資料1−3 環境計画改定素案に係る意見集計 1 パブリックコメントにおける意見 NO. 1 最終 対照表 案 P P 章 1 1 − 追記 等 意見の概要 計画改定の経緯・趣旨に従前に策定された「計 画」の推進による成果等に関する記述が足りない。 環境を取り巻く動向に追記 ・農山漁村再生エネ導入促進法(H24) 5 2 ・平成28年4月からの電力小売全面自由化の実施 ∼8 ∼3 ・COP21の基本合意 ・宮崎県バイオマス活用推進計画(H25.4) 2 ∼4 県の考え方 計画の推進による成果などについては、19行目以 降に記載しています。このページでは「計画策定の 経緯・趣旨」を述べており、そのために必要な情報 については盛り込まれているという認識です。ま た、評価(反省)については、第2章の現状に記載し ています。 ○ 御意見を踏まえまして、追記します。 5 環境分野別の現状と課題に、COP21合意によ 12 − る所轄官庁からのガイドライン等への県としての対 応の追記 COP21での合意内容を反映した我が国の「地 球温暖化対策計画」は、今年度中に策定され、その 後、自治体向けのガイドライン等が提示される見込 みですので、現時点で県としての対応を記載するこ とは難しいです。 6 7 環境分野別の現状と課題の「5-1低炭素社会の構 12 − 築」、「5-6環境と調和した地域・社会づくりに」、 24 エネルギー管理システムの促進等の追記 御意見につきましては、第2章「5-1 低炭素社会 の構築」の(2)課題の「新エネルギーの一層の導入 促進(自立分散型、自家消費等)」に含まれるもの と考えています。 8 環境分野別の現状と課題の④適応策の、○関係機 12 − 関等の連携による∼の文頭に、「自治体及び」を追 加 御提案いただきました、「自治体」は、現行の表 記に含まれるものと考えています。 9 13 − 図2-3 温室効果ガスの排出割合(H24)をH25か H26のデータにできないか。 県内の温室効果ガスの算出に用いる統計資料は、 現時点では、H24の数値が最新となります。 地球環境、大気環境の保全の現状に温室効果ガス の記載がない。ここで言う地球環境とは、大気汚染 18 − 関係のみを指すのか。温室効果ガスの記載を本項で 述べるのか、別にするのか明確にするべき。少なく ともCO2濃度のレベル推移は記載した方が良い。 本項の地球環境とは、主にフロン類対策のことを 指しています。また、温室効果ガスについては、第2 章「5-1 低炭素社会の構築」に記載しています。 11 本県の水質は概ね良好とあるが、地下水の評価項 目に硝酸性窒素濃度は含まれているのか。この濃度 18 − が高いと、血液の活性酸素と結合して人体に悪影響 を及ぼす。安心して飲める地下水の水質保全の点 で、同項目が必要と考える。 硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素は、「地下水の水質 汚濁に係る環境基準」の項目に含まれており、評価 項目に含まれています。 12 20 21 オオクチバスは、ブラックバスまたはオオクチバ 4 ス(ブラックバス)としたほうが良い。21ページで はブラックバスとなっている。 名称については、「特定外来生物による生態系等 に係る被害の防止に関する法律施行令」における名 ○ 称を使用していますが、よりわかりやすくするた め、本文にオオクチバス(ブラックバス)と併記 し、21ページの写真はオオクチバスとします。 13 宮崎県版レッドデータブックは、更なるPRや本の 21 − 価格を下げる等、もっと県民の身近なものにするべ きではないか。 御意見を踏まえ、宮崎県レッドリストは県のホー ムページで無料でダウンロードできることや、宮崎 県版レッドデータブックは県立図書館や県内の各市 町村立図書館で閲覧可能であることを県民の方へさ らにPRしていきます。 14 15 ・環境保全活動の推進の実績として、宮崎エネル ギーパーク見学の記載が欲しい。また、未だにレジ 袋の有料化がなされていないなど、県民の省エネに 22 − 盛り上がりが欠ける。 ・環境保全活動の推進の課題に「家庭の省エネ推 進」の追記。 家庭での省エネルギー対策については、第4章の 「1-1 二酸化炭素排出削減」において、県としての 取組や県民に求められる役割を具体的に記載してい ますが、今後とも県民への周知を図っていきたいと 考えています。 なお、「宮崎県次世代エネルギーパークの活用」 については第4章「5-1 環境教育のために行動する人 づくり」に記載しています。 16 22 10 2 17 3 水辺の環境調査への参加者数が増加傾向とある 5 が、H26に激減している要因は何か。理由を明記した ○ 御意見を踏まえ、該当部分を追記します。 ほうが良いのではないか。 平成32(2020)年度の宮崎県の姿について、今後 26 も太陽の国というように素晴らしい宮崎のイメージ − ∼30 を損なわないようにわずかなことでも積極的に取り 組んでいく必要がある。 1 御意見のとおり、一人ひとりの積極的な取組が、 本県の環境を守る上で非常に大切であると考えてい ます。 NO. 