平成28年度予算の概要

中津川市 定例記者会見資料
平成 28 年 2 月 18 日
平成28年度予算の概要
平成28年度予算編成にあたって
平成 28 年度は、総合計画前期事業実施計画(平成 30 年度まで)の 2 年目。将来都市
像に掲げる「かがやく人々 やすらげる自然 活気あふれる中津川」の実現に向け、リニア
中央新幹線の波及効果をまちづくりに活かす「リニアのまちづくり」と、人口減少を少しでも
食い止め人口減少社会に対応していくための「地方創生」を本格化させる年です。
リニアのまちづくりでは、民間投資を促し波及効果を増大させるため、リニア関連のイン
フラ整備事業を推進するとともに、中心市街地の活性化を進めます。地方創生では、「中
津川市まち・ひと・しごと創生総合戦略」に基づき、商、工、農、林すべての既存産業の支
援と、創業支援や新たな分野の企業誘致など「しごとをつくる」、市の魅力の強力な発信に
よる移住定住促進や観光推進など「ひとを呼び込む」、さらに「結婚・出産・子育ての希望を
かなえる」、「地域をつくる・つなぐ、安心をつくる」を柱として地方創生のための施策を展開
します。さらに環境施設整備など市民生活に直結する事業を進めるほか、福祉、医療、教
育、将来を担う人材育成などの施策についてもしっかり取り組み、誰もが「住み続けたい、
住んでみたいと思うまち」を目指します。
人口減少、少子高齢化の進展や普通交付税の減少など地方自治体を取り巻く状況は
極めて厳しいものがあります。都市間競争に打ち勝ち、持続的発展を遂げるためには「選
択と集中」を基本とした優先順位による事業の年度間調整を行うとともに、財政構造改革取
り組み宣言及び市有財産運用管理マスタープランに基づく行財政改革を着実に推進する
なかで平成28年度予算を編成し、将来都市像実現のため職員一丸となって取り組んでま
いります。
1.予算の規模
一般会計 365 億 8,300 万円
前 年 度 予 算 額 361 億 9,900 万円
対前年度増減額 3 億 8,400 万円増
対前年度増減率 1.1%増
(単位:千円、%)
平成 28 年度
予算額
平成 27 年度
構成比
予算額
比 較
構成比
増減額
増減率
一般会計
36,583,000
48.8
36,199,000
48.4
384,000
1.1
特別会計
23,392,497
31.2
23,584,937
31.5
△192,440
△0.8
企業会計
15,006,182
20.0
15,058,995
20.1
△52,813
△0.4
合
74,981,679
100.0
74,842,932
100.0
138,747
0.2
計
歳入(一般会計)
「歳入」
予算額
(対前年度当初比)
県支出金
24億5,275万6千円
(△6.3%)
借金(市債)
28億6,550万円
(△2.2%)
市の税金
94億3,313万6千円
(0.4%)
国庫支出金
36億4,248万8千円
(11.8%)
基金等の繰入金
26億2,729万2千円
(48.6%)
分担金・負担金
6億822万8千円
(2.3%)
地方交付税
108億8,100万円
(△6.4%)
地方譲与税など
17億6,735万1千円
(3.2%)
財産収入など
17億4,329万2千円
(0.6%)
使用料・手数料
5億6,195万7千円
(△1.7%)
① 市税は、対前年度当初比 0.4%増の 94 億 3,313 万 6 千円(H27:93 億 9,257 万 1 千円)
個人市民税については、個人所得の増加や企業収益の改善も見られることから、対前年度
当初比 1.4%増を見込みました。
法人市民税については、自動車関連産業を中心に企業収益の改善が見込まれますが、平成
26 年度の税制改正により法人市民税の一部が国税化されたため、対前年度当初比 8.9%減を
見込みました。
固定資産税及び都市計画税については、家屋の建築状況には大きな変化がないものの、土
地価格に底打ち感があること、農地の宅地化が進んでいることから、対前年度当初比固定資
産税は 0.6%増、都市計画税は 1.4%増を見込みました。
② 基金等の繰入金などのうち、財政調整基金繰入金は、対前年度当初比 42.4%増の 22 億円
(H27:15 億 4,500 万円)
普通交付税の減少により一般財源総額が減少するなか、移住定住・人口減少対策に重点を
置いた戦略事業をはじめ、青木斧戸線整備や新衛生センター整備など市民の暮らしに直結す
る大型事業を着実に進めるため、財政調整基金から必要額を繰り入れます。
③ 地方譲与税などのうち、地方消費税交付金は、対前年度当初比 7.3%増の 11 億 8,010 万円
(H27:11 億円)
経済政策の推進等により、賃金の上昇、景気の回復による消費活動の拡大が見込まれること
から、対前年度当初比 8,010 万円の増額となりました。
④ 地方交付税は、対前年度当初比 6.4%減の 108 億 8,100 万円(H27:116 億 2,000 万円)
国においては、地方公共団体の地方税収の増が見込まれることにより、地方交付税総額が
546 億円減額(0.3%減)されました。また、本市においては、普通交付税の合併特例期間が
平成 26 年度で終了し、平成 27 年度から平成 32 年度にかけ段階的に減少しています。
このため普通交付税は対前年度当初比 6.8%減の 100 億 8,100 万円を計上しました。特別交
付税は前年度と同額の 8 億円を計上しました。
⑤ 借金(市債)は、対前年度当初比 2.2%減の 28 億 6,550 万円(H27:29 億 3,060 万円)
施設整備のための借金(市債)は庁舎耐震整備事業や新衛生センター建設事業などの継続事
業費の増加により、対前年度当初比 2.3%増の 15 億 7,460 万円を計上しました。
また、臨時財政対策債は、対前年度当初比 7.2%減の 12 億 9,090 万円を計上しました。この
借金は、国が地方に交付税を配分するお金が不足する場合、不足分を国と地方が半分ずつ負担
することとなっており、地方の負担分について市は臨時財政対策債を借りることになります
が、これは返済時に交付税で措置されます。
歳出(一般会計)
「目的別」
予算額
(対前年度当初比)
教育費
36億1,450万1千円
(△10.6%)
公債費
44億5,309万6千円
(4.6%)
その他
2,015万4千円
(34.4%)
議会費
2億3,697万2千円
(△9.8%)
総務費
36億7,959万6千円
(4.2%)
民生費
107億7,998万6千円
(5.0%)
消防費
14億931万6千円
(3.5%)
土木費
48億5,810万千円
(△3.2%)
商工費
農林費
8億4,687万3千円
21億4,790万2千円
(2.3%)
(7.1%)
お問い合わせ先
企画部 企画財務課
労働費
5,128万5千円
(31.0%)
衛生費
44億8,521万9千円
(△1.7%)
担当者:水野信平
電話:0573-66-1111(内線 333)
E-mail:[email protected]