平成28年２月29日担当課建築住宅課担当者建築指導スタッフ中上電話 0852-22-6586 建築物防災週間（平成27年度下期）の実施について１２島根県目的毎年、地震・火災・がけ崩れ等の災害により、建築物の被害はもとより、多くの人命が失われています。そこで、広く一般県民を対象に、建築物に関連する防災知識の普及に努めるとともに、防災関連法令及び制度の周知徹底等を図り、建築物の防災対策の推進に寄与することを目的とします。実施期間平成28年３月１日（火）～平成28年３月７日（月）３事業内容（１）防災査察の実施各県土整備事務所（出雲を除く）及び隠岐支庁県土整備局は、管轄区域内の消防署及び市町村の協力を得て、全県で13箇所程度の不特定多数の者が利用する特殊建築物（旅館、ホテル、集会場、スーパーマーケット等）の査察を実施します。安全な避難路を確保するための施設等（階段の防火区画、直通階段、非常用照明装置、排煙設備、内装制限等）、火災の延焼ないし拡大を防止するための施設等（階段以外のたて穴区画、面積区画、構造制限等）及び救出経路を確保するための施設（非常用の進入口等）の項目について、それぞれの設備が適切に設置され、操作に支障がないか、維持管理が適切にされているかを調査し、適切でないものについては、改善指導を行います。また、耐震性の向上が必要とされる特定建築物については、耐震診断・改修が行われるよう指導等を行います。【参考】平成26年度上期における防災査察の実施件数（県分）用件途数病院０旅館･ﾎﾃﾙ３児童社会福祉施設４百貨店・マーケット等５その他１合その他２合計 13 平成26年度下期における防災査察の実施件数（県分）用件途数病院１旅館･ﾎﾃﾙ２児童社会福祉施設２百貨店・マーケット等６計 13 （２）重点事項ａ）吹付けアスベストの飛散防止対策の調査及び是正指導の徹底既存建築物の窓ガラスの地震対策、外壁材、広告板の落下防止対策、大規模空間を持つ建築物の天井の崩落対策及び民間建築物における吹付けアスベストの飛散防止対策については、これまでも継続して是正指導を実施してきましたが、今期の建築物防災週間においては、特に吹付けアスベストの飛散防止対策についての是正指導を実施します。ｂ）住宅・建築物の耐震診断、耐震改修の促進耐震診断を行っていない特定建築物の所有者等に対し、速やかに当該建築物の耐震診断を実施するよう指導するとともに、耐震性の劣る特定建築物については、耐震改修の速やかな実施を指導します。ｃ）既存建築物に対する適正な維持保全と定期報告の徹底既存建築物に関わる事故を未然に防ぐためにも、適正な維持保全や定期報告の実施は重要であることについて、建築物等の所有者等に広く周知すると共に、定期報告が未報告の所有者等に対して、法令遵守の必要性について説明し、定期報告を実施するよう指導します。ｄ）既設エレベーターの安全対策の推進平成21年９月28日以前に着工されたエレベーターについては、戸開走行保護装置や地震時管制運転装置等の設置義務はないが、安全確保のため設置を促進する必要があるので、建築物等の所有者等に対して広く周知を図ります。（３）実施区域松江市、出雲市以外の県内全域。なお、松江市及び出雲市内については、それぞれの市の部局において実施の予定です。