4 月 号 - 兵庫県警察

◆ ひょうご防犯ネット登録拡大
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◆ 春の行楽期における山岳遭難の防止…P.2
◆ 春の行楽期における雑踏事故防止 …P.5
4 月 号
兵庫県警察本部県民広報課
◆ ひょうご防犯ネット登録拡大 ◆
∼ひょうご防犯ネットで危険を察知!∼
メールやウェブサイトで、安全・安心情報をお届けする
兵庫県警察の防犯情報等配信システム!
「ひょうご防犯ネット」では、兵庫県警察本部から、身近に発生した犯罪情報や防犯情
報などを、登録していただいた方にタイムリーにメールでお知らせしています。
※
登録は無料です(ウェブ接続料・メール受信料はかかります。)。
配信される情報は
○
子どもの安全に関する情報
○
チカンなどに関する情報
○
ひったくり・路上強盗に関する情報
○
振り込め詐欺に関する情報
○
県警察からのお知らせ
などです。
ご希望に添って、情報の種別や地域を選択することができますので、
身近な犯罪情報を得ることができます。
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が返信されますので、受信画面の案内に沿って、登録手続を行ってください。
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◆ 春の行楽期における山岳遭難の防止 ◆
∼しっかり準備で安全登山∼
春は気候が良く、各地の山において多数の登山客が見込まれますが、それに伴って、道
迷いや滑落等の山岳遭難の発生が懸念されます。
山で遭難しないために次の点に注意し、しっかりと事前準備をして、安全に登山を楽し
んでください。
兵庫県内の山岳遭難発生状況
■
平成27年中の発生状況
平成27年中の兵庫県内の山岳遭難発生状況は、発生件数が92件、遭難者数が111名、
うち10名が亡くなられました。
平成26年と比較すると、発生件数が−16件、遭難者数が−21名(死者数は±0名)
となり、発生件数は3年ぶりに減少しましたが、遭難者数は平成22年以降6年連続で
100名を超えています。
○
年代別の特徴 : 中高年登山者の割合が高い
中高年の遭難者は85名で全体の約77%を占めており、
亡くなられた方は全て中高年者でした。
○
発生場所別の特徴 : 六甲山系での発生が多い
六甲山系で49件発生し、県内の山岳遭難の半数以上が
六甲山系で発生しました。
○
発生原因別の特徴 : 「道迷い」が半数以上、亡くなられた方の7割が「病気」
平成26年と比べて発生件数は16件減りましたが、「道迷い」については増減はな
く、発生件数全体の半数以上を占める47件発生しました。
また、亡くなられた10名のうち、3名は滑落死でしたが、7名は登山中に病気で
亡くなられました。
■
過去5年間のゴールデンウィーク中の発生状況(平成23年∼平成27年)
山
岳
六甲山系
雪彦山
氷ノ山
その他の山
発生原因
転落
滑落
転倒
道迷い
病気
滑落
転倒
落石
道迷い
滑落
道迷い
病気
落石
発生件数・遭難者数
1件1名
2件2名
3件3名
6件9名
1件1名
1件1名
1件1名
1件1名
1件4名
4件4名
11件19名
2件2名
1件1名
13件16名
3件3名
1件4名
18件26名
登山計画を立てていますか?届出をしていますか?
