資料(PDF 282KB)

2016/2/26
岡山支店
岡山市北区野田屋町 2-10-25
TEL: 086-224-4681
URL:http://www.tdb.co.jp/
特別企画 : 岡山県 2016 年度の賃金動向に関する企業の意識調査
賃金改善「ある」43.2%、3 年連続で 4 割超える
~理由、労働力の定着・確保がより重点に~
はじめに
■賃金改善(見込み)の推移
2012 年 12 月に第二次安倍政権がスタートし
て 3 年が経過、これまで進められてきたアベノ
ミクス政策で、円安誘導による輸出関連企業の
業績回復や株価の上昇、低金利継続により企業
の設備投資意欲が高まるなど、景気判断を示す
指標の多くがリーマン・ショック前の水準まで
回復するとともに賃金改善が進み、雇用環境も
ある(見込み含む)
2008年度見込み
(2008年1月調査)
2009年度見込み
(2009年1月調査)
2010年度見込み
(2010年1月調査)
2011年度見込み
(2011年1月調査)
2012年度見込み
(2012年1月調査)
2013年度見込み
(2013年1月調査)
2014年度見込み
(2014年1月調査)
2015年度見込み
(2015年1月調査)
2016年度見込み
(2016年1月調査)
0%
ない(見込み含む)
わからない
28.3%
20.1%
51.6%
32.9%
40.9%
26.2%
34.1%
38.5%
27.4%
30.5%
26.0%
43.5%
31.2%
32.4%
36.5%
25.1%
24.0%
50.9%
26.3%
24.6%
49.1%
35.2%
21.6%
43.2%
20%
24.2%
32.6%
43.2%
40%
60%
80%
100%
好転してきた。
しかし、こうした状況が 2016 年初から一転、世界的な景気の悪化を反映して株価の下落、円高
が進行し、日銀によるマイナス金利導入後も大きな流れは変わらず、先行き不安が強まっている。
すでに始まっている大手メーカーの労使交渉にも影響を与える可能性が高く、2015 年度以上のベ
ースアップが焦点となる中、岡山県の企業で賃金の引き上げはどのくらい進むのだろうか。
帝国データバンク岡山支店では、岡山県内に本社を置く企業へ 2016 年度の賃金動向に関する意
識について調査を実施した。なお、本調査は、TDB 景気動向調査 2016 年 1 月調査とともに行った。
調査期間は、2016 年 1 月 18 日~1 月 31 日、調査対象は 362 社で、有効回答企業数は 162 社(回
答率 44.8%)
。
調査結果(要旨)
1.2016 年度の賃金改善、
「ある(見込み)
」企業の構成比は 43.2%、2 年連続で低下したも
のの 3 年連続で 4 割を超える。
「ない(見込み)
」
(同 21.6%)も 3.0 ポイント減。
2.賃金改善の内容、
「ベースアップ」
(構成比 35.2%)は 1.9 ポイント増。
「賞与(一時金)
」
(同 21.6%)は 8.2 ポイント低下。
3.賃金改善の理由、
「労働力の定着・確保」
(81.4%)が前年度見込みに比べて 21.9 ポイン
トの大幅増でトップに。将来的な人手不足の懸念を考慮か
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1
2016/2/26
特別企画 : 岡山県 2016 年度の賃金動向に関する企業の意識調査
1.2016 年度の賃金改善、
「ある」は 43.2%、3 年連続で 4 割超え
2016 年度の企業の賃金動向について
■賃金改善(見込み)の推移
尋ねたところ、正社員の賃金改善(ベ
ースアップや賞与、一時金の引き上げ)
が「ある(見込み)
」と回答した企業は
162 社中 70 社、構成比 43.2%となり、
4 割を超える企業で賃金改善に前向き
であることがわかった。前回調査(2015
年 1 月)の 2015 年度見込み(49.1%)
を 5.9 ポイント下回り、2 年連続で前年
を下回ったものの、3 年連続で 4 割を超
えた。一方、「ない(見込み)」と回答
ある(見込み含む)
2008年度見込み
(2008年1月調査)
ない(見込み含む)
わからない
28.3%
20.1%
51.6%
2009年度見込み
(2009年1月調査)
32.9%
40.9%
