奈良県・早稲田大学 連携事業報告書 2012(H24)-2014(H26)年度 奈良県・早稲田大学 連携事業報告書 2012-2014年度 目次 ○ご挨拶・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P3 ・ 荒井 正吾 奈良県知事 ・ 鎌田 薫 早稲田大学総長 ○プロジェクト一覧・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P4 ○プロジェクト概要・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P6 ① 古代における南西アジア文化とヤマト文化の交流に関する調査・研究 ② 社寺の魅力探求・発信プロジェクト ③ 奈良のゲストハウスの魅力向上 ④ 私立学校教育における規範意識の向上事業 学校教育における規範意識の向上事業 アンガーマネジメントを活用した規範意識向上 ⑤ 県で臨時職員として採用した保護観察対象者の社会復帰円滑化事業 ⑥ 奈良の小規模宿泊施設の魅力向上 ⑦ グローバル人材育成のための指導力向上 ⑧ ファシリティ版奈良モデル検討事業 ⑨ 首都圏での吉野材(スギ・ヒノキ)を活かした木質空間デザインの提案 ⑩ キャンプ地招致等による地域振興に関する調査研究 2012年度~2014年度 12プロジェクトで連携 奈良県と早稲田大学は、2008年(平成20年)に包括協定を結びました。 豊かな文化財や多くの歴史資源を有する奈良県の担当者・関係者と、早稲田大学 の研究チーム、学生が協働することにより、学術・文化・地域の発展や人材育成を目 指しています。 2009年度から連携プロジェクトをスタートさせ、2014年度までに25におよぶ調査・研 究テーマの連携プロジェクトが立ち上がりました。奈良県の担当者とともに担当教員・ 学生らが各地域を訪ね、地元の人々との交流を深めながらフィールドワークを交え、 調査・研究活動を進めています。 ※ 本文に記載のある担当課、担当者名等は事業実施当時のものです。 ※ 同様に、学生の学年・所属はプロジェクト実施当時のものです。 2 奈 良 県 ・ 早 稲 田 大 学 連 携 事 業 報 告 書 2 0 1 2 - 2 0 1 4 年 度 まつ告 すい書次 。てでに 扱は、 っ表各 て面プ いにロ る出ジ こてェ とこク もなト 挙いの げ要正 ら素規 れに報 後 と も 奈 良 県 と 早 稲 田 大 学 の 連 携 事 業 が お 借 り し て 御 礼 申 し 上 げ ま す と と も に 、 今 像ら すいを個が詳 まの要に こ をれ初。る最々、細本す有を実本 の 把るめ こ大にそに書。効ま施報 報 握方て と限独れ渡の 性とし告 告 す々こ がに創ぞっ性 をめた書 書 るにれ 浮活的れて質 再るプの に たもら きかかののや 確こロ目 つ め、の 彫しつ 記紙 認とジ的 い のそ連 りた教プ載面 すでェの て 一の携 に内員ロは等 る、ク一 助概事 な容のジでの こ本トつ と要業 っと専ェき関 と連のに なやに てな門クま係 が携成、 れ全触 いっ知トせ上 あ事果過 ば体れ まて識がん、 り業概去 でにで んがユ 言すよあ例で持ニ各 い。っりえいつープ て、ばま、クロ 換 形そ、す共でジ え る 成のそ。通あェ さ生れ すりク な れ活は るなト ら るでそ 要がは ば コあこ 素ら、 、 ミりに や、そ 地 ュ、住 課地れ 域 ニそむ 題域ぞ 連 テれ人 を連れ 携 ィら々 含携が の ご 協 力 を い た だ い た 関 係 各 位 に こ の 場 を 送 る 、 貴 重 な 経 験 と な り ま す 。 り を 通 じ て よ り 主 体 性 を も っ て 学 生 生 活 を 今 後 も 早 稲 田 大 学 や 他 大 学 と の 連 携 も 含 ク ト に 参 加 す る 学 生 に と っ て 、 社 会 と の 関 わ 治 体 や 地 域 住 民 の 方 々 と 一 緒 に な っ て 地 域 る も の で あ り ま す 。 ま た 、 こ れ ら の プ ロ ジ ェ り 、 ま さ に 、 “ を 体 現 す 課 題 の 解 決 を 図 る 協 働 型 プ ロ ジ ェ ク ト で あ デ ル ケ ー ス を 指 し 示 し て い ま す 。 地 域 連 携 の 本 質 ま 「 せ め す 奈 て 、 良 い 大 。 の た 学 杜 だ の 」 へ き 持 と 、 つ 成 芽 知 が 長 出 的 す て 資 る 大 源 こ き を と く 積 を 育 極 願 っ 的 っ た に て 大 活 お 樹 用 り が さ Waseda Vision 150” 3 大 き な 成 果 を あ げ て い く こ と を 心 よ り 期 待 幸 い で す 。 い る こ と を と て も 嬉 し く 思 っ て い ま す 。 奈 良 県 と の 連 携 事 業 は 、 教 員 や 学 生 が 自 『能大 官な学 学形と 連での 携ま連 』と携 がめ事 あ 業 りるの うこ効 ると果 形にを のよ俯 1り瞰 モ、可 本 書 に お い て 、 奈 良 県 と 早 稲 田 と 言 え ま す 。 用き する るこ 際と のは 大あ きり な、 ポ地 イ域 ンが ト大 で学 あを る活 に な っ た 苗 も あ り 、 実 り の あ る 事 業 に 育 っ て 育 っ た 苗 も あ り 、 予 想 し た 以 上 に 大 き な 木 芽 か ら 育 っ た 苗 を 植 え 替 え る こ と で 大 き く じ て 「 連 携 の 芽 」 は 大 き く 育 っ て き ま し た 。 多 様 な 視 点 や 方 法 の 発 見 な ど 、 本 事 業 を 通 こ と を 掲 げ て い ま す 。 い 社 会 を 実 現 す る た め の 活 動 を 続 け て い く も に 、 大 学 と 社 会 の 連 携 を 強 化 し 、 よ り 良 地 域 や 地 球 規 模 の 問 題 解 決 に 貢 献 す る と と な 将 来 計 画 “Waseda Vision 150” し て い ま す 。 学本 が質 地で 域あ 連り 携、 にそ 取の り要 組因 むを こ抜 とき はに あ大 告 書な はお 、、 奈各 良プ 県ロ 庁ジ 、ェ 早ク 稲ト 田の 大正 学規 の報 に お い て 、 課 題 解 決 に 向 か う ア プ ロ ー チ に 対 す る 多 種 早 稲 田 大 学 は 、 2 0 1 2 年 に 策 定 し た 新 た まの加 す皆、先 。様ごず に協は 、力、 改い各 めたプ てだロ おきジ 礼まェ をしク 申たト し数に 上多ご げく参 と せの 「 早 っしん地当な 稲 てか。域然ぜ 田 「し にで早 よ、 根す稲 「 そ早 ざが田 よ も稲 し、な そ の田 た早の も 」大 大稲? の だ学 学田」 」 かが で大 ら奈 は学 こ良 あは そ県 り奈 でに ま良 as り 得 な い と 言 え る で し ょ う 。 双 方 で 保 管 し て い ま す 。 プ ロ ジ ェ ク ト の そ の 後 こ と で で き あ が っ て き た 人 と 人 と の 繋 が り 、 た 。 奈 良 県 職 員 を は じ め 連 携 事 業 に 関 わ る 源 を 活 用 し た 取 り 組 み を 進 め て 参 り ま し モ デ ル ケ ー ス 早 稲 田 大 学 総 長 鎌 田 薫 題 を 解 決 す る た め に 、 早 稲 田 大 学 の 知 的 資 「 教 育 と 地 域 連 携 」 の 素 晴 ら し い を 締 結 し 、 平 成 21 年 度 よ り 、 様 々 な 県 政 課 実 施 継 続 し て い ま す 。 成は 果開 を始 出か しら つ7 つ年 、目 2を 0迎 1え 5、 年順 度調 もに 側 面 に 光 を あ て て い ま す 。 20 奈 良 県 知 事 荒 井 正 吾 2 0 1 5 年 度 も 継 続 ! 掲や 載、奈 す関良 る係県 こ者担 との当 で実者 、施 プ後の ロのイ ジ声ン ェをタ ク拾ビ トいュ の、ー 「 連 携 の 芽 」 平 成 年 に 、 早 稲 田 大 学 と 包 括 連 携 協 定 奈 良 県 と 早 稲 田 大 学 の 連 携 事 業 早 稲 田 大 学 と 奈 良 県 が 育 て た 奈 良 県 ・ 早 稲 田 大 学 連 携 事 業 報 告 書 2 0 1 2 - 2 0 1 4 年 度 奈 早 良 稲 県 田 雇 用 労 政 課 教 授 ) 奈 早 良 稲 県 田 教 育 振 興 課 理 工 学 術 院 友 成 2012 恵 子 2014 教 授 本 田 2013 恵 子 教 育 ・ 総 合 学 術 院 ④ 私 立 学 校 教 育 に お け る 規 範 意 識 の 向 上 事 業 ( P13 ス ポ ー ツ 振 興 課 ス ポ ー ツ 科 学 学 術 院 教 授 教 授 ) ) 奈 早 良 稲 県 田 奈 良 の 木 ブ ラ ン ド 課 理 工 学 術 院 古 谷 誠 章 教 授 P10 奈 早 良 稲 県 田 フ ァ シ リ テ ィ マ ネ ジ メ ン ト 室 理 工 学 術 院 小 松 幸 夫 P8 ⑧ フ ァ シ リ テ ィ 版 奈 良 モ デ ル 検 討 事 業 ( 教 ) 授 奈 早 良 稲 県 田 教 育 委 員 会 学 校 教 育 課 国 際 学 術 院 太 田 宏 教 授 P6 ⑦ グ ロ ー バ ル 人 材 育 成 の た め の 指 導 力 向 上 ( 奈 早 良 稲 県 田 教 育 振 興 課 国 際 学 術 院 小 林 ミ ナ ⑥ 奈 良 の 小 規 模 宿 泊 施 設 の 魅 力 向 上 ( 教 ) 授 ) 2014 ⑨ 首 都 圏 で の 吉 野 材 ( ス ギ ・ ヒ ノ キ ) を 活 か し た 木 質 空 間 デ ザ イ ン の 提 案 ( プ ロ ジ ェ ク ト 一 覧 2014 2014 教 授 内 田 ① ( 古 代 に 奈 早 お 良 稲 け 県 田 る 南 ) 東 文 西 ア 学 ア ジ 学 ジ ア 術 ア 連 院 文 携 化 課 新 と 川 ヤ マ 登 ト 亀 文 男 化 の 教 交 授 流 に 関 す る 調 査 ・ 研 究 2014 義 之 文 学 学 術 院 啓 一 2014 間 野 な ら の 魅 力 創 造 課 真 一 ) P12 奈 早 良 稲 県 田 奈 早 良 稲 県 田 ② 社 寺 の 魅 力 探 求 ・ 発 信 プ ロ ジ ェ ク ト ( ) ) ⑩ キ ャ ン プ 地 招 致 等 に よ る 地 域 振 興 に 関 す る 調 査 研 究 ( ③ 奈 良 の ゲ ス ト ハ ウ ス の 魅 力 向 上 ( 2013 本 田 教 育 委 員 会 生 徒 指 導 支 援 室 学 校 教 育 に お け る 規 範 意 識 の 向 上 事 業 ( 2013 教 育 ・ 総 合 学 術 院 奈 早 良 稲 県 田 ア ン ガ ー マ ネ ジ メ ン ト を 活 用 し た 規 範 意 識 向 上 ( 2012, 2013 2014 ( ⑤ 県 で ) 臨 時 職 員 と し て 採 用 し た 保 護 観 察 対 象 者 の 社 会 復 帰 円 滑 化 事 業 P22 ) P20 P18 P16 P14 4 2012 私 立 学 校 教 育 に お け る 規 範 意 識 の 向 上 事 業 2013 学 校 教 育 に お け る 規 範 意 識 の 向 上 事 業 2014 ア ン ガ ー マ ネ ジ メ ン ト を 活 用 し た 規 範 