最終 対照表 案 P P 章 18 ∼ 21 県の考え方 平成32(2020)年度の宮崎県の姿について、 「ほとんどの家庭で太陽光発電システムが設置」は 困難と考える。現状での普及状況を知りたい。 また、多様な再生可能エネルギーの導入を取り入 れた計画にした方がよいのではないか。 太陽光発電は、環境のために設置したいが、①日 28 − 照の問題、②設置場所、③設置費用、この三点の問 題があるし、集合住宅等には事実上設置できない。 買取制度の原資は電気料金に賦課される賦課金制 度で成り立っており、設置できない人も支払ってい ること、メガソーラーなども資産活用が最大の目的 となっていることに割り切れない思いがする。行政 が積極的に推奨するのはいかがなものか。 太陽光発電は、全国トップクラスの日照環境を誇 る本県の地域特性を活かせる再生可能エネルギーと して、県としても導入を推進しています。 なお、「ほとんどの家庭が太陽光発電システムを 設置」の記述は、平成32年度の目指すべき姿です。 本県は平成27年8月末現在、住宅用太陽光普及率 7.2%となっており、全国的にみても導入が進んでい ます。 低炭素社会の実現には再生可能エネルギーの導入 が不可欠であること、住宅用太陽光発電システムは 一般家庭でも比較的導入しやすいことから、長期的 な目標としてこのように記述しています。 木質バイオマスエネルギー利用や木材の輸出等に より木材の不足、植裁後の遅成長、後継者不足な ど、バイオマスエネルギーの推進によっての弊害を 埋めるだけの計画が物足りない。 御意見にあります「木材の不足」、「植栽後の遅 成長」については、第4章「1-3 二酸化炭素吸収源 対策」の①森林資源循環システムの確立等の推進、 「後継者不足」については、同章「6-1 環境にやさ しい地域・産業づくり」の③環境とともに歩む循環 型農林水産業の推進等により取り組むこととしてお り、今後とも必要な対策にしっかりと取り組んでま いります。 低炭素社会の構築、再生可能エネルギー等の利用 8 促進について、「蓄エネ」や「太陽熱利用」の推進 についても記載して欲しい。 御意見を踏まえまして、第4章「1-2 再生可能エ ○ ネルギーの利用促進」の(1)施策の方向の項目に追 記します。 22 28 − 23 ∼ 25 28 38 3 追記 等 意見の概要 26 4Rの取組の定着でも良いのだが、4R+Rep 28 − air(リペア)修理して長く使い続けるを加えた 5Rを推進すべきと考える。 県ではRepair(リペア)をReuse(リ ユース:再利用)の取組の一つとして捉え、「4 R」としてごみ減量化に取り組んでいます。 例えば、「まちの修理屋さん」事業として、近所 にある修理屋さんを利用しやすい環境を作り、壊れ たものをすぐに捨てず再利用していただくことを目 的とした取組を展開しています。 このように、県としては、リペアを含めた「4 R」を県民に定着させ、更なるごみの減量化等に取 り組んで参ります。 27 28 平成32(2020)年度の宮崎県の姿や、環境分野別 28 − 施策の展開に、「リサイクル」とバランスを取りな 32 がら、「バイオマス活用推進」の記載が欲しい。 バイオマス活用については、エネルギー化に関し ては、第4章「1-2 再生可能エネルギー等の利用促 進」の中で整理しています。また、資源の有効活用 等に関しては、第4章「2-1 4Rと廃棄物の適正処 理の推進」の「地域資源の有効活用の推進」の中で 個別に記載しています。 29 温室効果ガスの削減目標について、COP合意に 基づき2020年以降は5年毎の削減目標の見直し等が行 31 − われることを考え、例えば今後の国際合意の動向も 踏まえて、必要があれば5年毎に改定するなどの記述 を付記してはどうか。 本計画は平成32(2020)年までの5か年の計画となっ ています。5年後に必要に応じ、目標の見直しを行っ て参ります。 30 − − − バイオマスの活用についての基本スタンスを示し て欲しい。 バイオマスに関する基本スタンスとしては、食品 や木材等で利用できなかった部分は、まずは、第4章 「2-1 4Rと廃棄物の適正処理の推進」の「地域資 源の有効活用の促進」の中に記載しているとおり、 飼料化、堆肥化等の資源化を図り、次に「1-2 再生 可能エネルギー等の利用促進」に記載のあるとお り、エネルギーとしての利用を図り、最後に、利用 されず残ったものについては、廃棄物として適正処 理する必要があるものと考えています。 31 二酸化炭素等排出削減について、これ以上できな いくらいに省エネに取り組んでおり、家庭での省エ ネにも限界がある。九州エコライフポイントでは、 35 − 現行の前月比3か月間の電気使用量検針票だけの評価 方法だけでは2年目以降に評価されにくい。標準家庭 の電気使用量との比較による評価も必要。 御指摘のとおり、家庭における電気使用量の削減 率は年々頭打ちになる傾向にありますので、継続し て取り組む方の適切な評価方法については、いただ いた御意見を参考に九州各県とも協議して参りま す。 32 地球温暖化防止活動推進員は、各市町村の担当と つながりがなく、地域住民とのパイプがない。市町 村の温暖化防止イベントも日常的な推進員との連携 35 − がなければ協働はうまくいかない。