26.2%
2010年度見込み
(2010年1月調査)
34.1%
38.5%
27.4%
2011年度見込み
(2011年1月調査)
43.2%
2012年度見込み
(2012年1月調査)
43.5%
2013年度見込み
(2013年1月調査)
26.3%
24.6%
35.2%
21.6%
43.2%
0%
25.1%
24.0%
49.1%
2016年度見込み
(2016年1月調査)
31.2%
32.4%
50.9%
2015年度見込み
(2015年1月調査)
30.5%
26.0%
36.5%
2014年度見込み
(2014年1月調査)
24.2%
32.6%
20%
40%
60%
80%
100%
注:母数は有効回答企業数。
2008年度見込みは159社、2009年度見込みは164社、2010年度見込みは179社、
2011年度見込みは190社、2012年度見込みは177社、2013年度見込みは170社、
2014年度見込みは171社、2015年度見込みは171社、2016年度見込みは162社
した企業は構成比 21.6%(35 社)とな
り、前回調査の 2015 年度見込み(24.6%)を 3.0 ポイント下回った。なお、
「わからない」が 2
年連続で上昇し、35.2%を占めた。
全国と比較すると、
「ある(見込み)
」では、
『全国』
(46.3%)を 3.1 ポイント下回った。
「ない
(見込み)
」では、
『全国』
(23.7%)を 2.1 ポイント下回った。
規模別でみると、
「ある(見込み)
」では、
『大企業』
(45.0%・18 社)
、
『中小企業』
(42.6%・52
社)
、
『小規模企業』
(41.9%・18 社)の順に高かった。
「ない(見込み)
」では、
『小規模企業』
(30.2%・
13 社)
、
『中小企業』
(24.6%・30 社)
、
『大企業』
(12.5%・5 社)の順に高かった。
業種別でみると、
「ある(見込み)
」
■2016年度の賃金改善有無(正社員)
が「ない(見込み)
」
を上回ったのは、
『 建 設 』『 製 造 』
『卸売』
『小売』
『サ
ービス』だった。
(構成比%、カッコ内社数)
<参考>2015年度見込み <参考>2015年度実績
ない
ある
前年度
との差
合計
前年度
との差
ある
ない
あった
なかった
全国
46.3 (4,875)
-2.0 23.7 (2,490)
-3.7 100.0 (10,519)
48.3
27.4
65.4
30.2
岡山
43.2
(70)
-5.9 21.6
(35)
-3.0 100.0
(162)
49.1
24.6
66.0
30.9
大企業
45.0
(18)
2.5 12.5
(5)
-7.5 100.0
(40)
42.5
20.0
62.5
30.0
中小企業
42.6
(52)
-9.6 24.6
(30)
1.8 100.0
(122)
52.2
22.8
67.2
31.1
小規模企業 41.9
(18)
-6.9 30.2
(13)
-3.1 100.0
(43)
48.8
33.3
65.1
30.2
100.0
一方、
「ない(見込
農・林・水産
0.0
(0)
0.0 100.0
(1)
0.0 100.0
(1)
0.0
100.0
0.0
み)
」が「ある(見
金融
0.0
(0) -50.0 50.0
(1)
0.0 100.0
(2)
50.0
50.0
100.0
0.0
建設
37.5
(9)
-8.4 20.8
(5)
0.0 100.0
(24)
45.9
20.8
70.8
25.0
0.0 50.0
(2)
0.0 100.0
(4)
0.0
50.0
0.0
50.0
6.9
(4) -20.5 100.0
(47)
48.4
29.0
70.2
29.8
9.2 100.0
(37)
56.4
20.5
62.2
32.4
(3) -11.9 100.0
(14)
33.4
33.3
71.4
28.6
不動産
0.0
(0)
製造
55.3
(26)
卸売
35.1
(13) -21.3 29.7
産』『金融』『不動
小売
57.1
運輸・倉庫
25.0
産』
『運輸・倉庫』
サービス
52.4
その他
-
込み)
」を上回った
のは、
『農・林・水
だった。
8.5
(11)
(8)
23.7 21.4
(3)
