 多文化的
当事務所は、プロジェクト
スポンサー、プロジェクトの
投資家、銀行、国際金融機関、
政府機関、一括請負業者及び
採掘請負業者、供給業者、
オフテーク購入者、商社及びマーケ
ティング会社にサポートを提供して
います。
Energy and Resources Deal of the Year
を受賞。
ALB Japan Law Awards 2012
2012年7月、日本で再生可能エネルギー特別措置法により開始した固定価格制
度についても、日本に進出する外資系太陽光開発事業者や投資家へアドバイ
スを提供しています。また、1MWから60MWまで数々の日本におけるプロジェ
クトについて外資系投資家を代理しています。
鉱業: EMIグループは長期にわたり、石炭、金、銅、ニッケル、鉄鉱石、
クロム、鉛、亜鉛、ミネラルサンド、マンガン、ウラン及び岩塩をはじめと
する鉱業プロジェクトに法的サービスを提供してきました。当グループは、
世界中の主要な法域において実行される鉱業及び金属プロジェクトの各段階
で、クライアントに対して契約書類の作成及び助言を提供しています。
以下は当グループが手がけた国際的な鉱業プロジェクトの一例です。
•
オーストラリアにおける10件を超える石炭プロジェクト - クイーンズラン
ド州、
ニュー・サウス・ウェールズ州(プロジェクト・ファイナンス組成)
• フィリピンにおけるニッケルプロジェクト
• アルゼンチンにおけるリチウムプロジェクト
• カザフスタン、南アフリカ、米国、オーストラリアにおけるウランプ
ロジェクト
• カナダにおけるレアアースメタルプロジェクト
• チリにおけるヨウ素プロジェクト
• モロッコにおける錫プロジェクト
• インドネシアにおける石炭プロジェクト
• チリにおける銅プロジェクト
• フィジーにおける銅プロジェクト
• 南アフリカにおけるクロムプロジェクト
• オーストラリアのノーザン・テリトリーにおける鉛/亜鉛/マグネシ
ウム/銅のプロジェクト
• モザンビークにおける石炭プロジェクト
• マダガスカルにおけるニッケル及びコバルトプロジェクト
• ブラジル、マレーシア、ベトナム、カザフスタン及びインドネシアに
おけるレアアースメタルの採掘時に発生する天然起源放射性物質処理
の報告
電力: EMIグループは、石炭、石油、ガス火力発熱所をはじめ、原子力、
水力及び再生可能エネルギー・プロジェクトに至るまで、発電技術全般に精
通しています。以下は当グループが手がけた国際的な電力事業買収プロジェ
クトの一例です。
• 中国:石炭火力発電所及び炭鉱
• タイ:バイオマス及び各種SPP
• ベトナム:自社専用石炭火力
• シンガポール:電熱併給システム(プロジェクト・ファイナンス組
成)
• オーストラリア:石炭火力(プロジェクト・ファイナンス組成)
• インドネシア:ガス火力
• 台湾:ガス火力
• 米国:ガス火力(プロジェクト・ファイナンス組成)
• フィリピン:石炭火力
• 米国:太陽光発電
• スペイン:太陽光発電
• 日本:太陽光発電(プロジェクト・ファイナンス組成)
ベーカー&マッケンジーは、
PetroleumEconomist誌の最新の エネル
ギー・ファイナンスの調査に おいて
世界的な石油及びガスに関する知識に
ついてのランキングで、総合第5位に
選ばれました。国別では、アジア、南
米及びオーストラリアで第1位、独立
国家共同体(CSI)及びアフリカで第
2位、中東で第3位を獲得しました。
当事務所には、世界中のLNGプロ
ジェクトに取り組む弁護士で構成さ
れる統合チームがあり、ノウハウや
ベストプラクティスを共有していま
す。LNGチームは、ベーカー&マッ
ケンジーの世界的なEMIグループの一
翼を担っています。
当事務所は、液化燃料設備、払出設
備、受入基地、及び重要な売買契約に
関連する開発、資金調達、運営その他
の局面に関与してきました。
ベーカー&マッケンジーは、発展を遂
げるLNG産業について独自のグロー
バルな視点を有しています。
インフラストラクチャ:ブラジル、アンゴラ、インドネシア及びベトナムにおける港
