平成28年度当初予算案の概要 (4620kbyte)

『FUKUOKA NEXT』のさらなる推進
~成長の果実を子どもからお年寄りまで~
平成28年度当初予算案の概要
平成28年2月12日
福岡市財政局
目
次
Ⅰ 政策の推進
・・・ 1
1 あらゆる世代が絆をつむぎ暮らしやすさを
実感できるまち
2 新しい成長の種が生まれ育つまち
3 次の世代のために力強く歩むまち
参考 天神ビッグバンの推進
Ⅱ 将来にわたり持続可能な市政運営の推進 ・・・10
1 改善の取組み
2 健全な財政運営のための取組み
3 市債残高の着実な縮減
Ⅲ 予算案の姿
・・・20
Ⅰ 政策の推進
『FUKUOKA NEXT』のさらなる推進
~成長の果実を子どもからお年寄りまで~
○元気で住みやすいまちをさらに発展させ,「都市の成長」と「生活の質の向上」の好循環の実感を広く行き渡らせる
○産学官民の総力を結集し,福岡市一体となってアジアの中で存在感のある都市づくりを進め,「人と環境と都市活力の
調和がとれたアジアのリーダー都市」の実現を目指す
調和がとれたアジアのリ
ダ 都市」の実現を目指す
1
あらゆる世代が絆をつむぎ暮らしやすさを実感できるまち (都市の成長の果実を生活の質の向上へ)
⇒ 子ども医療費助成の対象拡大,新たな保育需要への対応,子どもの貧困対策の推進,すべての中学校に空調設備を整備
共創によるコミュニティづくり,「ユニバーサル都市・福岡」の推進,健康寿命の延伸
2
新しい成長の種が生まれ育つまち (国内外からチャレンジしたい人と企業が集まる元気な都市)
⇒ グローバルスタートアップ推進事業,外国人創業活動促進事業,中小企業・スタートアップ企業マッチング事業,IoT拠点形成事業
ライオンズクラブ国際大会開催支援,観光バス受入環境の改善,農山漁村地域スタートアップ応援事業
3
次の世代のために力強く歩むまち (持続的成長を見据えた都市基盤の強化と魅力の向上)
⇒天神ビッグバン,九州大学移転跡地のまちづくり,ウォーターフロントネクスト,福岡空港滑走路増設
水上公園リニューアルオープン,動植物園再生事業,中央区における消防・救急体制の強化,なみきスクエアオープン
1
1
あらゆる世代が絆をつむぎ暮らしやすさを実感できるまち(都市の成長の果実を生活の質の向上へ)
子育て支援・教育環境の充実,子どもの貧困対策の推進,共創によるコミュニティづくり,高齢者や障がい者などすべての人にやさしいまちづくり,健康寿命の延伸
に向けた取り組みなど,生活の質の向上を図り,好循環をより確かなものにしていきます。
★:新規 ☆:拡充
子育て支援の充実
☆子ども医療費助成拡大【4,248,929】(保福)
通院医療費の助成対象を拡大 (小学校就学前までを小学校6年生までに)
☆新たな保育需要への対応【3,130,871】(こども)
必要な定員の確保に向けた民間保育所等の整備に対する助成
(1,800人分の整備)
☆子育て支援コンシェルジュ【35,502】(こども)
個々のニーズに合った教育・保育サービス等に関する情報提供・助言を
行う「子育て支援コンシェルジュ」を増員(7名を9名に)
★少子化対策強化推進事業【30 006】(こども)
★少子化対策強化推進事業【30,006】(こども)
社会全体で子どもや子育てを見守り支える気運醸成,若者のライフプラン
作成支援や企業への働きかけ等を実施
★産後サポート事業【6,664】(こども)
産後早期の母親への支援の充実を図るため,宿泊や日帰りによる産後
ケア事業や産後ヘルパー派遣事業を開始
★乳幼児里親リクルート事業【8,783】(こども)
里親関連専門のNPO等に委託して乳幼児専門の養育里親を募集・確保
★保育士人材確保事業【93,460】(こども)
潜在保育士への就職準備金の貸付等を実施
・ 中央児童会館(あいくる)リニューアルオープン【151,158】(こども)
平成28年4月に,子どもがのびのび楽しめる遊び場として,
中央児童会館をリニューアルオープン
(単位:千円)
子どもの貧困対策の推進
★貧困の状況にある子どもを支えるネットワーク構築【4,800】(こども)
貧困の状況にある子どもを地域で支えるネットワークを構築するとともに,
NPO・企業との連携体制を構築
・ 子どもの健全育成支援・学びと居場所づくり【69,445】(保福)
生活困窮者世帯及び生活保護世帯に対して,生活や教育に関する支援,
居場所の提供と学習支援を実施
★子どもの食と居場所づくり支援事業【4,300】(こども)
民間団体と連携した子どもへの食事の提供や居場所づくりなどを支援
★ふれあい学び舎事業・地域学び場応援事業【41,149】(教委)
あ 学 舎事業 域学 場 援事業【 ,
】(教委)
学校を中心とした地域ぐるみの取組みと保護者を中心としたグループの
自主的な取組みの両面から,新たに放課後補充学習を実施
★ひとり親家庭高等職業訓練促進資金貸付事業【160,600】(こども)
高等職業訓練促進給付金を活用し,就職に有利な資格を取得する際に
入学準備金・就職準備金を貸付け,自立を促進
★スクールソーシャルコーディネーター(SSC)活用事業【13,609】(教委)
学校・家庭・地域・NPO等と連携し,関係各局の貧困対策事業と児童生徒を結び,
学力の向上や基本的生活習慣の定着を支援するSSCを新たに配置
教育環境の充実
☆学校施設空調整備事業【1,778,756】(教委)
平成28年夏に全中学校に空調を整備し,全小中学校への整備を完了
☆ 国際教育礎プラン【30,504】(教委)
小中高連携推進モデル地区を設置し,連携専任の英語教員を
配置するなど,英語教育を強化
2
★:新規 ☆:拡充
共創によるコミュニティづくり
☆共創自治協議会事業【521,722】(市民)
新たな「共創」のステージに向け,「活力あるまちづくり支援事業補助金」を
見直し,「自治協議会共創補助金」として事業費・活動費を増額し,絆づくり
や新たな担い手づくりを推進
★“ふくおか”地域の絆応援団事業【1,300】(市民)
地域活動を応援する企業や商店街等の登録・公表,地域との連携の促進
★学生がデザインする公民館事業【4,396】(市民)
学生が公民館とともに地域に向けた講座を企画・実施し,学生と地域住民
との交流を推進
☆市街化調整区域における定住化対策【1,885】(住都)
市街化調整区域における空き家等の既存ストックを活用した,
定住化促進に係る地域の主体的な取組みを支援
・ NPO・ボランティア交流センター(あすみん)移転オープン【62,252】(市民)
ボランティア交流センタ (あすみん)移転オ プン【 ,