2.8 33.3
(4)
0.0 100.0
(12)
22.2
33.3
58.3
41.7
(11) -12.8 19.0
(4)
10.3 100.0
(21)
65.2
8.7
71.4
28.6
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
注1:網掛けは岡山県全体以上を表す
注2:全国の母数は有効回答企業1万519社。岡山は162社
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2016/2/26
特別企画 : 岡山県 2016 年度の賃金動向に関する企業の意識調査
2.賃金改善の内容、
「賞与(一時金)」は 8.2 ポイント減、
「ベア」微増
2016 年度の正社員における賃金改善の具体
的内容は、
「ベースアップ」が 162 社中 57 社、
構成比 35.2%となり、前回調査(2015 年 1 月)
の 2015 年度見込みよりも 1.9 ポイント上昇し
■賃金改善の具体的内容
50
39.2%
40
33.3%
た。他方、
「賞与(一時金)
」は 21.6%(35 社)
となり、前回調査の 2015 年度見込みより 8.2
ポイント低下した。前回調査の 2015 年度見込
みでは、「賞与(一時金)」で賃金改善する企
業がわずかに増えたが、今回の調査では、
「ベ
ースアップ」がわずかに増え、
「賞与(一時金)
」
は一転して減少した。なお、賃金改善が「あ
る(見込み)
」と回答した 70 社のうち、
「ベー
スアップ」「賞与(一時金)」の両方ともに実
賞与(一時金)
ベースアップ
(%)
35.2%
28.7% 29.8%
30
2
0
1
4
年
度
見
込
み
20
10
2
0
1
5
年
度
見
込
み
21.6%
2
0
1
6
年
度
見
込
み
2
0
1
4
年
度
見
込
み
0
■賃金改善の具体的内容
(構成比%、カッコ内社数)
調査の 2015 年度見込み(24 社・28.6%)より
ベースアップ
2 社少なくなった。
2014年度見込み 39.2
2015年度見込み 33.3
全国と比較すると、
「ベースアップ」が『全
2016年度見込み 35.2
国』
(35.5%・3735 社)を 0.3 ポイント下回り、
(67)
(57)
(57)
「 賞 与 ( 一 時 金 )」 は 『 全 国 』 ■2016年度の賃金改善内容(正社員)
ト下回った。なお、「ベースアッ
プ」「賞与(一時金)」の両方は、
『全国』
(15.4%・1622 社)を 1.8
ポイント下回った。
規模別でみると、「ベースアッ
プ」では、『大企業』(37.5%・15
社)、『小規模企業』(34.9%・15
社)
、
『中小企業』
(34.4%・42 社)
2
0
1
6
年
度
見
込
み
注:2014年度見込みは2014年1月調査、2015年度見込みは2015年1月調査、
2016年度見込みは2016年1月調査。
母数は2014年度171社、2015年度171社、2016年度162社
施するのは 22 社、構成比 13.6%となり、前回
(26.0%・2732 社)を 4.4 ポイン
2
0
1
5
年
度
見
込
み
ベースアップ
賞与
(一時金)
28.7 (49)
29.8 (51)
21.6 (35)
全体
- (171)
- (171)
- (162)
(構成比%、カッコ内社数)
賞与
(一時金)
<参考>
両方
全体
全国
35.5
(3,735) 26.0
(2,732)
-
(10,519)
15.4
(1,622)
岡山
35.2
(57) 21.6
(35)
-
(162)
13.6
(22)
大企業
37.5
(15) 25.0
(10)
-
(40)
17.5
(7)
中小企業
34.4
(42) 20.5
(25)
-
(122)
12.3
(15)
小規模企業
34.9
(15) 18.6
(8)
-
(43)
11.6
(5)
農・林・水産
0.0
(0)
0.0
(0)
-
(1)
0.0
(0)
金融
0.0
(0)
0.0
(0)
-
(2)
0.0
(0)
(8) 33.3
(8)
-
(24)
29.2
(7)
(0)
0.0
(0)
-
(4)
0.0
(0)
建設
33.3
不動産
0.0
製造
40.4
(19) 27.7