県の温暖化防止 活動の流れが、各市町村を通じて推進員に伝わるよ うにするべき。推進員は県からの委嘱は受けている が、ほとんど住民には知られていない。 地球温暖化防止活動推進員の活動支援について は、地球温暖化防止活動推進センターを中心に行っ ており、市町村を含む関係機関との連携と合わせま して、今後も引き続き実施して参ります。 個人的に団体を立ち上げ、環境教育やイベント等 を行っているが、自治会での関心は高くない。個人 の呼びかけには限界があり、行政の後押し等の施策 が欲しい。 地域からの地球温暖化防止活動に係る啓発活動は 重要であると考えていますので、地域の地球温暖化 防止活動推進員や地球温暖化防止活動推進センター と連携を図りながら、支援して参ります。 33 4 35 − 2 NO. 最終 対照表 案 P P 章 追記 等 意見の概要 県の考え方 34 最近台風の進路が昔と異なったりするなど気候変 35 − 動を実感している。地球温暖化によるものではない かと思うので、低炭素社会の必要性を感じている。 御意見のとおり、低炭素社会の実現は重要である と考えています。第4章「1-4 適応策の推進」に記 載のとおり、県内での気候変動の影響の把握に努め て参ります。 35 35 − 夏の高温の影響でエアコン使用を勧める動きにあ るが、適正な温度調整をせず、低すぎる冷房や高す ぎる暖房が特に事業所で見受けられる。設定温度に ついてもっと啓発しても良いのではないか。 エアコンの設定温度については、クールビズや ウォームビズの取組と併せまして、引き続き啓発に 努めて参ります。 36 「インセンティブ」や「モーダルシフト」という 35 言葉は、一般の県民にはわかりにくい表現ではない − 36 かと思うので、解説を付けるか、日本語にして欲し い。 37 38 一般県民や企業の車によるアイドリングが多い。 企業での職員研修に環境教育を含める取組を推進し 36 − たり、公共施設等での注意喚起、啓発の垂れ幕や看 板設置など、具体的な方策が必要。 アイドリングストップは、第4章「1-1 二酸化炭 素等排出削減③に記載のとおり、条例に基づき、励 行指導を行うこととしており、家庭や企業につきま しても同様に取り組んで参ります。頂いた御意見に ついては、今後の取組の参考とさせていただきま す。 39 各主体に求められる役割について、特に県民・団 36 − 体の役割に実行困難な事柄が多く、環境指標(数値 目標)との関連性が分かりにくい。 実行困難な取組については、環境指標との関連も 含め、広報活動等を通じて、わかりやすく周知して 参ります。 40 再生可能エネルギー等の利用促進について、食品 系廃棄物、下水汚泥、畜産系廃棄物等のバイオマス 38 − を(必要に応じて)複合的、広域的に資源・エネル ギー化するバイオマス活用をより一層推進する。を 追記。 御意見につきましては、下水汚泥バイオマス等を 含むバイオマスエネルギーにつきましても、再生可 能エネルギー等の利用拡大に向けた調査研究の推進 項目の一つとして、取り組んで参ります。 41 41 − ・「4Rの推進と地域性を活かした循環型社会の形 成」の、「未だ再生利用や低利用の循環資源に着目 し」の後に、「食品廃棄物」、「下水汚泥」、また は「バイオマス」を追記。 4 42 43 44 45 適応策の推進について、今回初めて取り入れられ た考え方なので、県民として具体的に何をしたらよ いのか分かりにくいところだが、通年でクールビ ズ・ウォームビズに取り組みたいと思う。 45 − 47 ・地域資源の有効活用の促進について、「食品系廃 棄物、下水汚泥、畜産系廃棄物等のバイオマスを (必要に応じて)複合的、広域的に資源・エネル ギー化するバイオマス活用をより一層推進する。」 を追記。 46 − ∼49 ・都城地域では、昨年4月よりゴミの分別方法が変更 になり、殆どのプラ系も燃やせるゴミになった。ゴ ミ削減の意識が希薄してきたように思うが、常に4R の意識をもち、実践したい。 ・一行政が、プラ等も焼却し今までリサイクルを実 戦してきた意味が問われる。数値目標の再生利用率 を上げ、最終処分率を下げる目標に逆行しているの ではないか。 ・これまでの事業者、行政、環境団体のレジ袋削減 の取組によるノーレジ袋の準備啓発期間は終了し、 これからは具体的な削減のための期間に入るべきだ と思う。 ○ わかりにくい用語については、参考資料として巻 末に用語解説を掲載します。また、重要な用語につ いては、脚注を付けるなど、わかりやすい構成とな るようにします。 低炭素社会の構築を図るためには県民一人ひとり の取組が重要ですので、第1節「低炭素社会の構築」 の「各主体に求められる役割」に記載している事項 を参考にした取組をお願いします。 第4章「2-1 4Rと廃棄物の適正処理の推進」の 「地域資源の有効活用の促進」の中で個別に記載し ているとおり、廃棄物をバイオマス原料として利活 用することについて推進して参ります。 一般廃棄物の分別については、処理責任者である 市町村により定められています。 県としては、今後もごみ減量化やリサイクルの推 進に向けた取組や普及啓発等を行うとともに、それ ぞれの市町村の実状を考慮した上で、廃棄物のリサ イクルがこれまで以上に実践されるよう支援して参 ります。 