記者資料(PDF:758KB)

(記者資料)
平成 28 年 2 月 12 日(金)
問合先:総務部 総務課
担 当 :課長 高澤 良英
電 話 :0436-23-9822
(仮称)市原市行財政改革大綱(素案)について
市では、行財政改革の方向性を示す指針である「市原市行財政改革大綱」
を今年度中に策定し、次年度から行財政改革を推進していきます。
この度、
「(仮称)市原市行財政改革大綱(素案)」を取りまとめたことから、
パブリックコメントを実施します。
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行財政改革の必要性
⑴ 厳しさを増す財政状況
ア 本市を取り巻く社会経済情勢の変化
・市民税、固定資産(償却資産)税の税収減
・扶助費の増(平成 26 年度決算:歳出総額の 4 分の 1 超)
イ 財政硬直化の急速な進行
・経常収支比率:平成 26 年度決算 95.0%
ウ 人口減少・少子高齢化の進行による影響
・税収減と扶助費増が見込まれる
エ 公共施設等の更新による財政負担の増加
・老朽化対策、大規模改修等による維持管理・更新費用の急増による
市財政全体の圧迫
オ 長期財政収支見通しによる大幅な収支不足
・平成 27 年度から平成 36 年度までの 10 年間で 381 億円の収支不足
が見込まれる(試算による)
⑵ 行政を中心とした公共サービス提供の限界
ア 公共領域の拡大
イ 多様な主体との協働による公共サービス提供の必要性
⑶ 縦割り行政の弊害と部局横断的な課題
ア 縦割り行政による弊害
イ 部局横断的な課題への対応
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名称
「市原市行財政改革大綱」
本市を取り巻く環境は、日々刻々と変化し続けており、本市の危機的な財
政状況を全職員と市民が共有化し、ともに改革を進める必要があることから、
「行財政改革」として取組をさらに強化していきます。
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基本理念
「市民本位の行政経営」
「量の改革」と「質の改革」の最適化により、市民が改革の成果をより実
感できるようにするため、本市の目指すべき行財政改革の基本理念として、
「市民本位の行政経営」を掲げ、スピード感を持って改革を進めます。
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位置付け
本大綱は、(仮称)市
原 市 新総合計画に基づ
き、各分野の個別計画・
個 別 事業を支えるもの
とし、本市が目指す行財
政 改 革の方向性を示す
指 針 として位置付けま
す。
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取組期間
平成 28 年 4 月 1 日から平成 34 年 3 月 31 日まで
(平成 28 年度~平成 33 年度)
行財政改革アクショ
ンプランについては、3
か年計画とし、第 1 期
(平成 28 年度~平成
30 年度)と第 2 期(平
成 31 年度~平成 33 年
度)に分けて策定しま
す。
実施年度
(仮称)市原市新総合計画
H28
H30
H29
H31
H32
※
基本構想
施
基本計画
策
展
H33
~
H38
実施計画
開
市原市行財政改革大綱
行財政改革
アクションプラン
第1期
第2期
※市原市まち・ひと・しごと創生総合戦略を中心とした施策展開
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体系図
基本理念
改革の柱
重点項目
⑴ 事務事業の徹底した
見直し
Ⅰ
簡素で効率的な経営
①定員の適正化
②多様な任用・勤務形態の職員の活用
③給与制度等の見直し及び適正化の推進
⑶ 民間活力の積極的な活用
①民間委託等の推進
⑷ 自治体間連携の促進
①自治体間連携の促進
効率化の促進
⑴ 歳入の確保
位
Ⅱ
⑵ 歳出の抑制
⑶ 持続可能な規律ある
行
⑷ 公共資産マネジメント
の推進
政
①経常的経費の縮減
②補助金・負担金の見直し
①新地方公会計制度の導入
②特別会計・企業会計の自立化
③積立基金の残高確保
①施設の質と量の最適化
②トータルコストの縮減
③新たな価値の創出
①「協働」への共通理解の醸成
Ⅲ
多様な主体との
協働の推進
⑴ 協働に向けた取組
⑵ 市民参画の促進
⑴ 市民サービスの向上
⑵ 庁内横断的な執行体制
Ⅳ
総合行政の推進
②多様な主体の支援・育成
③公共領域へ参加しやすい環境の整備
⑶ 戦略的な広報活動の推進
の確立
⑶ 意欲と能力の高い人材
確保・育成
⑷ 職員の能力発揮のための
環境整備
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③利用者負担の適正化
③市単独扶助費の見直し
財政基盤の強化
財政の確保
営
②未収債権の回収促進
⑤遊休財産等の活用
の
経
①情報化経費の適正化
②ICTの積極的な活用
③情報セキュリティの徹底
④情報利活用能力(情報リテラシー)の向上
①市税等徴収率の向上
④新たな自主財源の確保
民
本
①事務事業の総点検の実施
⑵ 定員と給与の適正化
⑸ ICT活用による業務
市
取組方策
①市政に参画しやすい環境づくり
②広聴機能の充実
①情報発信力の強化
②情報公開の推進
①市民が利用しやすい窓口の整備
②横結び機能の強化
①組織機構の見直し
①職員の意識改革
②意欲と能力の高い人材の確保
③時代の変化に対応できる幅広い人材の育成
①職員の意欲を高める制度の構築
②メンタルヘルス対策の推進
③仕事と家庭の調和の推進
パブリックコメント
⑴ 意見提出期間
平成28年2月15日(月)から平成28年3月15日(火)まで
⑵ 閲覧場所
総務課 行政改革推進室、情報公開コーナー(市役所5階)、各支所、各
コミュニティセンター、各公民館、中央図書館