意 識 向 上 ※ 2 0 1 5 年 度 も 継 続 中 5 古 代 に お け る 南 西 ア ジ ア 文 化 と ヤ マ ト 文 化 の 交 流 に 関 す る 調 査 ・ 研 究 社 会 復 帰 円 滑 化 事 業 ※ 県 で 臨 時 職 員 と し て 採 用 し た 保 護 観 察 対 象 者 の 奈 良 の 小 規 模 宿 泊 施 設 の 魅 力 向 上 グ ロ ー バ ル 人 材 育 成 の た め の 指 導 力 向 上 社 寺 の 魅 力 探 求 ・ 発 信 プ ロ ジ ェ ク ト フ ァ シ リ テ ィ 版 奈 良 モ デ ル 検 討 事 業 ※ 奈 良 の ゲ ス ト ハ ウ ス の 魅 力 向 上 空 間 ザ イ ン の 提 案 ※ 首 都 圏 で の 吉 野 材 ( ス ギ ・ ヒ ノ キ ) を 活 か し た 木 質 キ ャ ン プ 地 招 致 等 に よ る 地 域 振 興 に 関 す る 調 査 研 究 プロジェクト① 南 海 諸 島 を 中 心 と す る ア ジ ア の 地 域 大安寺 県 立 図 書 情 報 館 万 福 寺 黄 檗 文 化 研 究 所 般 若 寺 、 大 安 寺 菩 提 僊 那 の 年 譜 と 史 料 / 付 記 影 響 と 菩 提 僊 那 / 十 一 婆 羅 門 ヴ 僧 ェ 正 ト 十 正 塔 唐 記 代 / に 九 お け 菩 る 提 イ 僊 ン 那 ド と 天 天 文 竺 学 僧 ・ 呪 た 術 ち の / な か の 婆 羅 門 僧 正 菩 提 / 八 婆 羅 門 僧 羅 門 僧 正 碑 註 の 撰 者 性 空 / 七 龍 象 寺 、 西 大 寺 11/3 11/4 11/2 8/5 8/4 8/3 7 月 正 碑 幷 序 註 と そ の 伝 来 / 六 南 僧 天 伝 竺 の 婆 奈 良 国 立 博 物 館 大 安 寺 住 侶 記 / 五 南 天 竺 婆 羅 門 僧 12/8 ナ ム の 復 元 雅 楽 上 演 / お わ り に ” 12/9 ※ 東 南 ア ジ ア 諸 国 、 イ ン ド 、 ペ ル シ ャ 、 霊 山 寺 、 大 安 寺 忍 辱 山 円 成 寺 、 菩 提 山 正 暦 寺 文 化 財 セ ン タ ー 県 立 図 書 情 報 館 、 奈 良 市 埋 蔵 三 古 “ は ト 代 じ 文 正 史 化 倉 / め の に 院 二 / 交 文 一 流 書 菩 に の 提 南 関 な 僊 西 す か 那 ア る の の ジ 調 菩 調 ア 査 提 査 文 ・ 僊 と 化 研 那 研 と 究 / 究 日 』 四 / 本 の 準 備 調 査 『 古 代 に お け る 南 西 ア ジ ア 文 化 と ヤ マ 海龍王寺「貝多羅葉梵文」(奈良国立博物館画像提供・寄託) ※最終報告書「九 菩提僊那と天竺僧たち」 行 っ た 。 早 稲 田 大 学 図 書 館 所 蔵 史 料 物 、 伎 楽 な ど に 着 目 し 、 調 査 ・ 研 究 を 僊 那 ( ぼ だ い せ ん な ) 、 仏 徹 、 飛 鳥 遺 作 成 お よ び 必 要 な 箇 所 の 摘 出 、 解 読 [ 調 査 ス ケ ジ ュ ー ル ] ※ 告 書 を ま と め た 。 こ と を 目 的 に 、 奈 良 に 所 縁 を 持 つ 菩 提 2 0 1 2 年 度 の 事 業 例 と ア ジ ア と の よ り 良 い 関 係 を 構 築 す る 社 寺 等 が 所 蔵 す る 諸 史 資 料 の 目 録 や 世 界 観 を 探 る と と も に 、 今 後 の 日 本 ② 資 料 調 査 す る 考 察 を 通 じ 、 古 代 日 本 の ア ジ ア 観 係 者 等 へ の 聴 き 取 り 調 査 西 ア ジ ア ( ※ ) と 日 本 の 文 化 交 流 に 関 関 係 す る 県 内 社 寺 等 の 実 地 調 査 、 関 [ 本 目 プ 的 ロ ] ジ ェ ク ト で は 、 古 代 に お け る 南 ① [ 現 内 地 容 調 ] 査 [ 下 の 各 章 で 構 成 さ れ る 詳 細 な 最 終 報 菩 提 僊 那 を め ぐ っ て ― 』 と 題 し た 、 以 す る 調 査 ・ 研 究 ― 南 天 竺 婆 羅 門 僧 正 西 ア ジ ア 文 化 と ヤ マ ト 文 化 の 交 流 に 関 し て 、 2 0 1 3 年 度 、 『 古 代 に お け る 南 の 調 査 ・ 研 究 の 内 容 を 加 え た 総 集 編 と ま と め た 最 終 報 告 書 を 踏 ま え 、 そ の 後 2 成 0 果 1 ] 2 年 度 の プ ロ ジ ェ ク ト の 成 果 を を 得 る こ と が で き た 。 関 わ ら ず 、 い く つ か の 新 知 見 や 見 通 し と ど め ざ る を 得 な か っ た が 、 そ れ に も 性 格 を 概 述 し 、 問 題 点 を 指 摘 す る に に 多 く の 時 間 を 費 や し 、 そ の 史 資 料 の な か っ た 本 調 査 は 、 基 本 史 資 料 の 探 索 と の 確 認 自 体 か ら 始 め な け れ ば な ら の 史 資 料 が ど れ ほ ど あ る の か と い う こ 菩 提 僊 那 に 関 す る 研 究 は 少 な く 、 そ 古 代 に お け る 南 西 ア ジ ア 文 化 と ヤ マ ト 文 化 の 交 流 に 関 す る 調 査 ・ 研 究 ( 2 0 1 2 ・ 2 0 1 3 ) 6 成 な ど ご 迷 惑 を お か け し た と 思 い ま す 。 れ て い る 。 い た 菩 提 僊 那 」 の 姿 が く っ き り 映 し 出 さ 知 見 は も ち ろ ん 、 「 古 代 の 奈 良 を 生 き 抜 最 終 報 告 書 に は 、 菩 提 僊 那 研 究 の 新 し い を 、 2 年 に わ た り 丁 寧 に 追 い か け た 。 そ の や 、 衣 鉢 を 継 い だ 中 ・ 近 世 の 人 々 の 足 跡 「 南 天 竺 婆 羅 門 僧 正 菩 提 僊 那 」 の 事 蹟 フ と す る 研 究 チ ー ム は 、 見 え 隠 れ す る て き た の だ 。 早 稲 田 大 学 の 新 川 登 亀 男 教 授 を チ ー で あ る 。 他 人 事 で は な い 、 私 た ち が そ う し が 胡 乱 な ば か り か 、 扱 い も ま た 雑 だ っ た の 紀 』 は 、 つ い に そ れ を 伝 え な か っ た 。 情 報 を 務 め た は ず な の だ が 、 正 史 の 『 続 日 本 の 方 々 、 先 生 を は じ め 諸 先 輩 に は 書 類 作 と い う 、 当 時 の 国 家 事 業 で 開 眼 師 の 大 役 庶 務 担 当 と し て 大 学 ・ 奈 良 県 の 担 当 者 た わ け で は な い 。 東 大 寺 大 仏 開 眼 供 養 会 と な り ま し た 。 た 。 眼 薬 が わ り に 自 分 の 目 に 墨 を 滴 ら せ ま せ る こ と が で き 、 と て も 有 意 義 な も の 地 の 様 子 ・ 景 色 に つ い て の イ メ ー ジ を 膨 ら 料 の 読 み 取 り と は ま た 異 な り 、 当 時 の 土 た 人 」 と い う 、 実 に 胡 乱 な 情 報 だ け だ っ 「 大 仏 さ ま の お 披 露 目 式 で 眼 に 墨 を 入 れ 私 た ち と 菩 提 僊 那 を つ な ぐ の は 、 た だ う ろ ん し か し 、 寺 院 へ の 訪 問 や 実 地 調 査 は 、 史 連 携 課 課 長 ) か ら な い こ と ば か り で し た 。 に と っ て 奈 良 県 で の 調 査 は 、 右 も 左 も わ 中 島 [ 奈 良 県 担 当 者 の 声 ] 敬 介 さ ん ( 奈 良 県 知 事 公 室 東 ア ジ ア 『婆羅門僧正塔記』(霊山寺蔵) ※最終報告書「八 婆羅門僧正塔記」 調 査 開 始 時 、 院 生 に な っ た ば か り の 私 関 根 尚 子 さ ん ( 早 稲 田 大 学 大 学 院 文 学 研 究 科 ) 勉 強 さ せ て い た だ い た 2 年 間 で し た 。 ち に 猛 省 を 促 す 信 号 の よ う で も あ る 。 の 「 文 化 資 源 」 が 点 灯 し た 。 そ れ は 、 私 た 菩提僊那に関する未知の資料や事跡を調査することができました。調査に参加してくれた大学院生にも貴重な経験に なったと思います。斯界でも、本調査・研究の成果が活用されはじめました。奈良県と本学との連携事業が、ますま す展開されることを祈ります。 [研究代表者] 早稲田大学 文学学術院教授 新川 登亀男 7 研究分野:日本古代史、アジア地域文化学 [研究メンバー] 水口 幹記(立教大学 文学部助教) 鈴木 正信(滋賀大学 経済学部特任准教授) 早稲田大学 大学院文学研究科学生 [協力者・機関] 奈良県知事公室東アジア連携課 、社寺関係者 [ 参 加 学 生 の 声 ] 研 究 だ け で な く 、 社 会 人 と し て の 基 礎 を 早 稲 田 の 「 学 知 」 に よ っ て 、 ま た 一 つ 奈 良 プロジェクト② 査 ・ 研 究 を 行 う こ と で 、 奈 良 の 魅 力 を 調 査 を 進 め た 。 と し た 。 日 名 称 「 奈 良 の 歴 史 と 地 域 振 興 首 が っ た 。 い 解 説 は 、 参 加 者 へ の 拝 環 喚 起 に つ な 19 都 圏 フ ォ ー ラ ム 會 津 八 一 の 愛 し た 後 主 場 日 奈 援 催 所 時 良 の 早 奈 一 2 社 稲 良 ツ 0 寺 田 県 橋 1 、 仏 ホ 4 大 年 ー 」 学 ル 1 月 ③ フ ォ ー ラ ム に お け る プ レ ゼ ン テ ー シ ョ ン [ 学 成 部 果 学 ] 生 、 大 学 院 生 に よ る 調 査 の 成 い れ れ 行 院 業 本 。 る て 事 の が 2 プ 観 い を 特 大 0 1 ロ 光 る 通 別 々 0 ジ 。 ェ 客 し じ 公 的 年 ク 開 に に は か 、 ト 奈 等 行 平 増 し で 良 加 な の 様 わ 城 は 京 、 し が 魅 々 れ る な 奈 遷 ら て 力 良 都 い 、 が イ な ど 千 の る 奈 ア ベ ン 魅 状 良 ピ ト 、 近 三 力 況 県 ー や 年 百 に に を ル 年 、 年 つ な 訪 さ 中 寺 事 い [ 目 的 ] 再 構 築 し 、 広 く 発 信 す る こ と を 目 的 果 は 、 フ ォ ー ラ ム に お け る 「 奈 良 の 魅 力 [ 内 容 ] 倍 増 計 画 ― 五 感 で 感 じ る 古 社 寺 ・ 神 ① 現 地 調 査 ( 学 部 学 生 ) 仏 そ し て 街 ― 」 と 題 し た プ レ ゼ ン テ ー 初 心 者 に 向 け た 情 報 発 信 を 念 頭 に 、 シ ョ ン に 結 実 し た 。 デ ジ タ ル カ メ ラ で 寺 社 や 神 社 、 街 並 み 学 部 学 生 の 、 奈 良 を 歩 き 自 分 が 魅 力 等 各 自 の 関 心 事 を 撮 影 し な が ら 現 地 て 、 学 生 の 視 点 か ら 一 歩 踏 み 込 ん だ 調 持 聖 院 の 一 針 薬 師 笠 石 仏 元 興 寺 の 智 光 曼 荼 羅 融 念 寺 の 地 蔵 菩 薩 立 像 の 地 蔵 菩 薩 像 を 紹 介 し た わ か り や す ま た 、 大 学 院 生 に よ る 、 歩 行 す る 姿 の 3 点 に 絞 り 重 点 的 に 調 査 し た 。 