県ではRefuse(リフューズ:もらわない) の取組として、レジ袋の利用削減を目的としたマイ バッグ持参運動を推進しているところです。近年、 県内の事業者には自主的な判断でレジ袋有料化に取 り組むところもあります。 このような動きを踏まえ、県としては引き続き、 マイバッグの持参によるレジ袋の削減を含めたごみ の減量化等の重要性について、普及啓発に努めて参 ります。 46 47 46 − 48 汚水処理場で安価販売している乾燥肥料は臭いが きつく住宅地のガーデニングなどには不向き。生ご 47 − みや剪定枝などと堆肥化してはどうか。焼却するの は資源の無駄に思える。 一部の市町村では、生ごみを分別回収し、堆肥化 施設で肥料等にリサイクルし、焼却施設では発生し た熱を発電施設や温浴施設で利用しています。 県としては、引き続き、市町村のこのような取組 を支援して参ります。 49 学校の机や椅子はいつからパイプやスチール製に 51 − なったのだろうか。環境にも優しい杉材など使われ ると需要が伸び、木材事業も活気が出ると思う。 一般的には昭和40年代からスチール机に変わっている ようですが、県ではスギ製の学校用の机や椅子の導入 に取り組んでおり、今後ともこのような取り組みにより木 材の利用を推進して参ります。 ・リフューズを推進するにはスーパーのレジ袋の有 料化を薦めるべきと考える。無料でレジ袋を提供さ れてはマイバック持参も伸び悩んでるかと思われ る。 3 NO. 最終 対照表 案 P P 章 追記 等 意見の概要 県の考え方 50 冬場に一番気にしていることは、PM2.5のこと。外 国からの影響もあり県単位の対策には限界があると 思うが、HP「みやざきの空」は閲覧している。外出 時前に見ることが多いのでスマホなどでも見やすく 54 − なると助かると思う。 また、車なしでは生活できない地域に住んでいる ので自分が出来ることは、アイドリングストップ、 エコドライブ、楽しんで自転車を利用することだと 思っている。 県民の皆様により気軽に閲覧いただけるよう引き 続き、「みやざきの空」の改修など、情報発信の方 法について検討して参ります。 また、自動車排出ガスもPM2.5の発生源とな ることから、御意見のとおり、アイドリングストッ プを促進するなど、県民の皆様一人ひとりが実践で きる身近なことにも、引き続き取り組んで参りま す。 51 PM2.5についての記載があるが、この問題は本県で も顕在化すると予想される。貰い公害の際たるもの で、迷惑この上ないものだが、一県でどうこうでき る内容ではない。 県の計画ではあるが、環境問題には県境や国境に 54 − こだわっていたのでは解決できない問題もある。国 への働きかけを強化し中国などに改善方を強く要求 するよう要望する事が大切。また、大陸に一番近い 九州各県と連携して、大気汚染の防止改善に努める という観点もあって良い。 国によると、PM2.5は特に九州地方において 越境汚染の寄与割合が高いことが推計されており、 今後も引き続き全国知事会等を通して、越境汚染対 策について国へ要望して参ります。 また、九州各県とは注意喚起等の情報共有を図っ ており、引き続き連携して参ります。 水質汚濁防止対策の立入検査については、抜き打 ち検査にするべき。(連絡をすると不正な手段でそ の時だけ排水基準に適合させるような事業者がい る) 水質汚濁防止法第22条第1項に基づく立入検査を 実施する場合は、通常の操業状態や汚水処理状況等 を把握する趣旨から、事前通知は行わないことが望 ましいと考えています。 しかしながら、届出内容との照合や採水時間等を 勘案して事業場担当者の立ち会いが必要な場合や、 畜産業での感染症拡大防止への配慮が必要な場合等 は事前通知を行い、立入を実施しています。 52 56 − 53 浄化槽法第11条検査の受検率は上昇してきている ようだが、未だ52.2%というのが現状。さらに受検 率を増やすために指定検査機関を現行の1社ではなく 56 − 他の条件を満たした機関にも開放するべきではない か。(受検率の高い岡山県では複数の機関が指定さ れている) 指定検査機関の指定については、指定の基準とし て、職員、設備、検査業務の実施計画が適切である かや、経理的・技術的基礎を有すること等が法令で 定められています。 新たに検査機関の指定について要望があった場合 には、これらの要件に適合しているかを確認すると ともに、現在の検査体制などを勘案して適切に対応 して参ります。 54 都城盆地硝酸性窒素削減対策の推進について、都 57 − 城以外の地域には問題がないのかを明確にした方が 良いのではないか。 地下水の硝酸性窒素等の濃度については、都城盆 地以外の地域でも環境基準を超過する事例がありま すが、都城盆地は、水道水源をはじめほとんどの用 水を地下水に依存し、また、宮崎県及び鹿児島県の 両県にまたがる広い地域でもあることから、宮崎 県、鹿児島県、盆地内の2市2町、JA等の関係団体 等で連携しながら様々な対策に取り組んでいるとこ ろです。 55 都城盆地硝酸性窒素削減対策の推進について、こ の問題は以前から出ていた事で一向に対策を打ち出 57 − されていないと思われる。