NPO法人短期派遣研修を終えて 環境生活総務課 主任 山崎明 ■ 研修先 NPO法人 出雲スポーツ振興21 (出雲市矢野町999) ミッション スポーツ振興による「まちづくり・ひとづくり・ネットワークづくり」 業務 1 公共施設及び備品の管理運営と有効活用 2 体育協会等スポーツ振興団体の事務局業務 3 スポーツ振興団体及び市民が行うスポーツ・文化活動への支援・協力 4 総合型地域スポーツクラブの設立・育成 5 自主事業としてのスポーツ振興策の実施 など ■ 研修内容 ○ 「2000人の吹奏楽」の会場設営など 9月 12 日の第 18 回大会本番に向けて、 出雲ドーム及びその周辺の準備を行いました。 机・椅子のセッティング、吸音材・吊りマイクの高さ調整、可動式スタンドの固定、スピ ーカーの配置、駐車スペースの確保、当日のジュース販売など、いろいろな仕事をさせて いただきました。 ○ 「出雲ちびっ子駅伝」の受付業務など 10 月 10 日に開催された第2回大会の受付業務などを手伝わせていただきました。 ○ 「出雲駅伝」の会場設営など 10 月 12 日に開催される大会に向けて、出場大学の横断幕張付け、ゴール前のカメラ台 設営、中継所のテント設営、開会式会場の準備、駅伝ポスター貼りなどを一緒にさせてい ただきました。 ■ 感想 ○ 研修の事前打ち合わせのために訪問した際、「普段の活動に参加させてください。」と 担当の方にお願いして研修内容を考えていただきました。たった9日の研修でしたが、職 員の方の作業の輪の中にきちんと入れていただき、ありがとうございました。(ドーム2 階からの看板取り外しや机の白布掛けなど、私のせいで普段より多くの時間がかかったか と思いますが、温かく見守っていただいたことにたいへん感謝しております。) ○ イベントの準備に当たって、出雲市役所の担当の方や企業の方と真剣に調整を重ねて おられる姿が印象的でした。限られた予算を有効に活用し、サービスの質を向上させてい くことは必要なことですが、実際に行うのは大変なことです。「出雲ドームに来ていただ く市民の方、そして大会出場者の方に、提供しなければならないサービス」について、N PO法人、企業及び行政が共通理解をもち、連携することが重要であり、その現場を見さ せていただきました。 ○「ドーム内に人工芝が敷かれる前は、天井から吸音材を降ろすとき、ブルーシートをわ ざわざ移動させていたんだよ。 」2000 人の吹奏楽の準備中、職員の方から教えてもらった ことです。平成4年に出雲ドームが竣工して以降、施設設備と同様、管理運営の形も大き く変遷してきました。蓄積された管理運営の歴史、ノウハウを年月を越えて伝えていくこ と、この伝承が新たな公共サービスを担う組織の力になっていくと感じました。
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