「戦略4 生きる力・担う力育成戦略」(PDF形式:624KB)

戦略Ⅳ
生きる力・担う力育成戦略
Ⅳ-1
(育つ伸びるなかの)
安心して産み育てられるまち
《10年後のまちの姿》
「 安 心 し て 産 み 育 て ら れ る ま ち 」 と し て 基 本 構 想 で 描 く 10 年 後 の ま ち の 姿
は、次のとおりです。
○
家庭が子育てについての責任を自覚し、自信を持って子育てを行うこ
とができるように、妊娠・出産期からの一貫した相談・支援体制が整っ
ています。
○
地域の子育て支援の拠点の整備が進み、親同士の交流や、子どもたち
の様々な活動が行われています。
○
地域で子育て支援者やコーディネーターの育成が行われ、育成活動の
ネットワークが広がり、地域全体で子どもの育ちを支えています。
○
虐待や発達の課題など、個別的な支援を必要とする子どもへの一貫し
た支援が、関係機関の連携のもとに推進されるとともに、地域での理解
が浸透しています。
○
家庭は、子どもや家庭の事情に応じて必要な子育て支援サービスを利
用して、安心して子育てができています。
○
全ての乳幼児が、必要に応じた保育や幼児教育を、家庭の理念や選択
により受けることができるよう、十分なサービスが提供されています。
○
地域や行政の様々な協力や支援によって家庭は充実した子育てを行
い、出生率が向上しています。
《現状と課題》
初 婚 年 齢 は 、全 国 的 に 年 々 高 く な り 、中 野 区 に お い て も 晩 産 化 の 傾 向 が 続 い
て い ま す 。ま た 、中 野 区 の 合 計 特 殊 出 生 率 * は 、近 年 増 加 傾 向 で は あ り ま す が 、
東 京 都 、 23 区 全 体 よ り も 低 い 傾 向 で す 。 都 市 部 特 有 の 核 家 族 化 、 地 域 コ ミ ュ
137
ニ テ ィ の 希 薄 化 に よ り 、孤 立 し た 環 境 の 中 で 子 ど も を 産 み 育 て る こ と へ の 不 安
や困難さを感じやすい状況にあり、家庭の育児負担が大きくなっています。
出 産 直 後 の 母 体 保 護 、健 康 保 持 に 重 点 を 置 い た 支 援 策 や 、里 帰 り 先 の な い 妊
産 婦 を 支 援 し て い く 仕 組 み が 十 分 で は あ り ま せ ん 。安 心 し て 出 産・育 児 を す る
ために、切れ目なく支援する体制が求められています。
産 前・産 後 の サ ポ ー ト を 充 実 し 、育 児 不 安 を 抱 え る 家 庭 へ の 切 れ 目 な い 支 援
を 行 い 、関 係 機 関 が 連 携 し て 一 貫 し た 支 援 体 制 を 構 築 す る な ど 、相 談 の 充 実 や
関 係 機 関・地 域 と 連 携 し て 子 ど も の 状 況 を 把 握 し 、成 長 過 程 を 通 じ 一 貫 し た 支
援を行う必要があります。
虐 待 の 要 因 も 子 育 て に 関 す る 悩 み や 疾 病 、家 庭 内 暴 力 な ど と 複 雑 化 し て い ま
す 。虐 待 の 未 然 防 止・早 期 対 応 に は 養 育 状 況 を 把 握 し 、適 切 な 支 援 を 行 う こ と
が必要です。
障 害 や 発 達 に 課 題 が あ る 子 ど も が 増 加 傾 向 に あ り ま す 。特 別 な 支 援 が 必 要 な
子 ど も が 地 域 で す こ や か に 成 長 し て い く た め に は 、家 族 や 地 域 で の 理 解 が 必 要
不可欠です。
ま た 、ひ と り 親 家 庭 な ど 支 援 を 必 要 と す る 子 ど も と 家 庭 が 自 立 し た 生 活 を 送
っていけるよう支援します。
乳 幼 児 期 に お け る 教 育・保 育 は 、子 ど も に と っ て 極 め て 重 要 な プ ロ セ ス で す 。
こ れ ま で 、区 立 保 育 園 の 民 営 化 や 区 有 地 を 活 用 し た 認 可 保 育 所 整 備 、認 可 小 規
模 保 育 事 業 所 の 開 設 な ど 、様 々 な 保 育 サ ー ビ ス の 拡 充 に 努 め て き ま し た が 、保
育 施 設 *の 希 望 者 は 年 々 増 加 し て お り 、 依 然 と し て 待 機 が 生 じ て い ま す 。
さ ら に 、乳 幼 児 期 は 生 涯 に わ た る 人 格 形 成 の 基 礎 を 培 う 大 切 な 時 期 で す 。幼
稚 園 、保 育 施 設 の い ず れ を 利 用 し た 場 合 で も 、す べ て の 乳 幼 児 が 家 庭 の 理 念 を
踏 ま え た 適 切 な 幼 児 教 育 を 受 け る こ と が で き る よ う 、教 育・保 育 環 境 の 整 備 が
求められています。
《施策の方向》
ア
子どもの育ちを支える地域づくり
イ
妊娠から一貫した切れ目のない相談支援体制の整備
ウ
配慮や支援を必要とする子どもと家庭への連携した支援の強化
エ
子育てサービス・幼児教育の充実
138
ア
子どもの育ちを支える地域づくり
(1) 目 標 と す る 姿
地 域 の 中 で 育 成 活 動 の ネ ッ ト ワ ー ク が 広 が り 、社 会 全 体 で 子 ど も の 育 ち を 支
え て い ま す 。そ の 中 で 、次 代 の 担 い 手 で あ る 子 ど も た ち は 、さ ま ざ ま な 世 代 の
人 と の 交 流 や 豊 か な 体 験 を 通 じ て 成 長 し て い ま す 。さ ら に 、子 ど も の 安 全 を 守
る活動が充実しています。
(2) 成 果 指 標 と 目 標 値
成果指標
指標とする理由
子育ての自
地域全体で子どもの育ちを
主的な取り
支えていることを示すため
平 成 27 年 度
平 成 32 年 度
平 成 37 年 度
実績
目標値
目標値
18,000 人
19,000 人
24,000 人
25,000 人
組みや地域
15,799 人
の育成活動
( 26 年 度 )
などに参加
した大人の
人数
地域の育成
子どもの地域への関わりや
活動に参加
交流の状況を示すため
した子ども
23,030 人
( 26 年 度 )
の人数
(3) お も な 取 り 組 み
① 地域の子育てコミュニティの拠点づくり
(担当:地域支えあい推進室
地域ケア分野)
す こ や か 福 祉 セ ン タ ー は 、地 域 の 子 育 て コ ミ ュ ニ テ ィ の 中 核 拠 点 と し て 、地
域 子 育 て 支 援 拠 点 事 業 や 利 用 者 支 援 事 業 *を 充 実 し て い き ま す 。 ま た 、 講 座 な
139
どを実施して子育て中の親に学びの場を提供していきます。