畜産・農業事業者、団体 への指導が弱いのではないか。 「都城盆地硝酸性窒素削減対策基本計画」に基づ き、家畜排せつ物対策、施肥対策、生活排水対策を3 本の柱とした「都城盆地硝酸性窒素削減対策実行計 画」を策定し、家畜排せつ物については、不適正管 理の未然防止や処理施設の整備推進、適正施肥の推 進等の様々な対策に取り組んでいるところです。 56 ミツバチなどの昆虫に関する施策が見られない。 生物多様性の確保は、昆虫も含めた生き物ととらえ 62 − るべき。ミツバチの群れの消滅問題が顕在化してい る。また、各主体に求められる役割に、農薬に対す る取組を記載するべきではないか。 4 御指摘につきましては、「生物多様性の保全」に 係る施策を実施するための個別計画である「みやざ き自然との共生プラン(生物多様性みやざき戦 略)」において、施策等が反映されているものと考 えます。 57 生物多様性の確保について、重要地域の保全に は、自然公園やユネスコパークなどだけでなく、市 民の森などの都市公園を含めるべき。市民の森で 62 − は、低木層が伐採されたことでウグイスが生息でき なくなった。都市公園整備や管理にも生物多様性の 視点を取り入れるべき。 58 健全で多様な森林づくりについて、森林環境税に 64 − ついて、限度額を75万円から引き下げることで、助 成率を50%から75%に戻して欲しい。 森林環境税の地域意見交換会において、ボラン ティア活動をされている多くの皆さまから同様の御 意見をいただいたところであり、来年度に向けて は、限度額や補助率を含めた事業内容等を再検討し ていきたいと考えています。 59 海岸林の整備について、津波対策としての視点が ない。海岸線が長い本県にとって、海岸林をどのよ うに整備するかは県民を守る立場から最も重要。マ ツだけの単体林とマツを含めた広葉樹林からなる混 64 − 合林とで、津波の衝撃をどれだけ減少できるのか検 討すべき。混合林の方が減災に役立つと考える。現 在マツを保護する名目で低木層や草が毎年伐採され ているが、津波被害の減災に役立つとは思えない。 海岸林の具体的な整備を取り上げるべき。 海岸林の整備方法については、平成26年3月に策定 した宮崎県の海岸防災林整備方針に基づき、各地区 の海岸林についての造成、保育の方針について、個 別に検討しながら整備を進めているところです。 御指摘のありました津波対策としての視点は重要 ですが、環境計画における生物多様性の保全の観点 からは関連性が薄いため、このままの表現にしたい と考えます。 4 NO. 章 最終 対照表 案 P P 追記 等 意見の概要 県の考え方 60 「河川に生息・生育する生物は河川に特有な自然 環境に依存していることを考慮し、各河川に特徴的 66 − な自然環境の保全・再生に努めます。」について 文の最後に、「特に貴重な河川においては適切な管 理を推進します。」の文言を追加してはどうか。 61 生物多様性の視点から、先生や保護者に関心を もってもらうための具体的な項目がない。環境教育 70 − を推進するなら、生物多様性について優しくまとめ ∼74 た副読本が欠かせない。福岡県は作成し配布してい る。 御意見につきましては、今後の施策の参考とさせ ていただきます。 なお、第5節に具体的な項目は記載しておりませ んが、県では平成27年3月に「みやざき自然との共生 プラン(生物多様性みやざき戦略)」を策定し、生 物多様性の視点での環境教育を推進するため、県民 に分かりやすい普及啓発に努めているところです。 62 環境教育に貢献したいと研修を積んでいるが、学 70 校等へ働きかけてもなかなか機会をもらえない。カ − ∼74 リキュラムとして組み込む等の施策をお願いした い。 第4章「5-1 環境教育の推進」において、学校等 における環境教育について記載しているとおり、教 育現場での環境教育を推進するとともに、県民の一 層の環境保全意識の醸成に努めます。 63 環境アドバイザー自体の指導力・教育をもっと向 70 − 上させなければ、単なる物知りの集まりと勘違いさ ∼74 れると思う。 第4章「5-1 環境教育の推進」の③に記載してい るとおり、環境保全アドバイザー等を対象とする研 修会等を開催し、指導力の向上を図ります。 64 使い捨てが当たり前の時代に生きる子供達に4R の精神を理解させるのは非常に難しい。教科の中で は小学校4年生の社会科の授業で「ゴミ」についての 70 単元があり、ゴミの種類等について学んでいる。ゴ − ∼74 ミの減量が環境と深く関わっていることを理解させ るためには、ゴミが発生するメカニズムなど多岐に わたる内容を買い物の模擬体験等を通じて学ぶこと が必要。 豊かな環境を次世代に残していくためには、一人 ひとりの環境保全の意識を高めるとともに、積極的 な環境保全のための行動を実践することが求められ ます。 御指摘のとおり環境問題は複雑多岐に渡ることか ら、様々な視点から考察し、解決に向けた取り組み が必要です。 県では、環境保全のために行動する人づくりに不 可欠である環境教育及び環境保全活動の継続的な実 施に力を入れて取り組んで参ります。 