入札説明書 - 大津市

(仮)新富士見市民温水プール整備・運営事業
入 札 説 明 書
平成 28 年 2 月 19 日
大 津 市
目
次
1 本書の位置付け ······························································ 1
2 事業の概要 ·································································· 2
(1)事業内容に関する事項 ················································································· 2
(2)事業の対象となる業務範囲 ··········································································· 3
(3)事業者の収入 ····························································································· 4
3 入札参加に関する条件等 ······················································ 6
(1)入札参加者の備えるべき参加資格要件 ···························································· 6
(2)参加資格の確認 ·························································································· 9
(3)入札価格 ··································································································· 9
4 入札の手続等 ······························································· 11
(1)事業者の募集及び選定方法 ·········································································· 11
(2)募集及び選定の手順及びスケジュール ··························································· 11
(3)入札説明書等に関する資料の配付及び質問等 ·················································· 11
(4)入札手続 ·································································································· 12
(5)開札 ········································································································ 15
(6)基礎審査 ·································································································· 15
(7)ヒアリングの実施 ······················································································ 15
(8)入札参加に関する事項 ················································································ 15
5 事業者の選定 ······························································· 18
(1)審査に関する基本的な考え方 ······································································· 18
(2)審査手順に関する事項 ················································································ 18
(3)審査の結果及び評価の公表 ·········································································· 18
6 提案に関する条件 ··························································· 19
(1)計画地に関する事項 ··················································································· 19
(2)整備方針 ·································································································· 19
(3)設計業務及び建設業務に関する提案の条件 ····················································· 19
(4)運営業務及び維持管理業務に関する提案の条件 ··············································· 19
(5)事業計画に関する提案の条件 ······································································· 19
(6)リスク管理の方針 ······················································································ 22
7 落札者決定後の手続 ························································· 24
(1)基本協定の締結 ························································································· 24
(2)SPCの設立 ···························································································· 24
(3)契約保証金 ······························································································· 24
