(案)へのご意見に対する県の考え方(PDF:132KB)

いばらきグローバル化推進計画(案)へのご意見に対する県の考え方
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ご意見の内容
県の考え方
・県内の仕事に,県外から人間を連れてくるよりも,まず県内の優 ・県のグローバル化を推進するためには,様々な主体がそれぞれの
秀な通訳案内士を有効活用して県内経済の活性化を図るべきで
役割を果たしていくことが必要であり,通訳案内士を含む県民や
あることから,県に登録する「通訳案内士」の有効活用の視点を
事業者と連携・協力してまいりたいと考えております。
加えていただきたい。
・昨今本県の問題として批判されている,外国人技能実習制度につ ・外国人技能実習生の不当な取扱いや失踪等を防止するためには,
いて,分析・検討・解決へのアプローチが十分に述べられていな
実習生及び受入機関双方に対し,「人材育成を通じた国際協力」
いと思うので,その充実を望む。
という制度の趣旨の徹底を図る必要があることから,このための
取組を進めることとしております(計画案P21⑥,P22(2))。
また,外国人技能実習生がストレスなく,安心して暮らせるよう
にすることも,問題行動の防止につながると考えられますので,
外国人技能実習生が安心して暮らせる環境の提供や,地域住民等
との交流の機会の提供を進めることとしております(計画案P17
④)
。
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・外国出身者(帰化者,永住者,定住者等)に全く言及がないこと ・帰化者,永住者,定住者等の外国出身者が地域に溶け込み,安心
が大変残念。在住外国人は外国人留学生や技能実習生よりもグロ
して暮らすことのできる環境づくりは大変重要であると考えて
ーバル化環境づくりに大いに役立つ存在だと思うので,関係個所
おり,計画でも,こうした外国出身者については「様々な国籍や
に追加記載を。
文化的背景を持つ人々」として表現しております(P16④,P18
(その他,語彙表現等についてのご意見あり。)
①)。また,「7
グローバル化の担い手に期待される役割」の
「
(1)県民」については,本県に滞在歴の長い外国出身者も含
む者と考えております。なお,ご意見を踏まえ,(2)①「安心
して生活・活動できる環境の整備」に「相談体制の充実や多面的
な情報提供を図るうえで,県内に在住する外国出身者の経験やネ
ットワークを活用する」旨を追記するとともに,(3)①「海外
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ご意見の内容
県の考え方
とのネットワークの拡大」に「県内に在住する外国出身者の経験
やネットワークを活用する」旨を追記します。
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・我が家の敷地には使っていない家があるので,外国人の方に住ん ・現時点では,ご提案いただいた「使っていない建物」を活用でき
でもらい,活動の拠点としていただいてもいいと考えている。た
るようなイベント等は予定されておりませんが,参考にさせてい
だし車がないと身動きが取れないので,デマンドタクシーのよう
ただきたいと思います。
な方法も検討が必要。
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・イベントの情報をインターネットに掲載だけでなく、チラシや簡 ・
(公財)茨城県国際交流協会では,きめ細かな情報発信のため,
単なパンフレットにまとめ、分かりやすいように多国語で訳した
ホームページのほか,9言語(英語,中国語,ポルトガル語,タ
あと、定期的に外国人の住所に届けるなど宣伝を拡大して,各地
ガログ語,タイ語,スペイン語,韓国語,インドネシア語,ベト
域やエリアごとに集まれるようにすれば,外国人に茨城県民の暖
ナム語)による携帯メールでの情報発信を行っておりますほか,
かさを感じさせるとともに異文化交流もうまく進んでいけるで
多言語による生活ハンドブックを作成し,市町村の窓口にも配布
はないか。特に茨城県に転居してきた新規の外国人が市役所に登
しております。
録する際、民間文化交流の団体の紹介や必要な情報を提供したら ・各種情報を定期的に外国人に届けることに関しましては,今後,
助かるかもしれない。
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市町村とも連携し,効果的な方策について検討してまいります。
・法律的あるいは経済的に大きな悩みや問題に対してではなく,日 ・
(公財)茨城県国際交流協会では,
「外国人相談センター」におい
常の生活の基本的なアドバイスが必要(子どもたちのこと,日々
て,9カ国語(英語,中国語,ポルトガル語,タイ語,タガログ
の暮らしのこと,医療のことなど)。また,医療通訳ボランティ
語,スペイン語,韓国語,インドネシア語,ベトナム語)で生活
アについては,法律的保護や適切な金銭的補助が必要。
全般に関する相談を受け付けており,県内の在住外国人の使用す
加えて,県や市町村を超えて相談でき,多くの外国語で対応で
