第 142 回2/28(日)日商簿記検定2級 解答速報山梨簿記学院 試験お疲れ様でした まずは試験お疲れ様でした。 仕訳と第2問が、前回に比べだいぶ平易になったので、前回よりは解きやすかったのではないでしょう か。工業簿記できっちり点が取れた方は、合格へ大きく近づいたと思います。 さて、模擬試験のみならず、本試験もぜひ復習してください。本試験は、ご自身のレベルアップできる お宝の宝庫です。 問題が解けない方へ 問題が解けない理由は以下の三つです。 ①知識不足 ②知識はあるけれども解き方がわからない ③単純ミス ①は自覚があるので、勉強時間の確保で解決します。 ②は、理解を重視した学習で問題慣れすると解決します。無から有は生まれません。アイディアは全く の無からは生まれず、有の組み合わせから生まれます。良質の問題を解き、理解しながら「なるほど、 そうやって解くのか。 」といったシーンが増えると、初めての問題でも解けるアイディアが浮かんできま す。 ③最後はミスで決まります。くだらないミスほどメモしてください。今回 60 点台だった方は、おそらく ミスで10点近く失っているはずです。ミスはだれにでも起きます。ミスをなくす事はできませんが、 減らす事はできます。 ちなみに山梨簿記学院の講師も解答速報作成時、工業簿記で複数のミスをしました。 変動費からなる文章をよく読まず、また追加材料を入れ忘れました。問題文をよく読まず、 「いつもと同 じ処理だな。 」と勝手にやってしまいました。最後はミスの量で決まります。 第 1 問(20 点) 借 方 科 目 金 額 貸 1 売 掛 金 540,000 売 機 2 研 械 装 究 開 発 置 費 600,000 750,000 当 未 現 形 400,000 金 7,000,000 3 不 4 渡 買 5 広 手 掛 告 宣 伝 費 210,000 方 科 目 金 額 上 540,000 金 金 金 600,000 300,000 450,000 営 業 外 受 取 手 形 400,000 現 仕 座 預 払 入 本 割 金 引 6,993,000 7,000 店 2,100,000 なお、仕訳問題-2 の「実験専用の機器」につきましては、以下を参考にしてください。 研究開発費及びソフトウェアの会計処理に関する実務指針 特定の研究開発目的の機械装置等の会計処理 特定の研究開発目的にのみ使用され、他の目的に使用できない機械装置や特許権等を取得した場合の原 価は、取得時の研究開発費として処理する。ここでいう「特定の研究開発目的にのみ使用され、他の目 的に使用できない」とは、特定の研究開発プロジェクトの目的のみに使用され、他の研究開発プロジェ クトには使用することが機能的・物理的にできないことをいう。 今回は問題文の「また」以降に「のみ」と入っていましたので、文章の意図から機械装置ではないかと 判断しました。 第 2 問(20 点) 株主資本等変動計算書 自平成26年4月1日 至平成27年3月31日 (単 位:円) 株主資本 資本剰余金 資本金 当 期 首 残 高 当 期 変 動 額 新 株 の 発 行 ( 資本準備金 その他資本剰余金 540,000 150,000 10,000,000 480,000) ( 320,000) 10,000) △( ( 剰 余 金 の 配 当 11 0 , 0 0 0 ) 別途積立金の積立 900,000) ( 500,000) ( 400,000) 当期変動額合計 ( 1,380,000) ( 830,000) ( 290,000) 高 ( 11 , 3 8 0 , 0 0 0 ) ( 1,370,000) ( 440,000) 吸 収 合 併 ( 当 期 純 利 益 当 期 末 残 (下段へ続く) (上段より続く) 株主資本 利益剰余金 利益準備金 当 期 首 残 高 当 期 変 動 額 別途積立金 240,000 繰越利益剰余金 120,000 950,000 別途積立金の積立 吸 収 合 △( 40,000) ( 末 残 440,000) △( 80,000) 800,000) 500,000) - ( 