(4)事業契約の締結等 ······················································································ 24
(5)金融機関と市の協議 ··················································································· 25
8 法制上及び税制上の措置並びに財政上及び金融上の支援に関する事項 ·············· 26
(1)法制上及び税制上の措置に関する事項 ··························································· 26
(2)その他の支援 ···························································································· 26
9 その他 ····································································· 26
(1)指定管理者の指定 ······················································································ 26
(2)株式会社民間資金等活用事業推進機構の出融資の取扱いについて······················· 26
(3)情報公開及び情報提供 ················································································ 26
(4)入札説明書等に関する問い合わせ先 ······························································ 26
別紙 1 本施設の利用イメージ·············································································· 27
別紙 2 事業スキーム図 ······················································································· 28
別紙 3 位置図 ··································································································· 29
別紙 4 モニタリングの手順及びサービス購入料Bの減額方法 ··································· 30
1
本書の位置付け
本書は、大津市(以下「市」という。)が、民間資金等の活用による公共施設等の整備
等の促進に関する法律(平成 11 年法律第 117 号。以下「PFI法」という。)に基づき、
特定事業として選定した「(仮)新富士見市民温水プール整備・運営事業」(以下「本事
業」という。)を実施するに当たり、入札参加者を対象に公表するものである。
なお、次の文書は、本書と一体のものである(以下「入札説明書等」という。)。した
がって、入札書類の作成に当たっては入札説明書等を精読の上、遺漏の無いように努める
こと。また、入札説明書等と、先に市が公表した「実施方針」、「要求水準書(案)」及
び「実施方針・要求水準書(案)に対する質問・意見に対する回答」との間に異なる点が
ある場合には、入札説明書等の規定が優先するものとする。
・要求水準書
・落札者決定基準
・様式集
・基本協定書(案)
・事業契約書(案)
1
2
事業の概要
(1)事業内容に関する事項
1)事業名称
(仮)新富士見市民温水プール整備・運営事業
2)事業に供される公共施設等の種類
水泳場
3)公共施設等の管理者等の名称
大津市長
越
直美
4)事業目的
(仮)新富士見市民温水プール整備・運営事業(以下「本事業」という。)は、大
津市(以下「市」という。)内に富士見温水プールを新たに整備し、市民プール(以下
「本施設」という。)として新たな市民サービスを提供するにあたり、民間の経営ノウ
ハウや技術的能力等を活用し、効率的な施設の整備及び運営・維持管理が期待できる
PFI手法を導入して実施するものである。
5)施設の概要
所在地
事業面積
建築対象敷地面積
主な施設内容
延床面積
利用時間
開館日数及び
休館日
大津市富士見台 728-1 ほか
9,408.30 ㎡
8,532.57 ㎡(水路、貯水池除く。調整池・他含む)
プールエリア:25mプール×5 コース以上、児童プール
健康増進エリア:トレーニングルームの他は、事業者の提案
による。
その他、更衣室・シャワー室(浴室含む)、事務室、談話室
等
約 2,100 ㎡以上
9:00~21:00
年間最低 300 日以上(4 年に 1 度の法定点検年は 293 日以上)。
休館日は事業者の提案による。
一般開放利用
プールの個人利用(常時 2 コース分確保)
利用形態
事業者専用利用 事業者提案によるプログラム利用
一般専用利用
未利用時間を対象(事業者提案による)
※別紙 1 に、施設の利用パターンのイメージを掲載する。
2
6)事業内容
ア
事業方式
本事業は、「民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律
(平成 11 年法律第 117 号。以下「PFI法」という。)」に基づき、市と特定事業
契約(以下「事業契約」という。)を締結し、事業者自らが本施設を整備し、本施
設の所有権を本市に移管した後、本施設の運営・維持管理を一括して契約するB
TO(Build Transfer Operate)方式とする。
イ
事業期間
事業期間は、次のとおりとする。
(ア)設計・建設期間
平成 28 年 12 月から平成 30 年 9 月まで(1 年 9 ヶ月)
(イ)運営・維持管理期間
平成 30 年 10 月から平成 46 年 3 月まで(15 年 6 ヶ月)
ウ
事業期間終了後の措置
市は、事業期間終了後も本施設を継続して公共の用に供する予定である。事業
者は、事業期間終了時に本施設を市の定める引継ぎ時における施設の要求水準を
満足する状態で、市に引継ぐものとする。
なお、事業期間終了後の措置については、事業期間終了の 3 年前より事業者と
の協議を開始するものとする。
(2)事業の対象となる業務範囲
1)事業者の業務範囲
ア
設計業務
(ア)調査業務
(イ)基本・実施設計業務
(ウ)その他関連業務(市の交付金申請支援及び建設工事に係る許認可申請等)
イ
建設業務
(ア)建設工事業務
(イ)備品等調達設置業務
(ウ)開業準備業務
(エ)施設引渡業務
ウ
工事監理業務
エ
運営業務
(ア)利用受付業務
3
(イ)利用料金(自主事業に係るものを除く。)徴収代行業務
(ウ)利用料金(自主事業に係るものに限る。)徴収業務
(エ)プールエリア運営業務
(オ)その他関連業務
(カ)自主事業(必須事業)
(キ)自主事業(任意事業)
オ
維持管理業務
(ア)建築物保守管理業務
(イ)建築設備保守管理業務
(ウ)外構等保守管理業務