】(市民)
平成28年4月のあすみん移転・拡充に合わせ,オープニングイベントの
開催,NPO・ボランティア活動に関する情報や活動・交流の場としての
機能を強化
安全・安心で,人と環境にやさしいまち
☆「ユニバーサル都市・福岡」の推進【34,250】(総企)
ユニバーサルデザインの普及啓発や,都心部への
ベンチ設置など,市民,企業等と共働したユニバーサル
デザインのまちづくりを推進
★もったいない!食べ残しをなくそう福岡エコ運動【16,432】(環境)
食品廃棄物を削減するために,食べ残しゼロを目指し,
飲食店利用者向けの啓発や飲食店の取組みを支援
★中学生の防災力アップ事業【5,554】(市民)
中学生による中学生のための防災冊子の作成等による将来の担い手づくり
(単位:千円)
健康寿命の延伸
★健康先進都市づくりに関する構想策定・推進【49,192】(保福)
超高齢社会対応の大都市モデルとなる先進的な
保健医療福祉構想の策定及びリーディング事業の実施
★50歳,60歳代から始める認知症・ロコモ予防【5,356】(保福)
科学的根拠に基いた保健指導ツールなどを活用し,認知症・ロコモ
ティブシンドローム予防を重点実施
★国民健康保険データヘルス計画に基づく保健事業の推進【30,110】(保福)
生活習慣病が重症化し,高額の医療費がかかる疾患のリスクが高い対象者へ
重症化予防の保健指導等を実施
40歳,50歳の特定健診受診の無料化
★健康・社会参加インセンティブ制度調査・検討【5,292】(保福)
健康づくりや社会参加活動に取り組む高齢者を応援するための
インセンティブ制度導入に向けた調査・検討を実施
インセンティブ制度導入に向けた調査
検討を実施
くらしの充実
★年金生活者等支援臨時福祉給付金【4,157,525】(保福)
低所得の高齢者及び障害・遺族基礎年金受給者に対して,
1人3万円を支給
★証明書自動交付機設置事業【10,087】(市民)
平成28年6月に開館する「なみきスクエア」に「自動交付機(コンビニ交付機)」
を設置し,証明書の自動交付サービスの利用を促進
★個人番号カード申請出張サポート【11,852】(総企)
公民館やショッピングモール等の人が集まる場所に出張窓口を設置し,
個人番号カード申請受付など,手続きのサポートを実施
3
2
新しい成長の種が生まれ育つまち(国内外からチャレンジしたい人と企業が集まる元気な都市)
「福岡市グローバル創業・雇用創出特区」ならではの規制緩和等のメリットを十分に活かして,チャレンジしやすい環境を整えることで,国内外からチャレンジ
したい人と企業が集い,市民等との活発な交流により,未来の発展に向けて新たな発想・価値を生み続ける都市づくりに取り組んでいきます。
世界と繋がるスタートアップの街
★グローバルスタートアップ推進事業【40,012】(総企)
海外のスタートアップ拠点とのネットワークを構築し,グローバル展開を
見据えた創業が可能となる環境づくりを推進
☆グローバルスタートアップ発掘・投資促進事業【10,800】(経観文)
福岡市で活躍するスタートアップ企業を発掘し,投資家への情報提供,
投資家とのマッチング等により成長を促進
★先導的スタートアップ推進事業【20,144】(総企)
国家戦略特区をけん引するようなプロジェクトを支援
★外国人創業活動促進事業【4,719】 (経観文)
【国家戦略特区】スタ
トア プビザ
【国家戦略特区】スタートアップビザ
国家戦略特区における在留資格申請時の要件緩和を実施し,外国人の
創業活動を促進
★外国人創業環境形成事業【12,000】 (経観文)
人材集積を図るため,創業する外国人の住居や事務所の確保を支援
★:新規 ☆:拡充
(単位:千円)
地場企業・商店街を応援する街
・ 中小企業・スタートアップ企業マッチング事業【12,350】(経観文)
既存企業とスタートアップ企業とのビジネスマッチングイベントを開催
し,地場企業の新たな事業展開や成長・発展を促進
★IoT拠点形成事業【36,000(平成27年度2月補正)】(経観文)
IoT産業の拠点化に向け企業間の交流機能を強化しネットワーク構築
を図るとともに,地場中小企業による開発・実証事業等を支援
★事業承継支援事業【1,480】(経観文)
中小企業者の事業承継に対する意識の喚起・醸成を図るとともに,
個々の実情に応じた計画的な取組み等を支援
・ 商店街空き店舗における創業応援事業【10,174】(経観文)
商店街の空き店舗での,若者の創業や商店街構成店舗の充実に向けた
出店経費等の助成
新しいアイディアやサービスが生まれる街
★北欧ビジネス交流促進事業【7,650】(経観文)
フィンランド航空の就航の機会を捉え,北欧においてビジネス
マッチングを目的とした交流会等を実施
☆水素リーダー都市プロジェクト【25,179】(経観文)
下水バイオガス水素ステーションの運営・PR,水素利活用モデルの
取組みによる産業化促進等
☆留学生支援・ネットワーク構築事業【23,800】(総企)
・ 民間創業拠点支援事業【20,428】(経観文)
民間インキュベーション施設の機能充実を図るため,入居者の起業・創業
を支援・育成する体制整備を促進
グローバル人材の福岡市への集積・活用を目的としたネットワーク
拡充や,地元企業への留学生就職支援事業等
『福岡市スタートアップパッケージ』
国家戦略特区を活用した人と企業を呼び込む規制緩和等
・スタートアップビザ(外国人創業人材の在留資格の申請時の要件緩和)
・雇用労働相談センター
・スタートアップ法人減税(国家戦略特区における創業企業に対する法人税の軽減措置) など
☆アントレプレナーシップ教育【18,251】(教委)
小中学校へ起業家などを招聘してキャリア教育を実施
★都市型バイオマス資源の活用研究【5,639】(環境)
廃棄物などのバイオマス資源を活用した再生可能エネルギーの
実用可能性を調査
4
★:新規 ☆:拡充
MICEで賑わい,潤う街
(単位:千円)
新しい付加価値を生み出す街
☆大規模国際スポーツ大会の招致・開催準備等【103,324】(市民)
ラグビーワールドカップ2019の開催準備・キャンプ招致,
2021年世界水泳選手権の開催準備等
★動植物園の魅力・賑わいアップ事業【30,715】(住都)
動植物園の新たな魅力の創造と賑わいアップのため,シャトルバス運行に
よるアクセス環境の改善やガーデントレインの運行等を実施
☆ライオンズクラブ国際大会開催支援【53,398】(経観文)
平成28年6月に行われる大会(約140ヵ国から35,000人参加見込)
