IoTサービスプラットフォーム - Active ICT Japan

自由民主党IT戦略特命委員会
地方再生、一億総活躍の切り札
IoTサービスプラットフォーム
2016年2月17日
(株)インターフュージョン・コンサルティング
InterFusion Consulting, Inc.
全体像
本日申し上げたい事
① ガラケー型個別政策推進からスマホ型エコシステム推進への移行
起・承
 一億総活躍、地方創生、国土強靭化、農業活性化、スマートシティといった国内課題解決には、従
来のような縦割り型だけではなく、最初から横展開を意識したプラットフォーム型が有効
 プラットフォームに集う中小企業、ベンチャー、国民でエコシステムを形成
 日本では、IoT推進コンソーシアム、第5期科学技術基本計画で検討スタート
② IoTサービスプラットフォームの先行事例として欧州(EU)のFIWAREが拡大中
転
 リーマンショック後、欧州で次世代インターネット・プロジェクト(FI-PPP)が発足、オープン・プラットフ
ォームとしてFIWAREが2014年にリリース。オープンデータ、スマートシティ、農業、等々様々な分野で
適用拡大中
 中小企業、ベンチャー支援策としてFIWAREがファンディング支援
 IoT推進コンソーシアム、第5期科学技術基本計画の先行事例として検討すべき
③ 日本版IoTサービスプラットフォームの構築とエコシステム形成
 FIWAREベースで、おもてなし、防災、スマート農業等を実証し、日本に必要な追加機能等を確認
結
 オールジャパン体制で日本版IoTサービスプラットフォームを構築し、分野毎にエコシステムを形成し
て、国内横展開を推進。TPP等を絡めて、新たな形のインフラ輸出を促進
 省庁横断の国策プロジェクトとして推進すべき(EUとの協業も視野に入れるべき)
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全体像
日本型IoTサービスプラットフォームを核とした経済振興策
国策としてのオープンなIoTサービスプラットフォームの構築とエコシステム形成で、地方創生、一億総活
躍、国土強靭化、農業活性化、スマートシティといった国内課題解決に貢献するだけでなく、インフラ輸
出にも貢献。
新たなものづくりシステム
統合型材料開発システム
スマート生産システム
スマートフードチェーンシステム
サービスアプリ
サービスアプリ
サービスアプリ
プラットフォーム提供と資金
支援でエコシステムを形成
し、地域企業やベンチャーが
続々と構築
エコシステム
自然災害に対する強靭化
地域包括ケア
 ソフトインフラとしてプラットフ
ォーム輸出
 TPP各国等で国内サービスア
プリ活用
 各国でもサービスアプリ開発
 環太平洋のエコシステムでサ
ービス拡大
地球環境情報
高度道路交通
エネルギーバリューチェーン
インフラ維持管理・更新
おもてなしシステム
アプリケーション
アナリティクス/人工知能
超スマート社会IoTサービスプラットフォーム
システムインフラ
新たなビジネス
として育成
コネクティビティ
セキュアゲートウェイ
トラスト
フレームワーク
セキュアデバイス
モノ
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IoTサービスプラットフォームの必要性
01 ガラケー型からスマホ型へ
ITが社会に浸透した現在、ガラケーがスマホに駆逐された例を参考に、政策の推進方法もガラ
ケー型から、スマホ型に移行すべき。スマホ型では、プラットフォームとエコシステムで、より多くの国
民参加が期待できる。
ガラケー時代(~2007年)
スマホ時代(2007年~)
エコシステム
アプリ アプリ アプリ アプリ アプリ アプリ
アプリ アプリ アプリ アプリ アプリ アプリ
ガラケーから
スマホへの
変遷
A社製
B社製
C社製
スマホ
ガラケー
ガラケー
ガラケー
(プラットフォーム)
カメラ センサ カメラ センサ カメラ センサ
政策への
示唆
App Store / GooglePlay
カメラ センサ センサ センサ
 通信キャリア別、メーカー別で機能を競う
 プラットフォーマー別で機能を競う
 個別最適が競争力の源泉
 豊富なアプリが競争力の源泉
 政策分野別、省庁別で政策推進
 プラットフォームは省庁横断で国が提供
 個別最適化が政策の源泉
 エコシステム(地場企業、中小企業、ベンチ
ャー、国民)の形成が政策推進の源泉
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IoTサービスプラットフォームの必要性
01 スマホとIoT
スマートフォンは、IoTと相似形の構造を持っているが、IoTは様々なモノが接続されるので、より大き
くて複雑な構造をしている。IoTを国策で推進する場合、ブラットフォームを共通化/オープン化し、
IoTセキュリティを新たに強化する必要がある。
スマートフォンの構造
IoTの構造
エコシステム
クラウドコンピューティング
App Store / GooglePlay
基本ソフト、データベース等
データセンター等
プラットフォーム(PaaS)