(エ)備品等保守管理業務
(オ)清掃業務
(カ)警備業務
(キ)環境衛生管理業務(一般諸室)
(ク)環境衛生管理業務(プールエリア)
(ケ)環境衛生管理業務(浴室)
(コ)修繕業務
2)市の業務範囲
ア
設計業務及び建設業務
(ア)用地の取得
(イ)近隣同意の取得及び近隣対応(市が行うべきもの)
(ウ)各種申請支援
(エ)本施設の建設工事管理(モニタリング)
(オ)用地外のインフラ整備(電気・上下水等の整備、周辺道路整備等)
(カ)その他これらを実施する上で必要な業務
イ
運営業務及び維持管理業務
(ア)近隣対応(市が行うべきもの)
(イ)契約管理(モニタリング)の実施
(ウ)その他これらを実施する上で必要な業務
(3)事業者の収入
1)設計業務及び建設業務に係る対価
市は、本施設の設計業務及び建設業務に係る対価について、市への所有権移転後、
事業期間終了までの間、事業契約書にあらかじめ定める額をサービス購入料Aとして、
割賦方式により事業者に支払う。
4
なお、市は「学校施設環境改善交付金」を申請(文部科学省)する予定である。
2)運営業務及び維持管理業務に係る対価
市は、本施設の運営業務(ただし、自主事業は除く)及び維持管理業務に係る対価
について、事業契約書にあらかじめ定める額をサービス購入料Bとして、運営・維持
管理期間にわたって事業者に支払う。
3)自主事業による収入
事業者は、本施設を利用して自らの提案により事業を実施するものとする。事業者
の自主事業の実施に関する条件等は、要求水準書に示すとおりである。
なお、自主事業は独立採算とするが、その利益を予め計画し、その一部を市に還元
することにより入札価格を抑制する(サービス購入料Bの軽減)ことを期待している。
4)施設利用料の取扱
市は施設利用料を設定し、当該施設利用料は市の収入とする。ただし、市が想定す
るプールエリアの施設利用者(優待制度利用者(環境部施設整備課が行う独自制度で
一般開放部分を自由に利用できる。)及び自主事業による施設利用者は除く。以下、同
じ。)数を超過した場合は、その超過した人数に相当する施設利用料を全て事業者に
支払うこととする。なお、本施設で想定する施設利用料金は次のとおりである。
温水期
(10 月~6 月)
平水期
(7 月~9 月)
※
大人
高校生
小人・老人・障がい者
640 円/回
430 円/回
310 円/回
310 円/回
310 円/回
210 円/回
上記の施設利用料は、消費税及び地方消費税を含めた金額である。消費税改正時その
他市の裁量により、随時変更する場合がある。
5
3
入札参加に関する条件等
(1)入札参加者の備えるべき参加資格要件
1)入札参加者の構成等(別紙 2 参照)
ア
入札参加者は、設計企業、建設企業、運営企業及び維持管理企業を含む複数の
企業のグループにより構成されるものとする。
イ
同一の企業が複数の業務を兼ねて実施する場合は、建設業務及び工事監理業務
を当該同一の企業が兼ねていないこと。また、建設企業と資本面又は人事面にお
いて関連がある者(「資本面において関連のある者」とは、当該企業の発行済株
式総数の 100 分の 50 を超える株式を有し、若しくはその出資の総額の 100 分の
50 を超える出資をしている者又は当該企業が発行済株式総数の 100 分の 50 を超
える株式を有し、若しくはその出資の総額の 100 分の 50 を超える出資をしてい
る者をいい、「人事面において関連がある者」とは、当該企業の代表権を有する
役員を兼ねている者をいう。以下同じ。)が、工事監理業務を行うものでないこ
と。
ウ
本事業を実施することと選定された入札参加者は、仮契約締結時までに会社法
に定める株式会社としてSPC(Special Purpose Company:特別目的会社)を
大津市内に設立すること。
エ
入札参加者のうち、SPCに出資を予定している企業を構成員とし、SPCに
出資を予定していない企業を協力企業とする。参加表明書提出時、入札参加者は、
構成員又は協力企業のいずれかの立場であることを明らかにすること。なお、建
設企業及び運営企業については、それぞれ少なくとも1者を構成員とすること。
さらに、SPCに出資する全ての企業は、事業契約が終了するまでSPCの株式
を保有し続けるものとし、市の事前の書面による承諾がある場合を除き、譲渡、
担保権等の設定その他の一切の処分を行ってはならない。
オ
参加表明書提出以降、入札参加者の構成員又は協力企業の変更は、原則として
認めない。ただし、やむを得ない事情が生じた場合は、市と協議のうえ、これを
決定する。
カ
入札参加者の構成員又は協力企業は、原則として、他の入札参加者の構成員又
は協力企業になることはできない。なお、市が事業者と事業契約を締結後、選定
されなかった入札参加者の構成員又は協力企業が、当該事業者の業務等を支援及
び協力することは可能とする。
キ
入札参加者は、構成員の中から代表となる企業(以下「代表企業」という。)
を定めることとし、当該代表企業が応募手続等を行うこと。また、代表企業はS
PCの最大出資者とすること。
6
2)入札参加者の資格要件
入札参加者の構成員及び協力企業は、次の要件を全て満たしていなければならない。
ア
本事業を円滑に遂行できる安定的かつ健全な財務能力を有していること。
イ
本事業を効率的かつ効果的に実施できる経験及びノウハウを有していること。
ウ
各企業の役割に応じて、本市における平成 28 年度の入札参加資格を有してい
ること。役割別の入札参加資格は、次のとおりとする。
区分
設計企業
建設企業
維持管理企業
運営企業
その他企業
登録業種
測量及び建設コンサルタント等
建設工事
物品供給等又は委託業務
なお、本市における平成 28 年度の入札参加資格を有していない者で、本件入札
への参加を希望するものにあっては、本件入札に限り有効な入札参加資格審査を
受けることができることとするので、必要な書類を本件事業の参加資格申請書類
に添付して提出すること。ただし、本件事業の参加資格申請書類と重複するもの
については提出不要とする。必要な書類については次の大津市ホームページを参
照すること。
【URL】http://www.city.otsu.lg.jp/soshiki/005/1219/index.html
エ
設計企業は、次の要件を全て満たしていること。なお、複数の企業が設計企業
となる場合は、少なくとも 1 者は次の要件を全て満たし、他の者は(ア)の要件
を満たしていること。
(ア)建築士法(昭和 25 年法律第 202 号)第 23 条の規定に基づく一級建築士事
務所の登録を行っていること。
(イ)平成 17 年 4 月 1 日から平成 28 年 3 月 31 日までにおいて、元請として 25
m以上の屋内プールの設計(基本設計又は実施設計)業務を完了した実績を
有していること。
オ
建設企業は、次の要件を全て満たしていること。なお、複数の企業が建設企業
となる場合は、
少なくとも 1 者は次の要件を全て満たす構成員とし、他の者は(ア)
の要件を満たしていること。
(ア)建設業法(昭和 24 年法律第 100 号)第 3 条第 1 項の規定による建築一式工
事につき特定建設業の許可を受けていること。
(イ)経営規模等評価結果通知書・総合評定値通知書(参加表明書の提出期限日