て 調 査 対 象 に つ い て の 検 討 を 重 ね 、 次 目 し た い 文 化 財 で あ る こ と 」 を 重 視 し 数 あ る 文 化 財 の 中 か ら 「 今 後 よ り 注 き 点 の 調 査 ( 大 学 院 生 ) ② 奈 良 に お け る 美 術 作 例 の 注 目 す べ 等 し 「 「 に 奈 「 久 く 紹 感 の た そ 良 し 賞 」 の 初 に ぶ 介 じ 賛 た 々 行 り し ポ の た し き に 発 イ 声 さ た 目 表 ン が と く か に ト 多 ま な ら は を 数 じ っ 鱗 、 写 あ め た が 参 真 が な 」 落 加 と っ ち 者 と た 姿 た か も 。 勢 」 ら に に 感 、 詳 動 し 社 寺 の 魅 力 探 求 ・ 発 信 プ ロ ジ ェ ク ト ( 2 0 1 3 ) 8 入 っ た 瞬 間 に 建 物 の 木 や お 香 の か お り を の ぼ り な が ら 向 か い ま し た 。 新 薬 師 寺 に 新 薬 師 寺 に は 自 ら の 足 で 駅 か ら 坂 道 を 工 藤 き た い で す 。 優 衣 さ ん ( 早 稲 田 大 学 文 学 部 ) い の で 、 ぜ ひ 一 度 ご 自 身 の 目 で 見 て い た だ ん で い る か 、 泊 ま っ た と き に し か 見 ら れ な に 知 っ て ほ し い で す 。 こ の 夜 景 は 奈 良 に 住 景 が 奈 良 で 見 ら れ る こ と を た く さ ん の 方 持 ち で し た 。 幻 想 的 な ラ イ ト ア ッ プ と 夜 物 か ら 現 代 世 界 を 見 る の は 不 思 議 な 気 感 動 す る の が 夜 景 で す 。 歴 史 の あ る 建 う し て 感 覚 を 研 ぎ 澄 ま す と 、 様 々 な 香 り 十 二 神 将 と 対 面 し 、 じ っ く り と 観 る 。 こ 音 や 風 の 音 を 聴 く 。 本 尊 の 薬 師 如 来 や や り し な が ら 、 お 堂 の 建 築 、 木 が き し む 嗅 ぐ 。 お 堂 の 奥 に あ る 椅 子 に 座 っ て ぼ ん す と 好 。 、 き 彼 な ら こ の れ 魅 力 ら に の 気 仏 が 像 付 を く じ こ っ と く が り で と き 観 ま る し て 、 新 薬 師 寺 に 安 置 さ れ て い る 私 の 大 ア ウ ト し て い た 感 覚 が 目 覚 め る の で す 。 そ や 音 に 気 が 付 く こ と が で き ま す 。 シ ャ ッ ト め て い た だ け れ ば と 願 い ま す 。 が 、 今 後 も 引 き 続 き 、 奈 良 へ の 興 味 を 深 奈 良 の 魅 力 を 再 発 見 し て い た だ い た 方 々 し て い た だ い た 学 生 と 、 そ の 発 表 を 聞 い て フォーラム発表資料より た に と ラ 神 の 県 発 田 し 様 力 今 。 と は ム 仏 魅 が 信 大 た 々 創 当 回 っ 、 参 そ 力 主 に 学 。 な 造 時 て 奈 加 し 倍 催 つ と そ 奈 課 私 の 、 良 者 て 増 す い 連 が の 良 で が 非 の 携 街 計 る て 共 よ の は 所 か 常 魅 ら ー う 話 属 事 に 力 大 」 画 首 し に な 奥 、 社 業 貴 発 き と ー 都 合 奈 な 深 寺 し て で 重 信 な 題 五 圏 え 良 か い 魅 な い 奈 フ の 感 な を 反 し ォ 、 社 で 力 ど た 良 体 担 響 て で ー そ 寺 、 を を 奈 感 へ 験 当 が 発 じ ラ の の 奈 発 は 良 の 想 と し 得 表 る ム 成 魅 良 信 じ 県 い な て ら し 古 で 果 力 県 し め な 、 を り い れ 、 フ 社 「 を 探 と て と ら 発 ま た た ォ 寺 奈 奈 求 早 い す の 表 し 私 こ ー ・ 良 良 ・ 稲 ま る 魅 申 し 上 げ ま す 。 の ご 協 力 を い た だ け た こ と に つ い て 、 お 礼 コ ー ス の 学 生 を は じ め 関 係 者 の 皆 様 か ら 事 業 に お い て 、 内 田 教 授 、 文 学 部 美 術 史 こ の 度 の 奈 良 県 と 早 稲 田 大 学 と の 連 携 な ら の 魅 力 創 造 課 主 査 ) 西 [ 窪 奈 大 介 さ ん ( 奈 良 県 地 域 振 興 部 観 光 局 良 県 担 当 者 の 声 ] [研究代表者] 早稲田大学 文学学術院教授 内田 啓一 研究分野:美学・美術史 [研究メンバー] 成澤 勝嗣(早稲田大学 文学学術院准教授) 早稲田大学 文学学術院大学院・学部学生 [協力者・機関] 奈良県地域振興部観光局ならの魅力創造課 9 湯 [ 浅 参 加 学 生 の 声 ] ( 早 ※ あ や の さ ん 稲 田 大 学 文 学 部 ) 最 終 報 告 書 よ り 抜 粋 プロジェクト③ た た に 。 奈 提 良 案 県 す 独 る 自 こ の と 観 で 、 光 ゲ の ス あ ト り ハ ウ 方 ス を を 模 活 索 用 し し け る 、 ゲ ス ト ハ ウ ス の 魅 力 の 調 査 奈 良 県 内 の ゲ ス ト ハ ウ ス 周 辺 地 域 に お 増 加 お よ び 知 名 度 向 上 を 目 指 し 、 ゲ ス ト [ ゲ 目 ス 的 ト ハ ] ウ ス の 魅 力 向 上 に よ る 宿 泊 者 の [ 内 容 ] 遊山ゲストハウス ム ) を 開 催 し た 。 第 一 部 で は 3 チ ー ム か ら 業 関 係 者 等 を 招 い た 報 告 会 ( シ ン ポ ジ ウ ゲ ス ト ハ ウ ス オ ー ナ ー や 地 元 住 民 、 観 光 こ れ ら の 活 動 成 果 の 報 告 の 場 と し て 、 プ で も 打 ち 合 わ せ を 重 ね た 。 現 地 調 査 を 行 っ た 。 ま た 、 メ ー ル や ス カ イ 「 オ ー ナ ー に 迫 る 」 こ と を 活 動 の 中 心 に 、 し 、 ゲ ス ト ハ ウ ス オ ー ナ ー と 交 流 し な が ら 間 、 3 チ ー ム に 分 か れ ゲ ス ト ハ ウ ス に 宿 泊 テ ィ ン グ で 活 動 を 開 始 し て か ら 約 8 か 月 [ 2 成 0 果 1 ] 3 年 7 月 2 日 の キ ッ ク オ フ ミ ー 県 関 係 者 泊 ・ 観 光 業 関 係 者 、 地 域 住 民 、 奈 良 大 学 学 生 、 ゲ ス ト ハ ウ ス 関 係 者 、 宿 奈 良 の ゲ ス ト ハ ウ ス の 魅 力 向 上 ( 2 0 1 3 ) 調 査 結 果 の 報 告 、 ゲ ス ト ハ ウ ス の 魅 力 向 ① ゲ ス ト ハ ウ ス 宿 泊 調 査 ハ ウ ス の 魅 力 を 最 大 限 に 発 揮 す る 方 法 、 上 の た め の 提 案 を 行 い 、 第 二 部 は 分 科 会 奈 良 県 内 外 の ゲ ス ト ハ ウ ス に 宿 泊 し 、 そ お も て な し の 力 を 向 上 さ せ る た め の 方 法 と し て 、 3 人 の ゲ ス ト ハ ウ ス オ ー ナ ー と の の 魅 力 、 課 題 等 を 比 較 調 査 意 見 交 換 会 を 行 っ た 。 ② 街 頭 調 査 に つ い て 検 討 し 、 ゲ ス ト ハ ウ ス の オ ー ナ ー 参 場 日 う 名 加 所 程 ! 称 〜 者 奈 2 ゲ 「 早 良 0 ス オ 稲 県 1 4 ト ー 田 立 年 ハ ウ ナ 大 大 2 ス ー 学 学 月 の さ 学 19 魅 ん 生 日 力 に に N 、 迫 A 奈 る R 良 〜 A 県 」 お 立 ③ 報 告 会 ( シ ン ポ ジ ウ ム ) の 開 催 学生発表資料より 10 ま し た 。 す 。 約 半 年 間 、 本 当 に あ り が と う ご ざ い さ と い う も の を 再 認 識 で き た 気 が し ま 思 い ま し た 。 今 回 の 活 動 を 通 し て 地 域 の 難 し さ や 楽 し 価 値 を も つ 宝 物 だ と と が で き た の か な ? と 思 っ た 瞬 間 で し た 。 し か し そ の 分 大 き な り て あ ら た め て 御 礼 を 申 し 上 げ ま す 。 に 影 響 を 与 え 、 何 か 得 る も の を 与 え る こ な 、 曖 昧 で 得 難 く 、 し た 多 く の 関 係 者 の 方 々 に 、 こ の 場 を 借 回 の 活 動 を 通 し て 一 人 で も 多 く の 人 の 心 言 っ て い た こ と が 印 象 に 残 っ て い ま す 。 今 て こ ん な に 楽 し い ん や 。 ヘ ル パ ー す る ! 」 と な な せ ( 県 立 大 の 学 生 ) が 「 ゲ ス ト ハ ウ ス っ あ っ た の か は 正 直 わ か り ま せ ん が 、 最 後 に 報 告 会 を 通 し て 何 か 目 に 見 え た 成 果 が か 生 ま れ て い る 。 そ ん り の 結 果 、 い つ の 間 に し ま な い 仕 掛 け づ く は な く 、 手 間 ひ ま 惜 安 易 な 成 果 の 追 求 で の で は な い か と 思 い ま す 。 補 完 し あ い な が ら 取 り 組 む こ と が で き た み 、 そ れ ぞ れ が フ ラ ッ ト な 関 係 で 、 協 力 ・ い た だ き 、 地 域 や 関 係 す る 人 々 を 巻 き 込 本 事 業 に ご 理 解 、 ご 協 力 を い た だ き ま 井 [ 手 参 加 学 生 の 声 ( 早 ] ※ 健 人 さ ん 稲 田 大 学 商 学 部 ) 最 終 報 告 書 よ り 抜 粋 せ な 関 係 。 そ れ は 、 た 。 誰 か と 誰 か の 、 幸 か ら そ う 思 い ま し で 、 大 学 の 知 的 資 源 を 最 大 限 に 発 揮 し て 題 や 、 課 題 解 決 と い う 目 的 を 共 有 し た 上 本 事 業 は 、 早 稲 田 大 学 と 県 が 地 域 の 課 た 」 。 改 め て 、 心 の 底 「 活 動 し て き て よ か っ 始 ま っ た こ と で し た 。 学 生 と オ ー ナ ー さ ん と の 新 た な 関 係 が 最 高 に 嬉 し か っ た の は 、 シ ン ポ ジ ウ ム 後 、 き ま し た 。 の 持 つ 魅 力 を 多 く の 方 に 伝 え る こ と が で の 魅 力 な ど の 発 表 を 通 し て 、 ゲ ス ト ハ ウ ス 報 告 会 で は 、 学 生 が 探 り 出 し た オ ー ナ ー わ か り に く い 「 魅 力 」 を 探 り ま し た 。 活 動 い ま し た 。 を 伺 っ た り す る こ と で 、 パ ン フ レ ッ ト 等 で は 職 員 の み な さ ん 、 本 当 に あ り が と う ご ざ 抜 け 目 な さ で 支 え て く だ さ っ た 早 稲 田 の 親 の ご と き 寛 大 さ と プ ロ フ ェ ッ シ ョ ナ ル な し て い ま す 。 