子 育 て ひ ろ ば *は 、 子 育 て し て い る 保 護 者 の 孤 立 感 や 不 安 解 消 の た め 、 乳 幼
児 親 子 が 交 流 し 、相 談 を 受 け る こ と が で き る 場 と し て 、身 近 な 場 所 で あ る 商 店
街などを活用して増やします。
地域で乳幼児親子の交流事業を行っている団体間の情報共有など育成者の
連携によって、地域の子育て支援ネットワークの強化を図ります。
② 地域の育成活動等の充実と育成者支援
( 担 当:地 域 支 え あ い 推 進 室
地域ケア分野
子ども教育部
子育て支援分野)
地 域 の 子 育 て や 育 成 活 動 を 支 え る た め に 、地 域 の 育 成 活 動 の 中 核 と な る 人 材
を 育 て る ほ か 、ボ ラ ン テ ィ ア の 機 会 を 紹 介 す る な ど に よ り 、新 た な 人 材 の 育 成
につなげていきます。
地 域 で 子 育 て 支 援 活 動 を 行 う 団 体 等 に 対 し 、研 修・講 演 会 等 の 実 施 に よ る 人
材 育 成 や 広 報 活 動 へ の 支 援 を 充 実 し ま す 。地 区 懇 談 会 の 活 動 を 活 性 化 し 、地 域
の子育ての様々な課題に対して協議や取組を行っていきます。
キ ッ ズ・プ ラ ザ を 全 小 学 校 内 に 整 備 す る と と も に 、学 童 ク ラ ブ を 適 正 配 置 し 、
放課後の子どもたちの安心安全な活動拠点を整備します。
ま た 、 U 18 プ ラ ザ を 廃 止 し 、 中 高 生 の 社 会 参 加 の 支 援 に つ い て は 、 地 域 と
の つ な が り や 社 会 貢 献 に 向 け た 事 業 を 、民 間 等 を 活 用 し な が ら 実 施 し て い き ま
す。
140
実現へのステップ
ステップ 1
ステップ 3
ステップ 2
○地域子育て支援
○地域子育て支援
拠点事業実施
拠点事業の拡充
○地域の人材育成
○地域の育成活動
の仕組みを構築
の支援の推進
○地域のネットワ
ステップ 4
推進
ー ク 強 化 等 、子 育 て
支援の仕組みづく
り
○小学校内へのキ
ッズ・プラザ整備
○民設民営学童ク
ラブ整備
141
イ
妊娠から一貫した切れ目のない相談支援体制の整備
(1) 目 標 と す る 姿
妊 娠 か ら 出 産 、育 児 に い た る 一 貫 し た 支 援 体 制 が 整 備 さ れ 、支 援 が 必 要 な 家
庭 は 把 握 さ れ て い ま す 。適 切 な 相 談 支 援 を 受 け る こ と で 、育 児 等 へ の 不 安 や 孤
立 感 は 解 消 さ れ 、保 護 者 は 自 信 と 自 覚 を 持 っ て 子 育 て に 臨 ん で い ま す 。さ ら に 、
子どもたちには、将来につながる健康づくりの意識付けをしています。
ま た 、安 心 し て 充 実 し た 子 育 て の で き る 環 境 が 整 い 出 生 率 が 向 上 し て い ま す 。
(2) 成 果 指 標 と 目 標 値
成果指標
指標とする理由
子育てに困
支援により、困難さの軽減
難さを感じ
が進んでいることを示すた
ている乳幼
め
平 成 27 年 度
平 成 32 年 度
平 成 37 年 度
実績
目標値
目標値
20%
15%
93%
100%
1.12
1.26
23%
( 26 年 度 )
児の保護者
の割合
大きな戸惑
自信や安心感を持って子育
いを感じる
てに取り組めていることを
ことなく子
示すため
87.2%
育てをして
いる保護者
の割合
合計特殊出
安心して子育てに取り組め
生率*
ていることを示すため
0.99
( 26 年 )
142
(3) お も な 取 り 組 み
① 切れ目のない一貫した相談・支援体制の整備
( 担 当:地 域 支 え あ い 推 進 室
地 域 ケ ア 分 野 、子 ど も 教 育 部
子育て支援分野)
す こ や か 福 祉 セ ン タ ー は 、子 ど も 総 合 相 談 窓 口 と 連 携 し な が ら 、妊 娠・出 産
期 の 母 子 に 対 す る 心 身 の ケ ア 、助 産 師・地 域 の 子 育 て 経 験 者 等 に よ る 相 談 支 援
を実施します。
妊 娠 期 に は 面 接 を 通 じ て 出 産 や 産 後 の 相 談 、個 別 の 支 援 プ ラ ン 作 成 や 支 援 を
実 施 し ま す 。産 後 は 戸 別 訪 問 の 実 施 に 加 え 、ハ イ リ ス ク・要 支 援 の 場 合 に は 更
に面接により育児や健康面の相談、子育て支援サービスの紹介等を行います。
そ の 後 の 健 診 の 機 会 や 利 用 し て い る 保 育 施 設 な ど で 、養 育 上 支 援 が 必 要 と 把 握
された家庭へは、訪問等により相談、必要な支援の紹介を行っていきます。
ホ ー ム ペ ー ジ や 区 報 、 情 報 通 信 技 術 ( ICT) の 進 歩 に 合 わ せ た 様 々 な 情 報 媒
体 を 活 用 し 、妊 娠 中 か ら 出 産 に 向 け て の ア ド バ イ ス や 、子 ど も の 年 齢 に 応 じ た
適切な子育て支援情報を提供できる体制を構築し、 妊娠期からの情報を一元
的 に 集 約 す る こ と で コ ー デ ィ ネ ー ト 機 能 を 強 化 し 、妊 産 婦 や 子 育 て 家 庭 が 必 要
としている支援へとつないでいきます。
② 子どもの健康増進の支援
(担当:地域支えあい推進室
地域ケア分野)
乳幼児健康診査事業を充実するとともに、かかりつけ医の推進を図ります。
身 近 な 相 談 先 を 確 保 し 、子 ど も た ち の 生 育 や 発 達 状 況 の 把 握 や 課 題 の 早 期 発 見
を図っていきます。また、すこやか福祉センターは関係機関と連携しながら、
一 人 ひ と り の 子 ど も の 生 育 に 関 わ る 情 報 を 共 有 し 、健 康 診 査 結 果 の 活 用 や 予 防
接 種 、正 し い 食 生 活 の 学 び を 通 じ 、子 育 て 家 庭 の 適 切 な 健 康 管 理 の 支 援 を 行 い
ます。
幼 児 期 か ら の 活 発 な 運 動 を 促 し 、身 体 づ く り と と も に 運 動 機 能 の 維 持・向 上
を 図 り 、規 則 正 し い 健 康 的 な 生 活 習 慣 を 確 立 し 、生 涯 に わ た る 健 康 づ く り の 基
盤 を 築 く 支 援 を 行 い ま す 。ま た 、食 育 講 習 会 を は じ め 、健 康 づ く り を 推 進 す る
た め の 講 座 等 を 実 施 し 、栄 養 改 善 の 知 識 の 普 及 と 食 生 活 習 慣 の 改 善 の 支 援 を 図
