1 2 3 - 24時間対応 在宅医療ネットワーク 医療法人社団悠翔会

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お一人で通院するのが大変な方や、介護を受けておられる方・・・
在宅医療(訪問診療)をご利用ください。
医師・看護師が定期的にお宅に伺い、しっかりと診察いたします。
緊急事態には24時間体制で迅速に対応。
介護事業者の方々とも協力しながら、
患者さんの安全かつ快適な療養生活をサポートします。
健康のこと、医療のこと、介護のこと。
何でも最初に相談できる・・・・・
そんなクリニックでありたいとわたしたちは考えています。
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在宅医療(訪問診療)とは、具合が悪くなったときだけ医師が診察に伺うものではありません。
お一人で通院が困難な患者様のお宅に、日ごろから医師が定期的に診療にお伺いし、計画的に健康管理を行うものです。
定期訪問に加え、緊急時には365日×24時間体制で対応、必要に応じて臨時往診や入院先の手配などを行います。
訪問診療の目的は病気の治療だけではありません。転倒や寝たきりの予防、肺炎や褥瘡などの予防、栄養状態の管理など、
予測されるリスクを回避し、入院が必要な状態を未然に防ぐことも重要な役割です。
わたしたちは地域の病院や介護事業者の方々と連携・協力しながら、患者さんが在宅で安心して療養生活を続けられるよう、
在宅患者さんを総合的にサポートします。
在宅医療においては、病気の治療よりも、療養環境の整備が先決であるとわたしたちは考えます。
どんなに高級な治療も、患者さんが安心して療養できる環境がなければ、治療効果は期待できません。
わたしたちは「介護の現場を知る医療機関」として、ご家族や介護者・施設運営者の方々との積極的な協力関係を通じ、より
よい療養環境づくりに参加させていただきたいと考えています。
●主治医意見書や各種指示書の作成
●ケアマネージャーやご家族様への診療情報の提供(居宅療養管理指導)
●ケアプランに合わせた診療計画の調整
●担当者会議・退院前カンファランスへの参加
●難病申請・公費助成・成人後見の診断書作成など
●施設に入居されている患者さんの場合、施設運営者との円滑な連携と支援方針の共有
在宅で安心して療養を続けるためには、万が一の際に入院や検査を受け入れてくれる病院の協力が必要です。
当院では、地域ごと、患者さんごとに高度医療機関と連携し、緊急時のバックアップ体制を確保するよう努めています。
●緊急時の入院受け入れ
●CT・MRIなどの画像診断、内視鏡などの精密検査
●在宅医療では対応できない専門医による診察や治療
悠翔会のクリニックはすべて「機能強化型・在宅療養支援診療所」です。
「機能強化型」とは、在宅医療に従事する常勤医師が複数名勤務している、一定数の時間外往診や在宅看取りに対応しているな
どの実績がある在宅療養支援診療所に認められるものです。
医療法人社団悠翔会は法人全体で23名の常勤医師が勤務、約2,000名の在宅患者さんに対し、年間で約7,000件の電話対応、
約4,000件の往診(定期診療以外の訪問)及び400件の看取りを行っています。
終末期や重症の患者さん、医療依存度の高い患者さんにも対応できる首都圏有数の在宅医療チームです。
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医療は、患者さんのものです。
わたしたちに都合のよい医療ではなく、
患者さんのために必要な医療が提供されなければなりません。
在宅医療は、お一人で通院できない方が対象です。
中にはご自分で意思表示が難しい方もいらっしゃいます。
患者さんの健康を守る、患者さんの人間としての尊厳を守るために、わたしたちに何ができるか。
すべての患者さんが、病気や障害の種類や程度に関わらず、
住み慣れた自宅で安心して療養生活を送るために、必要なものは何か。
患者さんのニーズを最優先に、
わたしたちは理想の在宅医療を目指します。