(13)
-
(47)
12.8
(6)
の順に高かった。他方、
「賞与(一
卸売
32.4
(12) 16.2
(6)
-
(37)
13.5
(5)
時金)」では、
『大企業』
(25.0%・
小売
50.0
(7) 21.4
(3)
-
(14)
14.3
(2)
運輸・倉庫
25.0
(3)
0.0
(0)
-
(12)
0.0
(0)
サービス
38.1
(8) 23.8
(5)
-
(21)
9.5
(2)
その他
-
10 社)、『中小企業』(20.5%・25
社)
、
『小規模企業』
(18.6%・8 社)
の順に高かった。
-
-
-
-
-
-
-
注1:網掛けは岡山県全体以上を表す
注2:全国の母数は有効回答企業1万519社。岡山は162社
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2016/2/26
特別企画 : 岡山県 2016 年度の賃金動向に関する企業の意識調査
3.賃金改善の理由、
「労働力の定着・確保」が大幅に伸びて 8 割超える
○賃金改善が「ある(見込み)
」理由
■賃金改善が「ある」理由(複数回答)
賃金改善が「ある(見込み)」と回答した企
業 70 社に、その理由を尋ねたところ(複数回
答、以下同)
、
「労働力の定着・確保」が 81.4%
(57 社)で最も高かった。前回調査(2015 年 1
月)の 59.5%から 21.9 ポイントも上昇した。
次いで、
「自社の業績拡大」が 40.0%(28 社)
、
「同業他社の賃金動向」が 25.7%(18 社)
、
「消
費税率引き上げ」が 15.7%(11 社)
、
「物価動
0
20
40
60
54.0%
59.5%
労働力の
定着・確保
18.4%
17.9%
25.7%
同業他社の
賃金動向
物価動向
(%) 100
81.4%
43.7%
47.6%
40.0%
自社の
業績拡大
消費税率
引き上げ
80
2014年度 見込み
19.5%
15.5%
15.7%
2015年度 見込み
2016年度 見込み
23.0%
15.5%
10.0%
注:2014年度見込みは2014年1月調査、2015年度見込みは2015年1月調査、2016年度見込みは2016年1月調査。
母数は賃金改善が「ある」と回答した企業、2014年度87社、2015年度84社、2016年度70社
向」が 10.0%(7 社)で続いた。
規模別でみると、
「労働力の定着・確保」では、
『大企業』
(83.3%・15 社)
、
『中小企業』
(80.8%・
42 社)
、
『小規模企業』
(77.8%・14 社)の順に高かった。
「自社の業績拡大」では、
『小規模企業』
(50.0%・9 社)
、
『中小企業』
(40.4%・21 社)
、
『大企業』
(38.9%・7 社)の順に高かった。
業種別でみると、
「労働力の定着・確保」では、
『小売』
(100%・8 社)
、
『建設』
(88.9%・8 社)
、
『製造』
(84.6%・22 社)の順に高かった。
「自社の業績拡大」では、
『建設』
(66.7%・6 社)
、
『卸
売』
(53.8%・7 社)
、
『小売』
(37.5%・3 社)の順に高かった(次ページ参照)
。
○賃金改善が「ない(見込み)
」理由
■賃金改善が「ない」理由(複数回答)
賃金改善が「ない(見込み)
」と回答した企
業 35 社に、その理由を尋ねたところ(複数回
答、以下同)
、
「自社の業績低迷」が 51.4%(18
社)で最も高かった。前回調査(2015 年 1 月)
の 73.8%から 22.4 ポイントも低下したもの
の、賃金改善が「ある(見込み)
」の理由の中
で、
「自社の業績拡大」が 2 番目に多かったこ
とと比較すると、業績が賃金動向に大きく影
0
20
40
51.4%
12.2%
9.5%
同業他社の
賃金動向
内部留保の
増強
消費税率
引き上げ
(%)
80
61.0%
自社の
業績低迷
人的投資の
増強
60
34.3%
21.4%
9.5%
73.8%
34.1%
28.6%
17.1%
25.7%
22.0%
19.0%
17.1%
2014年度 見込み
2015年度 見込み
2016年度 見込み
注:2014年度見込みは2014年1月調査、2015年度見込みは2015年1月調査、2016年度見込みは2016年1月調査。