ります。
143
実現へのステップ
ステップ 1
ステップ 2
ステップ 3
ステップ 4
○出産前後の母子
に対する心身ケア
と相談支援の充実
○子育て相談支援
○子育て相談支援
○妊娠・産後子育
システムの再構築
シ ス テ ム の 運 用( 子
て・幼 児 期 の ス テ ー
(母子保健情報を
ど も 、子 育 て 家 庭 情
ジと支援度データ
含む)
報の一元管理によ
を活用した相談支
る支援の充実)
援強化
○個々の状況に応
○アプリ等を活用
じた新たな情報提
した情報提供の実
供の仕組みの構築
施
(メール、アプリ、
ホームページ等の
連携した情報提供)
144
推進
ウ
配慮や支援を必要とする子どもと家庭への連携した支援の強化
(1) 目 標 と す る 姿
子 ど も と 家 庭 へ の 適 切 な 支 援 の た め 、子 ど も 家 庭 支 援 セ ン タ ー を 中 心 と し た 、
関 係 機 関 等 が 連 携 し た 相 談 支 援 の 一 貫 し た 体 制 が 整 備 、充 実 さ れ 、虐 待 等 の 未
然防止、早期把握と迅速な対応がとられています。
ま た 、子 ど も た ち の 自 立 し た 生 活 に 向 か う 成 長 の た め 、一 人 ひ と り に 応 じ た
支援や適切な教育が行われています。
(2) 成 果 指 標 と 目 標 値
成果指標
指標とする理由
新たに発生
相談や支援体制の充実によ
した虐待件
り、虐待の予防が図られて
数 (年 間 )
いることを示すため
虐待件数の
支援などの適切な対応によ
うち改善さ
り、子どもやその家庭の改
れた割合
善状況が示されるため
平 成 27 年 度
平 成 32 年 度
平 成 37 年 度
実績
目標値
目標値
減少
減少
50%
70%
80 件
(26 年 度 )
37.8%
( 26 年 度 )
(3) お も な 取 り 組 み
① 虐待の未然防止と支援体制の充実
( 担 当:地 域 支 え あ い 推 進 室
地 域 ケ ア 分 野 、子 ど も 教 育 部
子育て支援分野)
産 後 ケ ア 、産 前・産 後 サ ポ ー ト 事 業 を 実 施 す る と と も に 、子 育 て 専 門 相 談 と
グ ル ー プ 支 援 を 強 化 し 、産 前 か ら の 育 児 不 安 を 抱 え る 母 親 に 対 す る 妊 娠 期 か ら
の切れ目ない支援により育児不安解消を図っていきます。
こ ん に ち は 赤 ち ゃ ん 訪 問 、乳 児 健 診 に お け る メ ン タ ル ア ン ケ ー ト 等 を 活 用 す
る ほ か 、区 や 、保 育 園 、学 校 、児 童 相 談 所 、警 察 等 の 関 係 機 関 か ら 構 成 さ れ る
145
要 保 護 児 童 対 策 地 域 協 議 会 *の 連 携 を 強 化 し 、 支 援 が 必 要 な 児 童 や 家 庭 の 状 況
を 早 期 に 把 握 し 、個 別 の 状 況 に 応 じ て 必 要 な 支 援 を 早 期 に 実 施 す る こ と で 、虐
待防止につなげていきます。
さ ら に 、虐 待 防 止 に つ い て 、区 民 の 理 解 を 深 め 、意 識 を 高 め る た め の 啓 発 を
行います。
② 発達の課題や障害のある子ども・家庭への支援の充実
(担当:地域支えあい推進室
子ども教育部
地域ケア分野、
子育て支援分野ほか)
発 達 の 課 題 や 障 害 の あ る 子 ど も に 対 し て 、関 係 機 関 の 情 報 共 有 と 連 携 に よ り
一貫した支援体制を構築し、支援を推進するとともに区民への啓発を充実し、
発 達 の 課 題 や 障 害 が あ っ て も 地 域 で 育 ち 、教 育 を 受 け る こ と が で き る 環 境 を 整
備します。
ま た 、障 害 や 発 達 に 課 題 の あ る 児 童 が 、必 要 な 療 育 な ど の サ ー ビ ス を 受 け ら
れるよう、民間活力を活用し、障害児通所支援施設の基盤整備を推進します。
保育園や幼稚園等での障害児の受け入れや自宅で保育を受けられる居宅訪
問 型 保 育 事 業 を 進 め 、集 団 保 育 が 困 難 な 乳 幼 児 へ の 保 育 サ ー ビ ス の 提 供 を 図 っ
ていきます。
③ 児童相談・支援体制の充実・強化
(担当:子ども教育部
子育て支援分野)
す こ や か 福 祉 セ ン タ ー ご と に 緊 密 な 情 報 連 携 を 図 り 、要 保 護 児 童 対 策 地 域 協
議 会 *の ネ ッ ト ワ ー ク 機 能 の 強 化 や 児 童 相 談 の 充 実 を 図 り ま す 。 ま た 、 対 象 年
齢 別 の 支 援 の た め の 会 議 を 開 催 し 、身 近 な 機 関 が 連 携 し て 地 域 で 子 ど も の 見 守
りができる体制を構築します。
虐 待 の 未 然 防 止・早 期 発 見 や 保 護 等 の 法 的 措 置 か ら 家 庭 復 帰 ま で の 切 れ 目 な
い一貫した支援を実施するためには必須である、児童相談所の移管に向けて、
国・都 に 強 力 に 働 き か け ま す 。学 校 、保 健 所 、福 祉 事 務 所 な ど の 関 係 部 署 の 連
携強化や一時保護所の設置、職員の相談対応能力の向上等の人材育成を進め、
様々な場合への対応力の強化を図ります。
146
実現へのステップ
ステップ 1
ステップ 2
ステップ 3
ステップ 4
○妊婦への医療職
面接による育児不
安等の解消と包括
的支援
○ 産 前・産 後 支 援 事
業による母親への
支援
○要保護児童対策
*
地域協議会 と地域
○子どもの包括ケ
ア体制の充実
の連携強化
○集団参加型の発
達発育支援事業の
充実
○サービス等利用
*
○乳幼児期から小
計画 に基づく支援
中 学 校 ま で 、継 続 し
の充実
た支援の充実
推進
○南部障害児通所
支 援 施 設 開 設・障 害
児 通 所 支 援 事 業 *の
充実
○居宅訪問型保育
事 業 *の 実 施
○児童相談所の移
○児童相談所の移
○児童相談所の移
管に向けた都区協
管 に 向 け た 準 備( 施
議
設整備、人材育成、
管
システム構築など)
147
エ
子育てサービス・幼児教育の充実
(1) 目 標 と す る 姿
子どもや家庭のニーズに応じた子育て支援サービスが提供されています。
ま た 、す べ て の 子 ど も に 対 し て 、幼 児 期 に 必 要 な 多 様 で 質 の 高 い 教 育・保 育
が提供されています
安 心 し て 子 育 て に 臨 め る よ う に 、 ラ イ フ ス タ イ ル *の 変 化 や 就 労 形 態 の 多 様
化に対して、多様な保育サービスが十分に提供されています。
