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広 報 資 料
(経 済 同 時)
平成28年2月29日
大好評 職人さんの実演が
いろいろ見られるチャンス!
(公財)京都伝統産業交流センター
(℡ 762-2670)
産
業
観
光
局
商 工 部 伝 統 産 業 課
℡ 222-3337
伝統産業の日2016関連事業
伝統産業ふれあい館「春の職人実演まつり」の実施について
京都伝統産業ふれあい館は,京都市が指定する74品目500点もの伝統工芸品を一堂
に集めたミュージアムです。平成27年度からは,特に工房訪問事業や職人の異業種交流
会の実施,出張職人実演,京都で開催されるMICEの記念品取扱い等に力を入れ,伝統
産業の魅力発信と需要喚起に積極的に取り組んでいます。
来る3月は,伝統産業の日関連事業として,普段間近に見ることのできない職人さんの
実演が楽しめる「春の職人実演まつり」を実施します。
大勢の皆様の御来場をお待ちしております。
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日
時
平成28年3月1日(火)~3月31日(木)
午前10時~午後4時30分
※展示場は午前9時~午後5時まで
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場
所
京都伝統産業ふれあい館(京都市左京区岡崎成勝寺町9-1 京都市勧業館地下1階)
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内
容
8業種※の職人さんが期間中,別紙実演予定表のとおり制作実演を実施
(多い日で7業種,少ない日でも2業種の職人さんの実演が見学可能)
※京友禅(型紙),京くみひも,京仏壇・京仏具,京焼・清水焼,京扇子,京人形,
京象嵌,京の神祇装束調度品
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入 場 料
無料
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主
催
(公財)京都伝統産業交流センター
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そ の 他
当取組の一環として,3月19日(土)にはよしもと祇園花月と連携したイベントも
実施予定。詳細は,後日改めて発表します。
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参考(実演のある伝統産業の紹介)
○京友禅(型紙)
手描染めに対して,下絵を写し取り,小刀で彫り抜いた型紙を生地の上に置いて,
抜いた部分に防染糊や色糊を置いて染める手法を,型染めといいます。この型染めに
使われる型紙は,和紙を貼り合わせた丈夫な型地紙に細かな彫りを入れていくもので,
手作業で 0.2 ミリという細さの線を抜くなど,非常に高度な技術が必要とされます。
京都の型紙は「堀川紺形」の名が残っているように,古くから京都の染織と密接に関
連して発達し,精緻な技術を今に伝えています。
○京くみひも
京都でくみひもの生産がはじまったのは,平安建都(794 年)の頃。武具の飾り,羽
織のひも,帯締や神仏具など時代とともに様々な用途に使われ,発展していきました。
京くみひもは丸台を使った丸ひもなど,基本的なものだけで約 40 種類,模様などバリ
エーションを含めると 3 千種を超えます。一つひとつに,歴史が育んだ京の美意識が
表現されています。
○京仏壇・京仏具
仏壇は,仏像を安置する「厨子」が変化したものです。長い間貴族や武士階級のた
めのものであった仏壇が江戸時代初期(17 世紀)に行われた宗門改めを契機に広く一般
にも普及しました。京都は 3 千数百の寺院と百以上の各宗派本山があり,平安朝から
続く仏教の中心地です。そのため京仏壇は,漆塗,箔押などの精巧な技術と格調を特
色としています。木工(指物・木彫)・金工(錺金具)・漆工(漆塗・箔押・蒔絵)など専
門性の高い技術を駆使した総合工芸品といえます。
また,京仏具は,8 世紀頃,最澄,空海の時代から製作され,11 世紀初頭に活躍し
た仏師定朝など優れた職人によって完成されていきました。寺院用,家庭用に大別さ
れ,宗派によっても異なる仏具には,仏像をはじめ宮殿,厨子,香炉,梵鐘,燭台な
ど千数百という種類があります。仏具工芸は,諸本山を多数抱える京都の地で最高の
品質を求められて発展し,全国へと伝わっていきました。
○京焼・清水焼
京焼・清水焼は,京都でつくられるやきものの総称です。高い意匠力と多彩な技術
とが,
「土もの」と呼ばれる陶器と「石もの」と呼ばれる磁器の両分野で,あらゆる種
類のやきものをつくりだしてきました。雄略天皇の時代(5 世紀後半)にはじまったとさ
れる歴史は,17 世紀中頃に野々村仁清が華麗な色絵陶器を完成させて一つの頂点を迎
え,その後も尾形乾山,奥田頴川,青木木米といった多くの陶工が独自のデザイン・
技法を生み出してきました。高度な技術力に基づいた華麗で雅やかなやきものです。
○京扇子
扇子は,日本で生まれ中国やヨーロッパにまで伝わった工芸品です。京都はその発
祥の地だといわれています。平安時代初期(9 世紀頃)からつくられはじめ,16 世紀頃
には現在のような技法が確立されました。茶道,香道,舞踊などの文化が花開いた京
