消防団の装備 背面 前面 災害時に安全に活動できるよう、火災・風水害・地震な ど、その場面に応じた装備品を整備しています。その種類 は数多くあり、今回は火災時に身を守る装備(防火帽、防火 衣、防火用長靴)について紹介します。火災時の装備は、炎 による熱から身を守ったり、活動現場に落ちているくぎな ど鋭利なものの踏みつけや重量物の落下による足の怪我 を防いだりするものです。 本市では、より安全に火災現場 の最前線で活動できるよう防火衣 を新しくしました。今年度は、宝くじ の社会貢献広報事業として、その 受託事業収入を財源として実施し ているコミュニティ助成事業により 受けた助成金で防火衣50着を整備 しました。今後3年以内にすべての 分団へ5着ずつ配布する計画です。 クーちゃんマーク 近年の新たな取り組み 津波避難対策「つかまるわ」 ・ 「いのちの鐘」 大規模な地震が発生した際に 「津波に よる死傷者“ゼロ”」を目指し、平成25年 から 「つかまるわ」 、 平成26年から 「いのち の鐘」 という津波対策プロジェクトを実施 しており、津波浸水予測区域を管轄する 分団を中心に活動しています。 この取り組 みは、住民への津波浸水予測区域外や 高台への避難を強く促すものです。 「つかまるわ」 耐用年数を過ぎた消防用ホ ースとペットボトルから作られ ており、 津波浸水予測区域の 保育所、 幼稚園、 小中学校の31 施設や消防団などに配備して います。 津波警報発令時には 施設の目立つ場所に掲げ、園 児・児童などの避難完了の目印 や付近住民への避難促進に 活用します。 「いのちの鐘」 津波浸水予測区域にあ る38寺院の鐘を消防団員 や防災支援協力者 (消防団 OB) などが鳴らすことで、 市 内に設置された防災スピー カーや分団車庫のモーター サイレンを補完します。 10 2016・2・5 消防団員の声 野町の総代に誘われて入団しました。 家族や周 囲は消防団への参加に大賛成で、 応援してくれて います。 今は災害時に分団が効率よく活動できる ように各方面と調整をし ています。今後は地域 に根ざした消防団とな るように取り組んでいき たいと考えています。 地 域の防災や減災には若 い力が必要不可欠です ので、 若い方の入団をお お 中川 剛志さん 団本部 副団長(第四方面隊長) 待ちしています。 約12年前に当時の自治会副会長に誘われて入団 しました。 当初は無知な私でしたが、 先輩方の指導 の下さまざまな現場を経験し、 今は部長として入団 間もない団員を指導して います。 家族には負担を かけてきた部分もありま すが、 今では良き理解者 として協力してくれていま す。 今後は地区防災委員 会との連携を図り、 地区 防災力の向上を図っ てい 防 磯谷 芳仁さん 稲生分団 部長 きたいと思い ます。 き 消防団長をしていた 兄に誘われてHiまわり 分団に入団しました。 初の 女性消防団でしたので体 験することなどが楽しく、 ワクワクしていました。 活動 する中で自分たちのやる 藤田満智子 さん Hiまわり分団 分団長 べきことや取り組みたい い ことなどをみんなで話し合い、 「人形劇」 に出会いまし た。 これにより団員の結束やチームワーク、 仲間意識が 変わりました。 女性消防団をもっと知ってもらえるように 人形劇の種類を増やすなど取り組んでいきたいです。 女性消防団の制服が かっこいいなと思い入団 しました。市内全 域で 活動しており、小学校な どで人形劇などを使っ て啓発活動を行ってい ます。 ま 小さいころから少 奥村 玲子 さん Hiまわり分団 副分団長 しでも防災や減災意識 し を持ってほしいと思っています。今まで培ってき た知識を皆さんに伝えることで、 災害時に皆さん が自分の身を守れるようになってもらえたらと思 います。 訓練などにはぜひ参加してください。 みんなでまちを守りましょう! 今後、 災害に強いまちをつくるためには、 消防団員 の地域防災リーダーとしての資質の向上と、 住民一人 一人の防災力の向上が必要になってきます。 近年、 自治会や各地区のまちづくり協議会主催の消 防防災訓練には、 消防団員が指導者として参加してい ます。 消防団と地域住民との連携を強固なものとし、 地域防災力をさらに向上させたいと考えています。 消防団員の活動にご理解とご協力をいただき、 市民 一人一人が防災について関心を高め、 市民、 行政、 消防 団が一丸となって災害に強いまちをつくりましょう。 広報すずか特集「郷土を守る消防団 」についての ご意見・ご感想は中央消防署へ 059-382-9133 059-382-3905 [email protected] 2016・2・5 11
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