の開催支援や参加者へのおもてなし・シティプロモーション等
★FUKUOKA農山漁村地域スタートアップ応援事業【6,400】(総企)
農山漁村地域でのビジネスの成功事例を地域・事業者など様々な主体が
ともに学び,交流するセミナー等の開催
☆国家戦略特区道路占用事業【15,000】(総企)
★青果市場(ベジフルスタジアム)ブランド化推進事業【12,700】(農水)
青果市場ブランドの確立に向けたPR・プロモーション等
【国家戦略特区】エリアマネジメントに係る道路法の特例
国家戦略特区を活用し,道路を活用したイベント(ストリートパーティ)等を
実施するとともに,MICE参加者と地場企業との交流を促進
★MICE誘致セールスネットワーク強化事業【23,900】(経観文)
国内外のキーパーソン・関係団体とのネットワークを強化し,
戦略的にMICEを誘致促進
★林業資源ビジネス化プロジェクト【9,000】(農水)
間伐材の搬出を効率的に実施するため,森林基幹道
早良線沿いの森林データを航空レーザで計測
いきいきとみんなが働く街
多彩な人が集うおもてなしの街
★インバウンド観光客受入環境向上事業
【44,000(平成27年度2月補正)】(経観文)
外国人観光客の満足度向上や消費拡大を図るための,飲食店・文化施設等
における多言語対応の推進や,歴史・文化・自然等の観光資源の開発
★観光バス受入環境の改善【37,795】(経観文)
クルーズ船の寄港数急増を背景とした観光バスによる交通課題の解消を
図るため,訪問先・訪問時間の分散や公有地を活用した駐車場確保
★おもてなし力向上支援事業【1,318】(経観文)
多言語ツールの製作や外国人対応のための接遇研修など,おもてなし力
の向上に繋がる民間事業者・団体の取組みを支援
☆企業立地促進制度の実施【8,198,141】(経観文)
国内外企業の立地促進や,市内既存事業所の転出防止のための
「立地交付金」の交付
★働く人の介護サポートセンター事業【9,500】(保福)
働く人が仕事と介護を両立できるよう,介護の相談対応や情報提供を行う
「働く人の介護サポートセンター」を市役所地下1階に設置
☆女性活躍推進事業【8,202】(市民)
事業主行動計画策定の支援や女性活躍に取り組む企業を紹介する
「見える化」サイトの創設等
★農の応援事業【2,000】(農水)
人手を求める農家と農業に興味をもつ市民を雇用に結びつけ,農業経営の
改善や生産拡大を支援
5
3
次の世代のために力強く歩むまち(持続的成長を見据えた都市基盤の強化と魅力の向上)
天神ビックバンを推進するとともに,各エリアにおいて地区の特性を磨き,コントラストのあるまちづくりや,集客・産業・交通基盤の強化に取り組むとともに,文
化・芸術・スポーツ活動拠点の整備・充実や災害に強いまちづくりを進め,持続的な成長を見据えて次の世代に遺す福岡づくりに取り組んでいきます。
★:新規 ☆:拡充
未来に向けて生まれかわるまち
(単位:千円)
ウォーターフロントネクスト
☆天神ビッグバンエリアの新たな魅力づくり【163,000】(住都)
天神明治通り地区地下通路の民間整備への支援,天神ビックバン
における新たなインセンティブ制度運用に向けた検討
・ 旧大名小跡地まちづくりの検討【6,286】(住都)
まちづくり構想を踏まえた平成30年度からの跡地活用着手に向けた計画づくり
☆天神ビッグバンの奥座敷(西中洲)~情緒ある路地空間の創出~
【14,000】(住都・道下)
天神ビッグバンの奥座敷(西中洲)の魅力づくりに向けた道路整備と景観誘導
★都心周辺部駐車場の検討【16 000】(道下)
★都心周辺部駐車場の検討【16,000】(道下)
都心部へのマイカー流入を抑制するための,都心周辺部での整備を検討
☆九州大学移転跡地のまちづくり【77,000】(住都)
九大箱崎キャンパス跡地のまちづくりのための,「跡地利用計画」を
踏まえたまちづくりルールや都市基盤等に関する検討
☆ウォーターフロントの再整備の推進【21,075】(住都・道下)
ウォーターフロント地区(中央ふ頭・博多ふ頭)再整備の事業化検討,
築港石城町線の道路整備等
☆クルーズ船受入環境等の強化【1,053,976】(港空)
中央ふ頭における岸壁の改良,交通広場の整備,クルーズ船寄港時の
可動式通路の導入等
☆国内を代表するMICE拠点の形成【155,354】(経観文)
MI
機能の強化を図るため,第
第2期展示場
MICE
CE機能の強化を図るため
展示場等の
等の整備やホテ
整備やホテル
ル・賑わ
・賑わい
い
施設等の誘致に向けた検討
☆都心3拠点を結ぶ交通アクセス強化の検討【23,750】 (住都)
都心部におけるBRTシステムの形成に向けた検討
交通・物流機能の強化
☆福岡空港整備事業費負担金【1,176,388】 (港空)
国が実施する福岡空港整備事業(滑走路増設等)の地方負担
☆港湾機能の強化【370,248】(港空)
船舶の大型化に対応するための東航路の整備等
☆地下鉄七隈線延伸事業【4,570,000】 (交通)
地下鉄七隈線の延伸(天神南駅~博多駅)について,
土木本体工事等を着実に推進(平成32年度開業予定)
☆アイランドシティへの自動車専用道路整備 【1,099,785】 (道下・港空)
自動車専用道路アイランドシティ線(福岡高速6号線)の整備
☆西鉄天神大牟田線連続立体交差事業(雑餉隈駅付近)【2,623,566】 (道下)
西鉄天神大牟田線雑餉隈駅付近の連続立体交差化
(平成32年度高架切替予定)
6
★:新規 ☆:拡充
憩い・潤いの空間の充実
災害に強いまちづくり
☆動植物園再生事業【294,630】(住都)
動植物園再生基本計画に基づくエントランス周辺の
地下駐車場や複合建築物(レストラン,売店等)の整備等
☆ 中央区における消防・救急体制の強化【1,147,671】(消防)
都心部における災害即応体制の強化と,救急需要への対応等を
図るため,中央消防署を移転整備(平成30年度供用開始予定)
☆特色ある公園づくり事業【266,650】(住都)
高宮南緑地の整備(旧貝島邸の活用)など特色ある都市公園の整備
☆ 福岡都市圏消防共同指令センターの整備【396,258】(消防)
福岡都市圏における119番指令センターの共同運用化に伴う
システムの整備(平成29年度運用開始予定)
☆アイランドシティはばたき公園整備事業【25,700】(港空)
アイランドシティはばたき公園の湿地造成実施設計,市民参加による
順応的管理の検討等
☆博多駅~天神をつなぐ通りの魅力づくり(はかた駅前通り)
【332,667】(住都・道下)
