~食品加工機械を取扱う、食料品製造業、小売店、飲食店の皆さまへ~ 機械による労災事故をなくそう H27は急増し、過去最多の発生 食品製造・小売業での発生多い 過去最多 食品加工機械の災害 業種別 40 10 9 30 8 7 6 40 20 5 32 4 10 3 17 2 8 1 0 0 H15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 <H9以降発生データ> スライサー(野菜,パン,肉)が多く、指の切断・挫滅等の重大な災害も 傷病の種類 災害のあった機械の種類 60 切創(切り傷) 38% 裂傷(裂け傷) 7% 50 40 健・神経の断裂 6% 30 骨折・打撲 12% 20 挫滅 挫創・傷(皮膚 の損傷・欠損) 15% 10 0 (組織がつぶ 切断 15% れる) 7% <H9以降発生データ> <H9以降発生データ> 経験が浅い者(経験3年未満)の発生(機械の知識・経験の不足) 経験期間 10年~ 5% 5~10年 14% 3~5年 11% 年齢 機械に対する 知識・経験の不足 100% 1年未 満 34% 90% 60代 80% 70% 60% 50代 40代 50% 40% 1~3年 36% 30代 30% 20% 10% 20代 10代 0% <H9以降発生データ> 「年齢ではない!」 <安全教育が不足> ・取扱い方法 ・注意事項 ・危険性 <その他要因> ・作業の焦り、急ぎ ・教える人いない (機械の専門いないこ とが多い) 直近の災害事例、対策のポイントは裏面・・・ 食品加工機械の安全対策は機械を使用する事業者の義務 ~H25.10 食料品加工機械の法(規則)改正~ 対策のポイント① 危険を及ぼすおそれのある箇所に覆い、囲い等の設置 対策のポイント 【H27.9発生】 ミートチョッパーで加工中、 肉を入れる穴に誤って手を 入れ、指を開放骨折 危険な箇所に体・手が入らない構造 (不注意があっても怪我をしない構造) スライサー 【H27.1発生】 野菜裁断機で玉ねぎ加 工中、投入口に手が入 り指2本切創 対策のポイント② スライサー以外 切断部分以外 機械の稼働部 古い機械等も危険を確認し、覆い・囲いの実施 非定常作業時は機械の停止、又は用具等の使用 (原材料を入れる・取り出す、機械の清掃、詰まったものを取る) 対策のポイント 【H27.5発生】 機械を停止せず、引っか かったパン生地を取ろうと シーラーのローラー部に手 を入れ、指3本を挫創 非定常作業時は機械を止める つい動いたままやってしまう 発生の背景には「急いでいること」によること ※トップの意識が重要 【工場、店舗で「省略行動させない」雰囲気づくり】 【H27.6発生】 ミートスライサーの清掃中、電源 を切り忘れコンベアー上のレー ルに挟まれ指を挫傷 対策のポイント③ 専用の用具(押し板・取り出し器具) 手で押し込まない 安全装置、覆い等の点検・整備・機能の保持+安全教育 対策のポイント 【H26.11発生】 ミートチョッパーの安 全装置を解除しなが ら肉を押し込もうと手 を入れ、刃に巻き込 まれて指を切断 安全作業マニュアル 工場・店舗での取扱いルールの作成(全員で守る) 安全教育(雇入れ時) 機械の取扱い、安全装置、作業手順、作業前点検 町田支署H28.1作成
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