母数は賃金改善が「ない」と回答した企業、2014年度41社、2015年度42社、2016年度35社
響しているとみてよいだろう。次いで、
「人的
投資の増強」が 34.3%(12 社)
、
「同業他社の賃金動向」が 28.6%(10 社)で続いた。
規模別でみると、「自社の業績低迷」では、『中小企業』(53.3%・16 社)、『小規模企業』
(46.2%・6 社)
、
『大企業』
(40.0%・2 社)の順に高かった。
「人的投資の増強」では、
『大企業』
(40.0%・2 社)
、
『小規模企業』
(38.5%・5 社)
、
『中小企業』
(33.3%・10 社)の順に高かった。
業種別でみると、
「自社の業績低迷」では、
『農・林・水産』
(100%・1 社)
、
『製造』
(75.0%・3
社)
、
『卸売』
(72.7%・8 社)の順に高かった。
「人的投資の増強」では、
『金融』
(100%・1 社)
、
『小売』
(66.7%・2 社)が高い割合を占めた(次ページ参照)
。
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2016/2/26
特別企画 : 岡山県 2016 年度の賃金動向に関する企業の意識調査
※補足資料
■2016 年度に賃金改善が「ある」理由(複数回答)
(構成比%、カッコ内社数)
自社の
業績拡大
同業他社の
賃金動向
物価動向
全国
46.2 (2,250) 21.1 (1,028) 14.9
岡山
40.0
(28) 25.7
大企業
38.9
(7) 38.9
中小企業
40.4
(21) 21.2
小規模企業
50.0
(9) 11.1
(728) 73.8 (3,597) 10.2
(18) 10.0
(7)
5.6
(11) 11.5
(2)
労働力の
定着・確保
団塊世代の
最低賃金の 退職による
改定
人件費・労務
費の減少
5.6
消費税率
引き上げ
非正社員の
非正社員の
賃金抑制に
賃金改善に
税制(賃上げ
伴い、正社員
伴い、正社員
減税など)
の賃金を
の賃金も改善
改善
その他
分からない
(496)
4.4
(216) 12.1
(589)
3.8
(187)
0.7
(33)
2.5
(122)
3.7
(182)
0.6
(31)
-
(7) 81.4
(57)
8.6
(6)
2.9
(2) 15.7
(11)
1.4
(1)
0.0
(0)
4.3
(3)
1.4
(1)
0.0
(0)
-
(4,875)
(70)
(1) 83.3
(15) 16.7
(3)
0.0
(0)
5.6
(1)
5.6
(1)
0.0
(0)
0.0
(0)
5.6
(1)
0.0
(0)
-
(18)
(6) 80.8
(42)
5.8
(3)
3.8
(2) 19.2
(10)
0.0
(0)
0.0
(0)
5.8
(3)
0.0
(0)
0.0
(0)
-
(52)
(1) 77.8
(14)
5.6
(1)
0.0
(0) 16.7
(3)
0.0
(0)
0.0
(0) 11.1
(2)
0.0
(0)
0.0
(0)
-
(18)
農・林・水産
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
金融
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
建設
66.7
不動産
-
製造
26.9
(7) 26.9
(7) 15.4
(4) 84.6
3.8
(1)
0.0
(0) 23.1
(6)
0.0
(0)
0.0
(0)
3.8
(1)
0.0
(0)
0.0
(0)
-
(26)
卸売
53.8
(7) 23.1
(3) 15.4
(2) 69.2
(9) 15.4
(2)
7.7
(1) 30.8
(4)
7.7
(1)
0.0
(0)
0.0
(0)
0.0
(0)
0.0
(0)
-
(13)
小売
37.5
(3) 37.5
(3) 12.5
(1) 100.0
(8) 12.5
(1)
0.0
(0)
0.0
(0)
0.0
(0)
0.0
(0) 12.5
(1)
0.0
(0)
0.0
(0)
-
(8)
運輸・倉庫
33.3
(1)
(0)
(0) 66.7
(2) 33.3
(1)
0.0
(0)
0.0
(0)