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在宅療養している患者さんの多くは、治らない病
気や老化と向き合っています。
わたしたちは医療を一方的に押し付けるのではなく、
患者さんやご家族の人生に伴走し、
最期までその人らしく生きられるよう、
しっかりと支えていきたい。
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通院が困難だけれど、
いろんな症状や病気で悩んでいる。
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そんな在宅患者さんの幅広い医療ニーズに、
不安な健康変化はいつ起こるかわからない。
できるだけ在宅で対応できる力を身につけたい。
休日でも夜間でも、必要なときにいつでも
どんな重症な患者さんにもしっかりと
電話で相談できる。いつでもフットワーク
対応できる頼もしい
軽く緊急往診してくれる。そして、必要が
診療チームでありたい。
あれば入院先を手配してくれる。
そんな安心感を提供したい。
わたしたちが実現すべき在宅医療。
わたしたちが意識し続けなければならないこと。
個々の患者さんの幸福を真摯に考える。
すべての業務を誠実かつ確実に遂行する。
全員が医療人として成長し続ける。
利益ではなく、サービスの理想を追求する。
地域・社会のニーズに対し、変化していく意欲を持つ。
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EBM(Evidence Based Medicine:科学的根拠に基づいた医療)という言葉をご存じですか︖
これは、さまざまな医学研究の結果から、その病気に対し、もっとも安全で効果的かつ経済的な治療法を選択する、
というものです。
患者さんたちは「病気を治す」ために病院を訪れます。
ですから病院では、病気に対して最も効果的で安全な治療を提供できるEBMは、非常に重要な考え方です。
一方で、在宅医療を選択する患者さんは、治癒が難しい病気や老化による障害を抱えており、
EBMによる治療だけでは問題が解決できません。
多くの方は、病気の治癒よりも、在宅での日々を少しでも元気に平穏に過ごしたい、と願っています。
例えば、末期ガンの患者さんにとって、入院治療を続けるのか、苦痛を緩和しながら自宅で過ごす時間を確保するのか、
優先順位は人によって異なります。
また、その選択理由も人生観や価値観で説明できる人もいれば、もっと込み入った事情の方もいるでしょう。
患者さんにはそれぞれに物語があります。患者さんの言葉にじっくりと耳を傾け、
納得・満足できる医療の選択肢を提供すること。
科学的に有効であるというだけで治療方針を押し付けるのではなく、患者さんとともに治療方針を考えていく。
これをNBM(Narrative Based Medicine︓物語に基づく医療)といいます。
在宅医療はNBMを中心とした医療であるべきだと考えます。
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在宅医療はNBM(物語に基づく医療)ですから、患者さんやご家族のお話をじっくり聞くことが基本です。
1件あたり15分~30分、初診の患者さんの場合には1時間以上かけてゆっくりとお話を伺うこともあります。
何度かお伺いしていると、お互いに徐々に打ち解け、体調以外のお話ができることもあります。若いころの思い出、ご家族の
こと、個人的な悩み・・・そのようなお話もすべて患者さんの「物語」の一部です。
このゆったりとした問診を除けば、あとは視診・聴診・触診・打診など、病院での診療と内容は大きく変わりません。
患者さんの中にはご自分の変化を上手に伝えられない人、変化に気づいていない人も多いので、訪問診療では基本的に毎回全
身を診察し、体温、血圧、脈拍、酸素飽和度の測定を行います。
主治医は総合診療医として、内科を中心に全身の症状を拝見します。より専門的な対応が必要な場合、専門医やその他の医療
