関宮中だより

2月号
養父市立関宮中学校
関宮中だより
H28,1,28
子どもと一緒に成長する親をめざして
暖冬と言われながら、大寒となりやっと冬らしくなってまいりました。さらに、
インフルエンザが流行してきました。受験を控える3年生の保護者の皆様は、神
経を使われていることでしょう。生徒の健康管理をよろしくお願いいたします。
今、海の向こうオーストラリアでは、テニスの4大大会、全豪オープンが開催
されています。錦織選手の活躍が国内に報道され、国民の注目を浴びました。
今回は、プロテニスプレーヤーとして世界を舞台に戦い続けた杉山愛選手の母
にしてコーチも務められた、杉山芙佐子さんのお話をします。芙美子さんは、一
流選手、石川遼選手、宮里藍選手の親御さんの子育てについて直接話を伺い、子
どもの育て方に関して様々な共通点に気がつきました。ここでは、2つのポイン
トを紹介します。
一つのポイントは、親の子どもに対する無二の愛情を正しい方向にとらえた点
です。子どもは体だけでなく頭も心もすごいスピードで成長します。ところがそ
の成長に親がついていけないために、親の考えを子どもに押しつけてしまう現象
が見られ、子どもの成長を妨げたことがありました。大切なことは子どもの世界
がどんどん広がっていく一方で、それに見合うだけの情報量や会話力が親にない
と、そこから親子間に亀裂が生じ、それがもとで親に子どもの才能がつぶされて
しまうことに気づいたのです。無二の愛情を正しい方向に注ぐためには親自身も
学ぶ姿勢をしっかりと持つことが必要なのです。
もう一つのポイントは、親と子どもの距離の取り方です。どんなに競技レベル
が向上しても相手はまだ子どもです。子どもの様子を見て,今は抱きしめるとき、
ここは突き放すときだということをきちんと理解して接してあげることが必要な
のです。ところが、往々にして突き放してはいけないときに突き放したり、突き
放すべきときにくっつきすぎることが見受けられます。それでは選手としての成
長を阻害しかねません。そういった子どもとの距離の取り方もまた親の学びにか
かっているといってよいでしょう。
一流選手を育てた親だからできることだと言ってしまえば終わりですが、見方
を変えれば、受験の世界でも同じ傾向があるのではないでしょうか。親がせんべ
いをかじりながらテレビを見ているときに「勉強しなさい」「本を読みなさい」
といくら言ったところで、子どもはまず言うことを聞きません。親自身が完全に
学ぶことをやめてしまっているからです。家庭において、親はリーダーです。親
が職場の仕事、家事、趣味のことで、常に学び続けて自分を磨くか否かで,子ど
もたちがどう成長していくかが決まると言ってもいいでしょう。また、親と子ど
もの距離は、中学生といえども日頃から目は離さず見守り、親子の会話をする時
間を確保していれば、おのずと距離が縮まり、子どもへの正しい対応ができるも
のです。
親になると成長すると言われますが、単に子どもが生まれて親になるだけでは
なく、親になったからこそ、子どもと一緒に成長することを楽しんでもらいたい
と思います。
2月の主な行事予定
1日(月)介護福祉体験(1年)
SC心の授業(2年)
5日 (金) 生徒集会
6日(土)ウインターカップ(~7日)
豊岡北中(男子)・豊岡南中(女子)
8日(月) SC心の授業(3年)
10日(水)私立高校入試
そうあんくんの日
12日(金)全校集会
14日(日)公立推薦,特色選抜入試
15日(月)健康教育講座(3年)
19日(金)生徒集会
ノー部活デー(~22日)
22日(月)SC心の授業(1年)
小中学校保健委員会
(19:30)
24日 (水) 期末テスト(~26日)
公立高校一般入試願書受付
避難訓練を実施しました
去る18日に地震による避難訓練を実施しまし
た。緊急地震速報を使い、30秒後に地震が発生
するまでに安全な場所に避難する訓練を行いまし
た。生徒は、素早く安全な場所を見つけ避難する
ことができました。訓練でしたが、生徒は真剣に
取り組みました。その後、会議室で阪神淡路大震
災の追悼集会、震災に関するアニメを鑑賞し、命
の大切さ、仲間の存在の大きさなどを学びました。
今後も自分の命は自分で守る訓練をしていきます。
2月に体育館使用可能
28年専門部長決定
12月から
耐震工事が行
われていまし
たが、予定ど
おりに進み、
来月から体育
館が使えるよ
うになります。生徒には大変不便をか
けました。天上板がなくなり、鉄骨が
見えますが、屋根裏へ吹き付けたウレ
タンの薄ピンク色またLED電灯が、
館内を明る
くしていま
す。天井が
高くなり、
工事前より
広くなった
ように感じ
ます。
生活部長 2年 西 村 陽 聖
文化部長 2年 木 戸 結 生
衛生部長 2年 藤 原 歌 保
環境部長 2年 西 谷 怜 緒
新しい専門部の部長が決まりまし
た。本校の3大伝統を引継ぎ高めてい
く原動力となる部長です。三役と力を
合わせ、生徒会執行部がスタートしま
した。先生たちも期待しています。
去る15日に生徒集会がありまし
た。早速、環境部が清掃の仕方につい
て提案し
ました。
不慣れな
面もあり
ましたが、
熱意が伝
わってき
ました。