(2) 成 果 指 標 と 目 標 値
平 成 27 年 度
平 成 32 年 度
平 成 37 年 度
実績
目標値
目標値
100%
100%
成果指標
指標とする理由
保育施設に
多様な保育施設の整備によ
おける在園
り、ニーズに応じた保育サ
95%
児保護者の
ービスが提供できている状
( 26 年 度 )
満足度
況を示すため
(3) お も な 取 り 組 み
① 子育て支援の充実による負担の軽減
(担当:子ども教育部
子育て支援分野、保育園・幼稚園分野ほか)
子 育 て 家 庭 の そ れ ぞ れ の ニ ー ズ に 応 じ た 病 児・病 後 児 保 育 事 業 、一 時 預 か り
事 業 * 、子 育 て 短 期 支 援 事 業 * 、利 用 者 支 援 事 業 * 等 の 実 施 に よ り 子 育 て 支 援 の 充
実 を 図 る と と も に 、保 育 園 や 幼 稚 園 で 子 育 て 相 談 や 子 育 て 教 室 を 実 施 し 、育 児
の ノ ウ ハ ウ を 在 宅 乳 幼 児 の 保 護 者 に 提 供 し 、育 児 不 安 の 解 消 等 子 育 て 支 援 を 実
施 し ま す 。さ ら に 多 子 世 帯 へ の 補 助 や 子 育 て 支 援 を 充 実 す る こ と で 、子 育 て の
一層の負担軽減を図ります。
ま た 、被 虐 待 や 養 育 支 援 家 庭 児 童 に 対 す る 相 談 機 能 の 充 実 や 障 害 児 通 所 施 設
148
等 と の 連 携 に よ る 対 応 の 強 化 を 図 る ほ か 、保 育 施 設 に お け る 子 育 て 家 庭 へ の 支
援の拡充を図ります。
② ひとり親家庭への支援
(担当:子ども教育部
子育て支援分野)
ひ と り 親 家 庭 が 様 々 な サ ー ビ ス を 活 用 し て 安 心・安 全 に 自 立 し た 生 活 を 営 み 、
子どもが健全に成長できるよう支援します。
ホ ー ム ヘ ル プ サ ー ビ ス 事 業 に よ る 日 常 生 活 の 支 援 、自 立 支 援 給 付 金 事 業 等 に
よ る 就 労 支 援 、母 子 生 活 支 援 施 設 に お け る 母 子 家 庭 自 立 支 援 及 び 子 ど も シ ョ ー
トステイ事業等による養育支援を行います。
③ ラ イ フ ス タ イ ル *に 応 じ た 保 育 の 拡 充
(担当:子ども教育部
保育園・幼稚園分野)
区 立 保 育 園 の 民 営 化 を 進 め 、民 間 活 力 を 活 用 し 、多 様 な 保 育 ニ ー ズ に 対 応 す
る と と も に 定 員 の 拡 大 を 図 り ま す 。加 え て 、民 間 保 育 施 設 を 誘 致 し 、保 育 ニ ー
ズ に 合 わ せ て 、適 切 な 整 備 を 進 め て い き ま す 。ま た 、認 可 外 保 育 施 設 が 、認 可
保 育 施 設 へ 転 換 す る 場 合 に 必 要 な 支 援 を 行 い 、保 育 サ ー ビ ス の 供 給 を 増 や し て
いくとともに、施設に対する指導検査により、質の確保を図ります。
認 定 こ ど も 園 *の 整 備 や 私 立 幼 稚 園 の 預 か り 保 育 事 業 へ の 支 援 と 一 時 預 か り
事 業( 幼 稚 園 型 ) * を 進 め る こ と で 、様 々 な ラ イ フ ス タ イ ル * の 家 庭 が 幼 稚 園 を
一層利用しやすくなるようにします。
④ 幼児教育の充実
(担当:子ども教育部
保育園・幼稚園分野)
職員の能力、専門性の向上を図るための合同研究や研修、情報共有を進め、
幼稚園や保育施設等における幼児教育の充実を図ります。
さ ら に 、保 育 施 設 と 幼 稚 園 、小 学 校 を 中 心 と し た 保 幼 小 の 連 携 を 基 盤 に 、多
様な保育施設・事業との連携を進めます。
149
実現へのステップ
ステップ 1
ステップ 2
ステップ 3
ステップ 4
○病児保育の整備
誘 導 、病 後 児 保 育 の
拡充
○保育施設におけ
る地域子育て支援
の充実
○多子世帯への支
○多子世帯への支
援の検討
援の実施
○ 日 常 生 活 支 援 、就
労支援、自立支援、
養育支援の充実
○ 預 か り 保 育・一 時
○保育所における
預 か り 事 業 (幼 稚 園
休日保育事業の拡
型 ) *の 拡 充
充
推進
○保育所及び地域
型保育事業の誘致
○区立保育園の民
営化推進
○事業所内保育事
○ 認 定 こ ど も 園 *の
○区立幼稚園の認
誘致
定 こ ど も 園 *へ の 転
換
業 *の 仕 組 み 構 築 ・
実施
○認可保育施設移
行に向けた支援
150
戦略Ⅳ
生きる力・担う力育成戦略
Ⅳ-2
(育つ伸びるなかの)
自ら学び可能性を拓く子どもが育つまち
《10年後のまちの姿》
「 自 ら 学 び 可 能 性 を 拓 く 子 ど も が 育 つ ま ち 」 と し て 基 本 構 想 で 描 く 10 年 後
のまちの姿は、次のとおりです。
○
子どもたちは、グローバル化のより一層の進展に対応できる、確かな
学 力 、体 力 、コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 能 力 と 社 会 規 範 を 身 に 付 け る と と も に 、
自他を尊重する態度が育っています。
○
子どもたちは、基礎から応用段階まで自ら学ぶ力を身に付け、思考力
や判断力、表現力など各自の個性を伸ばしています。
○
学校と地域が連携・協力する体制が整い、子どもたちは多様な体験や
学習に取り組んでいます。
○
特別な配慮を必要とする子どもたちを含めたすべての子どもたちが、
個々に応じたきめ細やかな教育を受け、地域の中で交流しながらその可
能性を伸ばしています。
○
子ども達の成長期の心の問題への多様な支援体制が整っています。
○
家庭や学校、地域の協力した取組によって、子どもの体力が向上して
います。
○
豊かな食文化を身につけ、子どもが健やかに育っています。
《現状と課題》
今 後 、グ ロ ー バ ル 化 が 一 層 進 む 中 、多 種 多 様 な 価 値 観 や 考 え 方 を 認 め 、活 用
で き る 人 材 の 育 成 が 求 め ら れ て い ま す 。自 他 の 生 命・人 権 を 尊 重 す る 態 度 や 基
本 的 な ル ー ル や マ ナ ー な ど の 規 範 意 識 の 向 上 を 図 り 、優 れ た 自 国 の 歴 史・文 化
に 深 く 触 れ 、体 験 や 地 域 社 会 と の 交 流 を 深 め る と と も に 、子 ど も た ち の 豊 か な
人間性や社会性を育む必要があります。