博多おもてなしストリート(はかた駅前通り)の再整備
水上公園リニ
アルオ プン(住都)
・ 水上公園リニューアルオープン(住都)
平成28年7月(予定)にリニューアルオープン
(単位:千円)
☆ 民間建築物耐震化促進事業【249,335】(住都)
民間大規模建築物等の耐震化を促進するため,耐震改修工事等の
助成を実施
・ 五ケ山ダム建設事業【2,504,500】(水道)
異常渇水時の水の安定供給を図るため,渇水対策容量を持つ
多目的ダムを建設(福岡県施工)
多目
設(福岡県
)
文化・芸術・スポーツ活動拠点の整備・充実
・ なみきスクエア(香椎副都心公共施設)のオープン
【218,058】(市民・教委・経観文)
千早駅前に市民センター,図書館,
音楽・演劇練習場等の機能を有する
「なみきスクエア」が平成28年6月オープン予定
☆地域交流センター検討(早良区)【10,240】(市民)
早良区地域交流センター(仮称)整備のための基本設計等
☆福岡市科学館整備【463,197】(こども)
科学館の平成29年10月開館に向けた設計・施工等
☆ 総合体育館整備【14,549】(市民)
PFI事業者が実施する基本・実施設計についてのモニタリングの実施
(平成30年度開館予定)
☆ 美術館リニューアル事業【167,280】(経観文)
福岡市美術館の大規模改修・リニューアルをPFI方式で実施する
とともに,美術品の移送等を実施(平成31年3月開館予定)
☆ 拠点文化施設検討経費【23,868】(経観文)
新たな文化芸術振興の拠点となる文化施設の整備に向けた検討
7
天神ビッグバンの推進
参考
国家戦略特区をはじめとする誘導策などにより,天神地区は付加価値の高いビルへの建替えなどが進み,ビジネスやショッピング・憩いを
はじめ,人・モノ・コトが交流する新たな空間が生まれ,これまで以上に多くの人が活躍する一方で,過度に自動車に依存しない,ひとを中心
とした「歩いて出かけたくなるまち」に生まれ変わります。
★:新規 ☆:拡充
施策体系
(単位:千円)
民間ビルの建替え誘導
新たな雇⽤の創出
快適な
⺠間ビルの
公共空間の創出
■ 老朽化した民間ビルのインテリジェント(スマート)ビルへの建替え
促進と併せ,高質なオフィス・商業空間と都市景観の創出を図る
・ 国家戦略特区や市独自の「容積率特例制度」などの規制緩和を実施
・ あわせて,現在検討を進めている公共交通利用促進策の実施による
駐車場附置義務台数の低減などを行い,民間ビルの建替えを促進
・ さらなる建替え誘導に向けたインセンティブ制度の創設
建替え誘導
水上公園
公共交通機関の充実と
⼀般⾞両の乗り⼊れ抑制
【数値目標】 今後10年間で30棟の民間ビルの建替えを誘導し,
新たな空間と雇用を創出する。
■ 延床面積 : 約1.7倍 (444,000㎡→757,000㎡)
■ 雇用者数 : 約2.4倍 ( 39,900人→ 97,100人 )
■ 建設投資効果 : 2,900億円
■ 経済波及効果 : 8,500億円 / 年
BRTの段階的な導入
:都心循環BRT
P :都心周辺部駐車場
天神1丁目
南ブロック
3
1
旧大名小学校
2
4
西中洲周辺
5
春吉橋
8
新たな雇用の創出
■ 創出された空間を活用し,新たなビジネスと雇用の創出を図る
快適な公共空間の創出
■ 街ゆく人を中心とした憩いや潤いを感じる公共空間の創出を図る
【関連予算】
☆ 都心部のまちづくりの推進 【172,286】(住都) ※対象額のみ
☆天神明治通り地区における地下通路の整備への補助
・ 旧大名小学校跡地まちづくりに向けた計画づくり
★天神ビッグバンエリアにおける新たな魅力づくりに向けた検討 等
☆ 快適で高質な
都心回遊空間の創出事業【582,000】(住都・道下)※対象額のみ
☆天神ビッグバンの奥座敷(西中洲)の魅力づくりに向けた道路整備
と景観誘導
・ 春吉橋賑わい空間の創出
・ 水上公園の再整備
★ぬくもりある憩いの空間の創出(渡辺通り) 等
☆「ユニバーサル都市・福岡」の推進【3,200】(総企) ※対象額のみ
まちなかベンチプロジ クト(エリアマネジメント団体と共働したベンチ
・ まちなかベンチプロジェクト(エリアマネジメント団体と共働したベンチ
設置管理の仕組みづくり)
快適で高質な回遊空間の創出
【関連予算】
★ 外国人創業活動促進事業 【4,719】 (経観文)
国家戦略特区における在留資格申請時の要件緩和(スタートアップビ
ザ)を実施し,外国人の創業活動を促進
・ スタートアップカフェの運営【68,182】(経観文)
スタートアップの裾野を拡げるため,敷居の低い空間を提供し創業から
人材確保までワンストップで支援する創業拠点の運営
③ 水上公園
(天神明治通り地区地下通路)
地下通路イメージ
② 旧大名小学校跡地
・ 立地交付金のリニューアルにより,雇用への取組みをさらに評価した
企業立地を促進
・ 福岡市スタートアップパッケージ(※)により,創業を促進
※スタートアップビザ(外国人創業人材の在留資格申請時の要件緩
和),雇用労働相談センター,スタートアップ法人減税(国家戦略特
区における創業企業に対する法人税の軽減措置) など
① 天神1丁目南ブロック
④ 西中洲
構想の多様な要素を,
見える化したイメ ジ
見える化したイメージ
⑤ 春吉橋
交通施策の充実
■ 自動車交通の削減・抑制や公共交通への利用転換により
交通渋滞の緩和を図る
【関連予算】
★ 企画乗車券の見直し【224,905】 (交通)
家族で利用できる1日乗車券「ファミリーきっぷ(仮称)」の
新設など公共交通の利用促進による,都心部への車の乗り入れ
抑制
★ 都心周辺部駐車場の検討【16,000】 (道下)
都心部へのマイカー流入を抑制するための,都心周辺部での整備を
検討
☆ 都心3拠点を結ぶ交通アクセス強化の検討【23,750】(住都)
都心部におけるBRTシステムの形成に向けた検討
☆ 地下鉄七隈線延伸事業【4,570,000】 (交通)
天神南駅から博多駅について,土木本体工事等を着実に推進
★:新規 ☆:拡充
(単位:千円)
9
Ⅱ 将来にわたり持続可能な市政運営の推進
1 改善の取組み
平成25年6月に策定した「行財政改革プラン」に基づき,効率的で筋肉質な市役所をめざし,「市民の納得と共感」,「チャレンジする組織
改革」,「健全な財政運営」の取組みを進めます。
★新規 ☆拡充 (単位:千円)
市民の納得と共感
★個人番号カード申請出張サポート 【11,852】(総企)
公民館やショッピングモール等に出張窓口を設置し,手続きをサポート