と り わ け 、 学 生 を 間 近 で 、 母 す 。 お 世 話 に な っ た 方 々 に 、 心 か ら 感 謝 も 、 学 び も 、 そ し て 仲 間 も 、 一 生 の 宝 で し 、 オ ー ナ ー と 語 り 合 い 、 宿 泊 客 に お 話 具 体 的 に は 、 ゲ ス ト ハ ウ ス に 実 際 に 宿 泊 ら 、 課 題 の 解 決 に 取 り 組 ん だ こ と で す 。 専 門 教 員 の 指 導 の も と 、 切 磋 琢 磨 し な が 大 学 と “ 地 元 ” の 奈 良 県 立 大 学 の 学 生 が こ の 事 業 の 特 長 は 、 “ よ そ 者 ” の 早 稲 田 か っ た 。 率 直 に そ う 思 い ま す 。 得 た 気 づ き 興 課 係 長 ) “オーナーさんをもてなしてみよう!”ということでキックオフしたこのプロジェクトは、奈良 県立大学と早稲田大学の学生という「よそ者」が、“奈良” の魅力に憑かれ“奈良”の土地で頑 張っているゲストハウスのオーナーという「よそ者」に個と個の関係を持って迫ることで、奈良 が持つ魅力に触れる作業でした。 [研究代表者] 早稲田大学 理工学術院教授 友成 真一 [研究メンバー] [協力者・機関] 11 地域経営、行政経営、政策経営、観光経営、 研究分野: 自分経営、環境政策、エネルギー政策 早稲田大学 大学院・学部学生 奈良県地域振興部教育振興課、奈良県立大学 こ の プ ロ ジ ェ ク ト に 参 加 で き て 本 当 に 良 清 水 健 太 さ ん ( 早 稲 田 大 学 社 会 科 学 部 ) 南 [ 奈 則 行 さ ん ( 奈 良 県 地 域 振 興 部 教 育 振 良 県 担 当 者 の 声 ] プロジェクト④ 容 、 途 中 経 過 、 事 前 事 後 の 対 象 児 童 や 上 を 図 る こ と を 目 指 し た 。 を 実 践 す る こ と で 、 教 員 全 体 の 資 質 向 そ の 教 員 が 各 校 で ア ン ガ ー マ ネ ジ メ ン ト 義 、 場 面 演 習 、 面 接 演 習 手 法 に 対 す る 理 解 を 深 め る た め の 講 ア ン ガ ー マ ネ ジ メ ン ト の 概 要 や 理 論 、 ア ン ガ ー マ ネ ジ メ ン ト を 実 践 し 、 実 施 内 に よ る ス ー パ ー バ イ ズ を 元 に 、 各 校 に て 各 校 の 担 当 者 は 、 研 修 や 研 究 代 表 者 し 、 適 切 に 対 応 で き る 教 員 を 養 成 し 、 「 キ レ や す い 子 ど も 」 を 正 し く 理 解 ② ア ン ガ ー マ ネ ジ メ ン ト 研 修 で 実 践 さ れ た 。 め る た め の 講 演 会 を 実 施 2 校 、 特 別 支 援 学 校 1 校 、 中 学 校 4 校 な ど を 減 少 さ せ て い く 。 意 識 の 向 上 に つ な が り 、 暴 力 や 不 登 校 と が で き る よ う に な る 。 こ れ が 、 規 範 生 徒 ら が 、 話 し 合 い で 解 決 し て い く こ し た 、 ア ン ガ ー マ ネ ジ メ ン ト の 理 解 を 深 レ る 子 』 へ の ア ン ガ ー マ ネ ジ メ ン ト 」 と 題 学 校 教 員 等 約 3 0 0 名 を 対 象 に 、 「 『 キ 市 町 村 教 育 委 員 会 事 務 局 担 当 者 、 ジ メ ン ト 研 修 参 加 者 の 中 か ら 、 小 学 校 [ ア 成 ン 果 ガ ] ー ※ 2 マ 0 ネ 1 ジ 4 年 メ 度 ン の ト 事 は 業 例 、 ア ン ガ ー マ ネ た り あ き ら め て 引 き こ も っ て い た 児 童 ① ア ン ガ ー マ ネ ジ メ ン ト 講 演 会 ラ ブ ル に 対 し て 、 そ れ ま で 暴 力 を ふ る っ と が で き る よ う に な る 。 学 級 内 で の ト [ 内 容 ] ※ 2 0 1 4 年 度 の 事 業 例 い る の か を 理 解 し て 適 切 に 表 現 す る こ や も や し た 感 情 が 誰 に 、 何 に 向 か っ て 論 や 手 法 に よ り 、 児 童 生 徒 は 自 分 の も ま た 、 ア ン ガ ー マ ネ ジ メ ン ト ( ※ ) の 理 ら す こ と を 目 的 と し た 。 上 に 寄 与 し 、 地 域 の 教 育 力 向 上 を も た 紹 介 す る こ と に よ り 、 教 員 の 指 導 力 向 取 り 組 み を 県 内 の 公 立 学 校 の 教 員 に 向 上 を 図 る と と も に 、 本 プ ロ ジ ェ ク ト の 校 に 在 籍 す る 児 童 生 徒 の 規 範 意 識 の [ 本 目 プ 的 ロ ] ジ ※ 2 ェ 0 ク 1 ト 4 年 は 度 、 の 奈 事 良 業 例 県 内 の 公 立 学 メントって? マネジ ※アンガー いらいらや怒り、落ち込みなど混沌とした 気持ちを整理したり、状況を客観的に見る 力を育てたりすることを通じて、衝動性が 高まっても自分で鎮静化し、適切な表現や 問 題解決が できるよ うな 力を学ぶ 理論・ 手法 る を ⑤ 果 総 活 学 ア 測 括 用 校 ン 定 し 教 ガ の た 員 ー た 実 に マ ネ め 践 よ ジ の の る メ 調 発 ア ン 査 表 ン ト お ガ ー 実 よ マ 践 び ネ 発 講 ジ 表 師 メ 会 に ン よ ト 徒 の ア セ ス メ ン ト お よ び プ ロ グ ラ ム の 効 プ ロ グ ラ ム 実 施 の 対 象 と な る 児 童 生 ④ 「 ア セ ス 」 に よ る 質 問 紙 調 査 パ ー バ イ ズ を 実 施 研 修 形 式 で 、 研 究 代 表 者 に よ る ス ー す る 個 別 指 導 を 実 施 。 ま た 、 グ ル ー プ を 募 り 、 課 題 を 抱 え る 児 童 生 徒 に 対 か ら 、 各 所 属 で の 実 践 を 希 望 す る 教 員 ア ン ガ ー マ ネ ジ メ ン ト 研 修 参 加 者 の 中 報 告 さ れ た 。 最 終 報 告 書 や 実 践 発 表 会 に て 詳 し く 察 、 今 後 の 課 題 な ど 、 そ の 実 践 成 果 は ③ フ ォ ロ ー ア ッ プ 研 修 ク ラ ス の 状 況 変 化 ( ア セ ス の 変 化 ) 、 考 ア学私 ン校立 ガ教学 ー育校 マに教 ネお育 ジけに メるお ン規け ト範る を意規 活識範 用の意 し向識 た上の 規事向 範業上 意 ( 2 事 識 0 業 1 ( 向 3 2 上 ) 0 1 ( 2 0 1 4 ) 2 ) 12 プロジェクト⑤ 向 け た 研 修 の 実 施 や 配 属 予 定 課 へ の 事 前 研 修 等 を 実 施 し て 、 県 職 員 が 実 施 す る 訓 練 へ の 助 言 て い ま す 。 方 等 、 社 会 技 能 訓 練 プ ロ グ ラ ム 実 践 に あ る 「 社 会 技 能 訓 練 プ ロ グ ラ ム 」 を 活 用 き め 細 か な も の に し て い き た い と 考 え セ ス メ ン ト の 方 法 、 対 象 者 と の 関 わ り 今 後 は 、 2 0 1 4 年 度 の 最 終 報 告 書 で 護 観 察 対 象 者 に 対 す る 支 援 を さ ら に 県 職 員 を 対 象 と し た 、 基 礎 知 識 や ア の 方 が 就 労 、 進 学 を 果 た し た 。 を 県 職 員 が 活 用 し 、 県 が 雇 用 す る 保 ② 県 職 員 へ の 研 修 2 0 1 4 年 度 の 事 業 成 果 と し て 、 3 名 の 社 会 技 能 訓 練 プ ロ グ ラ ム の 作 成 支 援 [ 成 果 ・ 今 後 の 展 望 ] ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 能 力 の 向 上 を 図 る た め 等 、 社 会 生 活 を 営 む う え で 必 要 な コ 受 入 所 属 職 員 へ の 助 言 、 指 導 感 情 コ ン ト ロ ー ル 力 、 ト ラ ブ ル 対 応 能 力 雇 用 者 の 円 滑 な 受 入 を 目 的 と し た 、 で の 職 場 定 着 を 目 的 に 、 自 己 理 解 力 、 ③ 雇 用 者 の 配 属 先 職 員 に 対 す る 助 言 雇 用 期 間 終 了 後 に 就 職 す る 企 業 等 ロ グ ラ ム の 作 成 支 援 ① 保 護 観 察 対 象 者 の 社 会 技 能 訓 練 プ [ 内 容 ] る 体 制 を 整 え る こ と を 目 的 と し た 。 蓄 積 し 、 自 立 的 に プ ロ グ ラ ム を 実 践 す 対 象 者 の 雇 用 に 関 す る ノ ウ ハ ウ を 県 に 採 用 面 接 ( 人 事 課 ) 配 属 面 接 ( 性 格 傾 向 等 把 握 ) 中 の 社 会 技 能 訓 練 プ ロ グ ラ ム の 作 成 支 本 プ ロ ジ ェ ク ト は 、 県 に よ る 雇 用 期 間 行 っ て い る 。 者 機 構 な ど と 連 携 し 就 労 支 援 等 を ワ ー ク 奈 良 、 N P O 法 人 就 労 支 援 事 業 な げ る た め 、 奈 良 保 護 観 察 所 、 ハ ロ ー 経 験 を 踏 ま え 民 間 企 業 等 へ の 就 職 に つ 間 臨 時 職 員 と し て 雇 用 し 、 そ の 業 務 の ア セ ス メ ン ト 就労支援 (ジョブカフェ、ハローワーク、就労支援事 業者機構と連携) 定着支援 (社会技能訓練等) 連携事業で作成いただいた 教育プログラム該当部分 社 会 復 帰 (保護観察対象者に対する教育プログラム実践スキーム) [ 奈 良 県 担 当 者 の 声 ] て 践 蓄 対 ム い す 積 象 に く 者 加 。 る し 体 、 の 筆 制 県 雇 修 を が 用 正 確 自 に を 立 立 関 行 す 的 す い る な る に が プ こ ロ ノ ら と グ ウ 、 ハ を ラ ウ 保 目 ム を 護 指 を 県 観 し 実 に 察 [研究代表者] 早稲田大学 教育・総合学術院教授 (研究分野:学校心理学・矯正教育) [研究メンバー] 高野 光司(早稲田大学 教育・総合学術院助手) 早稲田大学 大学院教育学研究科学生 [プロジェクト④協力者・機関]奈良県教育委員会事務局生徒指導支援室 奈良少年刑務所 [プロジェクト⑤協力者・機関]奈良県産業・雇用振興部雇用労政課 13 就 職 ( 進 学 ) OJT/スキルアップ・プログラム(配属先) す ム し せ 識 民 が の し ウ 県 を 間 臨 興 山 今 。 と た る や 間 、 連 た ハ で 平 事 時 奈 部 岡 後 な 。 教 感 事 県 携 。 ウ は 成 業 職 良 雇 、 っ わ 育 情 業 で 事 そ が こ 25 者 員 県 用 伸 作 の て か プ の な で 労 幸 の 者 雇 業 よ く の お り 成 よ 年 へ の と は 政 さ に マ ロ し で 度 就 り や グ ネ 定 用 お う 、 う い ん て 、 た 、 す ラ ジ 着 期 い な 手 な か 職 雇 保 課 ( 探 大 く ム メ だ 護 課 奈 間 て な 取 ら を い 変 実 を ン で 終 、 か り り 始 支 用 観 長 良 き た 感 践 作 ト る 了 保 、 で 組 め 援 す 察 ) 県 る 進 教 謝 的 成 な よ 後 護 早 め み ま す と 対 産 育 し し な い ど う に 観 稲 て に た る と 象 業 プ て プ た を 、 就 察 田 ま 関 。 