そ の た め に は 、乳 幼 児 期 か ら 小 学 校 、中 学 校 へ か け て の 連 携 し た 教 育 が 課 題
151
と な っ て い ま す 。保 育 園・幼 稚 園 と 小 学 校 の 連 携 を 進 め 、児 童 の 義 務 教 育 へ の
円 滑 な 接 続 を 図 る と と も に 、小 学 校 と 中 学 校 の 連 携 を さ ら に 進 め 、9 年 間 の 学
び の 連 続 性 を 踏 ま え た 知 徳 体 の バ ラ ン ス が 取 れ た 教 育 を 行 い 、子 ど も 一 人 ひ と
りの可能性を伸ばすことが求められています。また、特別な支援が必要な児
童・生 徒 が 個 々 の 状 況 に 応 じ た 教 育 を 地 域 で 安 心 し て 受 け ら れ る 環 境 整 備 が 必
要です。
さ ら に 、学 校・地 域・家 庭 の 連 携 に よ り 、地 域 や ボ ラ ン テ ィ ア の 活 動 を 活 か
し 、地 域 に 根 差 し た 特 色 あ る 学 校 運 営 を 展 開 す る こ と で 、次 代 を 担 う 子 ど も た
ち を 社 会 全 体 で 育 成 す る と と も に 、地 域 コ ミ ュ ニ テ ィ の 活 性 化 を 図 る こ と も 求
められています。
《施策の方向》
ア
自 ら の 道 を 切 り 拓 き 、生 き る 力 を 支 え る 学 力・社 会 性 等 の 習 得 を 目 指 し
た教育の展開
イ
家 庭・地 域・企 業 な ど 学 校 を 取 り 巻 く 様 々 な 人 々 の 連 携 に よ る 教 育 の 充
実
ウ
発達の課題や障害のある子どもの教育の充実
エ
子どもの体力向上
152
ア
自 ら の 道 を 切 り 拓 き 、生 き る 力 を 支 え る 学 力・社 会 性 等 の 習 得 を 目 指
した教育の展開
(1) 目 標 と す る 姿
一 人 ひ と り に 応 じ た き め 細 か な 教 育 に よ り 、子 ど も た ち が 意 欲 的 に 学 び 、自
ら 考 え 課 題 解 決 す る 力 、豊 か な 人 間 性 、確 か な 学 力 、コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 能 力
等を伸ばしています。
(2) 成 果 指 標 と 目 標 値
成果指標
指標とする理由
学力調査項
児 童・生 徒 の 学 力 の 状 況 を
目 ( 全 86
示すため
平 成 27 年 度
平 成 32 年 度
平 成 37 年 度
実績
目標値
目標値
70%
80%
項目)のう
ち、7 割以
上の児童・
生徒が目標
44.2%
( 26 年 度 )
値を達成し
た項目の割
合
(3) お も な 取 り 組 み
① 学校教育の充実
(担当:教育委員会事務局
学校教育分野)
生 涯 に わ た り 学 習 す る 基 礎 を 培 う 学 校 教 育 を 充 実 し 、基 礎 的・基 本 的 な 知 識
及 び 技 能 を 習 得 し 主 体 的 に 学 ぶ 態 度 を 養 い 、課 題 を 解 決 す る た め の 思 考 力 、判
断 力 、表 現 力 等 を 育 み ま す 。さ ら に グ ロ ー バ ル 化 や 情 報 化 の 進 展 を 見 据 え 、理
数 教 育 、外 国 語 活 動 や 英 語 教 育 を 充 実 し 、異 文 化 交 流 な ど に よ り グ ロ ー バ ル 人
材 を 育 成 す る と と も に 、情 報 通 信 機 器 の 効 果 的 な 活 用 に よ り 、児 童・生 徒 の 情
153
報活用能力の習得を図ります。
学 校 支 援 ボ ラ ン テ ィ ア の 活 用 な ど に よ り 、個 に 応 じ た き め 細 か な 指 導 の 充 実
を図り確かな学力を育成していきます。
人 権 教 育・道 徳 教 育・心 の 教 育 の 推 進 や 日 本 の 自 然・歴 史・文 化 の 体 験 、地
域 の 人 々 と の 交 流 を 通 じ て 、規 範 意 識 、社 会 貢 献 の 精 神 、国 や 郷 土 を 愛 す る 心 、
コミュニティ意識を高め、豊かな人間性や社会性を育みます。
教 育 の 第 一 義 的 責 任 を 担 う 家 庭 を 支 援 し 、家 庭 や 地 域 と 連 携 し て 学 習 習 慣 や
生活習慣の定着を図る取組を推進します。
さらに、家庭の不安への相談や地域・社会で支える体制の整備を進めます。
乳 幼 児 と の 交 流 や 保 育 体 験 な ど を 通 じ 、命 の 尊 さ や 心 身 の 発 達 に 関 す る 知 識
を 学 び 、将 来 の 子 育 て に 対 す る 期 待 や 意 欲 を 育 む と と も に 、職 場 体 験 等 の 体 験
活 動 を 充 実 し 、様 々 な 教 科 ・領 域 を 通 じ て 、児 童 ・生 徒 が 勤 労 観 や 職 業 観 を 養 い 、
社会的・職業的自立に向けた取組を進めます。
② 学びの連続性を踏まえた連携教育の推進
(担当:教育委員会事務局
子ども教育部
学校教育分野
保育園・幼稚園分野)
小 中 連 携 教 育 の 推 進 計 画 に 沿 っ た 取 組 を 実 践 し 、小 中 連 携 教 育 を 推 進 し ま す 。
義務教育 9 年間の学びの連続性を踏まえた児童・生徒の学力向上、体力向上、
心 の 教 育 の 充 実 を 図 り 、 児 童 ・生 徒 一 人 ひ と り を 伸 ば す 教 育 を 実 践 し ま す 。
保 育 施 設 と 幼 稚 園 、小 学 校 を 中 心 と す る 保 幼 小 の 連 携 を 基 盤 と し た 、子 ど も
同士の交流、教職員合同研修など多様な保育施設・事業との連携を進めます。
③ 質の高い教育環境の整備
(担当:教育委員会事務局 子ども教育経営分野、子ども教育施設分野)
学 校 再 編 を 着 実 に 推 進 す る こ と で 、一 定 の 児 童 生 徒 数 や 学 級 数 を 確 保 し 、子
ども同士の交流など集団活動の良さを生かした活気あふれる学校運営を進め
ま す 。ま た 、小 中 学 校 の 通 学 区 域 の 整 合 性 を 図 り 、小 学 校 と 中 学 校 の 9 年 間 を
見通した連携教育を推進します。
学 校 施 設・設 備 等 の 整 備 を 進 め 、安 心・安 全 で 快 適 な 教 育 環 境 を 提 供 し ま す 。
154
実現へのステップ
ステップ 1
ステップ 2
ステップ 3
ステップ 4
○ 英 語 、理 数 教 育 の
推進
○小中連携教育の
○小学校における
○中野区の特色を
推 進 、乗 り 入 れ 指 導
一部教科担任制の
活かした教育課程
の充実
導入
の編成
○統合新校の開設
○統合新校の開設
○統合新校の開設
○統合新校の開設