健全な財政運営
★証明書自動交付機設置 【10,087】(市民)
「なみきスクエア」に,証明書の自動交付機を設置
★福岡よかトピア国際交流財団移転統合【34,589】(総企)
レインボープラザや交流スペースなど国際交流推進の拠点を一体化
★手話通訳嘱託員の新規配置 【20,908】(保福)
聴覚障がい者のコミュニケーションを支援(各区1名)
★個人住民税の特別徴収一斉指定事業【3,600】(財政)
平成29年度課税分からの特別徴収の県下一斉指定に向けた取組み
★外国人居住者へのサポート【739】(東区・市民)
在住外国人への窓口サービスの充実や地域コミュニティとの交流促進
★と畜検査手数料の改定(保福)
受益者負担の適正化を図るため,と畜検査手数料を改定
★ユニバーサル区役所の推進 【8,556】(城南区・市民)
ユニバーサルデザインに配慮した区庁舎のサイン整備等
★林業資源ビジネス化プロジェクト【9,000】(農水)
市営林における木材生産を低コストで実現できる経営モデルの構築
★市民のための庁舎環境整備 【5,821】(西区・市民)
市民サービスの向上のため,庁舎レイアウトの見直し等を実施
★農村センターの廃止(農水)
近隣類似施設の充実及び農村センターの老朽化に伴い施設を廃止
チャレンジする組織改革
☆システム刷新【233,043】(総企)
業務プロセスの見直しによる行政サービスの高度化と最適なシステム開発
・ 行政課題の解決に向けたイノベーション提案の仕組みづくり【7,500】(総企)
行政課題の解決に市民・民間企業等のアイデアを導入する手法の検討
★下水道使用料等の政策減免の見直し(道下・環境・農水)
生活保護世帯に対する使用料等減免の廃止
☆港湾施設使用料増収の取組み(港空)
外航クルーズ船入港料減免の見直しやクルーズ観光バス待機場有料化
★総合図書館及び東図書館への指定管理者制度導入(教委)
サービス向上及び運営コストの縮減に向け,指定管理者制度を導入
10
2 健全な財政運営のための取組み
(1) 財源の確保
市民生活に必要な行政サービスを確保しつつ,重要施策の推進や新たな課題への対応に必要な財源を確保するため,「行財政改革プラン(平成25年6
月策定)」に基づき,「歳入の確保」や「行政運営の効率化」などの取組みを進めており,平成28年度当初予算においては約65億円の財源を確保しました。
平成26年度から28年度までの財源確保の取組みの累積効果や財源対策(財政調整基金の活用)による財源確保額は,約490億円にのぼると試算して
いるところであり,引き続き,政策推進プランとの連動により,不断の改善に取り組みながら,将来にわたり持続可能な市政運営に取り組んでいきます。
財源確保総額
歳入の確保
6,456百万円
(単位:百万円)
行政運営の効率化
①人件費の抑制及び組織のスリム化
1,377
127
①収入・収納率等の向上
1,979
361
市税収入率の向上 [H27 97.4% → H28 97.5%] など
②市有財産の有効活用 等
住居手当(持ち家)の廃止
未利用地等の売却・貸付
小学校給食調理等業務の民間委託
駐車場の有料化 など
1,618
公立保育所の民営化
学校環境整備等業務の執行体制見直し など
その他公共施設の見直し 等
②その他行政運営の効率化
3,100
1,250
モーターボート競走事業収益の確保による一般会計への繰出金の増
ホームヘルプサービス等の国県負担率の改善
下水道事業会計における一般会計からの基準外繰出金の縮減
就労支援等による生活保護費の縮減
青果3市場統合による管理運営の合理化 など
青年センター,農村センターの廃止 など
11
(2)財政調整用基金の取崩額の抑制①
・当初予算編成時における財政調整基金の取り崩し額を3年連続で縮減(▲6億円)
H26:62億円(▲3億円)、H27:60億円(▲2億円)、H28:59億円(▲1億円)
6 6 億円( 3億円)、
60億円(
億円)、 8 59億円(
億円)
・市債管理基金、庁舎建設等資金積立金の取り崩し抑制も継続
H25当初予算
H26当初予算
H27当初予算
H28当初予算
取崩し
取崩し
取崩し
(①)
取崩し
(②)
基金名
当初予算時
取崩額比較
①-②
(参考)
H28年度末
残高見込み
財政調整基金
▲65億円
▲62億円
▲ 60億円
▲ 59億円
▲1億円
121億円
市債管理基金
0億円
0億円
0億円
0億円
0億円
53億円
庁舎建設等
資金積立金
0億円
0億円
0億円
0億円
0億円
31億円
▲65億円
▲62億円
▲ 60億円
▲ 59億円
▲1億円
205億円
合 計
12
(2)財政調整用基金の取崩額の抑制②
当初予算時点の残高
300
+
280
決算時点の残高(※H27は見込み)
単位:億円
282
261
250
210
200
150
149
149
29
29
107
133
205
90
100
50
51
210
205
H27
H28
175
120
120
120
H22
H23
H24
147
0
H25
H26
13
(3)アセットマネジメントの推進
~公共施設の適切な維持管理の推進~
市有施設を安全・安心に維持し、良質な公共サービスを持続的に提供していくため、「第2次アセットマネジメント実行計画(平成25年6月策定)」
に基づき、財政負担の低減・平準化を図りつつ、施設の状況等に応じた適切な維持管理を推進します。
〔効果的な改修工事の実施〕
①全ての施設において、過去の修繕履歴や技術職員による現地調査等を踏まえ実施
【外壁、屋上などの改修を予定する公民館、体育館など約16施設(予定)】
②大規模施設の改修については、内容や時期、手法を確認し実施
【博多座、マリンメッセ福岡 等】
計画的・予防的な改修・修繕等による
既存施設の長寿命化等を進め
財政負担を低減・平準化
●アセットマネジメント事業費
(単位:億円)
平成28年度当初予算
差引
区 分
平成26年度当初予算
平成27年度当初予算
( 国予算関連の平成2 7 年度2 月 補正
における 前倒しを含む )
一般会計
353
383
401
18
(5%)
全会計
670
741
748
7
(1%)
(1%)
( 2 8 当初-2 7 当初)
【主な取組み】
①施設の長寿命化
・市営住宅の長寿命化【1,225,208千円】
住宅の外壁や屋上防水を計画的に改修
・橋梁の長寿命化【596,712千円】
橋梁長寿命化修繕計画に基づき、優先順位の高い橋梁を改修
④改築・更新の実施
・公民館改築【914,407千円】