取 も 者 ・ ロ 雇 お ロ だ 習 社 職 対 大 い す 当 り に を グ 用 得 象 会 学 組 り き す り グ る 初 ラ 、 県 さ 者 民 振 常 み ま ま ま と ラ る ノ の ム 、 本田 恵子 [ 奈 目 良 的 県 ] で は 保 護 観 察 対 象 者 を 6 か 月 雇用労政課 雇用開始時 ガ イ ダ ン ス 援 や 配 属 先 へ の 助 言 に よ り 、 保 護 観 察 す る と と も に 、 社 会 技 能 訓 練 プ ロ グ ラ 県 で 臨 時 職 員 と し て 採 用 し た 保 護 観 察 対 象 者 の 社 会 復 帰 円 滑 化 事 業 ( 2 0 1 4 ) プロジェクト⑥ 光 の あ り 方 を 模 索 し た 。 1軒貸切 古民家宿泊体験(橿原市今井庵にて) つ い て 、 参 加 者 と 意 見 交 換 ③ 調 査 報 告 会 視 点 で 調 査 奈 良 満 喫 1 泊 バ ス ツ ア ー ~ 奈 良 の 提 案 し た 。 し 、 そ の 魅 力 や 周 辺 地 域 の 課 題 を 調 査 ね 、 最 終 報 告 会 で は 次 の 2 つ の ツ ア ー を 中 部 地 域 の 小 規 模 宿 泊 施 設 に 宿 泊 に つ い て 関 係 者 と 意 見 交 換 、 検 討 を 重 ① 宿 泊 調 査 の 4 つ の 課 題 を 報 告 し 、 そ れ ら の 課 題 当 該 地 域 に は 世 界 遺 産 登 録 を 目 指 向 上 を 目 的 と し た 。 泊 者 の 増 加 お よ び 宿 泊 施 設 の 知 名 度 ( ゲ ス ト ハ ウ ス 等 ) の 魅 力 向 上 に よ る 、 宿 明 日 香 村 、 高 取 町 ) の 小 規 模 宿 泊 施 設 [ 奈 目 良 的 県 ] 中 部 地 域 ( 橿 原 市 、 桜 井 市 、 [ 内 容 ] 宿 泊 / お 土 産 移 動 手 段 現 地 で の 過 ご し 方 事 前 の 情 報 ア ク セ ス と が で き た 。 最終報告会発表資料より す 地 域 も 含 ま れ て い る こ と か ら 、 特 に 中 間 報 告 会 で は 現 地 調 査 か ら 見 え た 宿 泊 施 設 の 新 た な 魅 力 を 発 掘 す る こ [ 中 間 報 告 会 、 最 終 報 告 会 に 臨 ん だ 。 換 を 恒 常 的 に 行 い な が ら 準 備 を 進 め 、 や 加 学 生 の 情 を 報 使 収 っ 集 た 情 、 メ 報 ー 共 リ 有 ン 、 グ 意 リ 見 ス 交 ト 1 回 ) 、 現 地 調 査 ( 2 回 ) を 中 心 に 、 参 対 成 面 果 で ] の 打 ち 合 わ せ ( 東 京 5 回 、 奈 良 い ち 観 光 客 の 立 場 か ら 奈 良 や 小 規 模 究 し て い る 学 生 チ ー ム で あ る か ら こ そ 、 ち 、 か つ 東 京 の 大 学 で 日 本 語 教 育 を 研 験 を 持 っ て い る 。 こ の よ う に 、 自 ら 異 文 と い っ た よ う に 、 日 本 以 外 で の 生 活 経 Facebook 四 季 を 味 わ い つ く す ~ ② 観 光 資 源 調 査 外 国 人 に 対 し て 小 規 模 宿 泊 施 設 の 特 若 者 向 け の 1 泊 バ ス ツ ア ー ~ 体 験 と 中 部 地 域 内 の 小 規 模 宿 泊 施 設 の 周 徴 を 活 か し た 地 域 の 魅 力 を 伝 え る 観 宿 泊 を 結 ぶ ~ 辺 地 域 に お け る 観 光 資 源 を 、 外 国 人 の 光 プ ラ ン を 検 討 し 、 小 規 模 宿 泊 施 設 の 今 回 の 連 携 事 業 に 参 加 し た 学 生 の 出 奈 良 県 が 開 催 す る 報 告 会 に お い て 、 オ ー ナ ー 等 に 提 案 す る こ と で 、 小 規 模 身 は 、 日 本 、 ブ ラ ジ ル 、 台 湾 、 ロ シ ア 、 韓 小 規 模 宿 泊 施 設 関 係 者 、 宿 泊 ・ 観 光 業 国 、 米 国 と 多 岐 に わ た る 。 日 本 人 で 関 係 者 、 地 域 住 民 等 に 対 し 、 外 国 人 向 あ っ て も 、 海 外 で 育 っ た り 、 留 学 し た け 観 光 プ ラ ン の 提 案 。 ま た そ の 提 案 に 宿 泊 施 設 を 活 用 し た 奈 良 県 独 自 の 観 化 を 体 験 し 、 多 様 な 経 験 、 価 値 観 を 持 り 、 日 本 語 教 師 と し て 海 外 で 働 い た り 奈 良 の 小 規 模 宿 泊 施 設 の 魅 力 向 上 ( 2 0 1 4 ) 14 柿の葉寿司手作り体験 な こ と で し た 。 考 え な け れ ば な ら な い の は 、 と て も 大 変 伝 え ら れ る の か 」 と い う こ と を 自 分 た ち で ジ ェ ク ト は 終 わ っ て し ま い ま し た が 、 こ れ か て 、 ど の よ う に 感 じ た の か を 、 ど の よ う に く と い う 経 験 は 、 大 変 有 意 義 で し た 。 プ ロ 見 を 聞 き 、 自 分 が 感 じ た こ と を 伝 え て い え る こ と が で き 、 そ の 過 程 で 他 の 人 の 意 「 奈 良 の 旅 行 」 に つ い て 、 様 々 な 角 度 で 考 ら で す 。 そ の 答 え は 、 ま だ 出 て い ま せ ん 。 身 が 何 度 も 行 く 旅 行 先 が そ ん な に な い か 場 所 に も う 一 度 行 く 理 由 は 何 か 、 私 自 と 思 う 場 所 に つ い て 考 え ま し た 。 近 く な い 今 回 の プ ロ ジ ェ ク ト で 私 は 、 ま た 来 た い 教 育 研 究 科 ) 河 た ん 内 。 な 人 美 生 和 も さ い ん い ( か 早 も 稲 し 田 れ 大 な 学 大 い と 学 院 思 日 い 本 ま 語 し 本 の よ さ を 伝 え る 。 生 ま れ 変 わ っ た ら そ 人 た ち に 明 日 香 の よ さ 、 奈 良 の よ さ 、 日 た 。 農 業 を し な が ら 宿 を 営 み 、 世 界 中 の 過 ご す 民 宿 の 息 子 さ ん に つ い て 考 え ま し 門 家 で あ る 自 分 が 、 ど の よ う に 奈 良 を 見 に 乗 っ か る の で は な く 、 「 日 本 語 教 育 の 専 教 育 」 と い う 一 般 化 さ れ た 抽 象 的 な 概 念 語 れ た の で は な い か と 思 い ま す 。 「 日 本 語 一 人 一 人 の 個 か ら 見 た 奈 良 と い う も の を 今 回 の プ ロ ジ ェ ク ト で は 、 本 当 に 私 た ち の で は な く 、 色 々 な 人 々 が い る こ と を 意 こ と と は 思 い ま す が 、 1 つ の 答 え を 求 め る ま す 。 今 後 、 奈 良 の 観 光 も 発 展 し て い く の よ う な 便 利 さ を 好 む 人 も い る か と 思 い 事 を 好 む か も し れ な い 、 そ し て 逆 に 都 会 を 好 み 、 あ る 観 光 客 は そ の 土 地 特 有 の 食 日本新三大夜景の1つ、奈良市内の夜景 ま し た 。 識 し て い く こ と も 重 要 で は な い か と 感 じ れ て 明 日 香 村 で 育 っ て 明 日 香 村 で 一 生 を 育 研 究 科 ) 雨 の 中 を 歩 き な が ら 、 明 日 香 村 で 生 ま 教 育 研 究 科 ) 前 原 舞 さ ん の よ う な 旅 行 を 求 め て い る か は 同 じ で は ひ と 口 に 観 光 客 と い っ て も 、 そ の 人 が ど 首都圏在住で日本語教育学を専門とする私たちに、どのような貢献ができるのか。議論はそこから始まりま した。当初は「留学生、海外生活経験者の視点」といったものが期待されているのかと思いましたが、終 わってみれば、現地で様々な経験をして何かを感じ、それに基づいて小規模宿泊施設の魅力向上、知名度向 上の解決策を模索し、説得力をもって主張するという流れは、領域を超えて研究全般に普遍的な営みである ことを実感しました。 [研究代表者] 早稲田大学 国際学術院教授 小林 ミナ 研究分野:日本語教育学 [研究メンバー] 早稲田大学 大学院日本語教育研究科学生 [協力者・機関] 奈良県地域振興部教育振興課、奈良県立大学 15 加 学 生 の 声 ( ] 早 潤 子 さ ん 稲 田 大 学 大 学 院 日 本 語 ( 早 稲 田 大 学 大 学 院 日 本 語 教 あ り ま せ ん 。 あ る 観 光 客 は 何 も な い 風 景 上 [ 田 参 ※ 最 終 報 告 書 よ り 抜 粋 に つ い て 考 え て い き た い と 思 い ま す 。 ら は 1 人 で 「 ま た 行 き た い と 思 う 旅 行 先 」 教 育 研 究 科 ) 松 浪 千 春 さ ん ( 早 稲 田 大 学 大 学 院 日 本 語 プロジェクト⑦ た グ と 。 ラ グ ム ロ の ー 開 バ 発 ル 人 を 材 行 育 う 成 こ の と た を め 目 の 学 的 習 と プ し ロ な ど を 説 明 し た 。 有 意 義 な 経 験 と な っ た 。 導 す る に あ た っ て 注 意 す べ き ポ イ ン ト か っ た 一 部 の 高 校 生 に と っ て も 、 換 の ポ イ ン ト な ど 、 教 員 が 高 校 生 を 指 た 史 跡 を 実 際 に 訪 れ た こ と の な 行 う 際 の 手 法 や 、 英 語 に よ る 意 見 交 な っ た ば か り か 、 こ れ ま で こ う し 高 校 生 が 英 語 で プ レ ゼ ン テ ー シ ョ ン を の 留 学 生 に と っ て 貴 重 な 体 験 と シ ョ ン の 実 演 を 行 っ た 。 館 を 訪 れ た こ と は 、 早 稲 田 大 学 学 の 外 国 人 留 学 生 に よ る プ レ ゼ ン テ ー 深 め る こ と を 目 的 に 、 講 演 、 早 稲 田 大 バ ル 人 材 育 成 の 手 法 に つ い て の 理 解 を 奈 良 県 の 高 校 教 員 を 対 象 に 、 グ ロ ー ① 事 前 研 修 会 ( 2 0 1 4 年 7 月 な が ら 、 奈 良 県 内 の 教 員 の 指 導 力 向 上 存 在 す る 国 際 的 な 観 光 資 源 を 活 用 し プ ロ グ ラ ム は 十 分 と は 言 え な い 。 し か し 、 そ の た め の 教 員 の ス キ ル や 学 習 ロ ー バ ル 人 材 の 育 成 に 取 り 組 ん で い る 。 