に対してのご意見と市の考え方(PDF:220KB)

平成 28 年(2016 年)2 月 15 日
箕面市立地適正化計画(素案)についてのパブリックコメント実施結果
[案件の名称]
箕面市立地適正化計画(素案)について
[結果公表閲覧期間]
平成 28 年 2 月 15 日(月)~平成 28 年 3 月 15 日(火)
[閲覧場所]
・市ホームページ
(アドレス http://www.city.minoh.osaka.jp/machidukuri/151201publicc̲rtk̲re.html)
・地域創造部 北急まちづくり推進室 (箕面市役所 本館2階 211番窓口)
・みどりまちづくり部 まちづくり政策室 (箕面市役所 別館4階 49番窓口)
・行政資料コーナー (箕面市役所 別館1階)
・箕面市役所豊川支所、止々呂美支所
・中央生涯学習センター
・東生涯学習センター
・西南公民館
・みのお市民活動センター
[実施結果概要]
◆募集期間 平成 27 年(2015 年)12 月 1 日から平成 28 年(2016 年)1 月 8 日まで
◆意見の件数 4 件(4 名)
◆いただいたご意見と市の考え方 次頁以降に記載
「箕面市立地適正化計画(素案)について」に対してのご意見と市の考え方
番号
いただいたご意見(要約)
市の考え方
計画に対する意見(4件)
1
・ 彩都エリアは新市街地であり、茨木市域を経由
箕面市の東部地域においては、現在、彩都エリアと既
しないとアクセスできず、高低差も約 150m~
成市街地を結ぶ都市計画道路国文都市 4 号線の工事が進
200m以上あり、他の東部地域と生活圏域が異
められており、同線の開通によって、彩都エリアから箕
なるが、同じ東部地域とされている。
面市東部地域への交通利便性は飛躍的に向上し、彩都エ
・ そのため、施設の充足状況をみると、彩都エリ
アで全く充足していないものが○や△になって
リアも含めた東部地域の「生活圏」としての一体性は益々
強まることとなります。
いる。彩都エリアでは、学校、保育所、子育て
彩都エリアを箕面市東部地域に含めて検討するにあた
広場、コミセン以外は全て×となり、北部地域
っては、その地勢的な条件に加え、それら今後のまちづ
と同等かそれ以下となるため、東部地域の中で
くりの予定も踏まえて検討を行ったものです。
も彩都エリアは、別の整理をしてほしい。
また、都市機能誘導区域は、鉄道駅やバスターミナル
・ 東部都市機能誘導区域のモノレール彩都西駅周
から徒歩圏域内を基本とし、かつ、徒歩圏域の広さは駅
辺に、地域の生活利便の拠点になりうる、彩都
やバス停の乗降客数に応じて設定しており、彩都西駅は、
粟生南 6 丁目内の住区センター用地を追加して
徒歩圏域を半径 500m としています。ご意見の彩都粟生
ほしい。
南 6 丁目内の住区センター用地は、駅から 1km 以上の距
・ 誘導施設に、◎診療所、◎食料・日用品等の小規
離があることから、圏域外です。
模店舗を追加してほしい。大阪大学箕面キャン
なお、徒歩圏域に接する場所に市有遊休地や公共施設
パスは、高齢化が進む粟生間谷東エリアと彩都
がある場合に、500m を超えて都市機能誘導区域に含め
エリアに隣接しており、これらの施設が必要で
ている場合がありますが、住区センター用地はこの条件
す。
に該当しないため、追加することはできません。
一方、東部都市機能誘導区域の誘導施設に診療所、食
料・日用品等の小規模店舗を追加するご意見につきまし
ては、彩都粟生北への今後の人口定着も見据え、ご指摘
のとおり診療所、食料・日用品店舗を東部都市機能誘導
区域の誘導施設に追加いたします。
なお、立地適正化計画においては、誘導施設は誘導区
域に対して設定しますので、追加する誘導施設について
も、東部都市機能誘導区域に設定するものとなります。
ご意見の大阪大学現箕面キャンパス敷地に限定するもの
ではありませんので申し添えます。
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2
・ 高齢者市民、障害者市民、貧困世帯などの社会
計画素案の作成にあたっては、これまでも可能な限り、
的に弱い立場の市民から「実際どのような暮ら
簡潔・明瞭・具体な表現を心がけてきましたが、今後、
しになるのか」という視点で、この素案をイメ
市民の皆さんがイメージしやすいよう、計画概要を分か
ージすることができなかった。
りやすく伝えるリーフレット等を作成してまいります。
・ このプラン策定に関しては、一部の市民の方々
が「生き難さ」を感じるものではなく、全ての
市民が幸福を実感できる、豊かな地域コミュニ
