第 39 号発行者蒲原海の声イメージキャラクター平成28年2月発行国土交通省中部地方整備局静岡河川事務所蒲原海岸出張所安全協議会ぶろっくん離岸堤工事による効果（蒲原海岸の堆砂状況）報告静和工業株式会社～蒲原海岸の堆砂状況と砂浜の機能について～蒲原海岸では離岸堤工事が進められていますが、離岸堤を設置することには2つの目的があります。 1つは、離岸堤の消波効果により波の勢いを弱め、陸上への波の侵入を軽減する。そしてもう1つは、海岸の砂が波で沖にとられるのを防ぎ、離岸堤の背後に砂を溜める目的があります。近年施工した離岸堤の背後の状況を航空写真や水中写真で見ると、離岸堤のブロックが２～３ｍ埋没していることや、トンボロが形成し始めていることなど、砂が少しずつ堆積して、目的（効果）を表しはじめていることが確認できます。これは、砂が堆砂することによって、波のエネルギーを弱めて災害を防ぐ「防災・減災機能」、豊かな生態系を育む「環境機能」、「利用上の機能」が少しずつ向上しているといえます。今後、離岸堤工事と合わせて、砂を入れて砂浜を回復させる（養浜）工事が行われて、災害に強く、住民の方々が安心して暮らせる広い砂浜が戻るといいですね。蒲原海岸の堆砂状況離岸堤背後の堆砂状況（(株)不動テトラ提供）消波ブロックが隠れるほど堆砂しているね！ H26.3 完成 H25.3 完成 H25.9 完成平成24年12月撮影平成26年4月撮影堆砂箇所（トンボロ）蒲原さんぽ道：蒲原学園幼稚園児童による絵画活動鈴与建設株式会社離岸堤の据付作業に合わせて、蒲原学園幼稚園の児童の皆さんに、海上からのブロック据付作業の様子の絵を描いていただきました！一生懸命描いてくださった絵は、蒲原学園幼稚園前の堤防上に展示させていただきました。みんな上手だね！平成25年度富士海岸蒲原離岸堤工事 H27蒲原日の出災害復旧工事消波ブロック据付完了静和工業株式会高橋建設株式会社社～消波ブロック 512個据付完了～日の出地区にて、施工していた日の出災害復旧工事、消波ブロック（六脚ブロック）512個を製作し、沈下した既設消波堤3基へ嵩上げ（据付）が完了しました。製作した六脚ブロックは、四角形の脚が六方向に突き出たの単純な形状をしている消波ブロックで、消波ブロック据付作業におけて既設消波ブロックとの噛み合わせや、組合せに大変苦労しました。高さが施工に際して、ヤード内への戻って安立ち入りや、魚釣りの範囲の制心だね！限等、地域の皆様に御協力頂き無事完了することができました。御協力ありがとうございました。写真消波ブロック据付完了静和工業株式会創意工夫～強固な離岸堤をつくるために～社静和工業株式会社昨年の１２月中旬から開始した消波ブロック据付作業が1月中旬に無事完了しました。離岸堤は、一つ一つのブロックが噛み合い、一体化する事で消波効果を発揮します。今回据付を行った消波ブロック（テトラネオ）は、図のように脚部先端に突起があります。この突起により、ブロックの据付間隔が狭い場合、上層のブロックが下層のブロックに収まらなくなる（ブロックが噛み合わない）ことが、据付前の模型による確認で分かりました。そこで本工事では、ブロックの噛み合わせを確保する為、据付精度を高める様に努めました。特に1層目のブロックは、据付間隔を毎回計測し、±３０ｃｍ以内の精度で据付を行いました。また、ブロックの配列や角度が船上からでも確認し易くするよう、蛍光マーキングをブロック頭に施し、据付位置の確認を行いました。結果、噛み合わせの良い離岸堤が設置できたたと思います。御協力ありがとうございました。１層目ブロック据付状況脚部先端の突起部分毘沙門天大祭～日本最大級のダルマ市～鈴与建設株式会社～様々な表情を見せる鈴川ダルマ～ブロック製作ヤードがある富士市の海岸沿い、吉原駅近くにある「妙法寺」で、毘沙門天大祭が 2月14日(日)～16日(火)の3日間開催されます。昔より、旧正月の７日、８日、９日の３日間は、「毘沙門天王」が人々の願い事を聞いて下さるといわれています。この毘沙門天大祭の中でも有名なのが、日本最大本殿級のダルマ市です。露店には様々なダルマが並んでいますが、隣町である「鈴川」で生産されている「鈴川だるま」と呼ばれるダルマには、髭が控えめでおとなしく、目鼻立ちが優しく感じられるものから髭が濃くてたくましい顔立ちのものまで様々な種類があります。ダルマ購入の際は表情の違いを見比べてみて、気に入ったダルマの開眼を行い願掛けをしてみてはいかがでしょうか。また、毘沙門天大祭の翌日には、蒲原にある和歌宮神社の西隣、金刀比羅宮で豊漁と航海の安全を祈願するお祭り、「金比羅さん」が開催され、こちらにもダルマ市が立ちますので是非足を運んでみてはいかがでしょうか。境内からは富士山も望める