に つ け 、 将 来 国 際 社 会 で 活 躍 で き る グ 養 、 問 題 解 決 力 等 の 国 際 的 教 養 を 身 テ ィ テ ィ ー の 上 に 、 語 学 力 、 幅 広 い 教 奈 目 良 的 県 ] は 、 郷 土 に 根 差 し た ア イ デ ン わ 留 つ の っ 学 の 高 奈 た 生 グ 校 良 ル 。 6 ー 生 県 名 プ 35 内 が を 名 の 一 作 が 公 人 り 参 立 ず 、 加 と つ そ し 私 各 の 、 グ 中 学 立 ル に 校 の ー 早 ご 高 プ 稲 と 等 に 田 に 学 加 の 6 校 魅 力 ~ 」 が 開 催 さ れ た 。 と 語 り 合 お う ! 歴 史 息 づ く 明 日 香 の 過 ご す 「 イ ン グ リ ッ シ ュ ・ デ イ ~ 留 学 生 留 学 生 と 交 流 し な が ら 一 日 を 英 語 で に て 、 奈 良 県 の 高 校 生 が 早 稲 田 大 学 の 奈 良 県 明 日 香 村 健 康 福 祉 セ ン タ ー 員 同 士 で 、 各 校 の グ ロ ー バ ル 化 に 対 す 助 言 を 行 っ た 。 ま た 、 参 加 し た 高 校 教 「 イ ン グ リ ッ シ ュ ・ デ イ 」 に 対 す る 講 評 、 理 解 を さ ら に 深 め る こ と を 目 的 に 、 グ ロ ー バ ル 人 材 育 成 の 手 法 に つ い て の 本 プ ロ ジ ェ ク ト で は 、 奈 良 県 内 に 多 数 [ [ 内 容 ・ 成 果 ] 30 日 ) 内 に 学 基 ワ に 高 し 発 生 づ ー 地 高 校 た 表 と き ポ 元 校 生 。 し 一 英 イ の 生 た 緒 語 ン 歴 の と 史 に で ト 史 グ 一 跡 と 発 で や ル 緒 等 っ 表 作 文 ー に へ た し 成 化 プ 史 留 後 、 し に は 跡 学 、 昼 た つ 、 や 生 午 食 資 い 午 資 を 前 を 料 て 前 料 案 中 留 に 、 パ 中 る 取 り 組 み の 情 報 交 換 を 行 っ た 。 ○ イ ン グ リ ッ シ ュ ・ デ イ ( 2 0 1 4 年 グ ロ ー バ ル 人 材 育 成 の た め の 指 導 力 向 上 ( 2 0 1 4 ) 12 月 21 日 ) ○ 事 後 研 修 会 ( 2 0 1 5 年 1 月 10 日 ) 16 ※ 奈 良 県 立 畝 傍 高 校 ホ ー ム ペ ー ジ よ り 転 載 ◇ 今日一日で私は英語力もそうですが、対話力が付いたように思いました。やはり外国の人と関わるので、不安や 緊張もありますが、それより楽しさや嬉しさの方が大きく、とても有意義な時間を過ごすことができました。 ◇ この交流を通じて英語で話す楽しさを感じることができた。しかし日本の歴史を英語で伝えるのは難しかった。もっ と自分が日本のことを知る必要があると思う。 ◇ 私は英語が得意でも好きでもありませんでしたので、正直不安でした。でも私たちのグループに来てくださった留 学生の方はとてもフレンドリーで馴染みやすかったです。最初私たちが戸惑っていたら、自分から話をもちかけて くれました。午後からの明日香散策は思った以上に楽しかったです。自分でも思った以上の成果でした。思ったこ とを伝えられるように英語を勉強したいな、と少し思いました。 こ の た め 、 日 本 の 教 育 シ ス テ ム に お い て ど の マ ー キ ャ ン プ で 英 語 を 教 え て 過 ご し て い た 。 大 半 を 地 方 の 青 少 年 向 け の キ リ ス ト 教 の サ 中 学 生 と 高 校 生 の 時 、 私 は 台 湾 で 、 夏 の ち に は 、 そ の 後 の 学 習 活 動 に お い て 意 欲 向 き た い と 考 え て い ま す 。 参 加 し た 高 校 生 た れ た 課 題 は 、 今 後 実 施 す る 際 に 改 善 し て い 営 、 事 前 指 導 や 交 流 の 在 り 方 な ど に 見 ら う ち に 終 え る こ と が で き ま し た 。 企 画 運 授 の 御 指 導 と 参 加 者 の 熱 意 に よ り 、 盛 会 の ま 校 学 す て 成 大 [ 初 し 生 生 る 、 す 今 橋 奈 良 め た と の も 関 る 回 て 。 関 方 の 係 た の 淳 県 行 係 に で す め 連 さ 担 っ る の 携 ん 当 教 御 し た た 教 学 事 ( 協 奈 者 員 取 。 員 習 業 良 の 力 合 早 り の プ は 県 声 わ い 組 た 稲 指 ロ 、 学 ] せ だ 田 み グ 校 て き 大 導 グ ロ 教 で ラ 力 約 ー 育 し 、 学 50 本 か 向 ム バ 課 た の 名 県 ら 上 開 ル 指 が が か 6 を 発 人 導 、 太 参 ら 名 目 、 材 主 田 加 は の 的 そ を 事 教 し 高 留 と し 育 ) さ ん ( 早 稲 田 大 学 国 際 教 養 た ち 頑 。 よ 張 く っ 自 て 分 く た れ ち た の の 役 で 割 、 を 私 果 た た ち す は こ と と て が も で 気 き 持 デ イ を 意 義 あ る も の に し よ う と 一 生 懸 命 だ っ た 。 参 加 者 た ち が 、 こ の イ ン グ リ ッ シ ュ ・ 国 人 留 学 生 に と っ て 非 常 に 興 味 深 い こ と が で き た の は 、 ( 私 の よ う な ) 日 本 で 学 ぶ 外 高 校 生 た ち と 共 に 過 ご す 機 会 を 持 つ こ と 実 り 多 い 経 験 と な っ た 。 な に よ り も 、 日 本 の れ 、 彼 ら の 心 遣 い を 強 く 感 じ た 。 同 士 の 会 話 が ど の よ う な も の か を 見 る こ と 思 っ て い る こ と を た く さ ん 話 し て い た 。 生 徒 シ ャ ー が な い せ い か 、 と て も リ ラ ッ ク ス し て 生 徒 た ち は 人 に 聞 か れ て い る と い う プ レ ッ や り 取 り が で き 、 と て も 役 立 つ 活 動 だ っ た 。 生 徒 た ち と の 町 の 散 策 は 、 自 由 に 会 話 の 徒 た ち は 私 を 会 話 に 引 き 込 も う と し て く が で き た の は 、 私 に と っ て も 、 楽 し か っ た 。 生 [研究代表者] 早稲田大学 国際学術院教授 太田 宏 研究分野:国際関係論 [研究メンバー] 早稲田大学 国際教養学部学生 [協力者・機関] 奈良県教育委員会事務局学校教育課 奈良県内の高校教員、高校生 17 と は 、 私 に と っ て 、 い ろ い ろ な 意 味 で 非 常 に 際 教 養 学 部 ) 奈 良 で の イ ン グ リ ッ シ ュ ・ デ イ に 参 加 し た こ 部 留 学 生 ) Akina Cruces Yamadal よ う に 英 語 が 評 価 さ れ 、 教 え ら れ 、 使 わ れ Rebekah Cheng て い る の か 、 台 湾 と 比 較 し 、 自 分 の 眼 で 見 て さ ん ( 早 稲 田 大 学 国 と 、 貴 大 学 の 御 協 力 に 感 謝 し て い ま す 。 [ 参 加 学 生 の さ 声 ※ ん ] Nicolas Duval 学 部 留 学 生 ) み た か っ た 。 我 々 の 明 日 香 村 で の 二 日 間 で 、 [ 高 校 生 の 声 ] ( 早 稲 田 大 学 国 際 教 養 学 最 終 報 告 書 よ り 抜 粋 題 を 垣 間 見 る こ と が で き た 。 日 本 に お け る 英 語 の 指 導 、 学 習 に お け る 課 そ の 意 味 で も 極 め て 意 義 深 い 事 業 で あ っ た 上 が 見 ら れ た と の 報 告 を 受 け て お り ま す 。 プロジェクト⑧ ※「奈良モデル」とは? 質の高い行政サービスを将来にわたっ て継続的に提供していくために、奈良 にふさわしい県・市町村の連携のあり 方を検討し、実現していこうという取 り組み。 行 す る こ と を 目 的 と し た 。 県 全 体 で フ ァ シ リ テ ィ マ ネ ジ メ ン ト を 遂 県 内 市 町 村 に 先 進 事 例 を 示 し 、 奈 良 奈 良 モ デ ル ( ※ ) 」 の ス キ ー ム を 構 築 し 、 検 討 す る こ と に よ り 、 「 フ ァ シ リ テ ィ 版 て 公 共 施 設 を 管 理 ・ 運 用 す る 仕 組 み を し メ 討 す 産 用 施 く 併 た ン 課 る 情 す 設 り 本 せ 。 ト 題 と 報 る お の プ の て の 方 よ た ロ 手 の と 、 も び め ジ 県 法 抽 に 整 針 公 に ェ 内 を 出 、 理 を 有 公 ク ト ・ 策 の 検 に 分 的 は 地 よ モ 基 討 る デ 析 定 等 資 、 礎 す 、 ル 手 す の 産 奈 自 る 公 エ リ 法 る 土 ( 良 治 こ 的 ア を に 地 公 県 と 資 に 研 あ ) 共 が 体 を 産 お 究 た を 施 、 が 目 マ け ・ り 有 設 ま 共 的 ネ る 試 、 効 等 ち 同 と ジ 検 行 資 活 の づ し [ 目 的 ] [検討の流れ] 1.図化による現状把握 GISを用いて、公共施設の配置を確認。 2.対象エリアの選定 重要性が高い用途の施設の現状や、施設の集中、 経年が高いエリアなどを参照し対象エリアを選定。 3.対象施設の選定 対象エリア内にある公共施設を対象施設として抽出、 これ以降の詳細情報収集や分析・評価の中心施設 とする。 フ ァ シ リ テ ィ 版 奈 良 モ デ ル 検 討 事 業 ( 2 0 1 4 ) 4.対象施設の情報収集・分析・評価 決定した対象エリアに関わり、抽出した対象施設を 中心に、詳細情報を収集、分析・評価等を行う。 5.再整備プラン案の設定 長期的な視点に立ったプランを設定し効果を比較する ことで検証、プラン提示。 [ 成 果 ] リ ア へ の 適 用 の 検 討 ⑤ 先 進 的 な 活 用 事 例 の 収 集 と モ デ ル エ ④ 公 共 施 設 等 の 活 用 方 策 の 検 討 状 況 作 成 ③ ② 市 町 を 村 活 デ 用 ー し タ た の 公 収 共 集 施 設 等 の 配 置 GIS と 次 備 と サ し 有 国 プ 国 ラ 庁 め の ・ も ー て 施 奈 ・ ラ ・ ン 舎 た プ 再 に ビ い 設 良 県 ン 県 県 跡 。 ラ 配 、 ス る ・ ・ ン 置 所 低 。 が 内 市 市 地 混 を 計 管 下 こ の 混 混 の を 在 提 画 と 状 市 の 在 在 活 し 案 の 枠 な 域 況 エ エ 用 し 詳 ら を 、 リ リ ま を に し た 細 な 踏 た は ア ア 超 た 最 で で い な 市 終 検 え よ ま 老 国 の の 合 市 役 報 討 た う え 朽 ・ 奈 化 良 同 役 所 告 を 施 な 、 庁 所 移 書 行 設 配 住 も 県 舎 移 転 を い の 慮 民 進 ・ 新 転 ま 、 整 と へ プ の 行 市 築 プ ラ ン 国 ・ 県 ・ 市 混 在 エ リ ア で の 民 間 力 を 活 用 し た 合 同 庁 舎 新 築 プ ラ ン と マ ッ プ 化 ① 市 町 村 都 市 計 画 関 連 デ ー タ の 収 集 [ 内 容 ] 18 (イメージ)県有資産の有効活用例 橿原総合庁舎 (旧耳成高校 、平成27年1月より運用) 検 討 事 例 を 積 み 重 ね る こ と に よ り 、 国 ・ く 性 基 し ま 。 