KEOモ デ ルⅡ の 内容: 方 程 式 体 系 の 推 定 お よび モ デ ル の テ ス ト 慶應義塾大学産業研究所KEOモ デルグループ: 新保一成,宮 内 環,中 島隆 信,早 見 均 KEOモ デ ルⅡ の 内容: 方程 式体 系 の 推 定 お よび モデ ルの テ ス ト 慶應 義塾 大学 産 業研究 所KEOモ 本 稿1で は,KEOモ デル グル ー プ:新 保 一成,宮 内 環,中 島隆 信,早 見 均 デ ルⅡ の 実 証 化 に あ た っ て の 方 程 式 体 系 の 具 体 的 な特 定 化 お よび,そ の パ ラ メ タ ー の 推 定 に つ い て 述 べ る こ とに す る.ま た,最 後 に,モ デ ル の 経 験 的 妥 当 性 を トー タル ・テ ス トな らび に フ ァ イ ナ ル ・テ ス トに よ って チ ェッ クす る.ま た,KEOモ 的 な 記 述 は,モ デ ル の 実 際 の 運 行,解 ク ご とに 逐 次 的 に解 か れ,全 デル ∬ の具体 法 に 即 して 行 う こ と にす る.モ デ ル は,次 に示 す ブ ロッ 体 の 需 給 が バ ラ ンス す る ま で 繰 り返 し解 か れ る こ とに な る. 短期 供給 ブ ロッ ク 産 業別 資本 ス トック,就 業 者 数,な らび に財 の供 給 量 を所 与 として,年 間 労 働時 間 が決定 され,る.決 定 され た年 間労 働時 間 と時 間 当 り賃 金率 を所与 に して,国 産 財 の供給 価格 と需 要価 格(国 産一競 争輸 入 複合財 の価 格)が,供 給関 数群 お よび輸入 シェ ア関数 群 を連立 す る こ とに よって 決定 され る. 分 配 ブ ロ ック 短 期 供給 ブ ロ ックで 決定 され た諸変 数 を所与 として,産 業 別 の付 加価 値 額 ボ決 定 され,家 計外 消 費支 出,雇 用 者所 得,純 間接 税支 払 額,営 業余 剰 に分配 され る. 金 融 ブ ロ ック 短 期 供給 ブ ロ ックで 決定 され た産業 別産 出額 と貨幣 供給 額 を所 与 として,貨 幣 需要 関数 か ら利 子率 が決 定 され る. 米 国 サ プ モ デ ル 分 配 ブ ロ ッ クで 決 定 さ れ た 名 目国 内 総 生 釐,金 金 利 を所 与 と して,米 国 の15一 五Mマ 融 ブ ロ ッ クで 決 定 さ れ た 名 目 ク ロモ デ ル が 解 か れ る.そ の 際,日 サ ー ビス に関 す る貿 易 収 支 が 決 定 さ れ,こ 米 間 の財貨 ・ の 貿 易 収 支 と 日米 金 利 格 差 か ら 円 ・ ドル 為 替 レ ー トが 決 定 さ れ る. 需 要 ブ ロ ッ ク 上 記 各 ブ ロ ッ クで 決 定 さ れ た諸 変 数 を 所 与 と して,マ 資 関 数 か らマ ク ロの 家 計 消 費 支 出,民 ク ロ消 費 関 数,マ 間 固 定 資 本 形 成 が 決 定 さ れ,数 ク ロ投 量 一価 格 コ ン バ ー タ ー を 通 じ て 財 別 の 最 終 需 要 量 が 決 定 さ れ る. 労 働 市場 の順 位 均衡 モデ ル これ まで の プ ロセ スで 決定 され た,実 質 国 内総生 産,民 間 最終 消 費 支 出デ フレー ター,産 業 別就 業者 数,産 業別 平均 労 働時 間 が与 え らる と,集 計 概念 の 労 働市 場 の順 位均衡 モ デル に よって平 均 の実質 賃金 率 が決 定 され る. 