慶應義塾大学商学部 Keio University Faculty of Business and Commerce Global Passport Program 2016 年度 プログラム案内 1 この案内は、商学部 Global Passport Program(GPP)の概要、および応募、選考、履修、認証等をまとめています。 プログラムに応募、参加する際には本冊子を熟読し、期日までに必要な手続を行ってください。 1.Global Passport Program(GPP)の概要 ○GPP は英語で実施される選抜型プログラム GPP は、全学部の 3・4 年生を対象に、商学に関する専門科目を英語で実施する教育プログラムです。グローバル化し た社会の中で企業や組織が直面する諸問題を発見し、解決するための能力を養成することを目指しています。プログ ラムに参加を希望する場合には、選考に応募をして、合格しなければなりません。選考は、学業成績(GPA)、TOEIC スコ ア、および自己 PR 動画により実施します。より多くの学生に参加機会を与えるとともに、メンバーの学習成果を検証する ため、春学期・秋学期ごとに参加者の募集と選考を行います。したがって、継続的に参加してプログラムを修了するた めには、一定の成績を維持しなければなりません。 ○GPP のカリキュラムを構成する三つの柱 ①Passport Members’ Coursework GPP では、専門性の高いコースワークを提供しています。参加者は、商学研究科とのコードシェア科目(併設科目) を中心に、大学院イントロダクトリーレベルの講義科目を履修します。これらの科目は、商学部・商学研究科の専門領 域である経営、会計、商業、経済・産業分野から提供され、参加者の理論の修得と知的レベルの向上を目指します。 これらの科目の多くは、少人数形式で、ディスカッションとプレゼンテーションが組み込まれているため、高い教育効 果が期待されます。GPP を修了するには、これらの科目から 4 科目 8 単位を取得する必要があります。 ②Passport Members’ Workshops GPP では、さらに理論に即し、現実社会を強く意識した教育を実践するため、少人数形式(20 名程度)のワークシ ョップを必修としています。ワークショップでは、実践的な問題を、理論的観点から、そして、エビデンスを用いて解決 するプロジェクトを行います。ワークショップは、留学生も参加し、さらに、外部の専門化講師が担当しています。これ を通じ、多様性の高い環境下での適応能力、コミュニケーション力やリーダーシップの向上を目指します。 ③Passport Members’ Meetings 自ら経験することで学び、他者の経験からも学ぶ機会として、キャンパス内外で様々なアクティビティが提供されま す。例えば、オン・キャンパス・アクティビティとして、国際機関やグローバル化を推進する日本企業からゲストスピー カーを招き、講義・討論を通じて経験知を取得することを目指します。また、オフ・キャンパス・アクティビティとして、 企業、工場訪問等を通したフィールドワーク(体感型学習)や短期海外研修(GPP Overseas Field Trip)もあります。 2015 年度の海外研修では、サンフランシスコ(アメリカ)を中心に国際的に活躍する企業訪問や大学での研修を実 施しました。こうしたアクティビティは、グローバル社会で活躍するビジネスの現場を肌で体感することができる貴重な 機会となるでしょう。 2 ○GPP 修了者には、Global Passport Holder としての認証を授与 2 学期間 GPP に参加し、コースワークを 4 科目 8 単位、ワークショップを 2 科目 8 単位取得した者には、塾長ならび に商学部長よりプログラムを修了した証として、認証が与えられます。最短では 3 年次に授与されるため、就職活動に 役立てることも可能です。また、Honors Program (特に優秀な学生を対象としたプログラム)修了生としての実績がある ことにより、国内外の大学院進学時にプラスに働くと考えられます。なお、3 年次春学期からだけでなく、3 年次秋学期、 4 年次春学期からプログラムに参加しても、認証を得る機会があります。また、参加する 2 学期が連続する必要はありま せん。 2.プログラムへの応募と選考について GPP は選考を行うプログラムです。選考は毎学期行います。前学期に選抜されている場合でも、継続 するためには再度応募をし、選抜されなければいけません。選考には、所属学部の学業成績(GPA)、 TOEIC スコア、自己 PR 動画を用います。 1)募集人数 各学期 40 名程度 2)応募資格 以下二つの条件を満たしていること。 ただし、②の条件は 2014 年度以降に入学した商学部生のみに適用されます。 ①プログラムを履修する時点で本学の学部 3・4 年生であること(春学期応募時は進級見込み可)。 ②商学部における強化プログラム(英語)の認定科目〈1・2 学年配当〉のうち少なくとも2エリア(※1)から、合計 4 単位 以上を取得(※2)していること。 ※1 エリアとは、①総合教育セミナー、②自主強化科目、③強化プログラム認定科目に指定されたその他の総合 教育科目、④外国語教育研究センター設置科目、⑤国際センター設置科目を指します。 ※2 春学期応募時に限り、抽選等にもれ、対象科目が履修できなかったことにより応募時点で単位を取得できて いない場合、2016 年度春学期中に不足単位分を履修・取得することを条件に特別に応募を認めます。 3)応募方法 応募期間内に、以下の手続を行ってください。選考は毎学期行います。したがって、参加を継続するためには再度応募 をし、選抜されなければいけません。また、応募に際しては全ての手続が正しく完了していないと受理できません。 ①Web によるエントリー 所定のエントリー期間内に以下の URL よりエントリーを行ってください。 