を に た 今 た 考 、 モ 後 、 慮 ま デ 、 県 本 し ち ル 内 エ 連 づ つ リ 携 の く つ 他 、 り ア 具 の に 事 の 業 エ 体 視 つ リ い に 的 点 て お ア な や は い に 検 対 、 て つ い 討 象 提 検 て を 地 案 討 も 行 域 プ 対 同 っ の ラ 象 様 ン て の い 特 を と あ り が と う ご ざ い ま し た 。 含 め て 何 度 も 議 論 さ せ て い た だ き 、 誠 に め 関 係 者 の 皆 様 に は 、 現 地 へ の ご 訪 問 も 最 後 に な り ま し た が 、 小 松 先 生 を は じ て い る 。 い と 考 え て い ま す 。 て お り 、 本 連 携 事 業 の 重 要 性 を 再 確 認 し 有 財 産 の 最 適 利 用 に つ い て 」 が 通 知 さ れ と 地 方 公 共 団 体 が 連 携 し た 地 域 の 国 公 的 に 検 討 し 、 プ ラ ン の 実 現 化 を 目 指 し た つ つ 、 国 ・ 市 の 担 当 者 と 提 案 プ ラ ン を 具 体 今 後 は 、 本 連 携 事 業 で の 経 験 を 活 か し お 、 平 成 26 年 8 月 に は 、 総 務 省 よ り 「 国 い ま し た 。 な る 有 効 活 用 に つ い て 検 討 を 行 っ た 。 な 村 と の 広 域 連 携 を 想 定 し 、 県 有 資 産 の 更 本 連 携 事 業 に お い て は 、 国 お よ び 市 町 な ど 官 民 連 携 の 可 能 性 も 検 討 し た い と 思 し 時 間 的 な 余 裕 が あ れ ば 、 民 間 力 の 活 用 ご 意 見 は 大 変 参 考 に な り ま し た 。 も う 少 [ 今 後 の 展 望 ] る 分 析 手 法 な ど 、 早 稲 田 大 学 の 貴 重 な 施 設 の 配 置 状 況 を ハ ザ ー ド マ ッ プ に 重 ね で あ る こ と を 示 唆 し た 。 施 設 整 備 計 画 の 策 定 に は 欠 か せ な い 作 業 的 な 課 題 を 明 確 に す る と と も に 、 迅 速 な 的 な プ ラ ン ま で 示 す こ と は 、 現 状 や 将 来 た 、 検 討 に 必 要 な 資 産 情 報 の 考 え 方 や メ ン ト を 検 討 す る こ と が で き ま し た 。 ま 従 来 よ り も 幅 広 い 視 点 で 公 的 資 産 マ ネ ジ 国 ・ 市 有 資 産 を 対 象 範 囲 と し た こ と で 、 く 、 限 ら れ た 情 報 の 範 囲 で あ っ て も 具 体 マ ネ ジ メ ン ト 室 主 査 ) め ら れ な い と 先 延 ば し に す る の で は な 情 報 不 足 だ か ら 施 設 整 備 の 方 向 性 が 決 今 [ 井 奈 祥 貴 さ ん ( 奈 良 県 総 務 部 フ ァ シ リ テ ィ 良 県 担 当 者 の 声 ] 十 分 可 能 で あ る こ と が 明 ら か に な っ た 。 の 方 向 性 を 示 す プ ラ ン を 策 定 す る こ と は で き る 情 報 が 限 ら れ て い て も 、 施 設 整 備 い 管 県 。 理 ・ ・ 市 活 町 用 村 す が る 連 仕 携 組 ・ み 協 を 力 構 し 築 て 公 し 的 て い 資 き 産 た を [研究代表者] 早稲田大学 理工学術院教授 小松 幸夫 研究分野:都市計画・建築計画 [研究メンバー] 堤 洋樹(前橋工科大学 准教授、早稲田大学 理工学研究所招聘研究員) 池澤 龍三(一般財団法人建築保全センター研究員、早稲田大学 理工学 研究所招聘研究員) 讃岐 亮(首都大学東京 助教) 水出 有紀(前橋工科大学 客員研究員) [協力者・機関] 奈良県総務部ファシリティマネジメント室 19 報 告 書 の と り ま と め 作 業 を 通 じ 、 活 用 プロジェクト⑨ 興 を 図 る こ と を 目 的 に 、 吉 野 材 の 魅 力 吉野中央木材の見学 ② イ 主 場 日 名 フ ン 催 所 時 称 ォ の ー 提 奈 実 2 「 ラ 案 良 践 0 奈 ム 良 県 学 1 4 の に 園 年 木 お 中 10 フ け 学 月 ォ る ー 成 ・ 高 31 ラ 果 等 日 ム 発 学 ( in 表 校 金 東 ) 京 」 で の 、 吉 野 材 を 活 か し た 木 質 空 間 デ ザ box in box 古谷研究室での実施写真 首 都 圏 の 公 共 空 間 、 商 空 間 、 住 空 間 ① デ ザ イ ン 提 案 り を 推 進 し 、 県 の 林 業 ・ 木 材 産 業 の 振 最 大 限 に 活 か し た 新 し い ブ ラ ン ド づ く 本 プ ロ ジ ェ ク ト で は 、 吉 野 材 の 魅 力 を す る 必 要 が 生 じ て い る 。 用 途 開 発 に よ る 吉 野 材 の 需 要 を 喚 起 近 年 の 住 宅 様 式 の 変 化 に よ り 、 新 た な と し て 高 値 で 取 引 さ れ て き た 。 し か し 珍 重 さ れ 、 木 造 和 室 の 高 級 内 装 材 等 色 艶 香 り が 優 れ た 材 料 と し て 市 場 で あ り 、 用 材 と し て も 通 直 完 満 、 無 節 、 ら れ る 吉 野 材 は 、 年 輪 幅 が 狭 く 均 一 で 行 っ た 。 [ 内 容 ] 奈良の木フォーラム in 東京 イ ン 提 案 」 と し て 、 首 都 圏 で の 吉 野 材 の 大 学 生 に よ る 吉 野 材 を 活 か し た デ ザ フ ォ ー ラ ム in 東 京 」 に お い て 、 「 早 稲 田 2 0 1 4 年 10 月 31 日 、 「 奈 良 の 木 を 行 っ た 。 良 県 担 当 者 と の 複 数 回 の 意 見 交 換 会 の 情 報 交 換 会 を 行 っ た 。 そ の 後 も 、 奈 良 県 職 員 や 地 場 産 業 に 携 わ る 人 々 と く り 、 加 工 場 等 の 見 学 を 行 い 、 ま た 奈 場 、 桧 の 製 材 所 、 杉 の 製 材 所 、 樽 丸 づ 現在木材を使用している空間に対するデザイン提案 を 使 用 し て い る 空 間 に 対 す る 提 案 教 育 空 間 を 事 例 と し た 、 現 在 木 材 査 ( 吉 野 材 ツ ア ー ) を 実 施 し た 。 原 木 市 の 現 状 を 知 る こ と を 目 的 と し た 現 地 調 告 書 で は 次 の 4 つ の 提 案 を 行 っ た 。 ザ イ ン 提 案 を 行 う に あ た り 、 木 材 業 界 こ れ ら の 活 動 の 成 果 と し て 、 最 終 報 [ 最 目 高 的 級 ] の ブ ラ ン ド 木 材 と し て 広 く 知 い 用 途 の 調 査 お よ び デ ザ イ ン 開 発 を を 最 大 限 に 引 き 出 す 木 質 空 間 の 新 し [ 2 成 0 果 1 ] 4 年 6 月 13 日 、 14 日 、 木 質 デ 案 を 行 っ た 。 魅 力 を 活 か し た 木 質 空 間 デ ザ イ ン の 提 首 都 圏 で の 吉 野 材 ( ス ギ ・ ヒ ノ キ ) を 活 か し た 木 質 空 間 デ ザ イ ン の 提 案 ( 2 0 1 4 ) 20 吉 野 材 ブ ラ ン ド の 認 知 度 を 高 め 、 広 く 親 で 吉 野 材 利 用 を 促 進 す る た め に は も っ と き ま し た 。 提 案 を 考 え る な か で 、 首 都 圏 に お い て 、 学 生 に 提 案 発 表 の 場 を い た だ い 平 た た 成 デ 当 だ ザ 課 く 27 イ で 予 年 ン は 定 度 や 、 で も ご こ す 引 意 の 連 。 き 見 携 続 を 事 き 発 業 デ 展 で ザ さ 提 イ せ 案 ン る い 提 た た 案 め だ を 、 い 今 年 度 は 「 奈 良 の 木 フ ォ ー ラ ム in 東 京 」 見 で す 。 が っ て い る の だ と 思 い ま す 。 野 材 が 日 本 一 の 木 材 で あ る こ と に つ な プ ロ セ ス が デ ザ イ ン さ れ て い る こ と が 、 吉 り 自 然 と 共 存 し な が ら 美 し い 材 を つ く る こ と を 覚 え て い ま す 。 温 か い 人 の 手 が 入 ん な に も 美 し い 林 が あ る の だ と 感 動 し た 吉 野 杉 の 原 木 林 に 初 め て 行 っ た と き 、 こ う こ と も 、 木 材 の 価 値 に な る と い う ご 意 い た だ く こ と で 愛 着 を も っ て も ら う と い 材 の 良 さ を 伝 え 、 実 際 に 吉 野 の 山 へ 来 て も い い の で 身 近 に 触 れ ら れ る も の で 吉 野 は も ち ろ ん で す が 、 ま ず は 小 さ な も の で の 美 し さ や 清 潔 感 、 高 級 感 を P R す る の 特 に 印 象 的 だ っ た の は 、 吉 野 材 な ら で は 工 学 研 究 科 ) 林 [ 万 里 亜 さ ん ( 早 稲 田 大 学 大 学 院 創 造 理 イ ン 提 案 を 行 っ て い た だ き ま し た 。 材 の 需 要 を 喚 起 す る と い う 観 点 で デ ザ の 利 用 拡 大 の た め に 必 要 と な る 。 参 加 学 生 の 声 ] の で 、 研 究 室 の 方 々 に は 、 首 都 圏 で 吉 野 間 デ ザ イ ン の 提 案 」 が 今 回 の テ ー マ で し た 「 首 都 圏 で の 吉 野 材 を 活 か し た 木 質 空 と い う 精 神 性 を 付 加 す る こ と が 、 吉 野 材 を 訪 れ て も ら い 、 親 し み を 覚 え て も ら う ブ ラ ン ド 課 主 任 主 事 ) 米 [ 山 奈 単 に 吉 野 材 を 使 う だ け で は な く 、 吉 野 愛 着 が わ く 。 い 、 吉 野 に で き る だ け 行 っ て も ら う こ と で そ し て ど こ か ら 来 た 材 な の か 知 っ て も ら も 、 使 っ て も ら え れ ば そ の 品 質 は 伝 わ る 。 吉 野 材 は 、 体 に 触 れ る 小 さ な も の で と 感 じ て い ま す 。 ザ イ ン し て い く こ と が 今 後 の 課 題 で あ る く 、 加 工 か ら 流 通 、 販 売 ま で の 流 れ を デ 野 材 を 使 っ た デ ザ イ ン を 考 え る だ け で な 良 県 担 当 者 の ( 奈 声 良 ] 三 千 代 さ ん 県 農 林 部 奈 良 の 木 [研究代表者] 早稲田大学 理工学術院教授 古谷 誠章 [研究メンバー] [協力者・機関] 21 し み を 持 た れ る よ う に 工 夫 を し て い く 必 東 提 吉 空 ン 使 公 京 案 野 間 提 用 共 ビ 材 構 案 し 空 て 間 ッ を 築 グ い を 用 シ な 事 サ ス い テ い 例 イ た ム 空 ト 空 間 と を し 間 に た 事 構 対 、 例 築 す 現 と シ る 在 し ス に デ 木 た テ つ ザ 材 、 ム い 東 イ を の て box in box 東京オリンピック2020関連施設に 対するデザイン提案 京 オ リ ン ピ ッ ク 2 0 2 0 関 連 施 設 に 対 す る デ ザ イ ン 提 案 研究分野:建築史・意匠 早稲田大学 理工学術院大学院・学部学生 奈良県農林部奈良の木ブランド課 地元木材関係団体 [ 今 後 の 展 望 ] 要 が あ る と 感 じ ま し た 。 