短 期 供 給 ブ ロ ッ クで 初 期 値 と して 与 え ら れ た 財 別 供 給 量 と需 要 ブ ロ ッ ク で 決 定 さ れ た 財 別 需 要 量 か ら算 定 され る超 過 需 要 量,為 こ とを も っ て,体 替 レ ー ト,平 均 実 質 賃 金 が,許 れ,次 期 の産 業 別 資 本 ス トッ クが 決 定 さ れ,モ 以 下,各 容 誤 差 範 囲 内 に 収 束 した 系 が 短 期 的 に均 衡 し た とみ な さ れ,る.さ ら に,民 間 資 本 形 成 が ス トッ ク化 さ デ ル は ダ イ ナ ミッ ク に運 行 して い く こ とに な る. ブ ロ ッ ク ご とに 方 程 式 体 系 とそ の 推 定 結 果 を述 べ る こ とに す る. 1本稿 は日本労働研究機構の調査報告書 としてまとめられるものの一部 を加筆 ,編集 しなお したものである.な お, 報告書は印刷中で ある. 1 1短 1.1生 期 供給 ブ ロ ッ ク 産関 数 お よび短 期供 給 関数 我 々 が 前 提 と し た 産 業 別 の 短 期 生 産 関 数 は,次 勾 一min{方(9ゴ(ん の よ うな もの で あsた. ゴ)Lゴ ・h'一1)・認 詈ll・…,1籌} この 定 式 化 で は,期 首 の 資 本 ス トッ ク κゴ_1を 所 与 と して,年 Lゴが 費 用 極 小 化 に よ っ て 決 定 さ れ る.生 間 労 働 時 間 んゴと雇 用 労 働 投 入 量 産 関 数 の 具 体 型 は,つ ぎ の よ う なCobb-Douglas型 の も の を も ち い て い る. xゴ=α 労 働 時 間 効 率9(h)の 性 が2次 ゴ(9ゴ(ん ゴ)Lゴ)β ・角 均 β・, 特 定 化 は つ ぎ の よ う に お こ な っ た.こ 関 数 で 近 似 で き る とNう こ と を し め し てNる. 9ノ(ん,)=ん 」・xp(9・ ゴんゴ+1/291ゴ こ こ で,ん5は,年 んゴ2) 間 労 働 時 間 で あ り,{α 爿 ゴ=1,_,7},{QjIゴ=1,_,7}は,生 ラ メ タ ー で あ る.さ ま た,中 の 式 の 意 味 は労 働 時 間 効 率 の 弾 力 ら に,{90ゴ,g1ゴD=1,_,7}は 間 財 需 要 は,固 産関 数 の パ 労 働 時 間 効 率 関 数 の パ ラ メ タ ー で あ る2. 定 投 入 係 数 に よ っ て 決 定 さ れ る. τ`ゴ==a=7×7(Z=1,2,...,9ゴ=1,2,...,8) こ こ で,{d=715=1,_,9,ゴ=1,_,8}は,固 は,年 定 投 入 係 数 で 外 生 変 数 で あ る.こ の生 産 関 数で 間 労 働 時 間 は 費 用 極 小 条 件 か ら 次 の よ う に 決 定 さ れ る. んゴ9'ゴ(ん ゴ) 9ゴ(んゴ) ωゴ(1+E)(1+bob)ん [ωゴ(1+・)(1+ゐ +(1+b・ ゴ ・ゴ)んゴ+ω ゴ【(1+δ ・ゴ)(B广 ゴ)(Pi・ゴ+Pi・ ゴ)+P・1+P・ ゴ+WRゴ ・)+6・ ゴ】 ん」事 】(ゴ 器1,…,7) 左 辺 の労 働時 間効 率 関数 の弾 力性 はつ ぎの式 で 推計 して い る. 鴇)=1+蚋+蚋 ・(ゴ=1,一 ・7) こ こで 用 い た 記 号 を,部 門 別 の 一 人 あ た りの 金 額 表 示 で つ ぎ の よ うに な る.た だ し,産 業 の 添 字jは 省 略 して あ る.変 数 リス トは 表1を 参 照. 