において有効であり、かつ、最新のものに限る)における「建築一式工事」
に係る総合評定値が次のとおりであること。
・大津市内に本店を有する者
820点
7
以上
・滋賀県内に本店を有する者
(大津市内に本店を有する者を除く。)
1,000点
以上
・滋賀県外に本店を有する者
1,200 点
以上
(ウ)次の要件を満たす監理技術者を専任で配置できること。
・建設業法第27条の18の規定による建築工事業の監理技術者資格者証を有す
ること。
カ
維持管理企業は、次の要件を満たしていること。なお、複数の企業が維持管理
企業となる場合は、少なくとも 1 者は次の要件を満たしていること。
(ア)平成 22 年 4 月 1 日から参加表明書提出時点において、プールに係る 1 年以
上の維持管理実績を有すること。
キ
運営企業は、次の要件を満たしていること。なお、複数の企業が運営企業とな
る場合は、少なくとも 1 者は次の要件を満たす構成員とする。
(ア)平成 22 年 4 月 1 日から参加表明書提出時点において、プールに係る 1 年以
上の運営実績を有すること。
3)入札参加者の制限
次に該当する者は、入札参加者の構成員及び協力企業となることはできない。
ア
地方自治法施行令(昭和 22 年政令第 16 号)第 167 条の 4 の規定に該当する者
イ
大津市建設工事等指名停止基準及び大津市物品供給等指名停止基準に基づく
指名停止を受けている者
ウ
破産法(平成 16 年法律第 75 号)に基づく破産手続開始の申立てをしている者
又は会社法(平成 17 年法律第 86 号)に基づく特別清算開始の申立てをしている
者
エ
会社法に基づく特別清算開始命令がなされている者
オ
会社更生法(平成 14 年法律第 154 号)に基づく更生手続開始の申立てをして
いる者(更生手続開始の決定を受けている者を除く。)又は民事再生法(平成 11
年法律 225 号)に基づく再生手続開始の申立てをしている者(再生手続開始の決
定を受けている者を除く。)
カ
建設業法第 28 条第 3 項の規定に基づく営業停止処分を受け、営業停止期間中
である者
キ
PFI法第 9 条の規定に該当する者
ク
本事業に係るアドバイザリー業務に関与したパシフィックコンサルタンツ株
式会社及び日比谷パーク法律事務所。また、これらと資本面及び人事面において
関連のある者
ケ
大津市富士見市民温水プール整備・運営事業審査委員会の委員及びその者と資
本面及び人事面において関連のある者
8
コ
次の(ア)から(カ)までのいずれかの場合に該当する者
(ア)役員等(個人である場合にはその者を、法人である場合にはその全ての役
員をいう。以下同じ。)が暴力団員(暴力団員による不当な行為の防止等に関
する法律(平成3年法律第77号。以下「法」という。)第2条第6号に規定
する暴力団員をいう。以下同じ。)であると認められるとき。
(イ)暴力団(法第2条第2号に規定する暴力団をいう。以下同じ。)又は暴力団
員が経営に実質的に関与していると認められるとき。
(ウ)役員等が自己、自社若しくは第三者の不正な利益を図る目的又は第三者に
損害を与える目的をもって、暴力団又は暴力団員を利用するなどしたと認め
られるとき。
(エ)役員等が暴力団又は暴力団員に対して資金等を供給し、又は便宜を供与す
るなど、直接的又は積極的に、暴力団の維持又は運営に協力し、又は関与し
ていると認められるとき。
(オ)役員等が暴力団又は暴力団員と社会的に非難されるべき関係を有している
と認められるとき。
(カ)営業活動に係る必要な契約の締結に当たり、その相手方が(ア)から(オ)
までのいずれかに該当することを知りながら、当該相手方と契約を締結した
と認められるとき。
(2)参加資格の確認
参加資格の確認は、参加表明書の提出日とする。ただし、参加資格確認後、事業契
約締結までの期間に入札参加者の構成員又は協力企業が上記参加資格要件を欠くこと
となる事態が生じた場合には、当該入札参加者は失格とする。
(3)入札価格
1)入札価格
市が支払うサービス購入料A及びサービス購入料Bの合計金額を入札価格とするこ
と。なお、サービス購入料Aの算定に用いる割賦手数料は、次の基準金利に入札参加
者の提案するスプレッドを加えたものとする。なお、事業期間中の金利変動は見込ま
ないこと。
サービス購入料Aの
算定に用いる基準金利
(提案用基準金利)
平成 28 年 7 月 1 日(金)午前 10 時現在の東京スワップ
レファレンスレート(TSR)6 ヶ月 LIBOR ベース 15 年物
金利スワップレート
2)予定価格
本事業の予定価格は次のとおりとする。(現在価値換算前の実額ベースで、消費税
9
及び地方消費税を含まない。)
2,719,378,000円
3)最低制限価格
設定しない。
10
4
入札の手続等
(1)事業者の募集及び選定方法
事業者の募集及び選定にあたっては、設計及び建設能力、運営・維持管理能力、事
業計画能力及び市の財政支出額等を総合的に評価(「総合評価一般競争入札」:地方
自治法施行令第 167 条の 10 の 2)して決定する。
(2)募集及び選定の手順及びスケジュール
募集及び選定にあたっては、次の手順及びスケジュールにて行う。
日程(予定)
平成 28 年 2 月 19 日(金)
平成 28 年 3 月 7 日(月)
~ 3 月 9 日(水)
平成 28 年 3 月 31 日(木)
平成 28 年 4 月 13 日(水)
~ 4 月 15 日(金)
平成 28 年 4 月 25 日(月)
平成 28 年 6 月 1 日(水)
~ 6 月 3 日(金)
平成 28 年 6 月 30 日(木)
平成 28 年 8 月 2 日(火)
平成 28 年 10 月 上旬
平成 28 年 11 月 中旬
平成 28 年 12 月 下旬
事業者選定手順
入札説明書等の公表
入札説明書等に関する質問受付(第 1 回)
入札説明書等に関する質問回答の公表(第 1 回)
参加表明書、資格審査申請書類の受付
参加資格結果の通知
入札説明書等に関する質問受付(第 2 回)
入札説明書等に関する質問回答の公表(第 2 回)
入札書類(入札書、提案書)の受付・開札
落札者の決定・公表
仮契約の締結
事業契約の締結
(3)入札説明書等に関する資料の配付及び質問等
1)要求水準書資料の配布
市は、要求水準書に関連する資料として、下記ウに示す資料を配布する。
配布を希望する場合は、配布資料に係る誓約書【様式 1-1】を市へ持参により提出
すること。
ア
配布期間
平成 28 年 2 月 19 日(金)~平成 28 年 2 月 29 日(月)午後 5 時
ただし、正午から午後 1 時まで及び午後 5 時から翌日午前 9 時まで並びに土曜
日、日曜日及び祝祭日を除く。
イ
配布場所
〒520-8575
滋賀県大津市御陵町 3 番 1 号
大津市役所総務部契約検査課(大津市役所本館5階)
ウ
配布資料
(ア)造成設計資料(資料 1:②、③、⑤、⑥)
11
(イ)開発許可事前協議資料(資料 2)
(ウ)送電線関係資料(資料 3)
(エ)敷地測量図(資料 4)
2)入札説明書等に対する質問の受付
入札説明書等に対する質問を、次のとおり受け付ける。
ア
受付期間
イ
第1回
平成 28 年 3 月 7 日(月)~3 月 9 日(水)午後 3 時