システムインフラ(IaaS)
CPU/メモリー
電子回路
コネクティビティ
通信網
カメラ センサ センサ センサ
近距離通信網
エッジデバイス
従来より国策で強化
政策推進中
IoTゲートウェイ
監視カメラ
センサ センサ センサ
IoT
セキュリティ
セキュリティ
基本ソフト
(iOS/アンドロイド)
アナリティクス
ビッグデータ分析、人工知能等
サイバーセキュリティ
アプリケーション(SaaS)
アプリ アプリ アプリ アプリ アプリ アプリ
新たなテーマとして
検討スタート
 デバイス
 ゲートウェイ
IoT推進コンソ・セキュリティ
WGで検討開始
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01
IoTサービスプラットフォームの必要性
日欧の経緯の比較
欧米ではリーマンショック後に理論的、体系的にIoTプラットフォームの構築を進めた。日本では、東日
本大震災の影響で、個別の現場中心でバラバラに政策が進みつつある。欧米に5年以上遅れて、IoT
サービスプラットフォームの検討が始まった。
現場中心でバラバラに進む日本
2011年
復興
東日本
大震災
地方創生
IoT
マイナンバー
2008年9月
第4期科学技術基本計画
第5期科学技術基本計画
2015年に国策化
2016年始動
サービスプラットフォーム
リーマン
ショック
膨大なトラ
ンザクション
スマホ本格普及
論理的、体系的に進む欧米
欧州 2010年
デジタルアジェンダ
FinTech本格化
FI: Future Internet
EU 2011年~
次世代インターネット
未来の製造業
IoT本格化
エコシステム
米国 2009年
イノベーション戦略
サービス
官民連携400億円超FI-PPP
2014年5月リリース
FIWARE
オープン
プラットフォーム
 16以上の都市でサービス提供
 21都市でオープンデータ
 数百社の中小企業支援
参考
日本的要素
サービス
2020年向け
高度IoTセキュ
リティ
サービス
サービスプラットフォーム
通信、システムインフラ
デバイス(センサー等)
モノ、ヒト、コト
2012年 ドイツ Industry 4.0
2011年 米国先進製造業パートナーシップ
2014年 米国 Industrial Internet Consortium等
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01
IoTサービスプラットフォームの必要性
プラットフォームに関するスタイルの差
日本では特に東日本大震災以降、地方の独自性に委ねた取り組みを国が支援するスタイル。一方、
EUでは、あるべき姿をモデル化・エコシステム化しながら共通なオープンプラットフォームを構築して各
地がその上で効率的に街づくりを進めている。
日本のボトムアップ型ICT街づくり
地方独自の取り組み
EUのトップダウン型ICT街づくり
横展開
交付金等国の支援
取組
A
取組
A’
取組
B
取組
B’
取組
C
取組
C
未来像/あるべき姿
EU予算+PPP
官学
モデル化・エコシステム化
官民 FI-PPP
FIWARE
OUTSMART/Safe city
パイロットプロジェクト
プラットフォーム構築
FIWARE Lab/Ops
FIspace
開発環境・ツール
FIWARE Accelerate
サンプル
中小支援・投資
取組
D
取組
E
取組
F
取組
A
取組
B
取組
C
取組
D
取組
E
取組
F
取組
G
取組
H
地方独自の取り組み
論理的で体系的な進め方、エコシステムによる集合知の進化
縦割りでバラバラな進め方
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01
IoTサービス・プラットフォームの必要性
効率性
バラバラに進んでいる取り組みの内、共通機能をエコシステムで官民投資してオープンソースで共通
プラットフォーム化すれば、独自環境を横展開する必要もなくなり、誰もが安価で高機能な取り組みに
チャレンジできる。さらに、エコシステム内の集合知蓄積で様々な進化が期待できる。
横展開
取組A
取組B
取組C
国の補助
国の補助
国の補助
あるべき姿
モデル化
共通IoT環境
エコシステム化
アプリB
アプリC
アプリA アプリB アプリC
官民投資
共通プラットフォーム
オープンソース
システムインフラ
独自環境
独自環境
独自環境
コネクティビティ
例.スマホ
例.クラウド
例.ウェブ
エッジデバイス
集合知で進化
アプリA
横展開
モノ
数千億円単位
数百億円程度
地域社会
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02
日本のIoTサービスプラットフォーム構想
超スマート社会のIoTサービスプラットフォーム
出所:第5期科学技術基本計画
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02
日本のIoTサービスプラットフォーム構想
対象分野全体像
第5期科学技術基本計画では11分野でのIoTサービスプラットフォームを想定している。