現 金給 与=W 2公務(8部 門)は ,外 生的に扱 っている. 2 表1:労 働 時 間効 率関 数 の変 数 リス ト 阜 ん ω ω ゐ■ 基本給 時間当た り基本給賃金率 所定内労働時間 所定外賃金 (内生) (内生) (外生) E default=0.25 バ ラメ ター Pio Pli 所定内手当て 所定外手当て 法定外福利厚生費 教育訓練費等 賞与等 退職金等 雇用保険料率 健康保険料率+年 金保険料率 (内生,現 (内生,現 (内生,現 (内生,現 (内生,支 (内生,現 (外生) (外生) )(ん 一 ん申) P2 P3 Bwh' WR bo bl =ω 一人 当労 働 コス ト ん窒+ρ 、・+ω(1+ε)(ゐ 一 ゐゆ)+Bω ん事+ρ1、 =OL =刊 就 業 者 数 の 推 定 は,生 金 給 与 に対 す る比 金 給与 に対 す る比 金 給与 に対 す る比 金 給与 に対 す る比 給 月数Bを 外生) 金 給与 に対 す る比 ノ十 恥 Ψγ 十blwh申 産 関 数 をLゴ に つNて 十 ρ2十 ρ3十WR 解 い た式 を 用 い てNる.す な わ ち, Lゴ= 9磊)(xゴ α」1ζ ゴ)1/β」 次 に各 産 業 の生 産 コス トの定 義式 を 0ゴ= (8Poa_i・ ασ+PMSasi)X;+τ/B(ろ+Lゴ(九 (8ΣP・ 、 ・・ ゴ+PM,α 」+BSD;+NTA丿 ち ・ゴ`冨1)X;+VBC;+L;CLゴ+asD;+鵡 納 (ゴ=1,..,8) とす る.こ こ で,{0ゴ け=1,_,8}は,ゴ り賃 金 率,{β5Dゴ1ゴ=1,_,8}は,営 純 間 接 税 で あ る.ま 部 門 の 生 産 コ ス トで,{ω 業 余 剰+固 ゴ1ゴ=1,_,8}は,時 定 資 本 減 耗3,{ノVT、4X爿 間 当 ゴ=1,_,8}は, た,{tai/1ゴ=1,_,8} NTAXE(ノ taxi__ =1,_,8) Pσ ゴXゴ ー ノV2「・4Xゴ で 定 義 さ れ る 純 間 接 税 率 で あ り,時 間 当 り賃 金 率{ω 爿 ゴ=1,_,8},と ま た,第2部 門 の 建 設 業 は 輸 入 が なNた 3い わゆ る資本費 は,B3Dゴ め にpot=pctで ともに外生 変数 で あ る あ る. に含 まれ る と考 えて いる.資 本 設備 は,短 嫐 勺に所 与 と考 えてNる か ら,∂BSD;/∂X∫=0 で あ る. 3 先 の生 産関 数 を前 提 に して導 かれ る各 産 業 の短期 限界 費 用 は,次 の よ うにな る. 舞 0≦Qj≦1の 一書 一+一 も とで,生 さ て,上 嶋+、 撫Pσ ゴ(ゴ=1,...,7) 産 量 拡 大 に 伴 い短 期 費 用 が 逓 増 す る こ とが 示 さ れ る. の 短 期 限 界 費 用 式 と生 産 者 の利 潤 極 大 行 動 よ り,短 期 供 給 関 数 は次 の よ う に な る. pc?_1十 η」(1十 ¢ατゴ) η ゴ十 ¢ατゴ [書鮹+P蜘+鴇 ゴ+、織 κゴ](1) (ゴ==1,..,5,7) こ こ で,{η ゴ1ゴ=1,2,3,4,5,7}は,想 だ し第2部 門 は さ ら にPot=Pctを 部 門),公 務(8部 門)の 定 需 要 の 価 格 弾 性 値 で,当 も ちNてPcに 面 外 生 的 に 与 え ら れ る.た つ い て 解 い た 式 に な る.ま た,公 益 部 門(6 価 格 は 外 生 的 に 決 定 さ れ る も の とす る4. また,想 定需 要 の価格 弾 力性 は,供 給 関数 か ら逆 算 した.