JENESYS2015 招へいプログラム (対象国:フィリピン,テーマ:文化)の記録 1.プログラム概要 「対日理解促進交流プログラム」の一環として、フィリピンの大学で国際交流を担当する 社会人 11 名が来日し、日本の政治、社会、歴史及び外交政策に関する理解促進や、日本の 魅力等の積極的な発信を目指し、9 月 28 日から 10 月 6 日までの 8 泊 9 日の日程でプログラ ムを実施しました。 2.参加国・人数 フィリピン 11 名 3.訪問地 東京都、愛知県、岐阜県 4.日程 9 月 28 日(月)成田国際空港より入国、来日時オリエンテーション 9 月 29 日(火) 【基調講演】明治大学 中邨章 名誉教授 「Contour of Government and Public Policy Making in Japan」 【学校交流】明治大学公共政策大学院ガバナンス研究科「留学生受入れの取り組み」 9 月 30 日(水) 【視察】江戸東京博物館、浅草寺、愛知県へ移動 10 月 1 日(木)~10 月 4 日(日)愛知県・岐阜県を訪問 愛知県: 【最先端技術視察】トヨタ工場、トヨタエコフルタウン、なごやサイエンスパーク (産業技術総合研究所) 【学校交流】名古屋大学 【地方自治体表敬】名古屋市 【歴史文化視察】国宝犬山城、有楽苑・国宝如庵 岐阜県: 【歴史文化視察】虎渓山 永保寺、鈴木藏氏 工房 【文化体験】住吉窯 陶芸体験 【ワークショップ】 10 月 5 日(月)東京へ移動 【最先端技術視察】日本科学未来館 【報告会】 1 10 月 6 日(火)成田国際空港より出国 5.JENESYS2015プログラム記録写真 フィリピン(文化)訪日団の記録 9/29【日本理解講義】明治大学 中邨章名誉 9/29【学校交流】明治大学公共政策大学院ガ 教授(東京都) バナンス研究科の留学生受入れの取組(東京 都) 10/2【学校交流】名古屋大学(名古屋市) 10/2【地方自治体表敬】名古屋市役所(名古 屋市) 10/2【最先端技術】サイエンスパーク・産総 10/3【日本文化体験】住吉窯作陶体験 研中部センター(名古屋市) (多治見市) 2 6.参加者の感想 ◆ フィリピン 社会人 日本には豊かな文化があります。それは時代が移り変わっても人々が習慣や伝統をどれほど 大事にしているかをみればよく分かります。日本の人々は正直できちんとしています。 さらに印象に残ったことは日本人がお互いを尊重しあい、配慮しあうことです。外国人に対しても 家族のように接してくれます。 日本での技術の躍進、集中的な研究システム、特に政府からのサポートには驚きました。 短い期間の滞在でしたが、こうした体験と感想を家族や職場の同僚にぜひ教えたいと思います。 きっと彼らも私と同様に日本に高い敬意をもつことでしょう。 ◆ フィリピン 社会人 「自然と敬意」。それが日本を国としてまとめる基本の考えであると思います。それが当たり前 のことのように暮らしの中に根ざしており、文化や伝統、芸術の中にはっきりと見てとることができ ます。けれどもそれは、未来に向かって進歩、向上することを阻むものではなく、むしろ日本人を 前へと駆り立て、誰もが知っていて賞賛する現在の日本へと発展させているものなのです。願わく ば、ここ日本にどっぷりと漬かった経験をいかし、この学びを手本として、日々の生活はもちろん、 何よりまず家族、そして社会、職場に浸透させていきたいと思います。 ◆ フィリピン 社会人 日本の人々が規律や秩序を守ることは賞賛すべきことで、私たちも見習うに値するものです。 そのことは、基本的だけれど非常に大切なことである交通ルールの遵守、適切なゴミの分別の遵 守にも現れています。たとえ車が来ていなくても、信号が赤の間、歩行者は横断歩道を渡ろうとは しません。街中のゴミは目立って少なく、ほとんどありません。 さらに顕著なのは、科学技術が進歩発展しても環境にやさしい技術や、街中や高速道路に沿っ て木々や植物を植えることを推進し、より良い環境のために配慮していることです。燃料電池自動 車、スマートハウスを提案するモデルハウス、電気自動車には驚かされました。 日本は豊かな文化をもっていますが、それを守り伝える努力も注目すべきことだと思います。 7.参加者の帰国後の発信内容 Our Findings Our Findings J - E- Japan’s culture - Learned the history of Japan, its tradition and practices, as well as societal and cultural values EEnvironment-friendly development - Visited Toyota City and Ecoful town, observed green architecture and Japan’s waste management system NNew experience - We were able to experience Japan’s tradition and practices and societal and cultural values Education - Japan university effective social safety nets, disaster preparedness management Academia- Government- Industry tripartite SSystematic - The delegates were able to experience the hightech transportation system * Kaizen 日本での気づき 日本での気づき 3 Our Findings Y- Young professionals * Equalizing access to quality and excellent education * Collaboration initiatives between Philippine universities and Japan universities * Multi-domain learning SSound research * Experienced state-of-the-art facilities * Learned the role of science and technology research in the development of the country and the involvement of private industries in these endeavors 日本での気づき アクションプラン 4
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