建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律施行細則(案)の制定の概要 1 制定の趣旨 建築物におけるエネルギー消費量が著しく増加していることに鑑み、エネルギー消費性能の向上 を図ることを目的に、平成 27 年7月に「建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律(以下 「法」という。)」が公布され、一定規模以上の非住宅建築物について新築時等にエネルギー消費 性能基準への適合義務を課すとともに、建築主等に自主的な省エネ性能の向上の取組みを促す措置 (以下「誘導措置」という。)が設けられた。 この誘導措置には法第 29 条第1項の規定に基づく建築物エネルギー消費性能向上計画の認定や、 法第 36 条第1項の規定に基づく建築物が建築物エネルギー消費性能基準に適合している旨の認定 等があるが、これらの認定制度が平成 28 年4月1日に施行されることに伴い、法及び同法施行規 則(以下「省令」という。)に定めるもののほかに、これら認定等に係る事務について、必要な事 項を定める。 2 規則の内容 (1) 知事が必要と認める図書 認定等の申請に関して、省令第1条第1項に規定する知事が必要と認める図書(登録建築物調 査機関が交付する適合証等)について定める。 (2) 知事が不要と認める図書 認定等の申請に関して、省令第1条第3項に規定する知事が不要と認める図書(各種計算書等) について定める。 (3) 建築確認申請書の提出部数等 法第 30 条第2項の規定に基づき提出する建築確認申請書の提出部数及び添付書類について定 める。 (4) 申請の取下げ 認定等の申請の取り下げに関する手続き及びその申請様式を定める。 (5) 認定をしない旨の通知 認定等をしないときの通知の手続きを定める。 (6) 認定の取りやめ 認定等の取りやめに関する手続き及びその申請様式を定める。 (7) 工事完了報告 建築物エネルギー消費性能向上計画に基づく建築物の工事が完了したときの報告に関する手続 き及びその様式を定める。 (8) 認定を取り消す旨の通知 認定等を取り消すときの通知の手続きを定める。 3 施行期日 平成 28 年4月1日(法の施行日)
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