65 環境先進国のドイツでは、1971年に政府が環境を 意識した行動を教育目標に掲げ、徹底した環境意識 の向上を図ってきた。環境教育は総合的な「環境マ インド(意識)」の中で醸成されるもの。学校にお 70 ける環境教育と併せ、大人も一緒に学ぶべき問題と 4 ∼74 − して提起し、生涯学習の大きなテーマの一環として とらえることが大切。環境教育に即効性を求めるの ではなく、「環境マインド」を持った人間をより多 く育てるという視点に立ち、環境行政に取り組む必 要がある。 本計画に記載している「自然環境の保全」につい ては、希少種の保護や特定外来種の除去も含まれて おり、御意見の趣旨に一致していると考えます。 第4章「5-1 環境教育の推進」において「子ども から高齢者まで、ライフステージに応じた環境保全 意識を醸成するため、生涯学習としての環境教育を 推進します」と記載しているとおり、県民の皆様の 意識改革のため、今後とも環境教育の推進を図って 参ります。 66 ライフステージに応じた環境教育推進、生涯を通 した環境学習は至言と思う。 具体的な教育啓蒙として、「生物多様性」「4R」、 「森林管理・保全」等のキーワードは各所で挙がっ ているが、電力小売りの全面自由化の時代を迎え、 今後は「エネルギー管理システム EMS」の環境教 70 − 育」が重要になると思われる。このEMS教育啓蒙を通 じて、省エネやCO2排出抑制が一段と加速すること を期待する。次世代エネパークの記述で、「エネル ギーへの理解を深める」の後尾にでも、エネルギー 管理システムについて簡潔な記載を入れて頂きた い。 御指摘いただいたとおり、エネルギーに関する環 境教育は非常に重要であると考えますので、第5節 「5−1 環境教育の推進」の④に記載していると おり、次世代エネルギーパークの活用等により、エ ネルギー管理システムを含め、県民のエネルギー問 題への理解を深めて参ります。 67 環境情報センターの活用を推進するための情報提 供、発信を拡大させるべき。また、環境保全アドバ 71 − イザーを活用した体験活動をアピールして欲しい。 アドバイザー資質向上のための研修も必要ではない か。 第4章「5-1 環境教育の推進」に記載していると おり、県政番組やホームページ等の情報媒体を用い て、環境情報センターの周知を図るとともに、環境 保全アドバイザー等を対象とする研修会等を開催 し、指導力の向上を図ります。 68 71 − 川遊びや木育で工作するなどの林間学校的な企画 があると良いと思う。 川南遊学の森での自然体験活動や学校や地域が行 う森林環境教育等への支援を実施しているところで あり、引き続きこれらの取組を進めて参ります。 69 ひなもり台県民ふれあいの森を活用した森林環境 71 − 教育を充実して欲しい。 本計画において、「ひなもり台県民ふれあいの 森」などを森林環境教育の実践フィールドと位置づ けています。多くの方に森林とふれあう機会を継続 して提供していけるよう整備を図っていくととも に、利用促進を行っていきたいと考えています。 70 おもちゃや建物に木材が使用してあると気持ちが 安らぐので、出来るだけ木製品を選びたいと思う。 72 − 最近県森林林業協会で「からからつみき」など木製 品を借用出来ると知ったので、イベントで活用した いと思う。 県では、木の良さや利用することの意義について理解 と認識を深めるなど「木づかい」の推進に取り組んでお り、その中で、県森林林業協会も木育活動に取り組んで いるので、積極的に活してください。 5 NO. 最終 対照表 案 P P 章 71 72 15 追記 等 意見の概要 「再生可能エネルギー等の利用が地域経済の循環 の促進を図ることにつながること」や、「地域経済 の循環を図ることが低炭素社会の構築につながるこ と」について、関連性を説明した方が良い。 5 80 6 計画の進行管理を「県・市町村」の主な役割とす る印象が強く、環境行政のエキスパートとして先頭 89 − を切って引っ張って行くという姿勢が感じられな い。 計画期間毎に推進強化項目を決めて進行管理 を行ってはどうか。 ○ 県の考え方 再エネ利用と地域経済循環との関連性についてP82 (1)プロジェクトのねらいのところに、追記しま す。 県も、進行管理だけではなく、一事業者として、 例えば第4章「1-1 二酸化炭素等排出削減」②の業 務部門における二酸化炭素等排出削減対策の取組を 推進し、職員一人ひとりの取組を行って参ります。 また、推進強化項目としては、第5章の重点プロジェ クトを、今後5年間、特に重点的に取り組むこととし ています。 73 − 環境指標(数値目標)について 90 これまでの取組結果が順調なところとそうでないと − ∼93 ころがわかりやすい。今後も啓発活動が必要だと思 う。 74 − 環境指標(数値目標)について、光化学オキシダ 91 − ントの目標値(H32)100%が非現実的。もっと現実 的な数値にしてはどうか。 御意見のとおり、越境汚染の影響等を考慮する と、光化学オキシダントの環境基準達成率100%とい う目標値の実現は簡単ではないと考えていますが、 県民の皆様の健康を保護し、生活環境を保全するた めにも、環境基準達成率100%を目指して取り組む必 要があると考えています。 