出所:第5期科学技術基本計画
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02
日本のIoTサービスプラットフォーム構想
システム間連携・統合
IoTサービスプラットフォームでのシステム間連携・統合が構想されているが、そのためには共通化/
オープン化が必須で、それに伴い、データ形式(データの持つ意味:コンテキスト)の定義、アプリケー
ション共通API定義が必要になる。
出所:第5期科学技術基本計画
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欧州FIWARE
03 母体としてのFI-PPPの特長
FIWAREの母体であるFI-PPPは、次世代インターネット(Future Internet)を目指したEUの本格的なICT
戦略で、数百億円単位の予算がつけられている。多くは官民連携のPPPスタイル。
【規模感】
 FI-PPP全体の予算規模は、EU予算2.96億ユーロ+個別予算1.25億ユーロ、合計4.21億ユーロ
 参加は27ヶ国、パートナー270企業
 アントレプレナー向け投資1億ユーロ
【ゴールと戦略】
 社会生活やビジネスのデジタル化の新たな波から生まれるチャンスを活かす
 チャンス獲得の触媒となるエコシステムを形成する
【戦術】
 FIWARE : 様々な分野での開発要請にこたえる汎用的でオープンなプラットフォーム
 FIWARE Lab : インキュベーションのための会議体、開発環境
 FIWARE Accelerator : 開発者、アントレプレナーに投資しエコシステムをロールアウト
 FIWARE Ops : FIWAREの適用や運用を容易にする開発ツールのセット
出所: http://www.slideshare.net/SergioGarciaGomez/fiware-from-open-data-to-open-apis
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欧州FIWARE
03 FIWAREの取り組み
FIWAREは官民共同で百億円規模の予算で開発され、各地で適用されて拡大している。大企業だけで
なく中小企業やベンチャー支援も行っており、地域振興や中小企業支援策の側面も持っている。
【規模感、予算感】
 9ヶ国から24社のパートナー
 5年間で累計7430人以上のプロジェクトマネジャーが
参加(最初の3か年で5165人)
 初年度に1.22億ユーロの投資予算、内民間0.76億
ユーロ(次年度以降2年間、37百万ユーロ、内民間
23百万ユーロ)
 各々のFIWAREコンポーネントは、貢献したパートナー
の事業ポートフォリオ上戦略的な位置づけ
【開発環境、実績】
 開発環境としてのFIWARE Labは無償
 25社以上の代表的な企業(ドメイン・ステークホルダー)
がユースケースやFIWARE Acceleratorプログラムに参加
 95Mユーロ(内民間66Mユーロ)の予算が分野毎の垂直
なユースケースに投じられた
 16都市以上がFIWARE Labにオープンデータを公開
 14都市以上が FIWAREのAPI(NGSI,CKAN)を使ったオー
プンでアジャイルなスマートシティを構築
 Ferrovial(インフラ構築運営大手)やボッシュ(自動車部
品大手)等新たなステークホルダーがFIWAREにアプロー
チ中
【アーキテクチャー】
 産業構造審議会が提唱する「データ駆動」、共通APIとしてNGSIを定義・公開
 オープンソース
【ベンチャー・中小企業支援】
 2年度以降2年間にFIWARE Accelerationプログラムで、スタートアップや中小企業向けで80百万ユーロの投資・支援
 欧州各国で16分野のAcceleratorに20百万ユーロの支援
 3100社以上のスタートアップや中小企業が第一回FIWARE Accelerationプログラムに応募
 1300社のスタートアップや中小企業に投資(第一回応募では400社)
 選ばれたスタートアップや中小企業がエヴァンジェリストとして活動中
出所: http://www.slideshare.net/SergioGarciaGomez/fiware-from-open-data-to-open-apis
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欧州FIWARE
03 FIWAREのパートナー企業
FIWAREは主要欧州企業がパートナーとなってエコシステムを形成している。特にスマートシティをはじめ
としてその国の通信キャリアが主要な役割を果たしている。
通信キャリア
出所: http://www.slideshare.net/SergioGarciaGomez/fiware-from-open-data-to-open-apis
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欧州FIWARE
03 開発・実行ノード
FIWAREでエコシステムを形成するサービスプロバイダーや開発者用のノードがFIWARE Labとして欧州