る言語の94%をカバーしております。また,住民に最も身近な
きる一本化した組織が必要。難しい少数言語でも,3方向会話を
自治体である市町村の役割も重要であることから,市町村の相談
実現すれば,物理的な距離は克服できると思う。
窓口担当者向けの研修を実施し,その相談体制の充実を支援して
まいります。
・なお,医療通訳ボランティアにつきましては,関係者の意見を聞
きながら,患者・通訳ともに安心できる体制・制度にするにはど
うしたらよいか検討したいと考えております。
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ご意見の内容
県の考え方
・ハラル認証の食材とレストランが少ない。イスラム圏からの観光 ・県では,観光事業者等を対象としたハラルに関するセミナーを開
客を呼び込むため,関連業界への教育も含め重要な事項。
催し,事業者への情報提供に努めるなどしてまいりましたが,ハ
ラル認証制度は国や地域によって異なるほか,人によってもハラ
ルに対する考え方が異なるので,県としては,機会をとらえ,使
用する食材や調理方法等について丁寧に情報開示するよう啓発
してまいりたいと考えております。
・なお,イスラム圏からの観光客を呼び込むため,県において,県
内のモスクやハラル食品を提供しているレストラン等について
独自調査を行い,英語の一覧表にして,海外の旅行業者等に提供
しております。
・これから外国語の教育が必要となる子供たちと海外からの研修生 ・県といたしましても,子ども達が様々な国籍・文化的背景を持つ
とが触れ合う機会を持たせることが必要。また,こうした機会を
人々と交流する機会を創出することは重要であると考えており,
持つための費用に対し,県からの援助があると助かる。
計画においても,県が様々な交流の場を創出することとしており
ます。(P16~17④)
・茨城には宿泊せず,他の観光地に行ってしまう海外からの観光客 ・県といたしましては,本県に潜在する地域資源を掘り起こし,地
が多いので,アニメ文化を伝えるミュージアムとか日本の武道を
域の人々が主体となって磨きをかけるとともに,受入体制の整備
伝える施設などが必要では。
や本県の魅力の積極的な情報発信などにより,海外からの観光客
の誘致に努めてまいりたいと考えております。
(P18②,P19②)
・若い外国人旅行客のため,料金の安い民泊の推進が必要。
・いわゆる民泊の解禁については,国による議論が行われている最
中であり,その動向を見守る必要があると考えております。
・パスポートの提示で,大洗のアクアワールドの入場料や笠間焼体 ・茨城空港を利用してアクアワールド大洗にご来館された方は,搭
験の料金の割引を受けられるようにしてはどうか。また,観光地
乗後3ヵ月以内の航空券の半券ご提示で入場料が半額となりま
間を結ぶ無料のシャトルバスを運行してはどうか。
す(平成 28 年3月 31 日まで)
。その他の施設においても,
(日本
人・外国人を問わず)団体向け割引等は行っておりますが,個人
の外国人観光客向けの割引や無料シャトルバスの運行につきま
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ご意見の内容
県の考え方
しては,ニーズを踏まえつつ,市町村や関係機関等に働きかけを
行ってまいります。
・現在海外に出店している日本のスーパーやコンビニエンスストア ・県ではこれまでも,事業者の商談会への参加や販売促進活動を支
などを利用し,日本や茨城の食材などをPRする実験店を設けて
援するとともに,海外からのバイヤー招へいなどを通じ,県産品
はどうか。
のPRを行ってまいりました。また,東南アジアにおいて,現地
の販売店を活用した県産品PRなども行ってまいりました。今後
も引き続き,県産品の販路拡大に積極的に取り組んでまいりたい
と考えております
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・現在,在住外国人に対する日本語教育は,ほとんどの地域でボラ ・県内の個々の日本語教室に対し県が直接関与することは,人的,
ンティアが無償で担っているが,経済的・時間的・知識的にも負
財政的にも困難なことから,県といたしましては,(公財)茨城
担が大きいこと,人材が減少・高齢化していること等の問題点が
県国際交流協会と連携し,日本語指導者の養成研修会等の実施な
あることから,行政の介入が必要ではないか。
どを通じた支援を行ってまいりたいと考えております。
・在住外国人は英語を理解する方ばかりではないことから,英語表 ・
(公財)茨城県国際交流協会では,これまでも,日本語指導者養
記等の対応のみではなく,「やさしい日本語」での対応の普及を
成講座や国際交流・協力ネットワーク会議等で,やさしい日本語
進めるべき。
に関する研修を実施しております。一方で,県内には,観光等で
短期間滞在する外国人も増えることが予想されることから,標識
等への英語併記も重要であると考えております。なお,ご意見を
踏まえ,
(2)①「安心して生活・活動できる環境の整備」
(P18)
に,
「やさしい日本語による対応の普及を図る」旨を追記します。
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