75 − 環境指標(数値目標)について、環境みやざき推 93 − 進協議会参加会員数の目標数が1,000団体というの は、厳しいような気がする。 第4章「5-2 環境保全活動の推進」の②に記載し ているとおり、各主体が協働して環境保全活動に取 り組む環境みやざき推進協議会への支援を行うこと 等により、会員の拡大を図ります。 ・環境計画が絵に描いた餅にならないように、具体 的な取組を行ってもらいたい。 目標値の達成に向けて、今後とも啓発活動など 様々な取組を行って参ります。 本計画の施策に基づく様々な取組を実施して参り ます。また、第6章「計画の推進」にありますとお り、毎年の進行管理を行い、県環境審議会に報告す るほか、ホームページなどを活用して公表します。 76 − 77 − 78 − − 県民としてすべきことが分かりやすいように、具 − 体的で身近に取り組めることをまとめた冊子などが あると良いと思う。 環境計画の概要版は作成していますが、別途、省 エネ活動などに役立つパンフレットの作成について も検討して参ります。 79 − − 各項目で、各主体に求められる役割を明確にして あり、取組を実践しやすい。大気について、有害物 質情報がホームページで見られるのは良いことであ り、有効に活用できると思う。生物多様性の確保に ついては、人間と自然が共生できる里山づくりにつ − いての記載があり、5年後の取組結果が楽しみ。環 境教育では、ライフステージに応じた環境保全意識 を醸成するために、生涯学習として環境教育を推進 することは良い方針だと思うが、環境活動への取組 は個人差が大きく、難しい問題でもある。 御意見のとおり、環境活動の取組は個人差が大き いため、より多くの人に取り組んでいただくための 取組を継続して参ります。 80 − − 地球温暖化など地球規模の環境問題が一層深刻化 − している中、環境計画を適宜見直すことは大変意義 あることと考える。 平成22年度に現行計画を策定して以降、地球温暖 化問題や再生可能エネルギーの普及状況など、本県 の環境を取り巻く状況は変化しており、今回の改定 を行うこととしました。 − 環境計画を作っても街の都市公園は都市計画課が 担当するため、人優先の公園づくりや管理が行われ る。特に公園管理が指定管理になってから低木層や 草のない公園になり、野鳥が少なくなっている。縦 − 割り行政の弊害であり、生物多様性の視点を欠いて いる。南海トラフ巨大地震による甚大な被害予測を 踏まえての海岸線の緑地帯をどうするかや、都市公 園で野鳥との共生をどうするかといった視点を取り 入れるべき。 御指摘につきましては、都市公園の整備や適切な 維持管理を行うことで、市街地における緑の保全と 緑化推進に努めるとともに、「みやざき自然との共 生プラン(生物多様性みやざき戦略)」において、 施策等が反映されています。 また現在、各公園の特徴を踏まえた、公園毎のコ ンセプトを設定しており、これに基づき指定管理者 が管理運営にあたっています。 このことから、各都市公園において生態系に配慮 した植栽管理に努めたり、多様な生物が生息する干 潟及び池においては環境に配慮した取り組みを行っ ているところです。 81 − − ・これだけの計画を立案し実行して行くことは難し いと思われるが、県民は早く・確実に履行して行く ことを望んでいるし、なるべく多くの人に参加して 頂くと共にもっと情報を提示して頂きたい。 6 NO. 章 82 − 83 − 最終 対照表 案 P P 追記 等 意見の概要 県の考え方 − 原子力発電の再稼働について、国が再稼働を認め た上は、宮崎県として、「国に再稼働中止の申し入 − れを行う」、「防衛策として、鹿児島県及び隣接市 町村と連携した監視体制を設置するとともに対応策 を立てる」などを盛り込むべきではないか。 川内原発につきましては、県民の生命・財産を守 る立場から、原子力規制委員会には、絶えず国内外 における最新の知見を収集し新規制基準を見直して いくこと、また、国に対しては、事故が起きた場合 には被害者への賠償を含め責任を持って対処するこ となどを、全国知事会を通じて要望しています。 また、本県では、原子力規制委員会の指示によ り、空気中の空間放射線量率を測定するモニタリン グポストを宮崎市、都城市、延岡市及び小林市の4か 所に設置し、常時監視を行っています。 現在の監視体制については、福島第一原子力発電 所の事故の後、充実、強化されたものであり、当面 はこの4か所で測定しながら、しっかりと監視して参 ります。 − 環境保護,環境保全の推進には環境法令以外の法 − 規制と関連を十分に把握する必要がある。関連法規 一覧資料を掲載してはどうか。 御意見につきましては、環境関係法令や基準値は 毎年更新される場合があり、5年計画に記載するより も、毎年公表される環境白書に記載する方が望まし いと考えており、県の環境白書に掲載することとし ています。 1章 2章 3章 4章 5章 6章 指標 全般 その他 計 6 1 15 10 43(1節12 2節8 3節6 4節5 5節10 6節0 その他2) 1 1 3 6 3 83 7 2 市町村からの意見 NO. 