第2回
平成 28 年 6 月 1 日(水)~6 月 3 日(金)午後 3 時
提出方法
質問の提出方法は、原則として、添付の【様式 2-1~2-6】に記入の上、電子メ
ールに記入済みの同様式のファイル(Microsoft Excel 形式)を添付し、下記の
提出先に送信して提出すること(総容量は 2 メガバイト以内)。なお、zip・lzh
形式でも可とするが、自己解凍形式は不可とする。また、郵送も可とするが郵送
の場合、同様式のファイルを保存したCD-R(総容量は 2 メガバイト以内)を
同封し、書留等の確実に到着確認ができる郵送方法とし、受付期間に必着とする
こと。なお、提出者は電話により、着信、配達の確認を行うこと。
<提出先>
○
Eメール:[email protected]
○
郵送先
:〒520-8575
滋賀県大津市御陵町 3 番 1 号
大津市役所総務部契約検査課
○
契約係(大津市役所本館5階)
電話番号:077-528-2720
なお、第 2 回の質問については、参加資格の確認を認められた入札参加者の代
表企業のみ質問を提出することができる。
また、上記期間について受付時間は、午前9時から午後5時まで(各受付期間
最終日は、午後 3 時まで)とするが、正午から午後 1 時まで及び午後 5 時から翌
日午前 9 時までは除くものとする。
3)入札説明書等に対する質問回答の公表
第 1 回質問への回答は平成 28 年 3 月 31 日(木)までに、また、第 2 回質問への回
答は平成 28 年 6 月 30 日(木)までに市のホームページにおいて公表する。ただし、
提出者名は公表しない。
(4)入札手続
1)参加表明書及び参加資格申請書類の受付
入札参加者は、下記ウに示す書類(正 1 部、写し 3 部)を市へ持参により提出する
こと。
12
また、平成 28 年度に有効な市の入札参加資格者名簿に登録されていない者は、下
記ウに示す書類のほか、市の入札参加申請受付に必要となる書類(正 1 部、写し 3 部)
も提出すること。ただし、本事業の参加資格申請書類と重複するものについては提出
不要とする。(詳細及び様式は本市総務部契約検査課のホームページを参照すること。)
ア
受付期間
平成 28 年 4 月 13 日(水)午前 9 時~平成 28 年 4 月 15 日(金)午後 5 時
ただし、正午から午後 1 時まで及び午後 5 時から翌日午前 9 時までを除く。
イ
受付場所
〒520-8575
滋賀県大津市御陵町 3 番 1 号
大津市役所総務部契約検査課(大津市役所本館5階)
電話番号:077-528-2720
ウ
提出書類
(ア)参加表明書【様式 3-1】
(イ)参加資格申請書【様式 3-2】
(ウ)構成員・協力企業一覧表【様式 3-3】
(エ)委任状(代表企業)【様式 3-4】
(オ)委任状(復代理人)【様式 3-5】
(カ)入札参加者の制限事項確認【様式 3-6】
(キ)各業務を行う企業の実績等を証する書類【様式 3-7】
(ク)上記様式に添付する資料
エ
市の入札参加資格者名簿に登録されていない者の追加提出書類
詳細及び様式は本市総務部契約検査課のホームページを参照すること。ただし、
これらのうち、以下は提出不要とする。
区分
市の入札参加申請受付に必要となる書類のうち、提出不要なもの
設計企業
入札参加申請書、登録証明書(登録通知書)、会社案内等
入札参加申請書、経営規模等評価結果通知書・総合評定値通知書の写
建設企業
し、建設業許可証明書、会社案内等
維持管理企業
運営企業
その他企業
入札参加申請書
2)参加資格審査の結果通知
参加資格審査の結果については、平成 28 年 4 月 25 日(月)までに入札参加者の代
表企業に対し、書面にて通知する。この際、提案者番号等を併せて通知するため、入
札書類の作成に用いること。
3)参加資格がないと認められた者に対する理由の説明
参加資格審査の結果通知により、参加資格がないと認められた入札参加者の代表企
業は、平成 28 年 4 月 26 日(火)から平成 28 年 4 月 28 日(木)までの午前 9 時から
13
午後 5 時まで(ただし、正午から午後1時まで及び午後5時から翌日午前9時までを
除く。)の間に、書面(様式自由。ただし、入札参加者の代表企業印を要する。)を
大津市役所総務部契約検査課へ持参により説明を求めることができる。説明要求に対
する回答を、平成 28 年 5 月 11 日(水)までに入札参加者の代表企業へ送付する。
4)要求水準書資料データの配布
市は、参加資格の確認を認められた入札参加者を対象に、下記ウに示す資料を配布
する。
配布を希望する場合は、配布資料データに係る誓約書【様式 1-2】及び空のCD-
Rを市へ持参により提出すること。
ア
配布期間
平成 28 年 4 月 26 日(火)~平成 28 年 5 月 25 日(水)午後 5 時
ただし、正午から午後 1 時まで及び午後 5 時から翌日午前 9 時まで並びに土曜
日、日曜日及び祝祭日を除く。
イ
配布場所
〒520-8575
滋賀県大津市御陵町 3 番 1 号
大津市役所総務部契約検査課(大津市役所本館5階)
ウ
配布資料(CD-R)
(ア)造成設計資料データ(資料-a)
(イ)敷地測量図データ(資料-b)
5)入札の辞退
参加資格の確認を認められた入札参加者が、入札を辞退する場合は、入札書類提出
期限までに、入札辞退届【様式 4】を大津市役所総務部契約検査課へ持参により提出
すること。
なお、入札を辞退した場合に、今後、市の行う業務において不利益な取扱いをされ
ることはない。
6)入札書類の受付
参加資格の確認を認められた入札参加者は、下記ウに示す入札書類を様式集の記載
要領に従い作成し、市へ持参により提出すること。
ア
受付期間
平成 28 年 8 月 2 日(火)午前 9 時~正午、午後 1 時~午後 3 時
イ
受付場所
〒520-8575
滋賀県大津市御陵町 3 番 1 号
大津市役所総務部契約検査課(大津市役所本館5階)
14
ウ
入札書類
(ア)入札書類提出届【様式 5-1】
1部
(イ)要求水準に関する誓約書【様式 5-2】
1部
(ウ)企業名対応表【任意様式】
1部
(エ)入札書【様式 6】
1部
(オ)事業実施に関する提案書【様式 7~7-2】
正 1 部、副 20 部
(カ)施設整備に関する提案書【様式 8~8-7】
正 1 部、副 20 部
(キ)運営に関する提案書【様式 9~9-4】
正 1 部、副 20 部
(ク)維持管理に関する提案書【様式 10~10-3】
正 1 部、副 20 部
(ケ)事業計画に関する提案書【様式 11~11-12】
正 1 部、副 20 部
(コ)図面集【様式 12~12-4】設計図書
正 1 部、副 20 部
(サ)上記(オ)~(コ)を記録した電子データ(CD-R)
2部
(5)開札
開札は、入札参加者の代表企業の代表者又はその代理人を立ち会わせて行う。ただ
し、入札参加者の代表企業の代表者又はその代理人が立ち会わない場合は、入札事務
に関係のない市職員を立ち会わせて行う。
ア
開札日時
平成 28 年 8 月 2 日(火)午後 3 時 30 分
イ
開札場所
〒520-8575
滋賀県大津市御陵町 3 番 1 号
大津市役所本館 5 階入札室
(6)基礎審査