スタッフと連携して、チームで診療にあたります。
在宅医療はインフォームドコンセントを基本としています。不安なこと、わからないことは何でもお聞きください。ご理解い
ただけるよう、わかりやすく丁寧にご説明いたします。
処方
診察の際、お薬が必要な患者さんには処方箋を発行いたします。処方箋は近隣の調剤薬局でお薬と引き換えることができます。
薬局に取りに行けない場合は、薬局から薬剤師さんに配達してもらうこともできます。その時に薬の飲み方や副作用の注意な
ど、薬剤師さんから詳しく説明を聞くこともできます。
検査
当院では必要に応じて、下記の検査を在宅で実施することができます。
一般的な外来で実施される検査については概ね対応可能です。
CTやMRI、内視鏡など精密検査が必要な場合には、近隣の提携医療機関をご紹介いたします。
●血液検査・尿検査・便検査など
●体表・血管超音波検査
●心臓超音波検査
●動脈硬化検査(指尖脈波検査)
●心電図検査・ホルター心電図検査
●骨塩定量検査(骨密度検査)
●腹部超音波検査
●睡眠時無呼吸検査
治療
当院では下記の治療・医療機器の管理が在宅で可能です。
何か応急処置が必要な場合、処置材料は常時携行していますので、その場で対応できます。
●点滴・注射
●心臓ペースメーカーの管理
●予防接種
●外傷や褥瘡などの形成外科的処置
●関節内注射・神経ブロック・トリガーポイント ●胸水・腹水の穿刺・排液
●インスリン・自己血糖測定
●疼痛の管理・麻薬の管理・PCAポンプの管理
●在宅酸素療法
●胆道ドレナージチューブの管理
●気管切開・人工呼吸器
●輸血
●経管栄養法(経鼻・胃瘻・腸瘻)
●抗がん剤治療・細胞免疫療法の支援※
●中心静脈栄養法(IVH,TPN)
※輸血や癌治療については、後方医療機関や訪問看護との連携など、
●尿道留置カテーテル・膀胱瘻・腎瘻
条件調整が必要です。
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高血圧、糖尿病、脳梗塞後遺症、寝たきり、認知症、骨粗鬆症、変形性膝関節症、褥瘡、癌性疼痛・・・・
在宅医療を必要としている患者さんはさまざまな病気や障害を有しています。
内科医が主治医としてプライマリケア全般に対応しますが、内科医だけでは対応が困難なケースもよくあります。
そのようなとき、各科の専門医がチームで診療をアシストします。
また、診療には看護師が同行します。すべての患者さんに担当のソーシャルワーカーがつきます。
どちらも医師とは異なる視点で患者さんの療養生活の支援を行います。
その他、歯科医師、歯科衛生士、理学療法士、按摩マッサージ指圧師・鍼灸師など、
さまざまな医療専門職が、それぞれの立場から患者さんの療養生活をサポートすることができます。
在宅医療だからといって、提供できる医療に限界を作りたくありません。
わたしたちは、総合病院に通院しているかのような安心感を在宅で提供できるよう、
診療チームの機能拡充に引き続き取り組んでまいります。
訪問診療
専門診療
総合内科
内科以外の専門的な診療が必要な場合、専門医
訪問歯科診療
総合内科医が患者さんの主治医として日常診療
がお伺いすることができます。
虫歯の治療や義歯の作成、その他、歯や口腔に
全般を担当します。
病気によっては主治医または副主治医として定
関わる病気や症状の治療をお手伝いします。
看護師とともに定期的に診療にお伺いいたしま
期的にお伺いすることもできますし、困ったと
口には、摂食嚥下能力、栄養状態、かみ合わせ、
す。曜日と時間を決めて、毎週または隔週でお
きだけお手伝いすることもできます。
口腔ケアなど、安全な在宅療養を続けていく上
伺いすることが一般的です。診療の回数や頻度
は病状やご要望に応じて調整できます。
診療内容は通常の病院の外来診療を同じです。
全身の診察に加え、検査・注射・処置・処方な
どを行います。
内科医は総合診療以外にもそれぞれ専門分野を
持っています。
専門的な診療が必要な場合、専門医として主治
医以外の患者さんの診療に関わります。