内に12カ所あり、さらに域外に拡大しつつある。
出所: http://www.slideshare.net/SergioGarciaGomez/fiware-from-open-data-to-open-apis
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欧州FIWARE
03 多岐にわたる適用範囲
FIWAREでは、スマートシティ、eヘルス、スマートモビリティ、スマートエネルギー、スマート農業、メディ
ア・コンテンツ、製造業・ロジスティクス、社会&教育、その他(金融等)の分野で利用が進んでいる。
基本的にすべて既存システムとの共存スタイル。
 健康
 スマートシティ
125
127
 交通
31
 エネルギー及び
54
環境
その他
 農業
104
FIWAREプラットフォーム
(金融等)
112
 メディア
91
 製造及びロジステ
ィクス
29
 社会&教育
61
※ 数値は各分野におけるプロジェクト件数(2015年8月時点で進行中のもの。合計734)
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欧州FIWARE
03 適用範囲の比較
第5期科学技術基本計画のIoTサービスプラットフォームとFIWAREでは、おおまかに適用範囲は似て
いるが、「おもてなし」、「インフラ維持管理」、「防災」等日本特有の分野もある。
第5期科学技術基本計画の構想
日本独自
 おもてなし
 地域包括ケア
 防災
 材料開発
 インフラ維持管理
欧州FIWAREの既存の適用範囲
類似
 高度道路交通
 環境
共通
 エネルギーバリューチェーン
 農業
FIWARE独自
 スマートシティ
 金融
 社会&教育
 メディア
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03
欧州FIWARE
プラットフォーム連携
FIWAREはエコシステムで構築されたオープンソースベースのプラットフォームで様々な既存システムとの
連携を前提としている。自民党「デジタル・ニッポン2015 論点6.プラットフォーム連携」で指摘された「
Japan Social Infrastructure Platform」が欧州で実現されたことになる。
教育インフラ
国土強靭化(老朽化対策)
スマートウォーター
EUのFI-PPPが「FIWARE」として
2014年5月リリース
オープンプラットフォーム
交通インフラ/ITS
スマートエネルギー
位置情報(G空間)
防災・気象
アナリティクス
共生自律分散型
プラットフォーム
プラットフォーム
IaaS
通信機器/通信
エッジデバイス
パブリック・セーフティ
垂直ソリューション
モノ
図:自民党「デジタル・ニッポン2015 論点6.プラットフォーム連携」
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欧州FIWARE
03 スマートシティのアーキテクチャー
FIWAREのスマートシティは、産業構造委審議会が提唱する「データ駆動」を「コンテキスト・ブローカー」
として実装。汎用的な共通モジュール(GE:General Enabler)はオープンソースなので、日本でも使用
可能。ただし、デバイス周りのIoTセキュリティは未実装。
スマートシティのFIWAREアーキテクチャー
ポータル
ビッグデータ分析
中心的なモジュール「コンテキス
トブローカー」(データ駆動型)
既存の外部システム
IoTとのインターフェイス
都市のオープンデータカタログ
ID管理・認証機能
共通APIとしてNGSIが定義
され、それに従ってアプリケー
ションが構築される。
請求・支払い等会計処理
都市毎に異なるエネーブラー
汎用的な共通エネーブラー
CEP:複合イベント処理
IDM:IDマネジメント
IoTのエッジデバイス
出所: http://www.slideshare.net/SergioGarciaGomez/fiware-from-open-data-to-open-apis
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04
日本版IoTサービスプラットフォームの構築とエコシステム形成
国内での全体の流れ
先ずは、FIWAREを使った実証事業を始めて、日本独自の機能追加などの要件定義を行って、オールジ
ャパン体制でプラットフォーム構築。エコシステムに地場企業、中小企業、ベンチャー等を巻き込んで、
様々なサービスを実装し、国民のフィードバックを得て徐々に成長させる。
第5期科学技術基本計画
+スマートシティ等々
EUとの
仕切り
A1.実証分野の
エコシステム形成
A2.FIWAREベースの
実証事業
A3.実証事業の
国内展開
IoTサービス
プラットフォーム
適用分野
フィードバックによる集合知の形成
アイデアソン/ハッカソン等
コンソ B1.オールジャパンの
JV
プラットフォーム
ファンド
構築体制
C1.対象分野の
エコシステム形成
PPP B2.日本版IoTサービス
プラットフォームの
要件定義
PPP