100坪館の150坪館への建替3館、建替のための設計3館等
・公園再整備(29公園)【868,750千円】
利用実態調査、老朽度調査を行い策定した再整備計画に基づく公園の整備
・市営住宅の建替【6,594,853千円】
②施設の機能維持
・道路大規模修繕【736,978千円】
アセットマネジメント基本方針に基づき、優先順位の高い道路を補修
・校舎等の大規模改造(18校)【2,870,208千円】
③ニーズへの対応
・市営住宅の改善【3,287,301千円】
安全性、高齢者対策などの水準が低い住宅の住戸改善、耐震改修等
老朽化した住宅の建替(28年度313戸建設着手)
①長寿命化・・・構造く体を耐用年限まで使い切るために必要な内外装・設備などの改修・補修
②機能維持・・・老朽化などにより所要の性能が発揮できなくなった機能を回復するために行う改修等
③ニーズへの対応・・・耐震改修やバリアフリー化など社会状況の変化に伴い必要となる機能追加や
安全性向上のために行う改修
④改築・更新・・・耐用年限を迎えた施設や陳腐化・老朽化で目的を果たせない施設で継続して設置
することが必要な施設の改築・更新
14
3 市債残高の着実な縮減
(1)市債発行額の抑制
①市債発行額( 般会計)
①市債発行額(一般会計)
・市債発行額を減少(▲43億円)
・臨時財政対策債の発行額を4年連続で減少(▲69億円)
H25:390億円(▲4億円) H26:375億円(▲15億円)
H27:365億円(▲10億円) H28:325億円(▲40億円)
H27
市債発行額
うち臨時財政対策債
H28
増減額
億円
億円
億円
749
706
▲ 43
365
325
▲ 40
15
②市債発行額の推移
市債発行額の推移
(一般会計・当初予算額)
億円
1000
臨時財政対策債
800
684
600
720
750
749
710
708
706
591
587
530
138
130
305
355
394
389
379
365
H21
H22
H23
365
390
375
356
320
333
H24
H25
H26
202
325
400
200
449
400
384
381
H27
H28
0
H19
H20
16
(2)市債残高の縮減
①H28年度末市債残高の状況
・一般会計はH27年度末と比べ縮減(▲111億円)
般会計はH27年度末と比べ縮減(▲111億円)
・満期一括積立金を除く全会計ではH27年度末と比べ縮減(▲391億円)
・満期一括積立金を除く全会計でピーク時より3,871億円縮減(▲15.0%)
一般会計
全会計
H16
H27
年度末
残高
年度末
残高(A)
差し引き
H28
億円
億円
12,928
12
928
25,882
(27,092)
12,244
12
244
22,402
(24,040)
新規発行
億円
706
1,078
市債償還
年度末
残高(B)
(B)-(A)
億円
億円
億円
▲ 817
▲ 1,469
(▲1,436)
12,133
12
133
22,011
(23,682)
▲ 111
▲ 391
(▲357)
※億円未満は四捨五入しており計算が一致しない場合がある。
※億円未満は四捨
入しており計算が 致しな 場合がある。
※括弧内は、満期一括積立金(満期一括償還のために既に償還財源を市債管理基金に積み立てたもの)を含む。
※一般会計のH28年度末残高には一般会計に移管予定の筥崎土地区画整理事業特別会計分を含む。H27年度末残高は比較用と
して筥崎土地区画整理事業特別会計分を合算している。
17
②市債残高の推移
H28年度末の満期一括積立金を除く全会計市債残高見込額から、国が償還額を全額地方交付税措置する臨時財政対策債の残高見込
H28年度末の満期一括積立金を除く全会計市債残高見込額から
国が償還額を全額地方交付税措置する臨時財政対策債の残高見込
額を除いた額は、そのピーク時のH16年度末から6,389億円減少し、1兆8,726億円となり、1.9兆円を割り込む水準にあります。また、その市
民一人当たり市債残高見込額は、H16年度末から約60万円減少し、約125万円となります。
市民一人当たり市債残高の推移
(全会計)
市債残高 推移(全会計)
市債残高の推移(全会計)
億円
万円
220
30,000
● 一般会計
約 1兆2,133億円(▲111億円)
臨時財政対策債
臨時財政対策債
200
その他の市債
767
その他の市債
191
6
25,882
25,000
24,756
25,115
1,353
23,608
8
23,302
1,918
22,633
22,619 22,402
2,564
21,384
20,000
3,075
22,011
3,285
3,
85
10
160
169
140
20
22
129
120
100
0
※H25までは決算ベース、H27は2月補正後(繰越明許費を反
映していない)、H28は当初予算ベース
※満期一括積立金を除く
※満期
括積 金を除く
24,190
◇満期一括積立金を除く全会計
約 2兆2,011億円(▲391億円)
<約
約 2兆3,682億円(▲357億円)>
,
億 (
億 )
147
17
159
H16
H19 H21 H23 H25 H27 H28
24,695
149
( )は平成27年度末残高見込みとの差
<>は満期一括積立金を含む
※筥崎土地区画整理事業特別会計につい
ては、平成28年度から一般会計へ移管する
ことに伴い、平成27年度末残高見込みにつ
とに伴い 平成 年度末残高見込みに
いても、特別会計分でなく一般会計分として
差引
136
15,000
0
25,158
153
148
18,726
25,997
161
13
185
19,327
◎満期一括積立金を含む全会計市債残高の推移
H16
H19
H21
H23
H25
● 企業会計
約
7 776億円(▲245億円)
7,776億円(▲245億円)
169
20,055
H16
● 特別会計
約
2,102億円(▲ 35億円)
177
180
,
1 148 23,986
1,148
27,092
平成28年度末残高の見込み
(億円)
H27
H28
24,040
23,682
125
H19 H21 H23 H25 H27 H28
※H25までは決算ベース、 H27は2月補正後(繰越明許費を反
映していない)、 H28は当初予算ベース
※H25までは各年度末現在、H27,28は平成27年12月末現在
※
ま
各年度末現在、
,
平成 年 月末現在
の登録人口
※満期一括積立金を除く