精神科・心療内科
認知症やうつ、統合失調症などに対する治療や
ケア上のアドバイス、その他精神疾患に対する
専門的な治療をお手伝いします。
緩和ケア科・麻酔科
さまざまな苦痛、痛みや吐き気、呼吸苦などの
身体症状に加え、精神的な苦痛、スピリチュア
ルな苦痛に対しても全人的に対応します。
皮膚科・形成外科
難治性の褥瘡や外傷、熱傷などの治療、特殊な
皮膚疾患に対する専門的治療、外科的処置など
をお手伝いします。
整形外科
骨・関節・筋肉などの運動器疾患の専門的治
療、関節内注射や神経ブロックなどの専門的治
療を在宅で行うことができます。
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歯科部門
で重要な要素がたくさん含まれています。歯科
医師・歯科衛生士が、定期的に患者さんのお宅
を訪問し、お口の健康管理をお手伝いします。
口腔ケア
口腔ケアは快適な療養生活を送る上でも、誤嚥
性肺炎のリスクを軽減する上でも非常に重要で
す。必要な患者さんには、歯科衛生士が継続的
にケアのお手伝いをいたします。
摂食・嚥下機能評価
在宅療養されている患者さんの多くが、潜在的
な摂食能力の低下、栄養状態の問題を抱えてい
ると指摘されています。まずは嚥下機能を正し
く評価することが大切です。
嚥下リハビリテーション
食べることは人間の基本的な欲求の一つです。
最期まで口から食べられることを目指して、な
るべく早い段階から、食べる力のリハビリを行
リハビリテーション科
うことが大切です。胃瘻などの経管栄養を導入
脳梗塞後遺症、廃用症候群などによる運動機能
されている患者さんでも、再び口から食事がで
低下のある患者さんに対し、理学療法士・作業
きるようになる方もいます。食べたい、という
療法士らとともにリハビリテーションのプログ
方はあきらめずにぜひリハビリを考えてみま
ラム作りをお手伝いします。
しょう。
在宅栄養部門
看護部門
理学療法部門
訪問診療同行
訪問診療同行
訪問リハビリテーション
管理栄養士がご自宅に定期的に訪問し、食生活
訪問診療には看護師が同行します。診療現場で、
身体機能の回復や維持のために、理学療法士が
や栄養に関するさまざまなご相談に応じます。
必要な医療ケアや処置をお手伝いするとともに、
定期的にリハビリにお伺いします。
栄養管理や食事指導を通じて心身の状態を改善
医師とは異なる視点で診療に関わることで、相
し、よりよい療養生活をお送りいただけるよう
乗効果のあるサービスを目指します。
総合的にサポートします。
食べる能力や生活状況に応じて、必要な栄養や
水分を確保する方法、安心できる食事の形態・
食べ方のご提案や、環境の調整の支援などを行
います。また、日々を過ごす場所で、慣れ親し
んだ食材や食器を使い、目の前で「献立」「調
理」「食べ方」などのアドバイスを行います。
介護食のご紹介などもできます。
定期的な訪問看護
健康状態のチェックや身体のケア、医療機器の
管理、リハビリテーションのお手伝いが必要な
冠者さんのお宅に看護師が定期的にお伺いし、
在宅療養をサポートします。
※基本的に介護保険によるサービスです。ご利
用にあたってはケアマネージャーさんとご相談
ください。
※病気の種類によっては医療保険でカバーする
ことができます。
リハビリによって、生活の質(QOL)や日常生活
のレベル(ADL)をアップすることができます。
ADLの低下は、ご家族の介護負担を増大させる
だけでなく、褥瘡や誤嚥性肺炎、尿路感染症の
リスクを高め、患者さんの生命予後にも悪影響
を及ぼします。
わたしたちは積極的な訪問リハビリテーション
を通じて、患者さんの療養生活にプラスの変化
を提供したいと考えています。
訪問マッサージ
緊急・一時的な訪問看護
全身の麻痺や関節拘縮・筋固縮が強い方、疼痛
体調が急に悪化したため、看護師のケアや処置
や倦怠感、浮腫やしびれなどの自覚症状が強い
が必要になった場合、2週間を限度として看護
方には訪問マッサージ ( 按摩・マッサージ・指
師がお伺いすることができます。(医療保険に