■
思いつき・無計画な登山は止めましょう
コースをしっかり確認せずに入山し道に迷う、夕方前に入山して日が暮れ、身動き
がとれなくなる、ライトを持っていないなどの事案が散見されます。山を甘く見ては
いけません。
■
登山計画の策定
登山の事前準備として、参加者全員で登山ルートや日程、
装備品等を検討して登山計画を立て、計画内容を参加者全員
に周知しておくことが重要です。
○
日程・ルート
参加者の経験や技術、体力等を考えて、無理のない日程
・ルートを選びましょう。また、天候により登山を中止す
ることを想定し、あらかじめ予備日を設けておくなど、余
裕のある日程を組むようにしましょう。
○
装備
低い山であっても侮ることなく、スマートフォンや携帯電話、ラジオ、地図、方
位磁石、非常食、ライト等を必ず持って行くほか、天気や気温の変化に備えて、雨
衣や防寒衣も準備しましょう。
■
登山届の提出
作成した登山届は、事前に家族や職場、所属する山岳会、
入山地を管轄する警察署(不明な場合は警察本部地域企画課)
に提出し、計画の内容を知らせましょう。万一、遭難してし
まったときに、捜索や救助の重要な手掛かりとなります。
なお、登山届に決まった様式はありません。兵庫県警察の
ウェブサイトに参考となる見本を掲載していますので、ダウ
ンロードして活用してください。
兵庫県警察本部に提出する場合
郵
送
先:〒650−8510
神戸市中央区下山手通5丁目4番1号
兵庫県警察本部地域企画課
FAX番号:(078)341−5535
安全な登山に向けて
■
万全な体調で臨みましょう
日頃から十分にトレーニングを積み、体力や登山技術、気力を養っておくとともに、
万全な体調で登山に臨みましょう。体調不良時の登山は厳禁です。登山中に病死され
る事案が多く発生しています。
■
単独登山は危険です
単独登山者が疲労や怪我(けが)等で動けなくなった場合、助けを求めることがで
きず、季節を問わず死亡率が高くなります。単独登山は避け、経験豊富なリーダー等
とパーティーを組んで登りましょう。
■
天気予報に注意しましょう
「春に三日の晴れ間なし」と言われるように、春は短い周期で天気が変わります。
登山の数日前から登山日の天気に注意し、悪天候が予想されるときは登山を中止し
ましょう。また、登山中も最新の気象情報の入手に努め、天候の悪化が予想されると
きは、登山の中断を検討するなど、安全を第一に考えた対応をとりましょう。
■
安易なルート変更はやめましょう
近道目的や冒険心からルートを変更して道に迷うケースが散見されます。
道に迷ったり、知らないルートを通り危険な目に遭ったりしないためにも、安易に
ルート変更をせず、計画で決めたルートを通るようにしましょう。
通報時等の注意点
■
「119ばんつうほうプレート」をご存知ですか?
六甲山の登山道には、神戸市消防局等が位置情報等を
記した「119ばんつうほうプレート」を設置しており、11
9番通報の際にプレートの番号を告げるだけで、あなたの
位置が分かるようになっています。姫路市の雪彦山や明
神山等にも同様の物が設置されています。
警察も消防と連携していますので、110番通報の際にプ
レートの番号を告げてください。そして、通報場所から
動かず、110番担当者の指示に従うようにしてください。
■
ヘリコプターへの合図
警察や消防機関は、山岳遭難者等の捜索・救助活動にヘリコプターを活用し、上空
から遭難者等の発見やつり上げ救助、地上捜索部隊の誘導等を行っています。
ただ、広大な範囲の中から遭難者等を捜すため、なかなか発見することができず、
捜索活動は困難を極(きわ)めています。
そこで、捜索のヘリコプターが近くまで来れば、ヘリコプタ
ーが発見しやすいように、次のような合図を送ってください。
○
周囲と比較して目立つ色の物で、大きく合図する。
○
鏡やナイフ、カメラのフラッシュなどでヘリコプターに光
を向ける。
○
樹林帯を避けて合図する。
◆ 春の行楽期における雑踏事故防止 ◆
∼安全で安心なゴールデンウィークを!∼
ゴールデンウィーク中は、行楽地、観光地、レジャー施設、イベント会場などで、たく
さんの人がにぎわい、混雑が予想されます。
楽しいはずのゴールデンウィークも、ちょっとした油断などから事件や事故に巻き込ま
れることがあります。
そこで、県民の皆さんに、安全で安心なゴールデンウィークを楽しんでい
ただくために県警察から次のことをお願いします。
イベントなどを主催される皆さんへ
○
イベントなどを計画されるときは、恒例的な行事であっても、できるだけ早く最寄
りの警察署や関係機関へ連絡してください。
○
危険な箇所や混雑が予想される場所を事前に点検し、案内看板を設置したり、警備
員を配置したりするなど必要な安全対策を行ってください。
イベントなどに出かける皆さんへ
○
お出かけの際は、
・
転倒防止のために、動きやすい服装や靴を選びましょう。
・
時間に余裕を持って無理のない計画を立てましょう。
・
お年寄りや幼いお子さんが一緒のときは、混雑する時間帯を避けましょう。
○
イベント会場では、
・
お神輿(みこし)になどに近づきすぎると、怪我(けが)をするおそれがありま
す。現場の警察官や警備員の指示に従って、安全な場所から観覧しましょう。
・
お子さんの行動に注意し、迷子にならないようしっかりと手をつなぎましょう。
・
お子さんの持ち物や靴、服などに、名前や電話番号を書くようにしましょう。
・
すりやひったくりなどの被害に遭わないように、貴重品はしっかりと身につけま
しょう。