「 教 育 長 と 語 る 会 」 1月22日(金)、今年度3回目の「教育長と語る会」を開催しました。今回は、佐々町立口石小学校で、 サポートティーチャーによる授業支援やICTを活用した授業を参観した後、 日頃から子どもたちの健全育 成や子育て支援にご尽力いただいている佐々町社会教育関係者の皆様と、 「地域総ぐるみの子育てまちづく り」について、意見交換を行いました。 学校支援会議関係者による授業支援(口石小学校) 民生委員による丸付け 退職校長会による学習支援 語る会の様子 ~佐々町の子どもたちのために、現在取り組まれていることについてお聞かせください。~ 地域住民、保護者、学校の三者が連携し、佐々っ子を地域総ぐる みで育てる応援団を組織しています。町内約40団体の賛同を得 て、 「あいさつ日本一・マナーアップ運動」を活動テーマに、朝の 登校中の安全指導やあいさつ運動等に取り組んでいます。 小学校の総合的な学習の時間に、野菜づくりや梅干づくり、そし て家庭科の授業で、裁縫や調理実習の学習支援を行っています。ま た、運動会の佐々音頭の指導もしています。 小学校での田植え、 稲刈り指導や昔遊び活動の支援を行っていま す。また、収穫した米で、おにぎりパーティー(感謝集会)や餅つ き大会を開いて、児童と交流しています。 小学校6年生の算数の授業で、 サポートティーチャー活動を行っ ています。また、毎週木曜日に、3年生以上の約30名の子どもた ちを対象にして、放課後指導教室を開催しています。 毎週火曜日5・6校時の小学校の授業で、丸付け活動や学習支援 活動に取り組んでいます。また、夏休みのサマースクールでも、子 どもたちの個別指導を行い、 サポートティーチャーとして学習支援 活動に取り組んでいます。 ・大学生による小中学校の児童生徒への学習支援 (授業・サマースクール・放課後) ・図書ボランティアや清峰高校の生徒による小学校での読み語り 活動 ・清峰高校や佐々中学校生徒による小学校運動会での入場行進演 奏 ・PTAによる夕焼けウォーキングや親子陶芸教室 ・郷土史家による佐々町の歴史探訪 ・中学校伝統継承式における卒業生による講話 ~取組を通じての成果や課題、今後に向けての思いについて教えてください。~ ・佐々っ子応援団は、今後いかに仲間を増やしていくかが課題で す。応援団の10年後を楽しみに、あいさつ日本一を目指して、 熱い思いを伝え、多くの人を巻き込んで継続していくことが大切 であると考えています。 ・婦人会の活動に、PTAのお母さんたちを巻き込み、PTAと の連携を図るとともに、子育て中のお母さんに、子育ての楽しさ を伝えていきたいと思います。 ・町内の小中学校をまんべんなく支援していくためには、各団体 の協力を広げるとともに、団体に所属していない地域住民に対し、 自分の持てる力を活かす環境を整備していくことが大切です。 ・子どもたちに対し、メディア教育が必要だと考えています。メ ディア指導員の養成も含め、メディア指導を健全育成会の活動と して積極的に取り組んでいきたいと考えています。 ・子どもたちは、地域の方々からこんなに愛されて幸せです。若 い世代にも声をかけ、子育ての輪を広げていきたいと思います。 ・学習支援等の子どもたちとの関わりは、自分たちも大変楽しみ にしており、気分的にも若返る活動です。子どもたちから心のプ レゼントをもらっています。 ・学校だけでは、子どもたちの教育はできないので、佐々っ子応 援団の取組は、本町の自慢です。今後は、学校から発信した子ど もたちによる地域貢献が何かできないか考えています。 皆さまの取組をとおして、地域教育力や家庭教育力の向上が図 られることを大いに期待しております。また、今後も地域の子ど もたちを地域で見守り、地域で育んでいくためのネットワークの 核になっていただきたいと願っています。 皆さまのご意見を今後の教育行政につなげてまいります。 平成28年1月22日 長崎県教育委員会教育長 池松 誠二
© Copyright 2025 ExpyDoc