編集後記 秋の気配が少しずつ濃くなっていく季節となりました.今年度は,学位申請 の時期が1ケ月早まり,それに合わせて,近大医学誌への学位申請論文の投稿 期限も1ケ月前倒しになりました.この変 によるトラブルを危惧しておりま したが,特に問題もなく,ほっとしているところです.大学院生の皆さんが計 画的に論文を作成されたためと拝察したします. さて,本号の巻頭言は,川田教授にご執筆いただきました.看護師や医師を とりまく医療システムは大きく変わりつつあるも,医療従事者に求められる基 本精神は変わらない,と明確に述べられています.この基本精神を大切にして, 医療や教育に従事していきたいと思います. 説では,感染対策室の吉田教授 に,侵襲性真菌症のスクリーニング検査として用いられている β-グルカン測定 法について解説していただきました.検査法の変遷や原理,そして臨床におけ る有用性や注意点などを具体的にまとめられています.また,研修医のための 教育講座では,木下先生が,生物学的製剤の登場をきっかけに近年大きく様変 わりした,関節リウマチの診断と治療について,わかりやすく具体的に解説さ れています.臨床の現場で,大いに役立つと思われます.加えて,医学部の海 外研修プログラムに参加した学生の体験記を掲載しました.夏休み中の4週間 という短期間でしたが,貴重な経験を積んだようです.このプログラムが継続 し,発展していくことを望みます. 今年の7月に,近畿大学医学会のホームページを立ち上げました.学術講演 会の情報や医学雑誌の掲載論文へのアクセスが容易になっています.ご活用く ださい.なお,本年3月から,近畿大学医学会の事務を坂田さんにお手伝いい ただいています.どうぞよろしくお願いいたします. 編集長 稲瀬正彦 今年度,御多忙の中 近大医誌と Act aMe dKi nkiUni vに投稿された論文を査読して頂いた先生方に感謝 の意を表して下記にお名前を列記致します。 (順不同) 高橋 能勢 岡田 坂田 佐賀 細野 梶 磯貝 西尾 鶴谷 谷山 赤木 英夫(薬理学 教授) 和宏(泌尿器科 准教授) 斉(生化学 教授) 尚己(小児科 准教授) 俊彦(心臓血管外科 教授) 眞(放射線診断学 教授) 博 (再生機能医学 教授) 典孝(形成外科 教授) 和人(ゲノム生物学 教授) 純司(腫瘍内科 准教授) 佳弘(腎臓内科 准教授) 將男(整形外科 教授) 池上 寺尾 白川 小山 佐藤 岡田 柿木 福田 吉村 野﨑 大磯 岩永 栗田 中本 宮澤 博司(内 泌・代謝・糖尿病内科 教授) 恭一(耳鼻咽喉科 准教授) 治(精神神経科 教授) 淳子(心療内科 教授) 隆夫(病理学 教授) 満(小児科 教授) 良介(整形外科 教授) 寛二(リハビリテーション医学 教授) 一宏(泌尿器科 教授) 祐 (血液・膠原病内科 講師) 直毅(皮膚科 准教授) 賢司(呼吸器・アレルギー内科 准教授) 隆志(心臓血管センター 教授) 進(心臓血管外科 医学部講師) 正顯(免疫学 教授)
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