最終 対照表 案 P P 章 1 6 追記 等 意見の概要 環境を取り巻く動向に追記 3 ・雨水利用促進法 ・水循環基本法 ○ 6 環境を取り巻く動向に追記 − 7 ・食品リサイクル法 各主体に求められる役割 市町村 御意見のとおり、拡大・拡散した都市のあり方の転換と ○これまでの拡大・拡散した都市のあり方を転換し、集 いう表現については、県内一律に表現する内容ではない 約型の都市構造の実現に向けたまちづくりの推進につ ため、削除します。 いて 一方で、都市構造に関しましては、宮崎都市圏総合交 当市では、拡大・拡散した都市のあり方を既に転換して 通戦略には、「市街地と交通の関係として、人口密度の 7 おり、また、市町村に求められる役割として一律に表現 ○ 低い都市では1人当たりの道路面積が大きくなり、1人当 できる内容ではないと考えるため、全文削除をお願いし たりの道路面積が大きい都市ではCO2排出量が多くな たい。 る傾向にある。」と記述しており、集約型都市を目指すこ なお、都市構造に言及する必要がある場合には、「これ とが、排出削減対策に結びつくものと考えますので、記 までの拡大・拡散した都市のあり方を転換し、」を削除 述をそのまま残します。 し、「集約型の都市構造の実現に向けたまちづくりの検 討」と、修正をお願いしたい。 3 37 4 環境指標(数値目標) 一般廃棄物の再生利用率 平成32年度目標値 25%について 当市では、平成20年策定の第2次一般廃棄物処理基本 計画で、平成29年度目標値を25%としていたが、社会情 勢等の変化により、再生利用率は低下し続けたため、平 成24年度中間見直し時点で、平成29年度に16%目標値と 50 − 下方修正を行った。また、平成25年3月に起こったエコク リーンみやざきの灰溶融炉爆発事故により、溶融を廃止 したため、それまで行っていた溶融金属や溶融スラグへ の焼成物や覆土利用として再生利用もできなくなってい る。 このような状況から、今後大幅なリサイクル率の改善 は見込むことができないことから、平成32年度目標値 25%達成は困難な目標値ではないか。 4 56 6 ②生活排水対策の推進の項目修正 ○市町村が設置主体となって合併処理浄化槽を計画的 に整備し、維持管理を行う浄化槽市町村整備推進事業 の導入を促進します。について ○市町村が主体となって合併処理浄化槽を計画的に推 56 − 進し、維持管理を行う浄化槽市町村整備推進事業の導 入を検討する市町村に対し積極的に支援します。 ※現時点において、宮崎市・日南市・綾町を除く市町村 では、近年中に市町村設置型の浄化槽整備は実施する 意向はないと聞き及んでいるため。 56 平成22年に国が定める廃棄物処理基本方針では、一 般廃棄物の再生利用率の目標を25%と定めています。 また、全国では6県が既に25%を達成しており、本県で も5市町村が同様に達成している状況です。 県は、循環型社会の構築に向けて、再生利用率が重 要な指標と考えており、国の目標値や地方自治体の状 況等も勘案して目標値を設定したところです。 なお、目標値達成のためには、市町村の取組も重要で あることから、県としても市町村の施策立案を支援する 等、連携してごみの減量化、リサイクルを推進すること で、目標達成に努めたいと考えています。 生活排水対策において、単独処理浄化槽等から合併 水環境の保全について項目追加 処理浄化槽への転換促進は重要な取り組みであるた ○生活排水処理の効率化及び環境負荷を軽減するた め、追記します。 め、単独処理浄化槽から合併処理浄化槽への転換を促 11 ○ なお、県では低炭素社会対応型浄化槽の整備を促進 進するとともに、市町村の推進する個人設置型及び市町 しているところですが、国の助成要件により全ての市町 村設置型の浄化槽整備事業においては、低炭素対応型 村で活用されていない状況にあることから、助成要件を の設置を促進します。 撤廃するよう国に対して要望を行っています。 5 7 御意見を踏まえまして、追記します。 本項では、法の施行や計画の策定について最近の動 向を記載しています。 食品リサイクルについては近年注目が集まっています が、法律の施行は平成12年であるため、本項ではなく第 4章第2節「2-1 4Rと廃棄物の適正処理の推進」の「②4 Rの推進と地域性を活かした循環型社会の形成」におい て、施策の一つとして触れています。 2 2 県の考え方 ・「浄化槽月間」が本年度から県において施行されたの で、啓発事項に「浄化槽月間」を加えてはどうか。 11 ・生活排水処理の向上には、家庭に最も身近な市町村 が担ってこそ、その効果が発揮されると考えるので、維 持管理に関する権限委譲の促進を表現してはどうか。 本計画の内容には、御意見の趣旨を含むものと考えて います。 ・「浄化槽月間」は啓発活動を推進する上で重要な取組 みであるため、追記します。 ・市町村への維持管理に関する権限移譲については、適 ○ 正管理を推進する上で有効であると考えますが、これま での市町村ヒアリングの結果では、消極的な回答が多い こと等から、現時点では計画に掲げる段階にないと考え ています。 4 2章 2 4章 5(1節1 2節1 3節3) 計7 8
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