高教組しんぶん408 - 静岡高教組@WEB

2月24日
高教組しんぶんは組合費とカンパによって発行されており、
全教職員に配布しています
2面・各地区で教研集会
・主張
第408号
2016年
振る人などの反応があ
人(
など日本の多
くの漁船が深
今 年 も教 職 員
評 価 制 度の管
す。また全国
なく戦争法で
内容は紛れも
であり、その
違反は明らか
もので、憲法
論と行動が大
止を求める世
に、 原 水 爆 禁
による被害
く3度目の核
島、 長 崎 に 続
け ま し た。 広
れて動けなくなったときに
働 きアリは、他のアリが疲
必ず2~3割いる働かない
が英科学誌で、
集団の中に
日、北 大などの研 究チーム
こん な ものでしょう▼ 先
す。 管 理 職の評 価も、ま、
理 職 面 談が終
の人たちの強
きく広がりま
代わりに働きだし、
集団の
刻な被害を受
い反対の声を
し た。 今 年 は
長 期 存 続に不 可 欠である
わったところで
踏みにじった
年の年
ことを発 表しました。 も
うに 猛 烈に 働いて、
一斉に
し、すべてのアリが同 じよ
倒 れてし まったら、
アリの
核兵器の非人道性か
にあたります。
被災
核兵器のない世界へ
れは強まり、世界の8割
— ら、その廃絶を求める流
社会は 時間営業なので、
を超える国々が賛成して
でお こ な っ
のビキニ環 礁
シャル諸島
米国がマー
です。
に向け議論し交流する場
するために、新たな行動
民社会の立場から後押し
デーはこうした流れを市
1 9 5 4 年 3 月 1 日、 い ま す。 今 年 の ビ キ ニ
働いてないように見えるだ
けます。 しかし、
こちらに
見、働いていない人 を 見 か
の話。 人 間の社 会でも、
一
そ うです▼ま、
それはアリ
その集 団 は滅んでし ま う
開かれます。
た水爆実験
で活躍していたなんてこと
ました。知事は「一人で
働きかけてほしいと求め
公契約条例
訓 練 中 止、
レイの実射
があったら教えてくださ
域住民の願い、地域の未 「 問 題 の あ る 学 校・ 地 域
終了しまし
間を超えて
みんないい!
と。 そう、
みんなちがって、
ることは人 間 性 を 守るこ
えてきます。 多様性を守
賃 金リンクの足 音 も 聞こ
改 正 を 受 け、教 職 員 評 価
があるのも事 実。 地 公 法
し、
この方向を強める動き
もが経 験 すること。 しか
とは学 校 現 場にいれば誰
化しても、長 続 きしないこ
集 団 を 組 織 し、管 理 を 強
果 と効 率を求め、画一的な
まくいかないでしょう▼成
がないと、
人間の集団もう
ち味を発 揮できる多 様 性
人 間 社 会。 それぞれの持
がんばるところが違うのが
けで、実は見 えないところ
で、マーシャ
平日開催ですが、全国
から1500人を超す参
はよくある話。 それぞれ、
といけない。再稼働でき
あっても必要な先生を配
制定などの
ル島民や「第
五 福 竜 丸 」 加が見込まれています。
対処した
い」と答え
ました。
そのほか
障害者の窓
口負担の軽
る状況にない」と強調し
置し、学校を存続してい
要請に知事
減、オスプ
ました。
る所(他県)もある。人
回答があ
団 体)が 参 加。 高 教 組 か ら 木 藤 委 員 長 が 参 加 し ま し た。
1ビキニデー」の集会が
3・1ビキニデー
—
今年も2月 日㈰から
3月1日㈫まで焼津市を
廃止と立憲主義の原則堅
持、9条を守り、いかす
中 心 に「 2 0 1 6 年 3・
えます。
なさんのご協力を強く訴
ざしています。職場のみ
2000人分の集約をめ
て、高教組は今年度中に
全国で2000万人
を目標に取り組まれ
ます。
ことを請願項目としてい
訴え、戦争法の速やかな
挙であり正当性を欠くと
在民と民主主義を壊す暴
名が参加しました(写真)。
リレートークでは「立
憲主義を取り戻す」
「安
り、市民の注目を集めま
採決は、主権
「 戦 争 法 廃 止 オ ー ル 静 岡 ア ク シ ョ ン 」が 月 日( 土 )駿 府 城 公 園
で 戦 争 法( 安 保 法 制 )廃 止 集 会 を 開 催 し、 人 が 参 加、平 和 を 訴 え ま
し た。 高 教 組 か ら も
集会では主催者を代
表して白井孝一弁護士
(県弁護士9条の会共同
代 表・ 写 真 ) は「 基 本
的人権を制限する緊急
事態条項の創設など絶
