住宅リフォーム市場に関する調査結果～ 2015 年第 3

2016 年 2 月 25 日
住宅リフォーム市場に関する調査結果
～ 2015 年第 3・4 四半期～
【調査要綱】
矢野経済研究所では、国内の住宅リフォーム市場の短期的な市場トレンド調査を実施した。
1．調査期間：2015 年 7 月～9 月（2015 年第 3 四半期）、10 月～12 月（2015 年第 4 四半期）
2．調査方法：当社専門研究員による市場規模算出、及び文献調査
＜住宅リフォーム市場とは＞
本調査における住宅リフォーム市場とは、「10 m2 超の増改築工事」・「10 m2 以下の増改築工事」・「設備修繕・維
持関連」・「家具・インテリア等」の 4 分野をさす。
【調査結果サマリー】

2015 年第 3 四半期の住宅リフォーム市場規模は前年同期比 19.3％増
2015 年第 4 四半期の住宅リフォーム市場規模は前年同期比 11.0％増
2015 年第 3 四半期（7～9 月）の住宅リフォーム市場規模は 1 兆 6,406 億円（速報値）、前年同期比
で 19.3％増と推計する。また、2015 年第 4 四半期（10～12 月）は 1 兆 9,468 億円（速報値）、前年同期
比で 11.0％増と推計する（図 1 参照）。
2015 年 7 月以降単月ベースでも 5 ヶ月連続で前年同月比増となり、また四半期ベースでも 2 期連続
して前年同期比増と、消費増税に伴う反動減からの回復をようやく迎えた模様である。

2015 年の住宅リフォーム市場規模は前年比 2.5％減の 6.5 兆円
2015 年（1～12 月計）の住宅リフォーム市場規模は、6 兆 4,757 億円（速報値）、前年比で 2.5％減と
推計する。
前年の 2014 年（1 月～12 月計）と比較すると、「増改築に関わる費用（10 m2 超および 10 m2 以下の
増改築工事）」が 11.5％減と大きく落ち込んでいる。「設備修繕・維持」分野は 1.1％減となり、2 期連続
して 5 兆円台を維持していたがわずかながら割り込んだ。「家具・インテリア」も 1.4％減となった。

2016 年の住宅リフォーム市場規模は 6.7～7.2 兆円を予測
2017 年 4 月の消費税の再増税を控え、2016 年は 2013 年と同様、駆け込み需要が予想される。2013
年時、増税前の駆け込み需要はさほど大きくはないといった見方もあったが、実際には例年にない需
要の集中がみられた。その一方で、マイナス要因として、新築住宅や東京オリンピックに向けた工事・
建設需要に伴い、住宅リフォーム向けの職人不足が考えられる。
こうしたことから、2016 年の住宅リフォーム市場規模は、6.7～7.2 兆円を予測する（図 2 参照）。
◆
資料体裁
資料名：「ヤノ・レポート 2016 年 2 月 25 日号」
発刊日：2016 年 2 月 25 日
体裁：B5 判 67 頁
定価：年間購読 80,000 円（税別）

株式会社矢野経済研究所
所在地：東京都中野区本町2-46-2 代表取締役社長：水越孝
設立：1958年3月年間レポート発刊：約250タイトル URL: http://www.yano.co.jp/
本件に関するお問合せ先（当社 HP からも承っております http://www.yano.co.jp/）
㈱矢野経済研究所マーケティング本部広報チーム TEL：03-5371-6912 E-mail:[email protected]
本資料における著作権やその他本資料にかかる一切の権利は、株式会社矢野経済研究所に帰属します。
本資料内容を転載引用等されるにあたっては、上記広報チーム迄お問合せ下さい。
Copyright © 2016 Yano Research Institute Ltd.
2016 年 2 月 25 日
図 1. 住宅リフォーム市場の四半期別の市場トレンド推移
22,000
（億円）
2011年
20,000
2012年
2013年
18,000
2014年
2015年
16,000
14,000
12,000
10,000
第１四半期
1-3月
第２四半期
4-6月
第３四半期
7-9月
第４四半期
10-12月
矢野経済研究所推計
注 1. 国土交通省「建築着工統計」、総務省「家計調査年報」、総務省「住民基本台帳」、国立社会保障・人口問題研究所
｢日本の世帯数の将来推計（全国推計）」をもとに矢野経済研究所推計
注 2. 2015年第1～4四半期は速報値（2016年2月現在）
図 2. 住宅リフォーム市場の市場規模推移と予測
（億円）
80,000
6.7～7.2兆円
(予測）
6.9兆円
70,000
6.2兆円
6.2兆円
2011年
2012年
6.7兆円
6.5兆円
60,000
50,000
40,000
30,000
20,000
10,000
0
10㎡超増改築工事
2013年
10㎡以下増改築工事
2014年
設備修繕・維持
2015年
2016年
家具・インテリア等
矢野経済研究所推計
注 3. 国土交通省「建築着工統計」、総務省「家計調査年報」、総務省「住民基本台帳」、国立社会保障・人口問題研究所
｢日本の世帯数の将来推計（全国推計）」をもとに矢野経済研究所推計
注 4. 2015 年速報値、2016 年予測値（いずれも 2016 年 2 月現在）
Copyright © 2016 Yano Research Institute Ltd.

Download Report