都だからこそ発達した工芸品だといえます。京扇子には非常に多くの種類があり,形
状,素材など用途に応じた美のかたちが追求されています。木板を束ねた板扇と竹を
骨にして紙や絹を貼った貼扇とに大別されます。
○京人形
災厄を身代わりしてくれるものとして,また愛玩用として日本人の生活に深いかか
わりを持ってきた人形。京人形は,平安時代(8 末~12 世紀),貴族の子供たちの遊び
道具であった「ひいな人形」がその起源だといわれ,今日では,浮世人形,雛人形,
五月人形,御所人形,市松人形など多くの種類が作られています。頭,髪付け,手足,
小道具,着付(雛人形)などに製造工程が分業化されているのが特徴です。技術の高さ
と,細部まで丁寧に仕上げる伝統が高く評価されています。
○京象嵌
金属に金や銀,赤銅などをはめ込んで模様で装飾する象嵌は,シリアのダマスカス
で生まれ,日本には飛鳥時代(6~7 世紀)に伝わったとされています。平安時代(8 末~
12 世紀)には技術の基盤ができ,江戸時代(17~19 世紀)には京都の埋忠,正阿弥など
刀やよろいなどをつくる職人が優れた象嵌を生みました。京都の象嵌は,鉄,銅,真
鍮などの地金に縦横の細かい布目の溝を彫り,金,銀,銅などを鎚で打ち込んでいく
布目象嵌を中心としており,繊細な美しさが特徴です。
○京の神祇装束調度品
明治維新まで皇室のあった京都では,各種の式典や行事が多く,また神社の神事も
盛んであるため,それらの道具や衣装をつくる専門工芸が古くから発達してきました。
神祇調度とはいわゆる神具と呼ばれるもので,三宝や神殿などの木製の道具類のほか,
鏡,御簾,几帳,旗,幕,雅楽器などがあります。神祇装束は,宮中の装束や神主の
衣服,各種の伝統的な式典や行事などに用いられる衣装とその付属品をさします。い
ずれも多品種少量生産で,手づくりが大部分を占めます。
(別紙)実演予定表
業種
京友禅
(○の日が実演予定日)
京くみ
京仏壇・
京焼・
ひも
京仏具
清水焼
3月1日
火
○
3月2日
水
3月3日
木
3月4日
金
○
○
3月5日
土
○
○
3月6日
日
○
○
3月7日
月
○
○
3月8日
火
○
3月9日
水
○
3 月 10 日 木
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京の神祇
京扇子
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3 月 12 日 土
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3 月 13 日 日
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3 月 15 日 火
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3 月 16 日 水
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3 月 17 日 木
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3 月 18 日 金
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3 月 19 日 土
○
○
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3 月 20 日 日
○
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3 月 21 日 月
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3 月 22 日 火
○
3 月 23 日 水
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3 月 24 日 木
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3 月 25 日 金
○
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3 月 26 日 土
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3 月 27 日 日
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3 月 28 日 月
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3 月 29 日 火
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3 月 30 日 水
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3 月 31 日 木
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装束
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京象嵌
調度品
3 月 11 日 金
3 月 14 日 月
京人形
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