仕様書 - 原子力発電環境整備機構

地層処分事業推進のための
学習の機会提供事業の実施について
(2016年度活動分・その 1)
仕様書
2016年 2月
原子力発電環境整備機構
仕 様 書
1.件名
地層処分事業推進のための学習の機会提供事業の実施について(2016 年度活動分・その1)
2.事業目的
地層処分事業に関して理解を深めたい方々に学習の機会を支援することで、同事業の
理解促進を図る。
自治体を含む地域団体等を対象として、地層処分事業のみならず原子力を中心とした
エネルギーや環境問題に関心を持つ方々に専門家による講義や講演、関連施設見学等の
学習の機会を提供することで、地層処分事業についてご理解いただき、その成果を広く
共有していただくことによって、同事業の理解促進を図る。
なお、「地域団体」とは、地域に根差して活動している団体で、自治体を含むが法人格
の有無は問わない。
3.事業内容 ~地層処分事業推進のための学習の機会提供事業の流れ~
① 支援要項の作成
支援メニュー、費用負担の対象となる費目、選定基準等について、原子力発電環境
整備機構と協議の上決定する。
② 支援先の募集・募集期間
支援先の募集にあたって、募集要項を作成し、ホームページへの掲載、およびパン
フレット作成・配布等により、全国の市町村および地域団体等に広く周知すること。
募集期間は2016年4月30日までとする。
③ 支援先の選定
選定する支援先は15団体程度とし、団体からの申込受領後、選定基準に合致して
いるかの精査を行い、速やかに審査し、都度、支援の認否を決定する。
選定基準は次の6項目とし、本事業の受託者が審査を行い、支援先を選定する。支
援先選定にあたっての個々の審査には原子力発電環境整備機構は関与しない。
・地層処分事業への理解を深めようとする活動であること
・営利を目的とした活動ではないこと
・実施報告書を期限内に提出できること
・1団体あたりの参加人数が5名以上であること
・参加者は日本国籍を有すること
・日本国内で実施する活動であること
④ 活動支援
支援先に対し、支出実績に応じて活動支援金を支払う。
支援先1団体の活動支援金の上限は200万円(税込)とし、1団体あたり2活動
程度の支援を見込むこと。
支援内容を選択方式のメニューとしてあらかじめ定め、応募団体に明示すること。
支援メニューには、下記A.~E.を含むこと。
応募団体が、支援メニューの中から選択した後、受託者は開催日時や実施内容の詳
細を示した実施要項を作成し、各種手配を行う。原則として現地での立会いや運営の
補助を行う。
A.勉強会、講演会 (原子力発電環境整備機構から講師派遣、大学・研究機関から専
門家招聘等)
B.地層処分関連施設の見学 (幌延深地層研究センター・瑞浪超深地層研究所など研
究施設、六ヶ所村(日本原燃PRセンター)、東海村(日本原電および日本原子力
研究開発機構PRセンター)等)
C.地層処分を契機とした地域振興検討(まちづくりビジョン調査、地域プランナー
勉強会、六ヶ所・東海村など先進地見学等)
D.地域での情報共有ツールの作成、配布 (パンフレット、チラシ、DVD、等)
E.地域での意見交換会 (原子力発電環境整備機構との意見交換会、ファシリテー
ターの招聘等)
また、支援先への活動支援金の支払い時期や支払方法については、各支援先と協議
の上決定するが、支払にあたっては支出根拠となる証憑等の提出を求め、活動支援金
の適用範囲であることを検査すること。なお、証憑等は保管し、原子力発電環境整備
機構に対して委託料の支払い請求の際提出または提示すること。
⑤ 実施報告書の作成支援
支援先に対し、活動終了後速やかに実施報告書の提出を求めることとし、報告書の
作成にあたって、支援先より要請があった場合、指導・助言を行うこと。
⑥ 事後評価
支援先の意見を聴取するなどし、事業の事後評価を行うこと。
※
本事業の実施に当たっては、原子力発電環境整備機構との連絡・調整を密にし、
少なくとも以下に挙げる項目について、上記3.①から⑥の各段階で同機構の了解
を得るとともに、応募状況および各活動の実施状況については、適宜、適切に報告
を行うこと。
・支援要項および募集要項の内容
・募集の周知方法
・支援メニューの内容
・事業の事後評価の方法
4.報告書の作成
業務終了後、速やかに上記3.①~⑥の事業実施内容の報告書を作成する。
ただし、上記3.①、②については、2016年3月31日までに実施した分に
ついて中間報告書を作成する。
5.提案事項
以下について提案を行うこと。
① 支援要項の作成
・支援対象となる活動(選択方式のメニューとして定め、予め応募者に明確に示す)
② 支援先の募集
・募集要項(応募者にとって必要な項目が具体的に示されていること)
・募集の周知方法(広く周知し、関心を喚起するための効果的・効率的な方法であ
ること)
③ 支援先の選定
・審査体制(公平・公正かつ迅速な審査を行うために十分な体制およびしくみであ
ること)
・応募団体との連絡体制および連絡方法
④ 活動支援
・上記3.④のA.~E.以外に有益と思われる支援方法があれば、追加提案する
こと。
・活動支援金の支払いルールを具体的に示すこと。
⑤ 実施報告書の作成支援
・支援先が実施した活動内容を具体的に示す報告書を作成し、期日までに提出する
方法(プロセス)を提案すること。
⑥ 事後評価
・客観的な評価を行うための具体的な方法を提案すること。
⑦ その他
・本事業の目的を達成するために効果的なことは自由に提案できる。
6.注意事項
①旅費等の取扱い
旅費については、以下のア)~ウ)に該当する実費相当額を支払うこととし、委託
料に含めること。
ア)上記3.③④実施に伴い、受託者が支援先を選定または訪問するために要した
車船賃(鉄道賃、船賃、航空賃、車賃)、宿泊費および日当。
イ)上記3.④を支援先に振り込む際の金融機関への振込手数料。
ウ)その他、不測の事態等により、上記以外で費用の発生が見込まれた場合は、原
子力発電環境整備機構と協議の上、承諾を得る。
②再委託の取扱い
原則再委託は認めない。ただし、意匠の作成、印刷、発送、会場設営、会場借料等
はこの限りではないが、事前に原子力発電環境整備機構と協議の上、承諾を得ること。
③積算書作成に係る注意事項
・委託料は15団体分の支援を前提として、支援要項の作成、募集・周知、応募の受
付・審査ならびに団体への活動支援等に係る業務の費用、募集・周知に係る印刷費お
よび旅費を計上すること。
・活動支援金は、15団体分として、計30百万円(税込)を計上すること。
・その他、本事業の実施に必要と思われる費用があれば計上すること。
④委託料、旅費の支払について
委託料の内容は、人件費、直接経費、活動支援金と一般管理費に区分される。
受託者は、最大3回を限度に概算払いの請求により事業の完了を待たず支払を受け
ることができ、事業完了後の原子力発電環境整備機構の検査を経て精算を行うものと
する。
活動支援金の請求に際しては、団体ごとに、支払帳票ごとの管理番号等と金額を記
載した一覧表を作成し、提出すること。
旅費請求に際しては、団体ごとに、訪問者、訪問日時、金額がわかるような一覧表を
作成し、提出すること。
7.事業期間
委託契約締結日から2017年3月15日までとする。
なお、委託契約締結日から2016年3月31日までは上記3.①、②、2016年
4月1日から2017年3月15日までは上記3.②~⑥を実施するものとする。
8.納入物
報告書一式(CD-R等電子媒体による納入も可能)
9.納入場所
原子力発電環境整備機構
地域交流部総括グループ
以
上