報道厚基第 34 号 平成 28 年 2 月 25 日 事 業 主 各 位 東京都報道事業厚生年金基金 理 事 長 落 合 勝 安 (公印省略) 将来返上及び最低責任準備金(代行資産)の前納について 拝啓 時下益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。 日頃より、当基金の事業運営に格別のご理解とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。 さて、当基金では「代行返上及び新制度について」 (平成 27 年 10 月 14 日 報道厚基第 72 号)にてご案内のとおり、平成 28 年 4 月に代行部分の掛金納付先を基金から国へと変更 する将来返上を実施するため、昨年 11 月より事業主及び加入員の皆様並びに労働組合から 同意書の提出をお願いしてまいりました。 その結果、事業主の 3 分の 2 以上、加入員の 3 分の 2 以上、労働組合の 4 分の 3 以上と いう将来返上に必要な同意が得られました。事業主の皆様におかれましては、業務ご多忙の ところ加入員の皆様及び労働組合の同意書の取りまとめにご協力いただきまして誠にありが とうございました。 また、将来返上の認可を得ると最低責任準備金(代行資産)の一部を前納することが可能 となります。 これらを踏まえ、平成 28 年 2 月 18 日に開催された第 94 回代議員会で次のとおり承認さ れました。 敬具 1.代議員会で承認された事項について ①代行返上についての同意書提出状況について 代行返上(将来返上と過去返上)についての同意書提出状況は、次のとおりです。 ◇集計結果(平成 28 年 2 月 15 日基準) 全体数 同意数 同意割合 事業主 229 事業所 220 事業所 96.1% 加入員 12,949 人 10,281 人 79.4% 労働組合 30 組合 28 組合 93.3% 必要同意割合 全体の 3 分の 2 (66.7%) 全体の 3 分の 2 (66.7%) 全体の 4 分の 3 (75.0%) 判定 ◯ ◯ ◯ ※労働組合は加入員の 3 分の 1 以上で組織する労働組合が対象 以上のとおり、全事業主の 3 分の 2 以上(66.7%以上)の同意、全加入員の 3 分の 2 以上(66.7%以上)の同意、加入員の 3 分の 1 以上で組織する労働組合の 4 分の 3 以上 (75.0%以上)の同意が集まりましたので、将来返上について認可申請を行うこととし ます。【将来返上の認可取得予定日:平成 28 年 4 月 1 日】 ②将来返上後の掛金率について 平成 26 年度末に 5 年に一度行うこととされている財政再計算を実施したこと、及び将 来返上により代行部分の保険料の納付先を国に変更したことに伴い、平成 28 年 4 月以 降、掛金の内訳が次のとおり変更になります。 掛金の種類 現行 負担者 (~平成28年3 月) 財政再計算・将来返上後 (平成28年4月~) 変更後 代行部分 従業員 (免除保険 基本標準 料) 事業主 掛金 基本上乗 せ部分 16 ‰ 16 ‰ 国へ納付 (16‰) 国へ納付 (16‰) 現行比 - - 事業主 1‰ 1‰ - 加算標準掛金 事業主 15 ‰ 16 ‰ (+1‰) 加算特別掛金 事業主 13 ‰ 12 ‰ (▲1‰) 基金へ納付する 掛金率合計 従業員 16 ‰ 0‰ (▲16‰) 事業主 45 ‰ 29 ‰ (▲16‰) この掛金率は、平成 28 年 4 月分(平成 28 年 5 月 31 日納付分)から適用されます。 掛金率の詳細につきましては同封の「標準給与と掛金の表」をご参照ください。 なお、標準給与と掛金の表(PDF 形式・Excel 形式)は、当基金のホームページから ダウンロードできます。 (URL http://www.houdoukikin.or.jp/) ③最低責任準備金(代行資産)の前納について 代行返上は、代行部分の掛金納付先を平成 28 年 4 月以降国へ変更する「将来返上」 と、平成 28 年 3 月以前の代行資産を国に返還し新しい確定給付企業年金(DB)を設立 する「過去返上・確定給付企業年金移行」の2段階で行います。 最低責任準備金(代行資産)については、過去返上及び確定給付企業年金移行予定の 平成 29 年 9 月までに返還することになりますが、代行資産の運用リスク回避の観点か ら最低責任準備金(代行資産)の前納について次のとおり決定しました。 ○前納の実施是非について 前納を実施する。 ○前納の実施時期について 1 回目の前納は、平成 28 年 4 月下旬とする。 ○前納額について 前納額は、510 億円とする。 2.今後のスケジュール(予定)
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