そ の た め に 、 吉 プロジェクト⑩ し 、 ま た 県 内 の 環 境 調 査 を 行 い 、 そ れ る や ③ し ン 2 カ 2 2 具 他 先 キ 調 日 ラ 対 調 、 プ 県 0 ッ 0 0 体 の 行 ャ 査 程 グ 象 査 ポ 地 内 テ 招 の 0 プ 0 0 的 都 研 ン 方 ビ 場 8 2 2 な 道 究 プ 法 2 ー 奈 所 ン 致 各 シ 年 年 年 効 府 や 地 0 フ 良 ャ に 競 北 日 F ッ 陸 奈 ル 関 技 報 効 半 1 果 県 5 ト 京 I 韓 果 や F ワ 事 の 告 事 構 年 ボ 上 良 課 す 団 オ 書 造 県 ス る 体 2 ー 競 A ー 例 リ サ ル を ポ 等 例 化 月 ル 技 文 題 状 ト ン ッ ド 調 ー を 調 イ 10 協 協 化 を 況 ッ ピ カ カ 査 ツ も 査 ン 日 会 プ ッ 会 整 招 と 会 館 理 を に タ ク ー ッ ヒ 致 に 、 ビ ワ プ ア 対 奈 ュ に 、 ー 大 リ し ー 良 関 海 ル 会 ン キ 県 す 外 ド グ ャ ② ヒ ア リ ン グ 調 査 わ か っ た 。 キ ャ ン プ 地 効 果 事 例 調 査 で は 、 F I に な っ た 。 状 の 課 題 、 意 向 、 要 望 な ど が 明 ら か グ を 行 い 、 各 競 技 団 体 の 状 況 や 現 何 を 望 む か 、 な ど に つ い て の ヒ ア リ ン F A ワ ー ル ド カ ッ プ に お け る 大 分 県 中 津 江 村 の カ メ ル ー ン 代 表 の 知 名 度 向 上 に よ る 経 済 効 果 事 例 、 北 京 オ リ ン ピ ッ ク に お け る 高 知 県 高 知 市 の ス ロ バ キ ア 代 表 の ス ポ ー ツ 振 興 事 例 組 み の バ ッ ク ア ッ プ を 行 う と し た ら 不 安 な こ と 、 県 が 主 体 と な り 取 り 取 り 組 み た い こ と 、 競 技 団 体 と し て 致 に 成 功 し た 際 に 競 技 団 体 と し て ヒ ア リ ン グ 調 査 で は 、 キ ャ ン プ 地 招 い て 、 ナ シ ョ ナ ル チ ー ム に よ る 事 前 キ ャ ン ら に 基 づ き キ ャ ン プ 地 誘 致 推 進 施 策 の な ど を 紹 介 し 、 事 前 の 機 運 づ く り や プ が 地 域 の 活 性 化 に つ な が る 可 能 性 が 課 題 を 整 理 し 、 基 本 戦 略 の 検 討 を 行 親里競技場 ラグビー場 あ る と 注 目 を 集 め て い る 。 う こ と を 目 的 と し た 。 期 待 す る キ ャ ン プ 地 効 果 を 明 ら か に ラ リ ン ピ ッ ク 開 催 に 向 け 、 奈 良 県 民 が カ ッ プ 2 0 1 9 、 2 0 2 0 オ リ ン ピ ッ ク ・ パ 識 に 設 日 対 を お 問 程 象 調 け 査 る 計 2 7 事 14 0 0 前 1 0 キ 項 4 名 ャ 目 年 ( ン 2 奈 プ 月 良 地 24 県 招 日 住 致 〜 民 の 3 ) 県 月 民 1 日 意 イ ン タ ー ネ ッ ト に て 、 ス ポ ー ツ イ ベ ン ト の 効 果 を 明 ら か に す る こ と を 目 的 に 、 奈 良 県 民 が 期 待 す る キ ャ ン プ 地 誘 致 を 高 め て い く こ と が 重 要 で あ る こ と が め に は 、 ま ず は 県 民 の ス ポ ー ツ へ の 関 心 に キ ャ ン プ 地 招 致 に 期 待 し て も ら う た ポ ー ツ 観 戦 を 頻 繁 に す る 人 ほ ど キ ャ ン を ク ロ ス 集 計 し 、 ス ポ ー ツ を す る 人 、 ス 性 や ス ポ ー ツ へ の 関 与 度 ご と に デ ー タ ど が 明 ら か に な っ た 。 よ り 多 く の 県 民 日 本 で 開 催 さ れ る ラ グ ビ ー ワ ー ル ド プ 地 招 致 に 強 い 期 待 を し て い る こ と な に 繋 が る 可 能 性 を 示 し た 。 [ 近 目 年 的 、 ] 国 際 的 な ス ポ ー ツ イ ベ ン ト に お ① W E B ア ン ケ ー ト 調 査 [ 内 容 ] [ W 成 E 果 B ] ア ン ケ ー ト 調 査 で は 、 様 々 な 属 動 が 拡 が り 、 支 え る 人 材 の 育 成 と 普 及 イ ベ ン ト 展 開 に よ り 、 ボ ラ ン タ リ ー な 活 キ ャ ン プ 地 招 致 等 に よ る 地 域 振 興 に 関 す る 調 査 研 究 ( 2 0 1 4 ) 22 天理大学総合体育館 毎 日 の よ う に 考 え を 巡 ら せ 、 先 方 と 話 し 1 つ 1 つ に ど の よ う な 意 図 が あ る の か 」 と の 作 成 に は と て も 苦 労 し ま し た 。 「 質 問 の 意 識 調 査 を 実 施 致 し ま し た が 、 質 問 項 目 お 願 い し ま す 。 今 回 、 私 た ち は イ ン タ ー ネ ッ ト で 住 民 の 招 致 活 動 に 関 心 を 寄 せ て 頂 き ま す よ う 科 学 研 究 科 ) 三 [ 雲 参 加 曉 学 さ 生 ん の ( 早 稲 田 大 学 大 学 院 ス ポ ー ツ ざ い ま し た 。 引 き 続 き 奈 良 県 の キ ャ ン プ 地 関 す る 今 後 の 課 題 で あ る 。 重 な ご 意 見 を い た だ き 誠 に あ り が と う ご 声 ] グ な ど 奈 良 を 何 度 も ご 訪 問 い た だ き 貴 め 学 生 の 皆 さ ん に は 現 地 視 察 や ヒ ア リ ン 最 後 に な り ま し た が 、 間 野 先 生 を は じ 参 り た い と 思 い ま す 。 こ と の で き る キ ャ ン プ 地 づ く り を 目 指 し て 題 を 十 分 に 検 討 し 、 県 民 の 期 待 に 応 え る こ れ か ら 進 め て い く 招 致 活 動 は 、 こ の 課 く 今 後 の 課 題 も お 示 し い た だ き ま し た 。 し た 。 ま た 奈 良 県 の 現 状 の 課 題 だ け で な ど 関 係 者 で 認 識 を 共 有 す る こ と が で き ま き 、 現 状 や キ ャ ン プ 地 に 対 す る 期 待 感 な や 競 技 団 体 と の 意 見 交 換 を 行 っ て い た だ す る 県 民 の 意 識 調 査 お よ び 県 内 市 町 村 今 回 の 調 査 研 究 で 、 キ ャ ン プ 地 招 致 に 対 ス ポ ー ツ 振 興 課 係 長 ) り 組 み を 行 う こ と が 、 キ ャ ン プ 地 招 致 に 大 [ 奈 石 良 県 担 当 者 ( の 奈 声 良 ] 朝 子 さ ん 県 く ら し 創 造 部 了 後 の レ ガ シ ー ( 遺 産 ) を 十 分 に 考 え た 取 世 に 何 を 創 り 遺 し て い く の か 、 キ ャ ン プ 終 思 い ま す 。 ま た 、 地 元 、 住 民 、 子 ど も た ち に 対 し 後 自 分 自 身 さ ら な る 成 長 を し て い き た い と な ど に 並 行 し て 取 り 組 む 必 要 が あ る 。 「 教 育 や 子 ど も へ の 関 わ り 」 「 地 域 の 発 展 」 全 体 と し て 、 「 選 手 育 成 ・ 競 技 力 向 上 」 と が で き ま し た 。 今 回 の 調 査 を 活 か し て 、 ス を い た だ き こ の よ う な 調 査 を 終 え る こ 研 究 室 の 同 志 等 多 く の 方 々 に ア ド バ イ 練 習 施 設 、 宿 泊 施 設 の 確 保 に 加 え 、 県 き た と 思 っ て お り ま す 。 キャンプ地招致において最も重要なことは、キャンプが終わった後に、街にどのようなレガシーを遺すことができる のかです。強豪国の有名なチームが必ずしも良いレガシーを遺すとは限りません。反対に、無名のチームをいち早く 継続して応援することで、その国との友好関係や通商関係を構築することが出来るかも しれません。レガシーを十分に検討したうえで、しっかりと事前に計画を立てて進めて いくことが大切です。 [研究代表者] 早稲田大学 スポーツ科学学術院教授 間野 義之 23 研究分野:スポーツ政策 [研究メンバー] 庄子 博人(同志社大学 健康スポーツ学部助教) 早稲田大学 大学院スポーツ科学研究科学生 [協力者・機関] 奈良県くらし創造部スポーツ振興課 [ 今 後 の 課 題 ] 合 い を 続 け る 中 で 的 確 な 質 問 紙 を 実 施 で ~奈良県担当課から~ 早稲田大学との連携事業総括 奈良県地域振興部教育振興課 課長 福井 弘人 平成20年に早稲田大学と本県が包括連携協定を締結し てから今日まで、早稲田大学の膨大な知的資源を活用して 県政の様々な課題を解決することを目的に、多くの連携事 業を実施してまいりました。これまで連携事業として取り 上げた分野は多岐に渡っており、県として課題解決の糸口 を見つけたり、連携事業がきっかけで商品化が実現したも のもあり、大きな成果があったと考えております。 早稲田大学との連携事業を通して、全く新しいアプロー チで課題解決にチャレンジすること、行政とは違う立場で の考え方に触れるといったことで県職員の仕事に対する意 識も変わってきたのではないでしょうか。また同時に連携 事業にご協力いただく早稲田大学の教員・学生の皆様には、奈良県の課題だけではな く、奈良の魅力も知っていただき、會津八一先生のように奈良に愛着を持っていただけ れば幸いです。 最後に、これまで本事業に熱心にご協力いただいた、地域の住民の皆様をはじめとす る関係者の方々、早稲田大学の教員・学生の皆様、本報告書を作成していただくととも に全ての事業の連携・調整にご尽力をいただいている早稲田大学教務部社会連携推進室 の皆様に心より感謝を申し上げます。 奈良県・早稲田大学 連携事業報告書 2 0 1 2 ( H 2 4 ) - 2 0 1 4 ( H 2 6 ) 年 度 ならわせだ 発行年月日:2015年7月30日 発行:早稲田大学教務部社会連携推進室 協力:奈良県地域振興部教育振興課 早稲田大学教務部社会連携推進室 〒169-8050 東京都新宿区戸塚町1-104大隈会館3階 TEL 03-5286-8334 FAX 03-3203-8217 E-mail [email protected] HP http://www.waseda-sr.jp/
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