圧 ) が有効です。
よるサービス)
また、リハビリを希望しているものの介護の点
数が足りない方では、医師・理学療法士の指導
の下、リハビリの支援を行います。
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不安な体調変化はいつ起こるかわかりません。
病気や老化の進行に伴い、これまでに経験したことのない症状が出現することもあります。
そのような時、まずはお電話ください。
365日×24時間、いつでも医師と相談できます。
そして求めがあれば、随時往診に伺います。
また必要があれば入院を手配します。
在宅医療の最大の使命は、患者さんが安心して在宅療養できる環境を提供することです。
患者さんやご家族の不安に迅速にフットワーク軽く対応します。
悠翔会では患者さんからのコールに即応できるよう2人の当直医師がクリニックに夜間待機。土曜日・日曜日の日中も平均3人以上の医師が待機し
ています(祝祭日は通常通り診療)。
一人の主治医が24時間、一人の患者さんを最期までサポートすることが理想かもしれませんが、医師も人間です。短期間であればともかく、何年も
の間、24時間365日働き続けることはできません。医師の疲弊は診療の質を低下させ、医師の離職につながります。それは最終的に患者さんにとっ
ても不利益となります。
在宅医療を持続可能な診療サービスとするために、そして常に一定以上の診療品質を保証するために、主治医でなくとも適切な緊急対応ができるこ
とが重要です。
そのために私たちは以下の取り組みをしています。
電子カルテによる情報共有
悠翔会では、在宅医療に最適化したクラウド型電子カルテシステムを独自に開発しています。これにより、患者さんの情報を一元管理し、リアルタ
イムに共有することができます。また、すべての診療スタッフはノートパソコンやスマートフォンなどの情報端末を常時携行しており、いつでも必
要な情報にアクセスできます。これにより、主治医でなくとも、一貫した治療方針の下、連続性のある医療をスムーズに提供することができます。
また、電子カルテにはケアマネや訪問看護師もアクセスできます。在宅生活を支援するチーム全体で情報を共有することで、より安全で包括的なケ
アが提供できます。
緊急対応時の診療品質向上のための取り組み
病状の変化に直面している患者さんやご家族に対しては、診療能力はもちろん、高いコミュニケーション能力が求められます。患者さんの不安を受
け止め、その上で適切な対処や説明ができることが必要です。診療品質の向上のため、夜間帯の電話対応の記録はすべて録音し、対応内容について
第三者が評価しています。また、往診には事務当直が同行します。患者さんからの評価の低い医師については、適宜指導し、改善がない場合は雇用
契約を終了しています。加えて、年に1度、全患家を対象に診療満足度調査を実施し、診療内容、診療態度、説明のわかりやすさなど、11項目を5段
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階で評価、各医師にフィードバックしています。
緊急対応の内容
緊急対応への所要時間
緊急対応の患者評価
2014年は約15000件の電話があり23%
往診が必要と判断した場合、車で向かいま
悠翔会の緊急往診の内容については、2014
(3445件)が病状に関する相談でした。うち
す。夜間は医師とドライバーが宿直してお
年度の診療満足度調査において「とてもよ
42%(1446件)に緊急往診しています。急変
り、直ちに対応できます。交通事情や地理
い」が63%、「普通」以上と答えた方が
のリスクの高い方には、あらかじめ対処法
的な条件にもよりますが、おおむね一時間
94%と患者さんの評価は概ね良好でした。
の指導や薬剤の配備など、十分な準備をし
以内に患者様宅に到着しています。
て対応しています。
2%
1%
9%
■ 緊急往診
■ 在宅処置
42%
46%
(内服など)にて
4%
5%
■ 15分∼30分
17%
26%
対応可能