C2.プラットフォーム上
でのサービス開発
B3.日本版IoTサービス
プラットフォーム構築
C3.プラットフォーム/
サービス運用
国民の声
D.フィードバック/
新たなアイデア
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日本版IoTサービスプラットフォームの構築とエコシステム形成
おもてなし、観光での展開
04
現在、各観光地で進むおもてなしの観光アプリをプラットフォームに乗せることで、高価なビッグデータ
分析機能や人工知能をエコシステムの誰もが使えるようになって発展する。それに加えて、各地のカメ
ラやセンサー網からのデータを使えれば新たな発想も生まれて全国で横展開できるサービスも生まれて
くる。
既存観光アプリケーション
個別に開発
プラットフォーム上の観光アプリケーション
乗せ換え
エコシステムによる新規アプリ
新規観光アプリ
新規観光アプリ
新規観光アプリ
新規観光アプリ
既存観光アプリ
既存観光アプリ
既存観光アプリ
既存観光アプリ
既存観光アプリ
既存観光アプリ
・・・・・
ビッグデータ分析、人工知能等々
スマホ
日本版IoTサービスプラットフォーム
ウェブ
観光者用無料WiFi網
観光者用無料WiFi網
各地のセンサー・カメラ網
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日本版IoTサービスプラットフォームの構築とエコシステム形成
農業での展開
04
TPPで強化が必要な農業分野では、高価なITの導入が遅れている。FIWAREのエコシステムでは100社
以上の欧州企業が支援を受けてアプリ開発をしており、同じ構造で日本も進められるはず。これにより
、農業ITの価格が下がり、かつエコシステムで様々なアプリの誕生が期待できる。
既存農業管理システム
個別に開発
プラットフォーム上の農業管理システム
乗せ換え
エコシステムによる新規アプリ
新規アプリ
新規アプリ
新規アプリ
新規アプリ
既存農業システム
既存農業システム
既存農業クラウド
既存農業システム
既存農業システム
・・・・・
ビッグデータ分析、人工知能、気象予測等々
センサー網
共通API:NGSIを使えば
FIWAREアプリも搭載の可能性あり
100以上
日本版IoTサービスプラットフォーム
プラットフォームに接続された
スマートセンサー・カメラ網
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日本版IoTサービスプラットフォームの構築とエコシステム形成
防災での展開
04
日本の防災システムは世界トップレベルだが、個別最適化されている。プラットフォームを統一して、様
々な情報を統一し、気象予測、交通渋滞予測、被害予測等の高度な機能がどの自治体にも提供でき
れば、さらなる進化が期待できる。
既存防災システム
個別に開発
エコシステムによる新規アプリ
新規アプリ
新規アプリ
新規アプリ
新規アプリ
既存警報システム
既存監視システム
気象情報
乗せ換え
既存総合防災システム
既存警報システム
既存監視システム
監視カメラ/
センサー網
防災通信網
プラットフォーム上のインフラ維持管理システム
・・・・・
気象予測、交通渋滞予測、被害予測等々
共通API:NGSIを使えば
FIWAREアプリも搭載の可能性あり
ただし、数個程度
日本版IoTサービスプラットフォーム
スマートセンサー・カメラ網
詳細気象情報
詳細交通情報
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04
日本版IoTサービスプラットフォームの構築とエコシステム形成
地方創生、まちづくりでの展開
地方創生等の先駆的取り組みを効率的かつ効果的に横展開し、現場の知恵や知識を集合知としてフ
ィードバックして進化させる。そのために官民のエコシステムを形成する。
日本版プラットフォーム
新たなアイデア創出
• 既存推進事業
• 新規事業
プラットフォーム
構築・運営
仕組みの構築
集合知の形成
フィードバック
集合知のフィードバック
エコシステム形成
現場の知恵や知識
さらなる横展開
取り組み実施
先駆的取り組み横展開
共通プラットフォー
ム乗せ換え
法律・制度上のフィードバック
出所:総務省ICT街づくり推進会議 2015.7.16
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日本版IoTサービスプラットフォームの構築とエコシステム形成
海外展開
04
FIWAREが欧州各国に開発・実行ノードを展開しているように、日本版IoTサービスプラットフォームも、各
国に展開可能であり、特にTPP域内では大きな機会が期待できる。
国内で練り上げたサービス
日本版IoTサービスプラットフォーム
FIWAREサービス
農業サービス
防災サービス
インフラ維持管理サービス
観光サービス
・・・
パターン1.サービス輸出
日本からサービス提供
パターン2.プラットフォーム輸出
プラットフォームごと輸出
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