対 に 許 し て は な ら な い。
2000万人署名、県内
万人分を必ずやりきろ
倍暴走政治を許すな」「戦
した。
う」と呼びかけました。
争法は廃止」など次々に
県評議長はじめ
原発4号機の再稼働を
く り の 流 れ に く み せ ず、 数だけで安易な統廃合は
来を考慮して学校の存続
い。 前 向 き に 受 け と め、 た。
してはならない」
と述べ、 り、予定時
問題を考えるよう市町に
子どもの成長や発達、地
狙 っ て い る こ と に 関 し、
教育問題では安易な学
校統廃合や小中一貫校づ
実効性ある避難計画がで
きない限り、再稼働に同
意しないよう要望し、知
事は「トイレのないマン
ションだ。放射性廃棄物
は自分たちで処分しない
視座
24
止まって見入る姿や手を
アピール。戦争法を廃止
総がかり実行委員会が
署名を呼びかけ
戦争させない・9条壊
すな!総がかり行動実行
させるママの会の代表
んが、誰の子も殺させた
委員会は「戦争法の廃止
は「私は子どもはいませ
くない、子どもは宝、社
を求める統一署名」を提
唱、
「平和安全保障関連
会みんなで子どもを守ろ
う」と訴えました。
武力行使を可能にする
集会後はパレードがお 法」は、憲法9条が禁じ
こ な わ れ、
「 戦 争 反 対 」 る国際紛争解決のための
「野党は共闘」などとア
ピールし、通行人が立ち
高 教 組 も 参 加 す る「 軍 事 費 を 削 っ て く ら し と 福 祉・教 育 の 充 実 」を 求 め る 国 民 大
運 動 静 岡 県 実 行 委 員 会 は 1 月 日、川 勝 平 太 知 事 に 緊 急・重 要 な 県 民 要 求 7 項 目 に
人数だけで安易な
学校統廃合はすべきでない
28
8
原発なくす静岡の会は
中部電力が秋以降に浜岡
13
62
13
つ い て 要 請、申 し 入 れ を お こ な い ま し た。 代 表 幹 事 の 大 石 秀 之・県 商 連 会 長、林 克・
26
50
発 行 所
静岡県高等学校障害児学校教職員組合
静 岡 市 葵 区 駿 府 町 1 − 12
高 教 組 新 聞 編 集 委 員 会
http ://www.s-koukyouso.jp/
e-Mail [email protected]
TEL(054)254 -6900
FAX(054)254 -0814
教え子を再び
戦場に送るな
2
600
21
第 408 号
聞
新
組
教
高
岡
静
⑴ 2016 年 2 月 24 日
立憲主義をとりもどそう
― 戦争法廃止2000万人署名の成功を ―
「ひらかれた教研」の試み
主張
行 委 員 会 を 継 続 し、「豊 か な 育 ち と 学 び の た め に 学 校 と 地 域 に で き る こ と」を 追
教 育 の つ ど い 」開 催 を き っ か け に、一 回 き り の イ ベ ン ト に 終 わ ら せ ず に 地 元 実
どが話題になる中で、「い
い?いじめや体罰は?な
学校、先生であってほし
育大綱」づくり。どんな
親と子どもの視点で「教
た。
切さが話題になりまし
地域がつながることの大
ぎり絵・絵手紙講座も開
かたり、おとなむけのち
い、痛い思いをさせなく
を勉強してほしい」
、「怖
くしっかりとした教え方
たいので、先生方も楽し
子ども家庭相談センター
デイサービスの子どもた
い ん だ よ 】 分 科 会 で は、 課のとりくみや放課後等
話を聞き、市の自立支援
い』当事者の方々からお
【 違 っ て い て も、 み ん
な 仲 良 し 】 で は、『 障 が
1 月 日 ㈰ 藤 枝 北 高 校 の 自 彊 館 と 百 銘 館 で「 第 1 回 藤 枝 教 育 の つ ど い 」を 開
催 し ま し た。 参 加 者 は 子 ど も 人 以 上 を 含 む 約 人。 昨 年 の「 第 7 回 静 岡 県
及 し 続 け ま し た。「 空 耳 子 ど も 会 」「 お や こ 劇 場 」「 藤 枝 母 親 大 会 」の 同 時 開 催 と
ろいろできるようになり
こんな広場がほしい
講されました。
ても真剣に向き合ってく
ち の 様 子 を 聞 き ま し た。
「 違いを 認 め 合 う
地域に」
し、志 榛 地 区 教 研 と し て も 位 置 付 け、よ り ひ ら か れ た つ ど い を め ざ し ま し た。
午前中の子どもの広場
では、
コマ回し、
紙ヒコー