0.0
(0)
0.0
(0)
(0)
0.0
(0)
0.0
(0)
-
(3)
サービス
36.4
その他
-
(6) 11.1
-
-
(1)
-
0.0
(4) 36.4
-
-
0.0
(0) 88.9
-
(4)
-
-
0.0
0.0
-
(8)
-
-
-
(0)
-
(22)
(0) 72.7
-
0.0
(8)
-
-
9.1
-
(1)
-
0.0
-
(0) 11.1
-
9.1
-
-
(1)
-
(1)
-
0.0
-
0.0
(0)
-
(0)
-
0.0
-
0.0
-
(0)
-
(0) 11.1
-
0.0
-
-
-
(0)
-
(1)
-
0.0
0.0
-
0.0
-
(0)
-
(0)
-
9.1
-
0.0
-
(1)
-
(0)
-
0.0
-
-
(0)
-
-
(9)
-
(11)
-
注1:網掛けは岡山県全体以上を表す
注2:全国の母数は2016年度の賃金改善が「ある」と回答した企業4,875社。岡山は70社
■2016 年度に賃金改善が「ない」理由(複数回答)
(構成比%、カッコ内社数)
自社の
業績低迷
同業他社の
賃金動向
全国
61.5 (1,532) 20.2
岡山
51.4
(18) 28.6
大企業
40.0
(2) 60.0
中小企業
53.3
46.2
小規模企業
農・林・水産
金融
物価動向
人的投資の
増強
設備投資の
増強
団塊世代の
内部留保の 再雇用による
増強
人件費・労務
費の増加
消費税率
引き上げ
非正社員の
賃金改善に
伴い、正社員
の賃金を
抑制
その他
分からない
(504) 11.9
(297) 19.6
(488)
8.8
(219) 15.6
(388)
4.6
(115) 16.0
2.6
(64)
0.8
(21)
7.4
(184)
3.5
(88)
-
(2,490)
(10) 11.4
(4) 34.3
(12)
8.6
(3) 25.7
(9)
5.7
(2) 17.1
(6) 11.4
(4)
0.0
(0)
8.6
(3)
5.7
(2)
-
(35)
(2) 20.0
(1) 20.0
(1)
0.0
(0) 20.0
(1) 20.0
(1)
0.0
(0) 20.0
(1)
0.0
(0)
-
(5)
(3)
(399)
非正社員の
賃金抑制に
伴い、正社員
の賃金も抑制
0.0
(0) 40.0
(16) 23.3
(7) 13.3
(4) 33.3
(10)
6.7
(2) 26.7
(8)
6.7
(2) 16.7
(5) 10.0
(3)
0.0
(0)
6.7
(2)
6.7
(2)
-
(30)
(13)
(6) 30.8
(4) 15.4
(2) 38.5
(5)
0.0
(0) 23.1
(3) 15.4
(2) 23.1
(3)
7.7
(1)
0.0
(0)
0.0
(0)
0.0
(0)
-
100.0
(1)
0.0
(0)
0.0
(0)
(0) 100.0
(1) 100.0
(1)
0.0
(0) 100.0
(1)
0.0
(0)
0.0
(0)
0.0
(0)
0.0
(0)
-
(1)
0.0
(0)
0.0
(0)
0.0
(0) 100.0
(1)
(0)
(0)
0.0
(0)
(0)
0.0
(0)
0.0
(0)
0.0
(0)
0.0
(0)
-
(1)
0.0
0.0
0.0
0.0
建設
20.0
(1) 40.0
(2) 20.0
(1) 20.0
(1)
0.0
(0) 20.0
(1) 20.0
(1) 20.0
(1)
0.0
(0)
0.0
(0)
0.0
(0)
0.0
(0)
-
(5)
不動産
50.0
(1)
0.0
(0) 50.0
(1) 50.0
(1)
0.0
(0) 50.0
(1)
(0) 50.0
(1)
0.0
(0)
0.0
(0)
0.0
(0)
0.0
(0)
-
(2)
製造
75.0
(3) 50.0
(2) 25.0
(1) 25.0
(1)
0.0
(0)
0.0
(0)
0.0
(0)
0.0
(0) 25.0
(1)
0.0
(0) 25.0
(1) 25.0
(1)
-
(4)
卸売
72.7
(8) 27.3
(3)
0.0
(0) 27.3
(3)
9.1
(1)
9.1
(1)
9.1
(1)
9.1
(1) 18.2
(2)
0.0
(0)
(1)
0.0
(0)