■ 経過観察のみ
にて対応可能
■ 15分以内
48%
■ 30分∼60分
■ 60分∼120分
■ 120分以上
4%
2%
■ 良い
13%
18%
■ とても良い
■ 普通
63%
■ いまひとつ
■ 悪い
■ 訪問看護師に
よる対応
■ 救急要請
お電話での状況から、緊急往診を待たずに救急要請(119番通報)をお願いする場合があります。
1.脳卒中や心筋梗塞、大出血などが疑われ、できるだけ早く救命治療を開始する必要がある場合
2.往診の有無に関わらず、迅速な精密検査が必要と考えられる場合
このような場合は、救急搬送先病院の確保に協力いたします。また、搬送先病院に対し情報提供を行い、診療のスムーズな引継ぎを行います。
入院が必要な場合は・・・
入院が必要な場合、連携・協力医療機関に入院先を確保します。在宅主治医から病院の主治医に診療情報を提供し、スムーズな診療の引継ぎを行いま
す。入院をご希望されない場合には、在宅にてできる限り患者様・ご家族様の意向を尊重した診療を行います。
● 三井記念病院
● 東京大学附属病院
● 日本大学附属板橋病院
● 日本医科大学付属病院
● 順天堂医院
● 板橋中央病院
● 東京逓信病院
● JCHO東京新宿メディカルセンター
● 赤羽中央病院
● 三楽病院
● 社会保険中央病院
● せんぽ高輪病院
● 杏雲堂病院
● 都立大久保病院
● 北品川病院
● 永寿病院
● 国立国際医療研究センター
● 大森赤十字病院
● 虎ノ門病院
● 東京女子医大附属病院
● 日本赤十字社医療センター
● 済生会中央病院
● 慶応義塾大学附属病院
● 都立広尾病院
● NTT東日本関東病院
● 綾瀬循環器病院
● 厚生中央病院
● 東芝病院
● 井口病院
● 東京共済病院
● 東京慈恵会医科大学付属病院
● 愛里病院
● 川口市立医療センター
● 聖路加国際病院
● 新葛飾病院
● 川口工業総合病院
● 国立がんセンター中央病院
● 金町中央病院
● 埼玉協同病院
● 癌研附属有明病院
● 金町第一病院
● さいたま市立病院
● 昭和大学附属豊洲病院
● 東京慈恵会医科大学葛飾医療センター
● 国立がん研究センター東病院
● 順天堂江東高齢者医療センター
● 平成立石病院
● 柏厚生総合病院
● 臨海病院
● 東部地域病院
● 東京慈恵会医科大学付属柏病院
● 東京医科歯科大附属病院
● 東京女子医大東医療センター
● 聖光ヶ丘病院
● 都立駒込病院
● 帝京大学附属板橋病院
● 柏市立病院
※地域の入院ベッドの状況等により、消防庁・救急医療ネットワークを経由しての入院先確保を行うことがあります。
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住み慣れた自宅で最期まで過ごしたい。
これは多くの人々の共通の願いです。しかし現実には80%以上の方が病院で治療を受けながら亡くなっています。
老衰や病気が進行し死が近づいてくるとすると、たとえ医療の力で解決できないとわかっていても、病院に行かなければと考
えてしまいがちです。
そして多くの方が最後の大切な日々を病院のベッドの上で過ごされています。
そのような終末期のあり方には、疑問の声も上がってきています。
そして、尊厳死、平穏死、自然死・・・さまざまな死に方が話題になっています。
しかし死に方を選ぶことはできません。選ぶことができるのは生き方だけです。
たとえ医療で運命を変えられない時が来ても、住み慣れた場所で最期までその人らしく生きられること。
わたしたちは、地域のケアチームと連携し、患者さんの不安やご家族の介護負担を最小限に抑え、最期まで落ち着いて日々の
暮らしが続けられるようしっかりと支援させていただきます。
2014年度は598名の方をお見送りしています。
うち69.2%の方をご自宅(または施設)でのお看取りをさせていただいています。
病院で
死亡
看取り
11
わたしたちは2006年8月、東京都千代田区で訪問診療を開始しました。
「在宅療養支援診療所」がはじめて定義されたのはこの年です。