1,800,000) ( 750,000) ( 750,000) 40,000) ( 80,000) ( 230,000) ( 2,850,000) 高 ( 280,000) ( 200,000) ( 1,180,000) ( 14,850,000) 当期変動額合計 ( 期 80,000) △ ( 併 当 期 純 利 益 当 12,000,000 ( 新 株 の 発 行 剰 余 金 の 配 当 ( 株主資本等 合計 その他利益剰余金 第 3 問(20 点) 貸 借 対 照 表 平成 28 年 3 月 31 日現在 資 Ⅰ 流 動 資 負 産 Ⅰ 流 動 債 の 部 負 債 現 金 預 金 ( 812,500 ) 短 期 借 入 金 ( 600,000 ) 受 取 手 形 ( 75,000 ) 支 形 ( 260,000 ) 金 ( 605,000 ) 買 掛 金 ( 508,700 ) 品 ( 950,900 ) 未 払 金 ( 220,000 ) 用 ( 40,800 ) 未 用 ( 155,000 ) (未収還付法人税等 ) ( 4,000 ) ( ) ( 6,000 ) 貸 倒 引 当 金 ( △6,800 ) 賞 与 引 当 金 ( 200,000 ) 流 動 資 産 合 計 ( 2,481,400 ) 流 動 負 債 合 計 ( 1,949,700 ) 長 期 借 入 金 ) ( 1,000,000 ) 売 掛 商 前 Ⅱ 産 の 部 固 払 定 費 資 払 手 払 前 費 受 金 産 有 形 固 定 資 産 Ⅱ 固 負 債 物 ( 1,200,000 ) 建物減価償却累計額 ( △562,500 ) 固 定 負 債 合 計 ( 1,000,000 ) 640,000 ) 負 ( 2,949,700 ) 建 備 品 備品減価償却累計額 ( △437,500 ) 土 地 ( 800,000 ) 有形固定資産合計 ( 1,640,000 無 形 固 定 資 産 商 標 権 ( 100,000 ) ( 定 合 計 純 資 産 の 部 Ⅰ 資 金 ( 1,000,000 ) Ⅱ 資 本 準 備 備 金 ( 116,000 ) Ⅲ 利 金 ( 利 益 準 備 金 ( 101,000 ) 繰越利益剰余金) ( 76,700 ) 無形固定資産合計 ( 投資その他の資産 債 本 益 剰 余 ) (長期前前払費用) ( 22,000 ) 利益剰余金合計 ( 177,700 ) 投資その他の資産合計 ( 22,000 ) 純 資 産 合 計 ( 1,293,700 ) 固 定 資 産 合 計 ( 1,762,000 ) 資 ( 4,243,400 ) ( 4,243,400 ) 産 合 計 第 4 問(20 点) 問1 借 方 科 製 目 金 品 額 貸 6,120,000 方 仕 科 掛 目 金 品 額 6,120,000 問2 借 方 科 目 金 原 価 差 異 額 貸 311,600 仕 方 科 掛 目 金 品 額 311,600 問3 290,000 円 (有利差異・不利差異) 問4 予算差異 90,000 円 (有利差異・不利差異) 能率差異 50,000 円 (有利差異・不利差異) 操業度差異 150,000 円 (有利差異・不利差異) 第 5 問(20 点) 第 1 工程月末仕掛品の原料費 第 1 工程月末仕掛品の加工費 第 2 工程月末仕掛品の前工程 費 第 2 工程月末仕掛品の加工費 第 2 工程完成品総合原価 = = = 60,000 円 60,000 円 124,800 円 = = 24,000 円 4,723,200 円 ご注意 2級商業簿記は平成28年度から大幅な変更が予定されています。従来の内容が大幅に削減さ れ、新しい内容が3年間にわたって順次追加されます。28 年度に追加の内容はあまりありません。ただ し、商業簿記は実務に近い処理にシフトしきています。詳細は主催者情報をご確認ください。 山梨簿記学院 山梨簿記学院 GOOD LUCK!
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