劇団「風の子」の公演
所長や児童課の職員も参
した。乳幼児向けのよみ
をおき、親子で楽しみま
ショップなどのコーナー
めて子どもは冒険の旅に
てくれる存在があって初
さ、元気、勇気。願いを
培 わ れ る 自 信、 や さ し
安 心 と 信 頼、 そ こ か ら
てくれる人がいることの
もちこたえてながもち」
。 活動を組み立ててほし
も た れ つ な か よ く な り、 しむ感じで授業や学校の
昼 休 み は、
「モチベー
ションが高まり、もちつ
うより、一緒に勉強を楽
てほしい」
、
「教えるとい
じているかに敏感になっ
るより、子どもがどう感
「よそからの目を気にす
親がつながる場をつくる
教育力を高めたい」、「母
している。地域や家庭の
ない」、「教育現場が疲弊
てのフォローができてい
家族化と格差拡大で子育
話 題 に な り ま し た。
「核
ど、キレる先生は心配。
」 けの講座の必要性などが
いはしない。重度の子も
らといって、赤ちゃん扱
しない」、「幼く感じるか
などというくくり方さえ
は、『お年寄り』
『障害者』
くってきた。福祉国家で
当たり前という文化をつ
間は弱い人を助けるのが
があり、みんな必要」
、「人
受け止め、励まし、叱っ
とび出す事ができる。思
必要がある」、
「おとなも
も ち ろ ん、 こ の テ ス ト
で 把 握 で き る の は「 生
徒 の 資 質・ 能 力 の 一 側
面 」 で、
「多様な活動
を通じて培われる幅広
い 資 質・ 能 力 に つ い て
は、 各 学 校 に お い て 生
徒の日々の活動等も踏
まえた多面的な評価が
①/2回
必要」とはことわって
いますが…。
「中間まとめ」 を素直
に読 む と、このテストが
範 とな り 主 導 して、 高
校生の学びと教師の指導
の質 を変 えるのだという
「いきごみ」のようです。
知識の量だけでなく、「ど
している。こちらがそれ
れている」などの問題提
その後、子どもたちが
乱入し、一緒に綿菓子を
などと話し合われまし
「みんなで育ちあう
地域に」
てなかよく楽しみまし
起がありました。
【まちはどこでも育ち
の場】分科会では、藤枝
純)
(橋本
つくったり、ゲームをし
市が取り組むプレイパー
の遊びを通じて親同士や
重要性とともに、子ども
わりあう創造的な遊びの
れました。異年齢がかか
やこ劇場の活動が紹介さ
じ」の空耳子ども会やお
子どもがいるという感
となが楽しんでいる中に
放 課 後 児 童 ク ラ ブ、「 お
な企画に取り組んでいる
ダーの協力によって様々
や商店街、ジュニアリー
クの様子や、地域の役員
た。
た。
場 所 に な る こ と が 大 事 」 をわかるかどうかが問わ
何でも話せる子どもの居
学 び あ い 支 え あ う 中 で、 視線を向けるし、返事を
「 家 庭 での豊 か な
がありました。
い。
」などの趣旨の発言
め に、
「いってらっしゃ
い!」と元気に送り出せ
ぶ態 度を身に付けている
か」 といった観 点を重 視
す る 「 新テスト 」 を 創
設するとしています。
その目 的は、「 社 会で
自 立 し、 社 会 に 参 画・
貢献していくために必要
な 力 」 な ど、「 高 校 生
が身に付けるべき基礎学
力の確 実 な 育 成 」 のた
め、また、「 定 着 度を把
握できる仕組みを設けて
生徒の学習意欲を喚起」
するとともに、
教師の「ア
クティブ・ラーニングの視
点からの学習・指導方法
の改 善 」 に も 反 映 さ せ
るためなのだそ うです。
のように社会・世界と関
わり、よりよい人生を送
るか」 を求め、「高校生
の政 治・社 会 参 加 」 を
勧めていて、「ほんとうの
学力」
「生きた学び」
「学
びあい」「学びの共同体」
など、現場で追求してき
た 実 践 と も 重 なるよ う
にも見えます。
「テストの形 を 変 える
ことで、高校生の学びと
教師の指導の質を変えよ
う」 という発想には違和
感がありますが、それに
しても、学びの本質に迫
るどんなにくふうされた
素敵な問題がつくられて
くるのか、「お 手 並み拝
見」と思ってしまいます。
次回に続く
(文責 橋本 純)
【 子 ど も と 市 民 に よ る 育ちのために」
る作品を届けたい、と熱
「総合教育会議」
】 で は、 【 ひ と り ぼ っ ち じ ゃ な
演。大好評でした。
「 学 校 での豊 か な
学びのために」
午後は「共育分科会」