湾プロジェクトを含む、インフラストラクチャ・プロジェクトへの投資について、企
業へのアドバイスを定常的に提供しています。
M&A
EMIグループは、長年にわたり、上場企業又は非上場企業の合併・買収を行う投資家
の代理を務めてきた実績を有し、デュー・ディリジェンスの法律監査、取引のストラ
クチャリング、交渉、契約書類の作成及び取引のクロージングに加えて、プロジェク
ト再構築、買収の資金調達、資産処分、資産再編、 資産最適化及び資産再構築といっ
た複雑な要件を抱える案件を扱ってきました。当グループは商社の法律顧問として
は、エネルギー、鉱業やインフラストラクチャの分野を超えて、食品加工、農業関連
事業、金融サービス、化学、製造、自動車、医薬品等の分野への投資についても定常
的に助言しています。
プロジェクト開発及びファイナンス
プロジェクト開発は、当事務所が強みとする専門分野の一つです。当事務所では、複
数当事者間の合弁事業及びその他の関連事業の構築、税ストラクチャに関する助言、
電力売買契約、料金徴収契約、O&M契約、燃料調達及び輸送契約、コンサルティング
契約、融資契約及び担保契約等の様々な技術的なプロジェクト文書に関する助言を提
供しています。又、長年にわたり、多数の長期燃料供給契約に関して、日本の様々な
公益事業会社及びエネルギー会社を支援してきました。EMIグループは、独自に蓄積
した豊富な知識を活かし、不可抗力条項、価格決定、所有権の 変更やオン・セール
等の商業的問題及び法的問題に対応可能です。以下はEMIグループが手がけたプロジェ
クト開発案件の一例です。
• O&M契約:タイの発電所のオペレーターである日本企業を代理
• EPC契約:発電所、化学プラント、石炭プロジェクトに関連するEPC契約案件
について、日本のスポンサー及びコントラクターに助言
• コンサルティング契約:フィリピンにおけるIPPプロジェクト2件及びマレーシ
アの電力プロジェクト2件における役務・機器供給について、日本の複数のコ
ンサルタントに助言
• PPA契約:多数のPPA契約及び料金徴収契約案件について助言
• 燃料供給契約:石炭及びLNGを含む多数の長期・スポットでの燃料供給契約
について助言し、契約書を作成
• プロジェクト関連契約:合弁事業契約、料金徴収契約、輸送契約及び技術サポー
ト契約を含む、オーストラリア、シンガポール、インドネシア及び中国における合弁
事業に関する40件以上のあらゆるプロジェクト文書に関する助言
プロジェクト・ファイナンス
EMIグループは、プロジェクト・ファイナンスの取決めにおいて、スポンサー及びレ
ンダーを代理する際の重要なノウハウを長年にわたり蓄積し、債務・株式投資の交渉
及びストラクチャリング、ローン・担保関連文書の作成、並びに法律意見書の提供な
どを行ってきました。以下は EMIグループが手がけたプロジェクト・ファイナンス
案件の一例です。
• アルゼンチンにおけるリチウムプロジェクトでの資金調達
• エジプトにおける2機の石油掘削装置のための資金調達プロジェクト
• フィリピンにおけるニッケルプロジェクトでのJBICによる貸付契約
• オーストラリアにおける2件のLNGプロジェクトでのJBICによる貸付契約
• オーストラリアにおける多数の鉱業プロジェクトのプロジェクト・ファイナ
ンス組成
• オーストラリアにおけるアルミニウム製錬所の再融資
• チリにおける銅プロジェクトの資金調達
当所のエネルギー、鉱業&インフラス
トラクチャグループは、日本に
おけるプロジェクト実務のリーダー
であり、下記において選出されてい
ます。
•
The Asia Pacific Legal 500,
The Guide to Asia’s Commercial
Law Firms
•
Euromoney’s Expert Guides for
Energy and Natural Resource
Lawyers
•
IFLR1000, The Guide to the World’s
Leading International Business Law
Firms
•