日本で本格的に在宅医療が普及を始めた「在宅医療元年」と言ってもよいかもしれません。
以後、在宅医療へのニーズはどんどん高まり、在宅医療に求められる役割も拡がりつつあります。
わたしたちは、ニーズに応じて診療機能を拡充していくとともに、地域の信頼できる「在宅医療インフラ」として、
すべての患者さんに高品質な訪問診療サービスを安定的に提供できる体制を目指します。
開設以来、8年間で延べ9,000人の患者さんの診療を担当させていただいています。
患者さんの99%が病院および介護事業者からの紹介によるものです。
患者さんの基礎疾患
患者さんの基礎疾患は多岐にわたります。医療依存度の高い患者さん、内科的な問題だけでなく、整形外科および精神
科の問題が通院困難の原因となっている患者さんも増えています。
私たちは患者さんの病気の種類や重症度を理由に診療をお断りすることはありません。
■精神疾患
■運動器疾患
認知症、うつ、統合失調症など
骨折後、廃用症候群、骨粗鬆症、慢性関節リウマチ、変形性
膝関節症など
■神経疾患
脳血管障害(脳梗塞・脳出血などの後遺症)、神経変性疾患
■造血器疾患
(パーキンソン病、脊髄小脳変性症、進行性側索硬化症(ALS)
貧血、白血病、多発性骨髄腫、悪性リンパ腫、血小板減少症
など)、脳腫瘍など
など
■循環器疾患
■泌尿器疾患
慢性心不全、心臓弁膜症術後、不整脈、ペース
腎細胞がん、膀胱がん、慢性腎不全(透析)、尿路結石、排尿
メーカー管理など
障害、膀胱留置カテーテル、腎瘻など
■呼吸器疾患
■皮膚疾患
肺がん、慢性呼吸不全、慢性閉塞性肺疾患、慢性気管支炎、
褥瘡、皮膚がん、類天疱瘡などの特殊な皮膚疾患など
間質性肺炎、気管支喘息、人工呼吸器管理、在宅酸素療法、
吸引療法、肺炎、肺結核など
■眼疾患
糖尿病性網膜症、白内障、緑内障など
■消化器疾患
胃がん、大腸がん、肝硬変・肝不全・肝細胞がん、膵臓がん、
■その他
胆道がん、その他の消化器腫瘍、摂食障害、経管栄養・中心
膠原病全般、サルコイドーシス、アミロイドーシス、重症筋
静脈栄養、人工肛門
無力症、特発性大腿骨頭壊死症、後天性免疫不全症候群
消化性潰瘍、炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎など)、慢性膵炎、
(AIDS)、クロイツフェルトヤコブ病など
胆石症・総胆管結石症など
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訪問診療の対象となる方
●お一人で通院するのが難しい方。
●高血圧、骨粗鬆症などの慢性疾患をお持ちの方。
●介護サービスを受けておられる方。
●パーキンソン病などの難病をお持ちの方。
●高齢で定期的な健康管理が必要な方。
●ご家族の介護で手が離せない方。
●認知症や寝たきりの方。
●最期まで自宅で過ごしたい方。
1
お問い合わせ
まずはお電話でお問い合わせ
ください。
2
ご説明・ご相談
ご都合のよろしい日時に、相談員
または医師・看護師がご説明に伺
3
訪問診療開始
計画に沿って、訪問診療を
開始します。
現在の症状や状況を簡単にご説明
い、今後の診療計画を相談します。
診療スケジュールや診療回数は患
いただきます。
ケアマネージャーさんにご同席い
者様のご病状やご希望に合わせて
※診療開始をお急ぎの場合、最短
ただき、ケアプランに合わせて診
設定できます。
で当日から対応いたします。
療計画を立てることもできます。
在宅医療は外来診療扱いとなり、健康保険が適用されます。
自己負担の目安は下記の通りです。
ご自宅で療養されている方の場合
施設で療養されている方の場合
1カ月あたり-------------- 6,670円
1カ月あたり-------------1,280~6,670円
(1割負担/月2回の訪問診療・処方箋の発行を受けた場合)
(1割負担/月2回の訪問診療・処方箋の発行を受けた場合)
(施設の種類 (区分) や診療方法 (集団診療または個別診療) により異なります。)
※初診月は上記と異なります。
※医師の訪問回数が増える場合、1回につき+840円となります。