市は、入札参加者から提出された入札書類が落札者決定基準に示す基礎審査項目を
満たしているか否かを審査し、その確認の結果を入札参加者の代表企業に対し通知す
る。
(7)ヒアリングの実施
提案内容の確認のために入札参加者に対するヒアリングを平成 28 年 9 月下旬に実
施する。詳細については、追って通知する。なお、ヒアリングに出席しない場合又は
ヒアリングに対する回答がない場合は、失格とする。
(8)入札参加に関する事項
1)入札説明書等の承諾
入札参加者は、入札書類の提出をもって、入札説明書等の内容を承諾したものとみ
15
なす。
2)応募に伴う費用負担
応募に伴う費用は、全て入札参加者の負担とする。
3)入札保証金
入札保証金は、免除する。
4)使用言語、単位及び時刻
本事業の応募に関して使用する言語は日本語、単位は計量法(平成 4 年 5 月 20 日法
律第 51 号)に定めるもの、通貨単位は円、時刻は日本標準時を使用することとする。
5)入札書類の取扱い
ア
著作権
入札書類の著作権は、入札参加者に帰属する。ただし、市は、本事業の公表そ
の他市が必要と認める場合、落札者の入札書類の一部又は全部を無償で使用でき
るものとする。また、落札者以外の提案については、本事業の公表以外には使用
しない。なお、提出を受けた書類は返却しない。
イ
特許権等
提案内容に含まれる特許権、実用新案権、意匠権、商標権その他日本国の法令
に基づいて保護される第三者の権利の対象となっている事業手法、工事材料、施
工方法、維持管理方法等を使用した結果生じた責任は、原則として入札参加者が
負うものとする。
6)資料の取扱い
市が提供する資料は、応募に係る検討以外の目的で使用することを禁じる。また、
この検討の範囲内であっても、市の了承を得ることなく、第三者に対してこれを使用
させたり、又は内容を提示することを禁じる。
7)入札の無効
次のいずれかに該当する場合は無効とする。
ア
入札参加資格のない者が入札した入札。
イ
入札金額を訂正した入札。
ウ
入札に際し不正の行為があったとき。
エ
入札書記載の金額その他必要な事項が不明なとき。
オ
記名押印のない入札。
16
カ
その他入札に関する条件に違反したとき。
8)入札延期、中止または取消
入札の執行は、市の都合で延期または中止もしくは取消しすることができる。この
場合において、入札参加者が損失を受けても市は補償の責を負わない。
17
5
事業者の選定
(1)審査に関する基本的な考え方
事業提案の審査は、学識経験者等で構成される大津市富士見市民温水プール整備・
運営事業審査委員会(以下「審査委員会」という。)で行う。審査委員会は、次の 6
名で構成される。なお、本事業の落札者決定までの間に、事業者選定に関して、入札
参加者やそれと同一と判断される団体等が、当該委員に対して、自己を有利に又は他
の入札参加者を不利にするように働きかけを行った場合は失格とする。
植田
和男
特定非営利活動法人日本PFI・PPP協会理事長
岡本
直輝
立命館大学教授
前田
博
西村あさひ法律事務所
木田
稔
日本公認会計士協会
久保
鎭雄
大津水泳協会
伊藤
康行
大津市副市長
弁護士
京滋会
副会長
会長
(2)審査手順に関する事項
1)参加資格審査
市は、参加表明時に提出する参加資格審査申請書類について、参加資格要件の具備
を確認し、参加資格審査結果を入札参加者の代表企業に通知する。
2)提案審査
あらかじめ設定した落札者決定基準に従い、審査委員会において総合評価により入
札書類の審査を行い、最優秀提案を選定し、市に提言する。
3)審査事項
審査事項は、落札者決定基準に示すとおりとする。
4)落札者の決定
市は審査委員会の提言を受けて落札者を決定する。
(3)審査の結果及び評価の公表
審査の結果及び評価は公表する。
18
6
提案に関する条件
(1)計画地に関する事項
所在地
事業面積
建築対象敷地面積
用途地域
容積率
建ぺい率
施設の最高高さ
その他
大津市富士見台 728-1 ほか(別紙 3 参照)
9,408.30 ㎡
8,532.57 ㎡(水路、貯水池除く。調整池・他含む)
第一種住居地域
200%
60%
11m以下
建築基準法第 22 条区域
第 3 種高度地区
景観区(一般市街地景観区)
屋外広告物規制区域(第 1 種許可地域)
(2)整備方針
本施設の整備方針は次のとおりである。
・市民にスポーツ、レクリエーションの場を提供すると共に、健康増進を図るため
の施設
・市民の誰もが気軽に利用でき、市民の健康増進と体力向上に資する施設
・健康づくりを通じて地域の交流拠点となる施設
(3)設計業務及び建設業務に関する提案の条件
要求水準書に従い、入札書類を作成すること。
(4)運営業務及び維持管理業務に関する提案の条件
要求水準書に従い、入札書類を作成すること。
(5)事業計画に関する提案の条件
1)サービス購入料の構成
本事業において市がSPCに支払うサービス購入料の構成は、次のとおりである。
区分
建設一時金
サービス
購入料A
割賦元本
割賦金利
サービス購入料B
インセンティブ費
対象業務
-
設計業務
建設業務
工事監理業務
その他
-
運営業務
維持管理業務
その他
-
主な費目
-
調査費、基本・実施設計費 等
建設工事費、備品等調達設置費※1 等
工事監理費
開業準備費、建中金利、保険料 等
割賦元本に対する金利
運営費※2
維持管理費※2
SPC経費、保険料 等
-
19
※1 備品等の取扱については、要求水準書第2.3を参照すること。
※2 運営費及び維持管理費には、自主事業(必須事業)及び自主事業(任意事業)に
係る費用を含めないこと。
2)サービス購入料の支払方法
ア
建設一時金
学校施設環境改善交付金が市に交付される場合には、本施設の引渡し及び所有
権移転後に、SPCに対して建設一時金を支払う。
【建設一時金の算定式】
建設一時金 = (プールの面積×補助単価A)+(談話室等の面積×補助単価B)
※
プールの面積
:25m プールと児童用プールの面積を合計した数値(㎡)
ただし、当該数値が 200 ㎡未満の場合は対象外とし、600
㎡を超える場合は 600 ㎡とする。
※
補助単価A
:651,389 円/㎡(税抜)
※
談話室等の面積:談話室とトレーニングルームの面積を合計した数値(㎡)
ただし、当該数値が 100 ㎡を超える場合は 100 ㎡とする。
※
補助単価B
:101,019 円/㎡(税抜)
※
1 円未満の端数があるときは、端数金額は切り捨てるものとする。
なお、建設一時金は補助単価等の変更に伴い、実際に支払われる金額と提案時
の金額とは異なる場合がある。この場合、サービス購入料Aを見直すこととする
が、この見直しで追加的に発生する費用(金融機関の事務手数料等)はSPCの
負担とする。
イ
サービス購入料A
設計業務、建設業務及び工事監理業務に係る費用から建設一時金を控除した金
額に開業準備費等を加えた金額を割賦元本として、運営・維持管理期間にわたり
SPCに元利均等払にて支払う。
支払回数は、初回を平成 30 年 10 月から平成 30 年 12 月までとし、最終回を平
成 46 年 1 月から平成 46 年 3 月までとする、四半期に 1 回、計 62 回とする。
SPCは、本施設引渡し後、各年度の 4 月、7 月、10 月及び 1 月の各月の 10