http://www.gakuji.keio.ac.jp/mita/sho/gpp.html ②TOEIC スコア、成績・履修に関する書類の提出 所定の期日までに学生部商学部担当窓口へ提出してください。 ※TOEIC スコアは、Official Score Certificate(公式認定証)のコピーを提出してください。ただし、春学期の応募 者のうち、2016 年 1 月 31 日に実施される公開テスト受験者は、応募期間内に Official Score が間に合いませ んので、TOEIC SQUARE(インターネット)で確認できるスコアのコピーを提出してください(その後、Official Score が到着次第、追加で提出してください)。 3 ※成績・履修に関する書類は、2014 年度以降入学した商学部生のみ提出が必要です。 上記「2」応募資格」の②の条件を満たしていることが分かるように、成績表のコピー、または(2015 年度秋学 期に取得見込みの科目がある場合には)履修中の時間割画面のコピー等で、対象科目にマーカーしたもの を提出してください。春学期の応募者のうち、所定の単位を 2016 年度春学期に取得見込みの者は、その旨 の文書を自身で作成のうえ、それを沿えて提出してください。 <TOEIC スコアの有効期限> 春学期: 2014 年 1 月 1 日~2016 年 1 月 31 日 秋学期: 2014 年 7 月 1 日~2016 年 7 月 31 日 ③自己 PR 動画の提出 自身で作成した自己 PR 動画(英語で 1 分以内を目安とし、ファイル形式は MP4)を提出してください。 PR すべき内容や提出方法等は Web サイトで案内します。 4)応募期間 2016 年度の応募期間は、以下のとおりです。指定の期間内に上記の応募手続が完了しない場合には、 応募を受理できません。 春学期 : 1.Web エントリー 2016 年 2 月 16 日(火)10 時~2 月 19 日(金)16 時 2.TOEIC スコア、成績・履修に関する書類(※)、および自己 PR 動画の提出 Web エントリー後、2 月 26 日(金)16 時まで ※成績・履修に関する書類は 2014 年度以降に入学した商学部生のみ提出 秋学期 : 未定 5)選考方法について 選考は学業成績(GPA)、TOEIC スコア、自己 PR 動画を用いて行います。GPA は前学期まで(2016 年度春学 期の選考は 2015 年度秋学期までの成績、2016 年度秋学期の選考は 2016 年度春学期までの成績)の学業 成績を元に算出します。 (GPA の算出方法) ①GPA 計算の対象科目 所属学部が規定する卒業要件にかかわる科目が対象となります。ただし、以下の科目は除外します。 ・本学で修得した単位と認定された授業科目(留学等により単位認定を受けた科目) ・「P」または「F」で評価される授業科目 ②GPA の算出方法 算出は次の計算式を用い、計算結果の小数点第 3 位を四捨五入した数値を用います。 GPA= 「A」の単位数×4+「B」の単位数×3+「C」の単位数×2+「D」および「★」の単位数×0 GPA 計算対象科目の総履修単位数 例)次のような成績の場合 成績 / Grade Mark A B C D ★ P F G 単位数 / Credits 40 32 16 12 6 2 2 8 計算対象科目 計算対象外(含めない) GPA=(40×4+32×3+16×2+(12+6)×0)÷106=2.716…≒2.72 4 6)選考結果の発表 選考結果は、各学期において以下のとおり発表します。 春学期 : 2016 年 3 月 14 日(月)16 時 秋学期 : 未定 ※結果は、以下の Web サイトで発表します。 URL : http://www.gakuji.keio.ac.jp/mita/sho/gpp.html 3.プログラムの履修について 1)Kick-Off Meeting について 各学期のプログラム開始時に、オリエンテーションも兼ねた「Kick-Off Meeting」を実施する予定です。 プログラムの参加者は、出席いただく必要がありますので、ご予定ください。 □春学期 : 2016 年 4 月 1 日(金)18 時 10 分~(予定) □秋学期 : 未定 詳細は、選考結果発表時にご案内します。 2)履修申告 履修申告は、各学部が指定する履修申告期間内に行ってください。履修申告の際には、各学期 Workshop 科目を必ず履修してください。また、各科目における学習量の負担を考慮し、各学期 Coursework 科目は2科目までの履修となる予定です。制限を超えて履修申告した場合には、履修申告の修正が必要 です。いずれも、各学部の設定する履修単位上限内で履修してください。特に秋学期の履修の際には履修 上限に注意してください。 なお、秋学期履修申告の場合、GPP 科目の追加履修のみが認められ、その他の履修科目の削除ができ ないことがあります。所属の学部により履修のルールが異なりますので、事前に各学部の学事担当窓口に 確認するようにしてください。 3)取得した単位の取り扱い 商学部生の場合、GPP に参加して取得した単位は以下のように扱われます。 ・Coursework 科目・・・「専攻科目Ⅲ類」の単位としてカウントされます。 ・Workshop 科目 ・・・「専攻科目Ⅳ類」の単位としてカウントされます。 ・Activity 科目 ・・・「商学関連科目」の単位としてカウントされます。 商学部以外に所属している学生の場合には、各学部の履修案内で確認してください。 【商学部生に対する Workshop 科目の単位取扱いの注意】 その他専攻Ⅳ類科目との複数履修について、以下のとおり扱われます。 ①「研究会」との履修について 「研究会」、Workshop 科目共に専攻科目Ⅳ類の単位になります。 ②「専攻演習 D/S」との履修について Workshop 科目を履修する場合、「専攻演習 D/S」は専攻科目Ⅳ類としては履修できません。 商学関連科目として履修してください。 5 4)開講予定科目一覧 2016 年度開講予定科目は次のとおりです(変更になる場合があります)。