※検査や処置、電話相談 (電話再診) 、往診などを行う場合、別途費用が加算されます。
※保護世帯の方は自己負担はありません。
診療費の1カ月あたりの自己負担額には上限があります
■70歳未満の方
所得
保護世帯の方
住民税非課税世帯
一般世帯
上位所得者
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■70歳以上の方
自己負担限度額(目安)
0円
35,400円
区分
保護世帯の方
非課税世帯の方
自己負担限度額
0円
8,000円
約82,000円
1割負担の方
12,000円
約155,000円
3割負担の方
44,400円
今通院している病院はどうなりますか︖
病院での診療をクリニックで全面的に引き継ぐことができます。
専門性の高い病気をお持ちの方、入院の頻度が高い方は、病院のドクターと連携しながら診療を行うこともあります。この場合、病
院の主治医とクリニックの主治医が連絡を取りながら、役割分担をして診療にあたります。
紹介状を頼みにくい・・・
訪問診療をスムーズに開始するためには「紹介状(診療情報提供書)」が必要です。
しかし、
「特に主治医はいない」、または「事情があって紹介状を頼みにくい」などの場合には、無理にお願いすることはありません。
初診の際に、
「お薬手帳」や健診結果表などもご用意いただければ参考になります。
自宅で急に具合が悪くなったら︖
いつでもクリニックにご連絡ください。24時間体制で対応しています。
休日・夜間は医師の携帯電話に直接つながります。
まず電話でお話しして、診察の必要性が高い場合には、往診に伺います。
脳卒中や心筋梗塞、大出血など、特に緊急を要する病気が疑われる場合には、直ちに救急車の要請をお願いすることがあります。
この場合、搬送先病院での診療に協力します。
検査が必要になったら︖
在宅でさまざまな検査が実施可能です。(詳細は6ページ参照)
CT, MRI, 内視鏡など、大規模な設備を要する精密検査が必要な場合には、連携医療機関をご紹介します。
診察のスケジュールを変更したいのだけど・・・
スケジュールの変更は随時可能です。
できれば、前日までにご連絡をお願いいたします。
入院が必要になったら︖
迅速に入院を手配いたします。
すでにかかりつけの病院がお決まりの場合には、そちらの病院に入院できるよう医療連携室と調整します。
かかりつけの病院がお決まりでない場合には、後方支援病院への入居を手配いたします。
万が一、かかりつけの病院、後方支援病院が満床で、入院の受け入れができない場合、病気の種類や重傷度に応じた入院先をお探し
します。在宅医療からの入院は優先される傾向にあり、これまで緊急時に入院ができなかったケースはありません。
他の科の診察が必要になったら︖
訪問診療の主治医は、総合診療として、患者様の病気全般を拝見しますが、専門性の高い診療が必要な場合、専門医の診療を在宅で
受けることもできます。
当院では、現在、整形外科、精神神経科、皮膚科、麻酔科などの診療を在宅で受けることができます。(詳細は7-8ページ参照)
老人ホーム、グループホームに入居しているのですが・・・
老人ホームやグループホームに入居されている方でも、訪問診療にお伺いすることができます。お一人でも、複数でも、施設全体で
も対応いたします。
家族を一緒に診察してもらうことはできますか︖
ご高齢のご夫婦で介護が必要な状態の場合、ご一緒に診察をさせていただくことがよくあります。また、患者様の介護で手が離せず、
なかなか通院できないご家族様についても、ご一緒に拝見させていただくことができます。なお、往診量は世帯単位で加算されます
ので、一人あたりの診察料は若干少なくなります。
同一世帯の患者様の場合(1割負担の場合)
月2回診療 お一人 約7,000円 お二人 約12,000円
月4回診療 お一人 約8,500円 お二人 約13,900円
14
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