日までに請求書を市に提出する。市は請求を受けた日から 30 日以内に、SPCに
対してサービス購入料Aを支払う。
ウ
サービス購入料B
市は、四半期報告書を受領した場合、当該受領日から速やかにSPCに対して
業務確認結果を通知する。
20
SPCは、当該通知受領後、速やかに直前の四半期に相当するサービス購入料
Bの請求書を市に提出する。市は請求を受けた日から 30 日以内に、SPCに対し
てサービス購入料Bを支払う。なお、サービス購入料Bの 1 回当たりの支払額は、
サービス購入料Bの合計金額を 62 等分した金額(各回均等額)とする。
エ
インセンティブ費
市は、市が想定するプールエリアの施設利用者(優待制度利用者及び自主事業
による施設利用者は除く。以下、同じ。)数を超過した場合には、各年度の第 4
四半期に、SPCに対してインセンティブ費を支払う。
【インセンティブ費の算定式】
インセンティブ費 = 施設利用料収入総額 × プールエリアの施設利用者増加率
※
プールエリアの施設利用者増加率
施設利用者数総数 - 市が想定する施設利用者数
施設利用者数総数
市が想定する施設利用者数(優待制度利用者及び自主事業による施設利用者
は除く。)は 13,000 人とする。ただし、平成 30 年度は 4,700 人とする。
※ 富士見市民温水プールの施設利用者数(優待制度利用者及び自主事業による
施設利用者は除く。)
平成 24 年度 12,536 人
平成 25 年度 12,464 人
平成 26 年度 11,928 人
※
3)サービス購入料の改定
ア
サービス購入料A
(ア)金利変動による改定
提案用基準金利と、本施設の引渡予定日の 2 銀行営業日前の基準金利に差が
生じた場合は、この差に応じてサービス購入料Aを改定する。
なお、スプレッドは、事業者提案の値によるものとし、改定の対象としない。
基準金利
金利確定日
午前 10 時現在の東京スワップレファレンスレート(TSR)
6 ヶ月 LIBOR ベース 15 年物金利スワップレート
本施設引渡し予定日の 2 銀行営業日前
(イ)物価変動による改定
設計・建設期間中に主要な工事材料の日本国内における価格に著しい変動を
生じ、サービス購入料Aが不適当となった場合、事業契約書(案)に基づき、
市と事業者の協議の上、変更額を決定する。
イ
サービス購入料B
サービス購入料Bは、物価変動による改定を次のとおり行う。
(ア)物価変動の指標値
消費者物価指数(財・サービス分類指数(全国)の「サービス」)を原則と
21
するが、当該指標値以外を用いる必要性がある場合は、落札者決定後に、指標
値の妥当性や合理性について協議する。
(イ)改定の計算方法
【平成 30 年度のサービス購入料Bの改定式】
運営・維持管理期間の初年度(平成 30 年度)分については、平成 28 年度の
平均値と平成 29 年度の平均値を比較し、上記(ア)の指標値が上下 1.5%以上
変動した場合、次の方法により改定を行う。なお、改定後のサービス購入料額
B、消費税及び地方消費税額の 1 円未満の端数については切り捨てとする。
I P30  = P30  29 I28 P30  :改定後の平成 30 年度のサービス購入料B(消費税及び地方消
費税は除く)
P30 :提案による平成 30 年度のサービス購入料B(消費税及び地方
消費税は除く)
I29
:平成 29 年度の指標値の平均
I28 :平成 28 年度の指標値の平均
【平成 31 年度以降のサービス購入料Bの改定式】
毎年度 1 回、前年度の指標値の評価を行い、平成 28 年度の平均値と比較し、
上記(ア)の指標値が上下 1.5%以上変動した場合、次の方法により改定を行
う。改定は当該年度の支払分から反映させる。なお、改定後のサービス購入料
額B、消費税及び地方消費税額の 1 円未満の端数については切り捨てとする。
I Pn  = Pn  n 1 I28 Pn  :改定後の平成n年度のサービス購入料B(消費税及び地方消費
税は除く)
Pn :提案による平成n年度のサービス購入料B(消費税及び地方消
In 1 費税は除く)
:平成n-1年度の指標値の平均
I28 :平成 28 年度の指標値の平均
(ウ)改定の手続
選定事業者は、毎年度 5 月末日までに、指標値の評価の根拠となる資料を添
付して当該年度のサービス購入料Bの合計金額を市に通知し、市の確認を受け
る。改定を行わない場合も同様とする。
(6)リスク管理の方針
1)基本的な考え方
本事業における責任分担の考え方は、市と事業者が適正にリスクを分担することに
22
より、より低廉で質の高いサービスの提供を目指すものであり、本施設の設計・建設
及び運営・維持管理の責任は、原則として事業者が負うものとする。ただし、市が責
任を負うべき合理的な理由がある事項については、市が責任を負うものとする。
2)予想されるリスクと責任分担
予想されるリスク及び市と事業者の責任分担は、事業契約に定めるものとする。
3)事業の実施状況のモニタリング
市は、事業者が実施する設計・建設及び運営・維持管理について、モニタリングを
行う。モニタリングの方法、内容等については、別紙4に示す。
23
7
落札者決定後の手続
(1)基本協定の締結
落札者は、落札者決定後速やかに、基本協定書(案)に基づき基本協定を市と締結
しなければならない。
(2)SPCの設立
落札者の構成員は、基本協定締結後速やかに、会社法に定める株式会社としてSP
Cを大津市内に設立し、SPCにかかる商業登記簿謄本を市に提出しなければならな
い。
当該SPCに出資する者は、事業契約が終了するまで、SPCの株式を保有するも
のとし、市の事前の書面による承諾がある場合を除き、譲渡、担保等の設定その他一
切の処分を行ってはならない。
(3)契約保証金
SPCは市に対して、次のとおり契約保証金を納付するものとする。
1)設計・建設期間
サービス購入料Aの総額から割賦金利を控除した金額に、当該金額に係る消費税及
び地方消費税を加算した金額の 10 分の 1 以上の契約保証金を納付するものとする。
契約保証金の納付に代わる担保の提供又は契約保証金の免除については、事業契約
書(案)による。
2)運営・維持管理期間
契約保証の必要はないものとする。
(4)事業契約の締結等
1)事業契約の締結
市は、平成 28 年市議会 11 月通常会議の議決を得て、SPCと事業契約を締結する。
2)契約内容
事業契約書において、事業契約を締結する落札者が遂行すべき業務内容、サービス
購入料の算出方法、支払方法、損害賠償等を定める。
3)契約書の作成
市と落札者は、事業契約書(案)に基づき、事業契約書を作成するものとする。事
業契約書の作成においては、市と落札者との間で協議を行うものとする。
24
4)契約書の作成費用
事業契約書の検討に係る事業者側の弁護士費用、印紙代その他契約書の作成に要す
る費用は、事業者の負担とする。
(5)金融機関と市の協議
事業の継続性をできる限り確保する目的で事業が適正に遂行されるよう、一定の重
要事項について、必要に応じて事業者に資金提供を行う金融機関と市で協議し、直接
協定(DA:Direct Agreement)を締結することができる。
25
8
法制上及び税制上の措置並びに財政上及び金融上の支援に関する事項
(1)法制上及び税制上の措置に関する事項