の在り方を根本から革
新」するために、
「単に
知 識・ 技 能 の み を 評 価
す る だ け で な く、 知 っ
て い る こ と・ で き る こ
とをどう使うか」
「主体
的な学びの過程の実現
に向かっているか」
「多
様な人々と協働して学
「新テスト」
のねらいを読み解く
れ」
、
「諸外国の生徒に
比 べ、
『自分は価値あ
る人間だ』という自尊
心を持っている者の割
合は低く、
『自らの参加
により社会現象が変え
られるかもしれない』
という意識も低い」の
で、
「これまでの教育
う存分冒険の旅に出るた
「親 子 で 楽 し め た」「来 年 も ぜ ひ 続 け て ほ し い」な ど の 声 が 寄 せ ら れ ま し た。
キやわりばし鉄砲づく
れれば子どもには伝わ
200
加し、虐待の増加、親向 「 人 に は そ れ ぞ れ に 役 割
60
る。叱られるのはいいけ
31
「ただいま」と帰ると
り、毛糸で編みもの、新
聞紙を使って遊ぶワーク 「 お か え り 」 と 受 け と め
藤枝教育のつどい
高大接続システム改
革会議の「中間まとめ」
が 発 表 さ れ ま し た。 現
行のセンター試験を
「暗記した知識の量を
1点刻みで問う」もの
と批判して廃止し、
「思
考力・判断力・表現力」
を 中 心 に 評 価 す る「 大
学入学希望者学力評価
テスト 仮
( 称 」)と「高
等学校基礎学力テスト
仮
( 称 」) を 導 入 す る と
提起しています。
「学習意欲が低い者も
含 め、 基 礎 学 力 が 不
足している者も見ら
西部地区合同教研
「静岡にも、
こんな
素敵な若者がいる」
学 び、 帰 国 し
2 月 6 日、
てか ら も 大 学
掛 川 東 高 校で
の 仲 間 とNG
西部地区合
O(ちぇれめい
同 教 研が行 わ
れ) を運 営し
れ、 静 岡 文 化
て支 援 活 動 を
芸 術 大 学に通
継 続 し てい ま
う 渡 部 清 花さ
す。
ん と 後 輩二人
バングラデシュ
を 招 き、 話 を
で日 本 人 男 性
う か がいま し
た。 彼 女は在 学 中、バ が殺 害され、ISが犯
ングラデシュのチッタゴ 行 声 明を出したのは帰
国 直 前のこ と。 今 は、
ン丘 陵 地 帯 の 少 数 民
浜 松で、LOVE&P
族の村に一年 半 住 み 込
EACE MUSICパ
み、国際開発計画のイ
ンターン生 として、 子 レードの実 行 委 員 とし
パレー
どもたちの教 育 支 援に ても活躍。 毎月、
携わり ました。 そこで ドを開 催し、楽しい音
楽 とや さ しい言 葉 で、
の暮らしをエッセイに綴
今までのデモとは違った
り、朝日新聞に連載さ
れ 好 評 を 博 し ました。 新しい形で平 和 を訴 え
とかく 私たちは世 界の ていま す。 サンバのリ
ズムでのコールは斬 新。
国々を、先進国、新興
国、発展途上国と分類 「やっぱ平和がいいよね」
し が ちで す が、「 世 界 「いいよね 」「 ほんとの
の国や 地 域 が『 発 展 』 平 和は対 話で」「 対 話
で」 と。
という 道 の 上 に、一直
世 界にラブ&ピース
線 上に 並んでいるわ け
を広 げる新しい風が浜
ではない」 と思 うよう
松 から 吹 き 始めている
になったそ うです。 家
ようです。
族や今あるものを大 切
(渥美二郎)
にする村人達に多くを
員 」設 置が答 申される
2月6日 ㈯、三 島 市
など新たな動きも紹介
総 合 防 災センターで三
されました。 本来は生
田地 区 教 研が開 催さ
徒の自主的課外活動で
れ、OB を 含 む 6名 が
あるはずの部活動。 そ
参加しました。
文 化 部 を 遠 藤 覚が、 の 過 熱 が 引 き 起 こ す
様々な問題。 教師の労
運動部は土屋輝史さん
働 条 件の問 題 としてと
がそれぞれ実体験を含
らえるばかりでは本 質
めてレポート 報 告。 そ
は見 えてき ません。 組
の 中 で、部 活 動の 顧 問
合としても問題提起し
を 強 制 さ れ るこ とに
続 けるべき 課 題だと感
反 対 する動 きがある
じました。
こと、ま た 昨 年 末に 中
(遠藤 覚)
教 審から「 部 活 動 指 導
「部活動を考える」
三島・田方地区教研
各地区で教育研究集会
第 408 号 ⑵
聞
新
組
教
高
岡
静
2016 年 2 月 24 日