ティをめざし、納得感のある計画になることを
切に望みます。
・ また、できるだけ分かりやすく、実際の生活が
イメージできる内容にしていただきたく要望い
たします。
3
・ 立地適正化計画の策定にあたっては、防災・環
立地適正化計画は、都市再生特別措置法のなかでも、
境・健康・財政等の観点を考慮することは、重
「都市の防災に関する機能の確保が図られるように配慮
要です。
されたものでなければいけない」とされています。
・ 1994 年防災会議の災害診断図を活用し、具体
このため、計画素案では、法定の記載事項の一つであ
的な防災計画を立てて、危険な地盤上での建築
る居住誘導区域の設定において、防災の関する機能の確
や開発規制を検討することが必要です。既設建
保を図る取り組み等に配慮されたものとなるように、早
物への対策検討も大切です。これらの成果を今
期に十分なハード対策をすることが困難な土砂災害の危
回の「立地適正化計画」にいかすべきです。
険性の高い地域については、居住機能を誘導しない方向
・ 迫り来る南海大地震は、内閣府から発表に対す
性で作成をしており、また、水害の危険性が高い地域に
る防災基本方針が発表され、それに併せた被害
ついては水防対策の強化についての取り組みを記載して
想定を実施し、防災街づくりへ立地適正化計画
おります。
を急ぐことが必要です。
なお、当計画は、市政の各分野に渡る各種計画類の内
・ 地下水の適正な管理で地盤災害を抑制・防止す
容を立地の適正化という視点から横断的につなぐマスタ
る適切な安定対策を行い安全な土地利用を計画
ープランの一部です。ご意見の点につきましては、今後
の前提条件とすべきです。
のまちづくりに活かしてまいります。
・ 「コンパクトシティ化」
「立地適正化」には、環
境の保全、都市緑化、水循環の再生を併せもっ
た環境の良さを前提とした、市街地全域の計画
推進で、心の和む暮らし良い街づくりの一つと
してすすめることが大切です。
・ 「コンパクト化」
「立地適正化計画化」に、歴史
文化を大切にする環境・歴史文化の街づくりが
大切です。
・ 「箕面市立地適正化計画の方向性」にも防災の
視点と併せて、市街地全域にわたり、安全・環
境面などで暮らしやすさに配慮した都市計画の
策定が重要です。
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4
・ 居住誘導区域は人口密度を維持するエリアであ
箕面市はこれまで、低層住宅を中心とした環境の良い
ることから、北大阪急行の延伸による新駅開通
住宅地都市として一定の評価を得ており、その要因のひ
に伴い、箕面市のまちづくり推進条例における
とつであるみどり豊かで全体的にゆったりとした街並み
人口密度規制の緩和または取りやめの検討が必
は、人口密度規制をはじめとする市独自の建設基準によ
要である。例えば、居住誘導区域の全域ではな
る地道なまちづくりの積み重ねによるところが大きく、
くても、大阪市内への利便性で益々優位となる
今後、本市が住宅都市として更なる発展を続けるには、
「新駅徒歩圏内 15 分」においては、緩和また
引き続きこれまでの基本方針に沿ってまちづくりを進め
は取りやめを行うことにより、土地の高度利用
る必要があると考えています。
を図り更なる人口集積を行う。その結果、市の
なお、居住誘導区域の人口密度を維持するため人口密
人口の増加が見込まれ、安定的な税収の確保に
度規制を見直すべきとのご意見ですが、今回策定した「箕
つながる。
面市立地適正化計画(素案)」は、市独自規制がある状況下
・ 当該計画とは直接関係ないが開発事業等緑化負
でのこれまでのトレンドを踏まえて推計した、堅調な人
担税の新設は、良好な都市環境を維持する一方
口推計を採用しており、あえて人口密度規制を緩和せず
で開発を妨げる要因となり、当該計画の方向性
とも、本計画が見通す 20 年後、居住誘導区域において一
と逆行するように思われる。
定の人口密度を維持できるものと考えています。
また、北大阪急行延伸線の新駅周辺など、土地区画整
理事業等で基盤整備が整い、高度利用が可能なエリアに
ついては、都市計画で地区整備計画が定められた場合に
人口密度規制を緩和するという制度があり、地区整備計
画で周辺環境との調和が担保されれば適用が可能です。
ご意見のうち、開発事業等緑化負担税については、本
市の貴重な財産である良好な自然環境や住環境をはじめ
とする都市環境を将来にわたって守るために導入するも
ので、これにより本市の魅力をさらに高めるためのもの
です。
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