~統一的な基準による連結財務書類を作成しました~

~統一的な基準による連結財務書類を作成しました~
(平成 26 年度決算)
問合せ 行政経営課(内線 325)
市では、平成 26 年度決算の財務書類を総務省の要請する「統一的な基準」に基づき作成しました。
この基準は、従来の「総務省方式改訂モデル」より、財政の透明性を高め、他の自治体との比較をより正確にする
ことを目的としています。
なお、財務書類は市ホームページにも掲載しています。
統一的な基準の特徴
①企業会計的な手法(発生主義・複式簿記)の導入
発生主義・複式簿記の概念を取り入れることで、精緻な財務書類の作成が可能になります。
②固定資産台帳の整備
市が所有している建物などの固定資産を台帳整備することで、公共施設のマネジメントなどへの活用が可能に
なります。
③作成基準の統一化
他の自治体との、より正確な比較が可能になります。
貸 借 対 照 表
行 政 コ ス ト 計 算 書
年度末時点の「資産」
「負債」
「純資産」の残高を表し、次世代
に引き継ぐ資産・負債がどれだけあるかが分かります。
1年間の行政サービスにかかるコストと、その行政サービスの
対価として得られた収入を表し、どのような活動にコストをかけ、
受益者負担でどのくらいコストが賄われたのかが分かります。
資産 1,123 億 1 千万円 負債 411億3千万円
経常費用 409 億 8 千万円
将来の世代に行政サービスを提 資産のうち、将来の世代が負
供するために保有している資産の 担する債務
内容と金額
1. 固定資産 1,062 億 3 千万円 地方債、未払金など
1. 人にかかるコスト 47 億 5 千万円
職員の給与、退職手当など
2. 物にかかるコスト 100 億 9 千万円
物品購入費、光熱水費、修繕費、減価償却費など
3. その他のコスト 9 億 7 千万円
地方債の利子など
・有形固定資産 1,030 億 5 千万円
道路、公園、学校、保育園など
・無形固定資産 5 千万円 純資産 711 億 8 千万円
ソフトウェアなど
資産のうち、現在までの世代が
・投資その他の資産
負担してきた金額で、次世代へ引
31 億 3 千万円 き継ぐもの
投資および出資金、基金など
2. 流動資産 60 億 8 千万円
現金や市税などのうち、まだ収入さ
れていないお金など
資 金 収 支 計 算 書
4. 移転支出的なコスト 251 億 7 千万円
各種団体への補助金、社会保障給付など
経常収益 26 億 2 千万円
純経常行政コスト 383 億 6 千万円
臨時損失 6 千万円
資産除売却損など
純行政コスト 384 億 2 千万円
純 資 産 変 動 計 算 書
1 年間の現金の流れを性質別に区分して表し、資金をどのよう
に集め、何に使ったのかが分かります。
貸借対照表中の純資産の、1年間の変動内容を表し、純資産がど
のように変動し、どのような財源で形成されたのかが分かります。
期首資金残高 20 億 6 千万円
期首純資産残高 713 億 2 千万円
当期収支額 1 億 4 千万円
当期変動額 1. 業務活動収支 19 億 9 千万円
収入 : 市税、交付金、使用料など
支出 : 社会保障給付、人件費など
2. 投資活動収支 -23 億 3 千万円
収入 : 国県補助金、基金取崩収入など
支出 : 公共資産整備費など
3. 財務活動収支 4 億 8 千万円
収入 : 地方債収入など
支出 : 地方債償還額など
純行政コスト -384 億 2 千万円
期末資金残高 22 億円
期末純資産残高 711 億 8 千万円
ホームページは http://www.city.konan.lg.jp/
-1 億 4 千万円
財源調達 382 億 9 千万円
市税、地方交付税、国県補助金など
その他 -1 千万円
広報こうなん平成28年3月
2