◎市民一人当たり市債残高の推移(満期一括積立金を含む全会計) (万円)
H16
200
H19
186
H21
177
H23
171
H25
164
H27
160
H28
158
18
<参考>市債発行額と公債費の状況(一般会計)
~
億円
市債発行額と公債費の推移(当初予算) ~
1 ,2 00
1 ,00 00
8 00
956
926
890
984
850
1,011
1,036
1,061
1,021
1,032
1,016 1,031
1,039
1,024
1,010
974
898
805
819
766
66
653
605
6 00
1,024
684
644
587
550
530
720
750
710
943
708
955
749
951
706
591
549
443
4 00
465
449
400
389
379
365
356
320
333
2 5 年度
2 6 年度
384
381
2 00
0
12 年度
1 3 年度
1 4 年度
1 5 年度
16 年度
1 7年度
市債発行額
1 8 年度
1 9 年度
20 年度
2 1年度
公債費(元金 利子)
公債費(元金+利子)
2 2 年度
2 3 年度
2 4 年度
2 7年度
2 8 年度
特例債を除く市債発行額
※特例債:後年度に地方交付税措置される特例的に発行された市債(臨時財政対策債、減税補てん債(~H18)、臨時税収補てん債(H9))
19
Ⅲ 予算案の姿(概要)
予算案 姿(概要)
1
予算規模
・一般会計は、就学前児童の教育・保育給付費などの社会保障関係費の増等
・
般会計は 就学前児童の教育・保育給付費などの社会保障関係費の増等
に伴い、+0.3%
・全会計合計では、モーターボート競走事業の企業会計化に伴う予算規模の
減などにより、▲1.3%
※ 以下、詳細は別添資料「平成28年度当初予算案計数資料」参照。億円未満は四捨五入しており合計が一致しない場合がある。
区分
H28
H27
増減額
伸率(%)
一般会計
7,845億円
7,820億円
26億円
0.3
特別会計
7,979億円
8,784億円
▲806億円
▲9.2
企業会計
3,015億円
2,487億円
529億円
21.3
1兆8,839億円 1兆9,090億円
▲251億円
▲1.3
合 計
20
2 予算案のポイント
予算案 ポイ ト
○一般会計
<歳入>
・市税収入は、個人市民税における納税義務者数の増加
市税収入は、個人市民税における納税義務者数の増加,法人市民税における企業収益
法人市民税における企業収益
の改善,固定資産税における新増築家屋の影響などにより、全体としても27年度当初
を上回る
・市税等の増加に伴い、臨時財政対策債を含む実質的な地方交付税は減少
・市債発行額は 引き続き市債発行の抑制に努め 平成27年度当初を下回る水準にとど
・市債発行額は、引き続き市債発行の抑制に努め、平成27年度当初を下回る水準にとど
め、市債残高についても着実に減少
<歳出>
・真に必要な施策・事業に必要な予算を確保し、福岡市を次のステージへと飛躍させる
真に必要な施策 事業に必要な予算を確保し 福岡市を次のステ ジへと飛躍させる
チャレンジを積極的に推進
・元気で住みやすいまちをさらに発展させ、「都市の成長」と「生活の質の向上」の好
循環の実感を広く行き渡らせることに注力
・高齢者福祉等の充実に向けて保健福祉費を増額確保するとともに、子育て環境の充実
高齢者福祉等の充実に向けて保健福祉費を増額確保するとともに 子育て環境の充実
に向けてこども育成費を増額確保
・産学官民の総力を結集し、福岡市一体となってアジアの中で存在感のある都市づくり
を推進
・扶助費に医療・介護関連の繰出金・負担金を加えた社会保障関係費は引き続き増加
扶 費
療 介護 連 繰 金 負担金を加
社会 障 係費
き続き増加
21
3 一般会計の状況
(1)一般財源の状況(概要)
H28
H27
2,796億円
2,744億円
52億円
1.9
個人市民税
871億円
855億円
16億円
1.9
法人市民税
370億円
億円
364億円
億円
6億円
億円
1.6
固定資産税
1,115億円
1,087億円
27億円
2.5
440億円
438億円
3億円
0.6
60億円
63億円
▲ 3億円
▲ 4.5
45
370億円
352億円
18億円
5.1
285億円
276億円
9億円
3.3
6億円
6億円
-億円
6.1
地方交付税等
605億円
655億円
▲50億円
▲ 7.6
地方交付税
280億円
290億円
▲10億円
▲ 3.4
34
臨時財政対策債
325億円
365億円
▲40億円
▲11.0
128億円
132億円
▲ 4億円
▲ 3.4
3,965億円
3,952億円
13億円
0.3
項目
市税
その他
地方譲与税
交付金
地方消費税交付金
地方特例交付金
その他
合 計
増減額
伸率(%)
22
(1)一般財源の状況(ポイント)
※(
)内の増減は対27年度当初予算比
<総額> 3,965億円(+13億円)
<市税> 2,796億円(+52億円)
2 796億円(+52億円)
・個人市民税は納税義務者数の増等により、+16億円(+1.9%)
・法人市民税は企業収益の改善等により、+6億円(+1.6%)
・固定資産税は新増築家屋の影響等により、+27億円(+2
固定資産税は新増築家屋の影響等により、+27億円(+2.5%)
5%)
<地方消費税交付金> 285億円(+9億円)
・地方消費税交付金は地方消費税収入額の増により、+9億円(3.3%)
→消費税率引き上げによる増収分は社会保障関係費(2,590億円)に充当
<地方交付税等> 605億円(▲50億円)
・市税等の増加に伴い、実質的な地方交付税は減少
・市税等の増加に伴い
実質的な地方交付税は減少
(地方交付税▲10億円、臨時財政対策債▲40億円)
・臨時財政対策債は4年連続で減少(4年で▲69億円)
<その他>
・財政調整基金の取り崩し額は3年連続で縮減(▲1億円)
23
(2)性質別歳出の状況(概要)
項目
H28
H27
増減額
伸率(%)
人件費
792億円
793億円
▲ 1億円
▲ 0.2
扶助費
2,096億円
1,999億円
97億円
4.8
公債費
951億円
955億円
▲ 4億円
▲ 0.4
3,838億円
億
3,747億円
億
91億円
億
2.4
物件費
886億円
862億円
24億円
2.8
補助費等
589億円
億円
537億円
億円
52億円
億円
9.6
普通建設事業費
727億円