(3 校)
(2 校)
(2 校)
(1 校)
○ 保 幼・保 幼 小 連 携
スタンダードプラ
ンの作成・実践
中野神明小と新山
小
桃園小と向台小
上高田小と新井小
第三中と第十中
第四中と第八中
鷺宮小と西中野小
多田小と新山小
大和小と若宮小
○平和の森小移転
整 備( 法 務 省 矯 正 研
修所跡)
155
イ
家 庭・地 域・企 業 な ど 学 校 を 取 り 巻 く 様 々 な 人 々 の 連 携 に よ る 教 育 の
充実
(1) 目 標 と す る 姿
保 護 者 、地 域 住 民 が 学 校 教 育・運 営 へ 一 層 参 加 す る な ど 、外 部 に 開 か れ た 学
校経営を行うことにより、学校の教育活動が活性化されています。
学 校 が 、地 域 の 活 動 の 拠 点 と な り 、よ り 密 接 な 連 携 の 中 で 子 ど も た ち を 育 て
ています。
(2) 成 果 指 標 と 目 標 値
成果指標
指標とする理由
「学校は、
保護者等の学校運営への
保護者や地
参加と外部に開かれた学
域の方の意
校経営の状況を示すため
見や願望を
平 成 27 年 度
平 成 32 年 度
平 成 37 年 度
実績
目標値
目標値
80%
90%
小学校
74.8%
( 26 年 度 )
受け止め、
学校改善に
中学校
生かそうと
67.6%
している」
( 26 年 度 )
と考える保
護者の割合
(3) お も な 取 り 組 み
① 地域と連携した学校教育、地域の子育て活動の推進
(担当:教育委員会事務局
学校教育分野)
大 学 等 と の 連 携 を 強 化 し 、学 生 ボ ラ ン テ ィ ア を 活 用 し て 教 育 活 動 の 活 性 化 を
図 り ま す 。 ま た 、 中 学 校 区 毎 に 第 三 者 評 価 *を 実 施 し 、 学 校 経 営 を 外 部 か ら 評
価し、改善につなげていきます。
156
学 校 支 援 会 議 を 強 化 し 、 学 校 、 地 域 、 家 庭 が 連 携 ・協 働 し て 学 校 教 育 の 充 実
や 多 様 な 体 験 活 動 が 展 開 で き る 体 制 を 整 備 し ま す 。ま た 、地 域 で の 体 験 活 動 等
を 通 じ て 、 児 童 ・生 徒 が 地 域 の 中 で 学 ぶ 機 会 を 増 や す と と も に 、 地 域 住 民 に よ
る学校の教育活動への積極的な参加を促し、教育活動の活性化を図ります。
実現へのステップ
ステップ 1
ステップ 2
ステップ 3
ステップ 4
○学校支援会議の
強 化 と 、学 校 、地 域 、
保護者による連携・
協働の体制づくり
推進
○中学校区ごとの
○中学校区ごとの
第 三 者 評 価 *実 施 に
第 三 者 評 価 *の 実 施
向けた検討
157
ウ
発達の課題や障害のある子どもの教育の充実
(1) 目 標 と す る 姿
全 て の 子 ど も が 、地 域 で と も に 学 び 、育 つ と と も に 、一 人 ひ と り に 応 じ た き
め細かな教育により、個性や可能性を伸ばしています。
(2) 成 果 指 標 と 目 標 値
成果指標
指標とする理由
「学校は、
発達や障害に応じた教育や
特別支援教
保護者への説明が行われて
育*や発達
いることを示すため
障害等に関
して保護者
平 成 27 年 度
平 成 32 年 度
平 成 37 年 度
実績
目標値
目標値
80%
90%
小学校
56.6%
( 26 年 度 )
への説明を
中学校
行 っ て い
る」と考え
る保護者の
53.7%
( 26 年 度 )
割合
(3) お も な 取 り 組 み
① 特 別 支 援 教 育 *の 推 進
(担当:教育委員会事務局
学校教育分野)
就学相談など特別に支援を必要とする子どもの相談体制の充実を進めます。
副 籍 制 度 *を 活 用 し て 、 一 人 ひ と り の 個 性 を 認 め 合 う 活 動 を 工 夫 し ま す 。 ま
た 、 特 別 支 援 教 育 *の 充 実 に よ り 、 障 害 の あ る 人 へ の 理 解 を 深 め て い き ま す 。
中 学 校 の 情 緒 障 害 等 通 級 指 導 学 級 *を 増 設 し ま す 。 全 小 中 学 校 に 特 別 支 援 教
室 を 設 置 し 、巡 回 指 導 と 通 級 指 導 に よ っ て 、一 人 ひ と り の 教 育 的 ニ ー ズ に 応 じ
158
た指導を行います。
② 配慮の必要な児童・生徒と不登校児童・生徒への支援の充実
(担当:教育委員会事務局
学校教育分野)
幼 稚 園 ・ 保 育 施 設 、 小 ・中 学 校 に 日 本 語 指 導 員 な ど を 派 遣 し 、 日 本 語 指 導 が
必 要 な 幼 児 ・児 童 ・生 徒 及 び そ の 保 護 者 の 支 援 に あ た り ま す 。
専 門 的 な 知 識 と 経 験 を も つ 職 員 に よ る 巡 回 支 援 に よ り 、 不 登 校 児 童 ・生 徒 へ
の個別的な支援を行うとともに、適応指導機能と教育相談機能の融合を図り、
より適切な方法により支援を行います。
実現へのステップ
ステップ 1
ステップ 2
○小学校特別支援
○特別支援教室に
教室の全校設置
おける巡回指導充
ステップ 3
ステップ 4
実
○中学校への特別
○中学校へ情緒障
○中学校へ特別支
支 援 学 級( 情 緒 障 害
害等通級指導学級*
援教室の設置
等 )設 置 に つ い て 検
の増設
討
○巡回支援の実施
○スクールソーシ
等 、不 登 校 対 策 の 充
ャ ル ワ ー カ ー *の 増
実
員 に よ る 相 談 、支 援
体制の充実
○日本語適応指導
の充実
○第三中と第十中
の統合新校に子ど
も家庭支援センタ
ー機能と教育セン
ター機能を整備
159
エ
子どもの体力向上
(1) 目 標 と す る 姿
子 ど も た ち に は 、生 涯 に わ た っ て 健 康 を 保 持 す る こ と の 大 切 さ を 認 識 す る 取
組により、健康的な生活習慣が定着しています。
ま た 、食 育 の 充 実 が 図 ら れ 、子 ど も た ち に 自 分 の 健 康 を 高 め て い く た め の 望
ましい食生活の習慣が身についています。
さ ら に 、学 校 生 活 や 日 常 生 活 の 中 で 、遊 び や 日 常 的 な 運 動 を 誘 発 す る 取 組 に
よって子どもの体力づくりを推進していきます。
(2) 成 果 指 標 と 目 標 値
成果指標
指標とする理由
体力テスト
児童・生徒の体力の状態の
で目標(中
推移を示すため
平 成 27 年 度
平 成 32 年 度
平 成 37 年 度
実績
目標値
目標値
小 6
8/ 16 種 目 、 小 6
野スタンダ