Coursework は一部科目で履修 人数の制限があります。また、履修の際に統計学や経済学などの前提知識が求められる場合があります。 ①Coursework 科目 科目 学期 単位 Advanced Academic Writing for Undergraduates 春 2 Advanced Study of International Economic Policy 春 2 Business and Strategic Management in Asia 春 2 Consumer Psychology in Global Markets 春 2 Development Microeconomics: Asian and African Countries 春 2 Domestic Tax Law(Comparative Studies on Tax Systems) 春 2 e-Marketing 春 2 Essentials of Regression Analysis Using R 春 2 Global Marketing 春 2 Globalization and Human Resources Management 春 2 Intermediate Financial Accounting 春 2 International Finance 春 2 Japanese Economy 春 2 Macroeconomic Aspects of Public Finance 春 2 Macroeconomics 春 2 Managerial Economics 春 2 Marketing Data Analysis 春 2 Organizational Analysis and Management Theory 春 2 Policy Implications of Globalization 春 2 Theoretical Study on Development, Trade and Environment 春 2 Air Transport Management and Policy Analysis 秋特集 2 Consumer Behavior and Marketing 秋 2 Corporate Governance in Major Countries 秋 2 IFRS Basic 秋 2 International Accounting 秋 2 International Business and Japanese Firms 秋特集 2 International Economics: Empirical Studies on Trade and FDI 秋 2 International Economy: Policy Implications of Globalization 秋 2 Introduction to Management Strategy 秋 2 Japanese Business and Society 秋 2 Japanese Capitalism and Entrepreneurship 秋 2 Japanese Corporations in the Global Economy 秋 2 Microeconomics of Taxation 秋 2 Organizational Architecture 秋 2 Policy Implications of Economic Integration 秋 2 Research on Marketing 秋 2 The Role of Culture in Communication 秋 2 6 ②Workshop 科目 科目 学期 単位 Passport Members’ Workshop D 春・秋 4 科目 学期 単位 Passport Members’ Workshop A 春 1 ③Activity 科目 5)成績について 成績は、通常科目と同様に評価・付与されます。商学部生の場合、成績評語は A・B・C を合格、D を不合 格とします。 4.プログラムの修了要件について 1)修了要件 プログラムを修了したと認められるためには、以下の条件全てを満たす必要があります。 ①GPP メンバーとして、2学期間参加していること。 ②Coursework 科目を4科目8単位取得していること。 ③Workshop 科目を2科目8単位取得していること。 2)修了者の発表 プログラムを修了者は、以下の日時に Web サイトで発表する予定です。 □春学期修了者 : 2016 年 9 月 5 日(月)17:00 □秋学期修了者 : 2017 年 3 月 10 日(金)17:00 http://www.gakuji.keio.ac.jp/mita/sho/gpp.html 3)認証の発行 修了要件を満たした者は、「Global Passport Holders」と認められ、塾長ならびに商学部長よりプログラム修 了の認証が与えられます。最短では 3 年次に授与されるため、就職活動に役立てることも可能です。さらに、 いわゆる Honors Program(特に優秀な学生を対象としたプログラム)修了生としての実績があることで、国内 外の大学院進学時にプラスに働くと考えられます。 7 5.その他 1)プログラムに関する問合せ先 本プログラムに関するご不明な点は、下記宛に問合せてください。 慶應義塾大学学生部学事グループ商学部・商学研究科担当 〒108-8345 東京都港区三田 2-15-45 事務取扱窓口 : 三田キャンパス学生部内(南校舎地下 1 階) TEL : 03-5427-1558 E-Mail : [email protected] (土日・祝日を除く 8:45~16:45) 慶應義塾大学商学部 Global Passport Program プログラム案内 2016 年 2 月発行 8
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