-
(11)
0.0
9.1
小売
66.7
(2) 33.3
(1)
0.0
(0) 66.7
(2)
0.0
(0) 33.3
(1)
0.0
(0)
0.0
(0)
0.0
(0)
0.0
(0)
0.0
(0)
0.0
(0)
-
(3)
運輸・倉庫
25.0
(1) 25.0
(1) 25.0
(1) 50.0
(2)
0.0
(0) 75.0
(3)
0.0
(0) 25.0
(1)
0.0
(0)
0.0
(0)
0.0
(0) 25.0
(1)
-
(4)
サービス
25.0
(0)
-
その他
-
(1) 25.0
-
-
(1)
-
0.0
-
(0) 25.0
-
-
(1) 25.0
-
-
(1) 25.0
-
-
(1)
-
0.0
-
(0) 25.0
-
-
(1) 25.0
-
-
(1)
-
0.0
-
(0) 25.0
-
-
(1)
-
0.0
-
-
-
(4)
-
注1:網掛けは岡山県全体以上を表す
注2:全国の母数は2016年度の賃金改善が「ない」と回答した企業2,490社。岡山は35社
■企業規模区分
大企業
中小企業(小規模企業を含む)
小規模企業
製造業その他の業界
業界
「資本金3億円を超える」 かつ 「従業員数300人を超える」
「資本金3億円以下」 または 「従業員300人以下」
「従業員20人以下」
卸売業
「資本金1億円を超える」 かつ 「従業員数100人を超える」
「資本金1億円以下」 または 「従業員数100人以下」
「従業員5人以下」
小売業
「資本金5千万円を超える」 かつ 「従業員50人を超える」
「資本金5千万円以下」 または 「従業員50人以下」
「従業員5人以下」
サービス業
「資本金5千万円を超える」 かつ 「従業員100人を超える」
「資本金5千万円以下」 または 「従業員100人以下」
「従業員5人以下」
注1:中小企業基本法で小規模企業を除く中小企業に分類される企業のなかで、業種別の全国売上高ランキングが上位3%の企業を大企業として区分
注2:中小企業基本法で中小企業に分類されない企業のなかで、業種別の全国売上高ランキングが下位50%の企業を中小企業として区分
注3:上記の業種別の全国売上高ランキングは、TDB産業分類(1,359業種)によるランキング
©TEIKOKU DATABANK, LTD.
5
2016/2/26
特別企画 : 岡山県 2016 年度の賃金動向に関する企業の意識調査
企業からの声
○正社員の賃金改善が「ある(見込み)」理由など
・現在の経営状況では賃金アップしたくないが、雇用を継続させるために必要
(警備)
・賃金改善できるものの、物価の上昇分で相殺されるのではない
(その他製造)
・数年先の受注予想が立たないため、一時金の増額で対応している
(化学品製造)
・賃金アップしても、社会保険料の上昇で収入が増えた実感がない
(機械製造)
・人事制度上ベースアップになる構造となっている
(出版・印刷)
○正社員の賃金改善が「ない(見込み)」理由など
・中小企業ではベースアップできる事業環境にない
(建材卸)
・求人が計画通りに進んでおらず、待遇面を改善していきたい。また、年初来の株価下落、円高
傾向で経営者のマインドはネガティブになっている
・定期昇給と成績連動型の賞与で前年以上の年収を確保する方針
(情報サービス)
(建材卸)
・今年度はベースアップをする企業は全体的に少ないのではないか。それに伴って個人消費も伸
びないだろう
(建設)
・個人消費、景気ともに、統計の数字ほどには改善していないと感じる
(建設)
○その他
・親会社を含めたグループ全体の業績はまずまずだが、単体での業績悪化により賃金改善への悪
影響も考えられる
(運輸・倉庫)
・消費税率引き上げを含めた物価上昇に賃金増加が追いつかずに消費が抑制され、景気の回復が
遅れているのでは
(飲食料品小売)
【内容に関する問い合わせ先】
株式会社帝国データバンク 岡山支店 担当:須賀原
TEL 086-224-4681
FAX 086-223-1719
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の範囲内でご利用いただき、私的利用を超えた複製および転載を固く禁じます。
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