オリックス株式会社からの出資の受け入れについて

関係各位
2016 年 2 月 25 日
オリックス株式会社からの出資の受け入れについて
謹啓
向春の候、皆様におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。
平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、弊社はこの度、オリックス株式会社(本社:東京都港区、社長:井上 亮)からの出資の受け
入れに合意致しましたことをお知らせ致します。オリックス株式会社は、本年 4 月を目途に、弊社の発
行済み全株式を取得する予定です。
近年の日本の動物薬業界は、外資系大手メーカーが急速に国内市場におけるシェアを伸ばす一方で、
内外製薬会社による動物薬部門の分社化や事業譲渡が世界的規模で進行しており、業界再編は益々活発
になる様相を呈しております。それに加えて、今後TPP(環太平洋パートナーシップ)が発効されれば、
国内の畜産・食肉業界に大きな環境の変化をもたらすものと考えられ、生産農家はその対応を迫られて
いる状況にあります。
この様に業界再編や国内市場規模の縮小等、業界を取り巻く環境が変化する中で、引き続き将来に渡
って安定的にワクチンを供給するために弊社はオリックス株式会社からの出資の受け入れを決定致し
ました。
オリックス株式会社は、現在、金融サービスから農業法人の運営まで幅広く事業を展開しており、日
本の「食の安全・安心」を共に守る企業として、最良のパートナーと考える次第です。また、この提携
により弊社の財務基盤をより強固なものとし、再編が進む動物薬業界において、日本のリーディングカ
ンパニーとなるべく更なる発展を目指します。
海外につきましては、弊社がベトナムに設立致しました京都微研ハノイラボラトリーズを拠点として、
オリックス株式会社が有する資本力、海外ネットワーク網を活用し、弊社の製品を日本国内のみならず、
東南アジアを中心に他国に向け供給出来る体制を構築致します。
なお、オリックス株式会社が全株式を取得した後におきましても、弊社の経営の独立性は維持しつつ、
新しい体制を構築して参りますので、引き続きご愛顧を賜ります様、何卒宜しくお願い申し上げます。
謹白