*
小 6
( 26 年 度 )
12/ 16 種 目
16/ 16 種 目
童・生徒が
中 3
中 3
中 3
達成した
12/ 18 種 目
15/ 18 種 目
18/ 18 種 目
種目数(小
( 26 年 度 )
ード )を 7
割以上の児
6・ 中 3)
(3) お も な 取 り 組 み
① 体力向上させる取組の推進
(担当:教育委員会事務局
学校教育分野ほか)
各 学 校 で 、ス ポ ー ツ テ ス ト の 結 果 を 体 力 向 上 プ ロ グ ラ ム に 適 切 に 反 映 す る ほ
か 、 民 間 ス ポ ー ツ ク ラ ブ 、 中 野 区 地 域 ス ポ ー ツ ク ラ ブ *等 と の 連 携 に よ る 運 動
160
プ ロ グ ラ ム の 提 供 や 指 導 を 行 い 、乳 幼 児 か ら 健 全 な 生 活 習 慣 を 身 に 付 け ら れ る
よう支援します。
アスリート等を活用し授業を改善するとともに、日常的な運動を誘発する、
環境や設備等を整備します。
ま た 、オ リ ン ピ ッ ク ・パ ラ リ ン ピ ッ ク 教 育 を は じ め 、児 童 ・生 徒 に 運 動 へ の 関
心 と 意 欲 を 高 め さ せ る と と も に 、保 護 者・地 域 の 体 力 向 上 へ の 意 識 啓 発 を 図 り
ます。
さ ら に 、休 み 時 間・放 課 後 の 外 遊 び の 推 進 や キ ッ ズ・プ ラ ザ 、放 課 後 子 ど も
教 室 * の 取 組 、子 ど も の 自 発 的 な 運 動 を 誘 発 す る た め の 環 境 の 整 備 な ど に よ り 、
遊びを通じた体力づくりの推進を図っていきます。
保 育 施 設 や 幼 稚 園 等 に お い て 、運 動 遊 び プ ロ グ ラ ム * の 取 組 を 進 め る こ と で 、
体を動かすことが好きな乳幼児を育みます。
② 食育・健康教育の充実
( 担 当:教 育 委 員 会 事 務 局
学 校 教 育 分 野 、健 康 福 祉 部
健 康・ス ポ ー ツ 分 野 )
自 ら 健 康 の 保 持 ・増 進 に 努 め る 児 童 ・生 徒 を 育 成 す る た め に 、養 護 教 諭 、栄 養
教 諭 、学 校 栄 養 士 を 中 心 と し て 、組 織 的 に 食 育 や 健 康 教 育 を 推 進 し ま す 。栄 養
や 望 ま し い 食 習 慣 、人 格 形 成 に 関 わ る 食 文 化 な ど 、正 し い 知 識 を 習 得 す る と と
もに、自分の体力や身体の状況に応じて実践しやすい取組の習得を図ります。
ま た 、講 演 会 等 の 実 施 に よ り 、正 し い 知 識 の 普 及 啓 発 や 健 康 へ の 関 心 を 高 め
る と と も に 、生 活 習 慣 に 関 連 し た 健 康 課 題 を 抱 え た 子 ど も の 健 康 づ く り を 推 進
す る ほ か 、給 食 試 食 会 等 を 実 施 し 、給 食 の 目 的 や 内 容 へ の 理 解 を 深 め 、食 育 を
推進し、学校保健委員会等の活用により保護者の意識啓発を図ります。
161
実現へのステップ
ステップ 1
ステップ 2
ステップ 3
○ ス ポ ー ツ・コ ミ ュ
○アスリート等を
○学校と連携した
ニティプラザ等に
活 用 し た 運 動・ス ポ
運動プログラムの
おける子ども向け
ーツの気運の醸成
仕組みの構築
ステップ 4
メニューの拡充
○ 休 み 時 間 、放 課 後
等の遊びを通じた
体力づくりの推進
○運動遊びプログ
ラ ム * (4~ 5 歳 児 )
推進
の活用
○運動遊びプログ
○運動遊びプログ
ラ ム * (0~ 3 歳 児 )
ラ ム * (0~ 3 歳 児 )
の作成
の活用
○地域スポーツク
○中学校の部活動
*
ラブ による中学校
支 援 の 拡 充【 再 掲 Ⅵ
の部活動支援の方
-1】
策 検 討・実 施【 再 掲
Ⅵ -1】
162
戦略Ⅳ
生きる力・担う力育成戦略
Ⅳ-3
(育つ伸びるなかの)
学びと文化を創造・発信するまち
《10年後のまちの姿》
「 学 び と 文 化 を 創 造 ・ 発 信 す る ま ち 」 と し て 基 本 構 想 で 描 く 10 年 後 の ま ち
の姿は、次のとおりです。
○
地 域 に 根 付 く 文 化・芸 術 の 振 興 が 図 ら れ 、そ の 成 果 が 幅 広 く 区 民 に 共
有されています。
○
区 民 は 、地 域 や 社 会 に 貢 献 し 続 け ら れ る よ う 、学 び の 機 会 を 活 用 し て
います。
○
中 野 に 息 づ く 歴 史 、伝 統 文 化 の 魅 力 が 広 が り 、区 民 は そ れ ら に 親 し み 、
誇りを持って継承しています。
○
学 校 と 図 書 館 が 連 携 し た 読 書 活 動 を 推 進 す る こ と に よ り 、子 ど も た ち
は読書に親しみ、豊かな創造力と生きる力を育んでいます。
○
図 書 館 は 、地 域 性 と と も に そ の 専 門 性 を 高 め 、各 館 の 個 性 に 即 し た 文
化・情報の拠点として、区民の仕事や暮らしを支援しています。
《現状と課題》
中 野 区 の 歴 史・伝 統 文 化 に 対 す る 区 民 の 関 心 は 必 ず し も 高 い と は い え な い た
め 、こ れ ま で 以 上 に 区 の 歴 史 的 特 性 や 文 化 財 な ど を 区 民 に 啓 発 す る 必 要 が あ り
ます。区民の中野への愛着を深めるような普及啓発事業の展開を図ります。
地域参加や社会貢献に向けた生涯学習の場を充実する必要があります。
グ ロ ー バ ル 化 、 情 報 通 信 技 術 ( ICT ) の 進 展 な ど の 社 会 環 境 の 変 化 に よ り 、
区 民 が 自 ら 必 要 な 情 報 を 選 択 し 入 手 す る こ と が 重 要 と な っ て い ま す 。中 野 の ま
ち に 集 う 学 生 、ビ ジ ネ ス マ ン 、外 国 人 な ど を 含 む あ ら ゆ る 区 民 が 必 要 と す る 情
報 を 的 確 に 提 供 し 、区 民 の 学 び と 自 立 を 支 え 、生 活 や 地 域 の 様 々 な 課 題 の 解 決
を 支 援 す る 役 割 を 強 め て い か な け れ ば な り ま せ ん 。そ の た め に は 、各 図 書 館 の
163
役 割 分 担 を 明 確 に し て 、よ り 高 度 な 要 求 に も 対 応 で き る 機 能 が 求 め ら れ て い ま
す。
ま た 、家 庭・学 校・地 域 と の 連 携 に よ る 子 ど も の 読 書 活 動 の 推 進 や 地 域 団 体