モ デ ルで 用 い た生産 関 数 のパ ラ メ タ ー が 表2に 示 さ れ て い る. 4短 期供 給 曲線 の 形状 を考 芝て 募 よ う.い ま, 」=η 」(1+taxj 1十 η」十taxj とす る.短 期 供給 関 数(1)式 を産 出$X;で 偏激 分 す る と, 舞=学 講 鮎蒔 とな るか ら,0≦ β」≦1で 短 期 供給 曲 線 は右上 が りで あ る.Xjに を確 か め るた め に,さ らに,X,で 偏 微分 す る と, 離=禦 と な る.一1≦ 一 物議 司 学≧ ・ 関 して逓 増 的 に右 上 が りか,通 減 的 に右 上 が りか プレ 毒]穿 ≧・ η丿 ≦ ◎◎で あ り,如 勿 も 正 負 ど ち ら の 値 も 取 り得 る か ら,Jの 符 号 は,一 が っ て, {J>Oo<p;≦iま たは・{1萋Z」 ≦1 の とき,短 期 供 給 曲線 は,産 出 量 の拡 大 と ともに通 増ナ る形で 右上 ボ リで あ る.ま た, {銘 ≦1燃{鑞 ≦2 の とき,短 期 供 給 曲線 は,産 出 量 の拡 大 とと もに通 減す る形で 右上 が りで あ る. 4 般 的 に は わ か ら な い.し た 表2:生 産 関 数 の 推 定 パ ラ メ タ.o 推 定 期間1980-85年 部門 1.農 林 水産 『 万2 o.sss7 D.W. 1.496 0.9746 2.025 0.71704 (23.39) 0.9909 1.830 0.82048 0.9535 1.719 0.65258 (8.63) 0.6739? (9.96) 0.9362 1.307 0.9516 1.331 0.77671 0.9903 2.508 α5 β」 4.5295 (20.76) 0.64704 (12.69) 0.98152 (13.90) 2.建 設 業 4.7368 (一12.48) 3.在 来 部門 3.1193 (一21.72) 4.素 材部 門 3.0482 -is・80) 5.加 工組 立部 門 一2.3529 6.公 益部 門 (一7.09) 一3.7371 7.サ ー ビス 部 門 (一17.61) 一3.7972 (17・28) (一21.91) Rは,自 ×22.66) 由 度修 正 済 み決 定係 数. D・W:・ は 、 ダ ー ビ ン ・ワ 1.2国 ト ソ ン.比 産 ・輸 入 シ ェ ア 関 数 各 商 品 の 需 要 主 体(生 産 主 体 と して の 産 業,消 産 品 と輸 入 品 に よ っ て供 給 され る.そ こで,国 費 主 体 と して の 家 計)が 次 の よ うな トラ ン ス ロ グ価 格 集 計 関 数 を想 定 した.ま して 単 調 な1次 建 て で,ド 消 費す る商品 は国 産 品 と輸 入 品 の 不 完 全 代 替 性 を表 現 す る た め に, 同 次 凹 関 数 で あ る と仮 定 す る5.ま た,こ た,輸 ル 建 て の 輸 入 価 格 を{PNt;μ=1,_,9}と の価 格 集 計 関 数 は,PCi,pNr;K関 入 財 価 格{pit;IZ-1,_,9}は,円 す る と, pNr;=pM;EXRATE で あ る.こ こで,EXRATEは,年 P・ ・=・xp[α 平 均 為 替 レ ー トで,1ド こ こ で,Z=1,3,..,7で あ り,2部 あ る.ま た が っ て,ao,は,恒 ・1 (2) ・1n司 門 建 設 業 と8部 た,{moo;,aDi.