780億円
▲53億円
▲ 6.8
補助事業費
419億円
481億円
▲63億円
▲13.0
単独事業費
308億円
298億円
10億円
3.3
94億円
108億円
▲14億円
▲12.8
貸付金
1,086億円
1,160億円
▲74億円
74億円
▲ 6.4
繰出金
559億円
556億円
4億円
0.6
その他
67億円
71億円
▲ 5億円
5.2
7,845億円
7,820億円
26億円
0.3
義務的経費 計
維持補修費
合計
24
(2)性質別歳出の状況(主な増減)
<義務的経費> 3,838億円(+91億円)
・人件費は、退職者数の減による退職手当の減(▲7億円)などにより、▲1億円
・扶助費は
扶助費は、保育所入所児童数の増等による
保育所入所児童数の増等による教育・保育給付費の増(+
教育・保育給付費の増(+46
46億円)
億円)、
年金生活者等支援臨時福祉給付金の創設(+39億円)などにより、+97億円
・公債費は、元金の増(+16億円)、利子の減(▲19億円)により、▲4億円
<その他>
・物件費は、がん検診委託料の増(+3億円)、留守家庭子ども会児童数の増による
運営費の増(+3億円)などにより、+24億円
・補助費等は、企業立地交付金の増(+60億円)などにより、+52億円
補助費等は 企業立地交付金の増(+60億円)などにより +52億円
・普通建設事業費は、国の補正予算に伴う学校大規模改造事業等の前倒し(▲28億円)、
学校施設空調整備事業(▲18億円)などにより、▲53億円
・維持補修費は、博多座維持補修(▲8億円)などにより、▲14億円
維
修
、
維
修(
)
、
・貸付金は、商工金融資金預託金(▲74億円)などにより、▲74億円
・繰出金は、医療・介護関連の繰出金・負担金の増(介護保険+8億円、後期高齢者医療
+6億円、国民健康保険+6億円)の一方で、筥崎土地区画整理事業特別会計廃止
(▲11億円)などにより +4億円
(▲11億円)などにより、+4億円
25
(3)目的別歳出の状況(概要)
項目
総務費
H28
H27
増減額
伸率(%)
479億円
488億円
▲10億円
▲2.1
こども育成費
1,073億円
1,020億円
53億円
5.2
保健福祉費
2,047億円
1,985億円
62億円
3.1
301億円
306億円
▲ 4億円
▲1.5
1,093億円
1,125億円
▲32億円
▲2.8
土木費
384億円
419億円
▲35億円
▲8 4
▲8.4
都市計画費
611億円
606億円
6億円
0.9
港湾空港費
91億円
74億円
18億円
24.0
消防費
155億円
144億円
11億円
7.9
教育費
534億円
570億円
▲36億円
▲6.3
公債費
956億円
960億円
▲ 4億円
▲0 4
▲0.4
その他
120億円
123億円
▲ 3億円
▲2.4
7 845億円
7,845億円
7 820億円
7,820億円
26億円
03
0.3
環境費
境費
経済観光文化費
合計
※平成28年度に、経済観光文化局の所管する事業の一部が港湾空港局に移管されることに伴い、当該事業にかかる平成27年度予算についても、港湾空港費へ移
替えしている。
26
(3)目的別歳出の状況(主な増減)
<こども育成費>
就学前児童の教育・保育給付費(+46億円)、障がい児施設給付費等(+11億円)
子ども医療費助成(+5億円)、子育て世帯臨時特例給付金給付事業(▲7億円)
<保健福祉費>
年金生活者等支援臨時福祉給付金(42億円)、医療・介護関連の繰出金・負担金(+21億円)
障がい者施設介護給付費等(+5億円)、臨時福祉給付金給付事業(▲10億円)
<経済観光文化費>
企業立地交付金(+61億円)、商工金融資金預託金(▲74億円)
<土木費>
市営住宅の建替・改善(▲13億円)※、住宅市街地総合整備事業(▲5億円)
<港湾空港費>
空港対策費(+9億円)、港湾改修費(+5億円)
<消防費>
中央消防署等再編整備(+11億円)
<教育費>
学校施設空調整備事業(▲18億円)、学校大規模改造(▲28億円)※
※国予算関連の平成27年度2月補正前倒しあり
27
4 特別会計の状況(概要)
項目
H28
H27
増減額
伸率(%)
後期高齢者医療
168億円
169億円
▲ 2億円
▲ 1.1
国民健康保険事業
1,692億円
1,688億円
4億円
0.3
介護保険事業
992億円
936億円
55億円
5.9
中央卸売市場
87億円
80億円
7億円
9.1
港湾整備事業
201億円
138億円
64億円
46.3
筥崎土地区画
整 理 事 業
-
11億円
▲11億円
皆減
公共用地
先行取得事業
27億円
2億円
25億円
著増
市営競艇事業
-
842億円
▲842億円
皆減
市債管理
4,676億円
4,786億円
▲110億円
▲2.3
その他
135億円
131億円
4億円
2.7
7,979億円
8,784億円
▲806億円
▲9.2
合計
28
4 特別会計の状況(主な増減)
<後期高齢者医療>
広域連合への納付金(▲2億円)
<国民健康保険事業>
保険給付費(+5億円)
<介護保険事業>
保険給付費(+58億円)
<中央卸売市場>
青果部3市場解体(+8億円)、市債管理基金積立(+11億円)
新青果市場整備関連(▲8億円)
<港湾整備事業>
立地交付金繰出金(+58億円)、IC臨海土地造成(+10億円)
<筥崎土地区画整理事業>
特別会計廃止(▲11億円)
<公共用地先行取得>
香椎副都心公共施設整備に係る元利償還(+26億円)
<市営競艇事業>
市営 艇事
特別会計廃止(▲842億円)
会 廃 (
億 )
<市
新発債(▲70億円)
債
管
理>
29
5 企業会計の状況(概要及び主な増減)
<モーターボート競走事業>
企業会計化(+489億円)
<下
企業債償還金(+25億円)
<
水
水
道
道
事
事
業>
業
>
< 高 速 鉄 道 事 業>
項目
モーターボート
建設改良費(▲38億円)
運輸収益(+19億円)、建設改良費(+23億円)、企業債償還金(+11億円)
H28
H27
増減額
伸率(%)
489億円
億円
-
489億円
億円
皆増
下水道事業
1,149億円
1,125億円
24億円
2.1
水道事業
604億円
640億円
▲36億円
▲5.7
5億円
4億円
1億円
23.4
高速鉄道事業
769億円
717億円
52億円
7.2
企業会計合計
3,015億円
2,487億円
529億円
21.3
競 走 事 業
工業用水道事業
30