立憲主義、新安保法制

岩手弁護士会
東日本大震災5周年県民集会
早稲田大学法学学術院教授
兵庫県弁護士会(日弁連災害復興支援委員会前委員長)
日時:2016年3月5日(土)
開場
午後1時
開会
午後1時30分~
(午後 4 時 30 分終了予定)
場所:おでってホール
プラザおでって3階
盛岡市中の橋通一丁目7-1
事前申込不要・入場無料
定員200名
主催:岩手弁護士会
共催:日本弁護士連合会,東北弁護士会連合会
問い合わせ先:019-651-5095
報道によれば,安倍首相は,憲法改正による緊急事態条項の新設を重視する考えを
示したとしています。また,自民党も,大災害や他国による武力攻撃に備えるためと
して,緊急事態条項を憲法改正によって加えることを,その憲法改正草案の中で明言
しています。
これに対し,当会においては,平成27年4月23日,
「災害を理由とする「国家緊
急権」の創設に反対する会長声明を発表しています。また,当会では,集団的自衛権
の行使容認などを内容とする新安保法制の制定に,一貫して反対していますが,これ
が成立した今,憲法秩序を停止する緊急事態条項は,立憲主義の見地から極めて危険
であると考えられます。
最近,報道でも注目され始めてきた緊急事態条項(国家緊急権)について,災害法
に詳しい永井幸寿弁護士から,大災害と緊急事態条項の関係について,特別報告をい
ただくとともに,緊急事態条項に最も詳しい憲法学者である水島朝穂先生に,憲法学
の観点からのご講演をいただきますので,多数のご来場をお待ちいたします。
午後1時 開場
午後1時30分 開始
第1部 特別報告「大災害と緊急事態条項」
報告者 日本弁護士連合会災害復興支援委員会前委員長
永井幸寿弁護士(兵庫県弁護士会)
第2部 講演「緊急事態条項は日本国憲法に必要か?
~立憲主義・新安全保障体制との関係」
講 師 早稲田大学法学学術院教授 水島朝穂先生
午後4時30分 閉会
 講師プロフィール
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水島朝穂先生
早稲田大学法学学術院教授
1953 年、東京都府中市生まれ。
札幌学院大、広島大の助教授を経て、96 年より法学部教授。2004 年より現職。憲法、法政策論
博士(法学)。
全国憲法研究会代表(2015 年 10 月まで)。
単著『ライブ講義 徹底分析! 集団的自衛権』
(岩波書店)、
『はじめての憲法教室』
(集英社新書)、
『戦争とたたかう―憲法学者・久田栄正のルソン戦体験』(岩波現代文庫)、『18 歳からはじめる
憲法』(法律文化社)、『現代軍事法制の研究』日本評論社ほか。
単編著『立憲的ダイナミズム(日本の安全保障 3)』(岩波書店)ほか。
共著『検証 防空法』(法律文化社)ほか多数。
NHKラジオ第1放送「新聞を読んで」レギュラー14 年(2011 年 3 月番組終了)。国家緊急権・
緊急事態法について、参議院憲法調査会に参考人招致(2003 年)。ホームページ(「平和憲法のメ
ッセージ」http://www.asaho.com/)連続更新 19 年(昨年 12 月 14 日で 1000 回)。
公式ホームページ「平和憲法のメッセージ」http://www.asaho.com/