-1/2- H28 年度中期標準化戦略(案)(1/2) 部門名 プロトコル・NW

H28 年度中期標準化戦略(案)(1/2)
部門名
活 動 名
重点的取組活動と達成目標
(全 SWG 分)
他標準化団体の動向
プロトコル・NW 運営管理
担当専門委員会
網管理専門委員会
SWG 名
通信ネットワーク運用管理 SWG
通信ネットワーク運用管理に関する標準化
① ネットワーク仮想化(SDN:Software Defined Network、NFV:Network Function Virtualization)に関する各標準化組織(ITU-T、ETSI、TMForum、
ONF(※)等)の標準化動向を調査し、ネットワーク運用管理の観点での国内標準のニーズ検討を行う。 (※ONF:Open Networking Foundation)
② IP 電話サービスを含むマルチメディア通信サービスのサービスレベルの品質評価に関して、①品質指標の評価条件規定、②品質指標の評価方
法・解釈、③サービス運用中の品質評価方法、④相互接続環境における品質評価・表示方法、⑤端末の特性測定法・設計目標値等の課題を検
討し、標準化活動を行う。
ETSI-NFV-ISG(Industry Specification Group)は、2015 年から Phase2(NFV の相互運用性や保守性の向上、IF 定義の検討)が開始され、一部は詳細
仕様(Stage3)標準化に発展している。網運用管理の観点からは TMForum が ZOOM プロジェクト(Zero-touch Orchestration, Operations & Management
Project)において、SDN/NFV への拡張や具体的な管理機能への適用検討を継続し、モデルや仕様のプロトタイプ実装(Catalyst)が行われている。さ
らに、網運用管理の上位サービス管理(トラブルチケット、課金、オーダ管理等)標準化の必要性が議論されつつある。一方で、ITU-T SG2 では、仮想
化ネットワークの運用管理面での標準化の動きは活発になっていない。
日本における状況
(技術動向、市場動向、
標準化の必要性)
TTC の標準化方針
活 動 計 画
●標準化活動
通信ネットワーク運用管理
●調査活動
通信ネットワーク運用管理
国内のキャリアにおいても、SDN、NFV に関する動きが商用化に向けて本格化しつつあり、先行する移動通信キャリアではネットワーク機能の一部を
NFV で実装して 2016 年に商用化予定である。また SDN/NFV を活用したネットワークサービスの提供も一部で開始されており、運用管理の面での課
題検討や標準化のニーズが高まりつつある。さらに、クラウドサービス等との統合運用管理に関する標準化のニーズが顕在化しつつある。
・ETSI や TMForum における SDN/NFV に関する標準化の動きを調査するとともに、国内での標準化ニーズを調査し、TTC 標準化について検討する。
・移動通信網のネットワーク仮想化を議論している 3GPP(Third Generation Partnership Project)等の調査・標準化活動を行っている移動通信網委員
会との協働を検討する。
ドキュメント
H28
H29
H30
記事
区分
① SDN/NFV/MTNM に関する標準
①
化テーマの具体化を行う。
②
② ①で選定したテーマの国内標準化
検討・策定作業
* MTNM(Multi Technology Network
Management)
③ 調査結果は SR に取りまとめる
▼
SR
③SDN/NFV 関連動向調査
▼
▼
▼
▼
TTC セミナー
凡例:▼ドキュメント制定(標準:J、仕様書:TS、技術レポート:TR、調査報告書:SR)、■会合時期
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H28 年度中期標準化戦略(2/2)
部門名
活 動 名
他標準化団体の動向
日本における状況
(技術動向、市場動向、
標準化の必要性)
TTC の標準化方針
活 動 計 画
●標準化活動
通信サービス品質評価
プロトコル・NW 運営管理
担当専門委員会
SWG 名
通信サービス品質評価 SWG
マルチメディア通信サービスの品質規定・評価法に関する標準化
ITU-T SG12 では、IP 電話/IP テレビ電話・会議/IPTV 等の各種通信サービスの品質評価法に関する国際標準化が進められている。IP 電話サ
ービス/VoLTE に対する品質評価法に関しては、E-model の拡張(Q8/SG12)、受聴品質客観評価モデルの構築(Q9/SG12)、総合通話品質推定
モデル(Q15/SG12)等について審議が行われている。IPTV を含む IP マルチメディア通信サービスに対する品質評価法に関しては、主観品質評価
法の検討や品質プランニングモデル(勧告 G.1070)の拡張等(Q13/SG12)について審議が行われている。また、TCP ベース映像配信サービスを対
象とした品質推定法に関する標準化(Q14/SG12)も審議が行われている。
総務省の「0AB-J IP 電話の品質要件の在り方に関する研究会」の答申を受けて 0AB-J VoIP のパケットロス率の緩和と R 値の廃止が決定され
た.品質評価法を規定している本 SWG において測定法及び運用ガイドラインの標準化が求められている。また、VoLTE(Voice over LTE)サービス
の普及を受けて、VoLTE サービスの総合品質評価法が求められている。
・ITU-T SG12 における標準化動向を調査するとともに、IP 電話サービスを含むマルチメディア通信サービスのサービスレベルの品質評価に関し
て、①品質指標の評価条件規定、②品質指標の評価方法・解釈、③サービス運用中の品質評価方法、④相互接続環境における品質評価・表示
方法、⑤端末の特性測定法・設計目標値等の課題を検討し、標準化活動を行う。
・0AB-J VoIP の規制緩和にあわせ、JJ-201.01「IP 電話の通話品質評価法」及び TR-1054「IP 電話の通話品質測定ガイドライン」を改訂した。ま
た、規制緩和内容と国際標準の整合性に関して ITU-T へのアップストリーム活動も実施予定とする。
・ITU-T SG12 での VoLTE の総合品質評価法の標準化動向を調査し「VoLTE サービスの総合品質評価法」を JJ-201.11「IP 携帯電話の通話品質
評価法」として制定した。制定・改訂した文書のメンテナンスを実施予定とする。
ドキュメント
H28
H29
H30
記事
区分
J
JJ-201.01/TR-1054/JJ-201.11 等のメンテナンス
TR
ITU-T SG12 標準動向調査と国内標準との整合
●調査活動
網管理専門委員会
▼
TTC セミナー
▼
凡例:▼ドキュメント制定(標準:J、仕様書:TS、技術レポート:TR、調査報告書:SR)、■会合時期
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