市は、法制上及び税制上の措置の支援を予定していない。
(2)その他の支援
国等が実施する法制上及び税制上の措置並びに財政上及び金融上の支援を事業者
が受けられる場合、市は、受けることができるよう努める。
9
その他
(1)指定管理者の指定
市は、本施設の供用開始までに選定事業者を本事業の指定管理者として指定する予
定である。
(2)株式会社民間資金等活用事業推進機構の出融資の取扱いについて
本事業は、株式会社民間資金等活用事業推進機構の出融資の対象事業であり、応募
者は自らの責任において当該出融資を利用することを前提として応募することができ
る。
なお、株式会社民間資金等活用事業推進機構の出融資を確約するものではなく、同
機構の出融資の詳細、
条件等については、応募者が直接同社に問い合わせを行うこと。
<連絡先>
○
株式会社 民間資金等活用事業推進機構
○
電話番号:03-6256-0068(代表)
(3)情報公開及び情報提供
情報提供は、適宜、市のホームページにおいて行う。
(4)この入札に関する問い合わせ先
○
Eメール:[email protected]
○
郵送先
:〒520-8575
滋賀県大津市御陵町 3 番 1 号
大津市役所総務部契約検査課
○
電話番号:077-528-2720
26
契約係
別紙 1
本施設の利用イメージ
プール
エリア
入
更衣
口
エリア
一般開放利用
施設利用料
提案プログラム
健康増進
エリア
プログラム
料金
提案プログラム
プログラム
料金
自主事業(独立採算)
※図中のプールエリアの提案プログラムには、一般専用利用(団体貸し出し)も含まれる。
利用
パターン
利用するサービス
プールエリア
健康増進エリア
施設利用者が支払う料金
1
一般開放利用
利用しない
施設利用料
2
提案プログラム
利用しない
プログラム料金
3
提案プログラム
提案プログラム
プログラム料金(プログラム毎に支払う)
4
利用しない
提案プログラム
プログラム料金
5
一般開放利用
提案プログラム
施設利用料+プログラム料金
利用しない
施設利用料+プログラム料金
提案プログラム
施設利用料+プログラム料金
(プログラム毎に支払う)
6
7
一般開放利用
提案プログラム
一般開放利用
提案プログラム
27
別紙 2
事業スキーム図
大津市
直接協定
交付金・
サービス
購入料
A、B
事
業
契
約
金融機関
施設利用料※1
返済
施設利用料
融資
SPC
その他収入
施設利用者
(特別目的会社)
サービスの提供
委託
請負・委託
出資
建設企業
配当
設計企業
その他企業
その他企業
維持管理企業
運営企業
協力企業
構成員※2
入札参加者
※1
施設利用料は、プールエリアの利用者(優待制度利用者及び自主事業による施設利用
者は除く)について一定人数までの施設利用料が市の収入となり、当該人数を超過し
た分に相当する施設利用料は全て事業者収入となる。
※2 入札参加者は、構成員の中から代表企業を定めることとし、当該代表企業が応募手続
等を行うこと。また、代表企業はSPCの最大出資者とする。
28
別紙 3 位置図
○ 周辺状況
市
道
幹
1
0
5
1
号
線
国
道
1
号
名
神
高
速
道
路
市道南1108号線
現富士見市民温水プール
建設予定地
約700m
環境美化センター
市立富士見市小学校
○ 新施設の配置予定地
建設予定地
※ 市は造成工事を別途発注する。
29
別紙 4 モニタリングの手順及びサービス購入料Bの減額方法
(1)モニタリングの目的
モニタリングについては、SPCにおける自己監査(セルフモニタリング)及び自律的改善が十分に機
能するように措置すべきことを前提として、以下のとおり行う。
また、モニタリングは、サービス購入料Bの減額を目的とするものではなく、市とSPCとの対話を通
じて、本施設の状態を良好に保ち、施設利用者が安全・便利に利用でいる水準を保つことを目的に実施す
るものである。
市及びSPCは、上記目的を達成するため、相互に協力して施設利用者にサービスを提供していること
を意識し、意思疎通や認識の統一を図ることを常に念頭に置いて、モニタリングを実施するものである。
その結果、SPCの業務内容が事業契約書、要求水準書、事業者提案等に示される運営・維持管理に関
する内容を満足していないと市が判断した場合、次のフローに示す手続により、是正勧告、サービス購入
料Bの減額等の措置をとるものとする。
●モニタリングの実施(定期モニタリング/随時モニタリング)
●業務報告書による報告
要求水準書に示された要求水準を
満足していない場合
満足している場合
ペナルティなし
レベルの認定及び是正勧告
是正期間内の改善が確認できない場合
改善された場合
ペナルティなし
レベルに応じたペナルティポイントの付与
四半期内の累積ペナルティポイントが
10 以上
5 以上 10 未満
5 未満
減額等なし
支払停止
20%の減額
30
(2)サービス購入料Bの減額等の方法
1)減額等の対象
減額等の対象となる支払は、各四半期において市が支払うサービス購入料Bとする。
2)減額等の措置を講じる事態
SPCの責任により、事業契約、要求水準書、事業者提案等に示される運営・維持管理に関する内容を
履行していないことにより、次に示す状態に陥った場合又は陥ることが想定される場合に減額等の措置を
講じる。
是正しなければ、本施設の運営・維持管理(自主事業を含む)に軽微な影響を
レベル 1
及ぼすことが想定される事態
是正しなければ、本施設の運営・維持管理(自主事業を含む)に重大な影響を
レベル 2
及ぼすことが想定される事態
3)減額等の決定過程
ア レベル1又はレベル2の状態に陥っていることが、業務報告書又はモニタリング結果から明らかに
なった場合、市は、その程度、緊急度等を勘案し、SPCに相当な是正期間を提示する。
イ SPCは、市の提示する是正期間内にレベル1又はレベル2の状態を改善することにより、ペナル
ティポイントの付与を免れるが、市の提示する是正期間を経過しても改善されない場合、1日につき、
レベル 1 は 1 ポイント、レベル 2 は 2 ポイントのペナルティポイントを付与する。
ウ 市及びSPCは、ペナルティポイントのカウントに際し、必要に応じて協議することができる。
4)サービス購入料Bの減額の金額算定方法
ア ある四半期の累積ペナルティポイントが次に規定する基準に達した場合は、当該四半期における業
務遂行を支払の対象とする支払期日におけるサービス購入料Bについて、次に規定される減額等の措
置が実施されるものとする。
累積ペナルティポイント
減額等の措置内容
5 未満
減額等の措置なし
5 以上 10 未満
20%の減額
10 以上
支払停止
イ 上記アに従い実施される累積ペナルティポイントの加算は、四半期毎になされるものとし、複数の
四半期にわたって改善されない同一の改善点についても、新しい四半期においては、再び 0 から加算
されるものとする。
5)契約の解除
累積ペナルティポイントが 10 以上の場合、支払停止とする。また、翌期のサービス購入料Bの支払期
間における累積ペナルティポイントが 5 以上であれば、契約を解除することができる。
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