Chambers & Partners, Global Guide
to the World’s Leading Lawyers
• オーストラリア、ノース・クイーンズランド露天採炭プロジェクト
(鉄道及び港湾施設を含む)の再融資
• カナダにおける炭鉱プロジェクトの資金調達(債権者間の協定を含む)
紛争
EMIグループは、長年の間、クロスボーダー取引に関する紛争や調停案件に
おいて、多数の日本企業を代理してきました。最近の案件としては、以下が
挙げられます。
• オーストラリアでの石炭売買契約に関するUNCITRAL仲裁規則に基づ
く仲裁案件において、日本の買主を代理
• オーストラリアでの石炭に関する長期契約に係る仲裁案件において、
買主を代理
• ドイツでのコークスの長期売買契約に関連した国際商業会議所
(ICC)の仲裁案件において、日本の買主を代理
• インドでのプロジェクトの紛争案件において、スポンサーに助言
• LNGの長期売買契約に関する紛争案件において、日本の買主を代理
• 西オーストラリア州での鉱業の合弁事業に関する紛争案件において、
日本のコンソーシアムを代理
• オーストラリア、クイーンズランド州の長期燃料供給に関する大規模
な仲裁案件において、電力会社を代理
• 中央アジアでの売買契約に関する日本商事仲裁協会(JCAA)の仲裁
案件において、日本の商社を代理
• デリバティブ取引に関連する紛争案件において、日本の公共事業会社を代理
規制
グループ内に外国法域所属の弁護士を擁する強みと海外の現地事務所の強力
な支援を活用することで、EMIグループには、諸規制に対応するための助言
を提供できる優位な体制が整っています。以下はEMIグループが手がけた規
制案件の一例です。
各々の産業に特化した法律の専門知識
を活かし、クライアントが直面する
ビジネス、法律両面の問題に焦点を
合わせ、その核心を十分理解した上で、
クライアントのニーズに効果的にお応え
します。
• 米国における発電所の相互接続に関する手続の実施
• 米国における公益事業への投資に関する助言の提供
建設
当事務所は、世界各地の多数のプロジェクトに関するEPC契約を含む設計及
び建設関連の契約において、日本のスポンサー、建設業者、及び供給業者に
助言を行っています。EMIグループが手がけた案件としては、以下が挙げら
れます。
• シンガポールでの 石 油 掘 削 装 置 の 建設契約案件における助言
• ベトナムでの新規キャプティブ発電所のEPC契約案件における助言
• オーストラリアでの様々な発電設備のEPC契約案件における助言
• オーストラリアでのガス浄化設備のEPC契約案件において、日本の供
給者に助言
• 日本でのガス積出基地施設の建設及び建設許可における助言
税務
EMIグループは、エネルギー関連の投資について、特に日本及び関連諸外国
の税制を考慮した、最適な買収ストラクチャの立案業務を行ってきました。
とりわけ、合併・買収の取引によって生じるタックスヘイブン税制及び外国
税額控除の最大化等の税務管理問題に関して助言を行っています。税務デュー・
ディリジェンス、ファイナンシャルモデルの構築に関する助言、合併・
買収の投資後の再編成に関する助言等、税務関連業務の全般にわたって対応
しています。
www.bakermckenzie.co.jp
ベーカー&マッケンジー法律事務所
(外国法共同事業)
〒106-0032
東京都港区六本木1-9-10
アークヒルズ仙石山森タワー28F
Tel: 03 6271 9900
Fax: 03 5549 7720
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ベーカー&マッケンジー法律事務所(外国法共同事業)はス
イス法上の組織体であるベーカー&マッケンジー インターナ
ショナルのメンバーファームです。専門知識に基づくサービ
スを提供する組織体に共通して使用される用語例に倣い、
「パートナー」とは、法律事務所におけるパートナーである
者又はこれと同等の者を指します。同じく「オフィス」と
は、かかるいずれかの法律事務所のオフィスを指します。