理事長就任にあたって

平成 28 年 2 月
理事長就任にあたって
このたび、当学園は、新しい体制でスタートすることになりました。
過去、入試問題、簿外会計問題など社会の信頼を毀損するような事象
がありましたが、この 2 年間、土肥前理事長のリーダーシップの下、
役員・教職員のご尽力、卒業生・保護者・関係者のご協力により、信
頼回復への道を歩み、今日の新しい体制のスタートに至りました。
私は浅学菲才にも拘らず理事長を拝命することになりましたが、
微力ながら全力を尽くして、学園の全てのステークホルダー並びに広
く社会から信頼される学園づくりに努め、長い歴史と伝統ある当学園
の充実・発展のため、最善を尽くす決意であります。関係する皆様方
のご支援・ご協力を心よりお願い申し上げます。
学校法人 大阪産業大学
理事長 吉岡 征四郎
私どもの直面する当面の最重要課題は、昨年策定した中・長期計画を着実に実行して、
急激な少子化、グローバル化など厳しい事業環境の中、当学園の長期的発展の基盤を作っ
ていくことでありますが、併せて、過去数年の経緯と反省を踏まえ、今後の組織運営上特
に学園全体の「内部統制システムの強化・充実」という事を重視してまいりたいと考えて
おります。
内部統制システムとは、業務や組織の効率性と健全性を向上させるための仕組みやルー
ル、またそれに基づく行動全体を意味するものでありますが、学園のより良いガバナンス
の前提条件として極めて重要であると考えております。仕組みやルールの妥当性、その周
知・遂行状況などについて、常に「計画・実行・検証・改善」のサイクルが円滑に機能す
るよう努め、その結果として、効率的な業務遂行、組織の活力向上、リスク管理の深まり、
コンプライアンスの浸透などを実現し、ガバナンスの質的向上を図っていきたいと考えて
おります。
新体制の発足に当たり、
「深い人生観と広い世界観」を持った人材、すなわち「偉大なる
平凡人」を育てるという建学の精神に立ち返り、社会に有為な人材を育てるという教育機
関としての矜持をもって教職員一丸となって取り組んでいけるよう、皆様のご意見を伺い
ながら組織運営に努力する所存であります。どうかよろしくお願いいたします。
以 上