の 活 動 支 援 の ほ か 、区 民 の 地 域 へ の 愛 着 の 形 成 や 、観 光・地 域 活 性 化 を 図 る た
め 、地 域 の 歴 史・文 化 を 発 信 す る 拠 点 と し て の 機 能 を 充 実 し て い く 必 要 が あ り
ます。
《施策の方向》
ア
文化・芸術・生涯学習活動の支援
イ
魅力ある図書館運営の推進
164
ア
文化・芸術・生涯学習活動の支援
(1) 目 標 と す る 姿
生 涯 学 習 の 機 会 が 地 域 の 中 に 広 が り 、地 域 人 材 活 用 や 健 康・生 き が い づ く り
につながることで、区民が自分らしくいきいきと暮らしています。
(2) 成 果 指 標 と 目 標 値
成果指標
指標とする理由
ま な VIVA
区民の活動の状況を示すた
ネットによ
め
平 成 27 年 度
平 成 32 年 度
平 成 37 年 度
実績
目標値
目標値
900 件
1000 件
85%
90%
807 件
る団体活動
( 26 年 度 )
情報等の発
信件数
なかの生涯
生涯学習後に地域活動に参
学習大学を
加している実態をあらわす
卒業後、地
ため
80.5%
域活動に参
( 26 年 度 )
加したこと
のある人の
割合
(3) お も な 取 り 組 み
① 地域の歴史・伝統文化の保護、継承
(担当:健康福祉部 健康・スポーツ分野)
歴 史 民 俗 資 料 館 等 を 拠 点 と し て 、各 種 企 画 展 示・講 座 や 体 験 学 習 な ど の 経 常
的 な 普 及 活 動 の さ ら な る 充 実 を 図 り ま す 。ま た 、大 学 等 関 連 諸 機 関 と の 協 力 に
よ り 事 業 展 開 を 図 り 、哲 学 堂 公 園 周 辺 ま ち 歩 き ル ー ト を 活 用 し た ま ち 歩 き 事 業
165
を活性化していきます。
さ ら に 、散 逸・消 滅 し つ つ あ る 歴 史・文 化 遺 産 に 対 す る 文 化 財 指 定 に よ る 保
護 と 活 用 、無 形 民 俗 文 化 財 の 継 承 の た め の 継 続 的 支 援 と と も に 、当 該 資 源 が 観
光、にぎわいの資産となるよう働きかけを行います。
② 生涯学習の活動の促進
(担当:健康福祉部 健康・スポーツ分野)
区 民 の 誰 も が そ の 生 涯 に わ た っ て 、社 会 貢 献 す る た め の 学 習 の 機 会 や 場 を 持
て る よ う 、区 内 の 大 学 、専 門 学 校 、民 間 企 業 、NPO 等 と 連 携 し ま す 。ま た 、既
存の大学の生涯学習講座とも連携した啓発等を行っていきます。
また、生涯学習大学卒業者等が、そのスキルを活かし、町会・自治会活動、
ボ ラ ン テ ィ ア 活 動 等 に 気 軽 に 参 加 で き る よ う 、学 習 内 容 や 具 体 的 な 活 動 へ の 導
入の仕組みを拡充していきます。
地域で活動するグループの生涯学習情報への登録促進と活動発表の場の確
保を支援していきます。
ま た 、地 域 団 体 の 活 動 場 所 と な り 得 る 場 の 情 報 提 供 や 利 用 促 進 を 行 い 、自 主
活動の支援を図っていきます。
③ 若手芸術家が育ち、活動しやすい環境づくり
(担当:健康福祉部 健康・スポーツ分野)
大 学 連 携 に よ る 講 座 な ど で 音 楽 や 美 術 、建 築 な ど の 優 れ た 文 化・芸 術 に 接 す
る機会を設けるほか、乳幼児期から芸術に触れる機会を提供していきます。
166
実現へのステップ
ステップ 1
ステップ 2
○生涯学習大学卒
○生涯学習大学卒
業生と地域活動団
業 生 や 、大 学 等 の 生
体との連携の仕組
涯学習講座で学ん
みの構築
だ区民の地域活動
ステップ 3
への参加促進
ステップ 4
推進
○ 哲 学 堂 公 園・学 習
○哲学堂公園周辺
○哲学堂公園周辺
展 示 施 設 整 備【 再 掲
等まち歩きルート
等まち歩きルート
Ⅰ -2】
の 検 討 【 再 掲 Ⅰ -2】 設 定 【 再 掲 Ⅰ -2】
167
イ
魅力ある図書館運営の推進
(1) 目 標 と す る 姿
各館の魅力ある高い専門性に基づく蔵書構成により、文化・情報の発信や
個々に応じた学びや仕事・課題解決を支援しています。
学 校 と 図 書 館 と の 連 携 し た 取 組 に よ り 、子 ど も の 成 長 段 階 に 応 じ た 読 書 活 動
が 推 進 さ れ 、児 童・生 徒 の 自 主 的・自 発 的 な 学 習 や 読 書 活 動 が 行 わ れ て い ま す 。
区 民 の 自 主 的 な 活 動 が 図 書 館 を 中 心 に 展 開 し 、子 ど も か ら 高 齢 者 ま で 多 様 な
読書活動が展開しています。
(2) 成 果 指 標 と 目 標 値
成果指標
指標とする理由
図書館は学
専門的なレファレンス・サ
びや課題解
ービスや個性のある蔵書構
決に役立っ
成により、区民の学びと自
ていると感
立を支えている状況を示す
じている利
ため。
平 成 27 年 度
平 成 32 年 度
平 成 37 年 度
実績
目標値
目標値
―
90%
100%
用者の割合
(3) お も な 取 り 組 み
① 個人や地域の様々な学習活動への支援
(担当:教育委員会事務局
子ども教育経営分野)
図 書 館 は 、地 域 の 情 報 拠 点 と し て 、区 民 の 学 び と 自 立 を 支 え 、各 館 の 専 門 性
に 基 づ い て 、生 活 や 地 域 の 課 題 解 決 を 支 援 し ま す 。ま た 、区 に ゆ か り の あ る 作
家・文 化 人 や 観 光 資 源 情 報 、郷 土 に 関 す る 資 料 を 収 集・発 信 す る ほ か 、地 域 資
料を電子化して提供します。
168
② 学校と連携した読書活動の推進
(担当:教育委員会事務局
子ども教育経営分野)
子 ど も や 区 民 の 利 便 性 の 向 上 を 図 る た め 、地 域 開 放 型 学 校 図 書 館 の 整 備 を 計
画的に進めます。
子 ど も の 読 書 活 動 を 推 進 す る た め 学 校 図 書 館 を 充 実 す る と と も に 、家 庭 、学
校 、地 域 、図 書 館 が 連 携 し 、子 ど も た ち の 自 主 的 な 読 書 活 動 の 動 機 付 け 等 を 進
めていきます。
実現へのステップ
ステップ 1
ステップ 2
ステップ 3
○図書館の専門性
○ 本 町 図 書 館・東 中
の向上と地域開放
野図書館を統合し、
*
型学校図書館 の整
第三中と第十中の
備の推進
統合新校へ整備
ステップ 4
推進
推進
○地域開放型学校
図 書 館 *の 設 置
○学校と図書館の
連携推進
169