α 集 計 関 数 の パ ラ メ タ ー で あ る.わ る.し ル 当 りの 円 を示 す. ・・+αD・1npc・+αM・1npM・+1βDD帥 h'DNIilnpc,lnpNt;+1Q2… Pos=Pc8で (2=旨1,...,9) 門 公 務 に 輸 入 は な い.す な わ ち,pot=pct, 川.QDDi,QDtLti,βMM`1ゴ=1,3,_,7}は,価 れ わ れ の 価 格 デ ー タ は,1970年 等 的 に ゼ ロ で あ る(a'Oi=).ま た,集 を1.0と 格 す る指 数 系 列 で あ 計 関 数 の1次 同 次 性 よ り, αDぎ+αMf=1,βDD`+βDM`=0,βMMf+βDM`=0 し た が っ て, βDD`=β ルfM` 51次 同次 性 の仮定 は ,指 数 論的 に要 請 され る もので あ る.つ ま り,国 産価 格Pc;と 輸入 価格PM`カ ξ 同 じ比 率 で 変 化 した場合,集 計 され た価格 指 数 ρo`も 同比 率で 変 化 す る とい う性 質 を持 たせ る こ とに な る.同 様 に,単 調性 の仮 定 は,国 産品,輸 入品 の どち らかの 価格 が上 昇 した場合,集 計 価格 も上 昇 す る とい う性質 を持 たせ るこ とに な る.ま た, 凹性 は,国 産 品 と輸 入品 の不 完 全 代替 性 を表 現す るた め の もので あ る. 5 ま た,集 計 関 数 の 凹 性 よ り, βDDi,β ルfM;≦0 で あ る. 国 内 に 対 す る商 品2の 総 供 給 は,名 目で pC;Xi-ExF5A-EXRow+伽`IM` で あ る.た だ し,EXusAは,商 で,1M`は,商 品iの 対 米 輸 出 額 で,EXROWiは,米 品2の 輸 入 量 で あ る.し た が っ て,国 国 以 外 に 対 す る輸 出 額 内 の 商 品iに 対 す る総 需 要 の うち 国 産 品, 輸 入 品 の シ ェ ア"D`,vNttは, Pc=(x`一EXusa-EXRow) uD=_ pct(X;一EXysa-EXRow)+pM,IM; pM;IM; vM;_ Pc;(X;一EXusa-E+XROWi)+PNt=IMt 1-vDt シ ェ アvDi,vNliを 上 記 の パ ラ メ タ ー の 制 約 を 課 し て,集 vDi器 計 関 数 に よ っ て 表 す と, (3) αD`+βDD`111pc; PMt (4) vM==aMi+βMM`1n蝕 pc; を 得 る.パ ラ メ タ ー の 制 約 条 件 よ り, る こ とに な る.我 βMMf≦0を Nて は,コ 々 は,輸 満 た さ なN商 こ の 内 の1本 入 シ ェ ア 関 数(4)式 を 推 定 す れ ば 所 望 の パ ラ メ タ ー を得 られ の パ ラ メ タ ー をOLSで 品 に つ い て は,βM〃`嵩0と す る.す 推 定 す る.そ な わ ち,そ の 際 に, の よ う な商 品 につ ブーダ グ ラ ス型 の 集 計 関 数 を 想 定 す る こ とに な る.推 定 さ れ た パ ラ メ タ ー は,表3 の 通 りで あ る. 1.3国 産 価格 と集計 価 格の 同時 決定 先 に 示 した6本 る こ と に よ っ て,国 の 短 期 供 給 関 数((1)式)と6本 が 同 時 決 定 さ れ る.解 Pct,po8Pcs代 の トラ ン ス ロ グ 価 格 集 計 関 数((4)式)を 産 価 格{Pcl,pct,Pcs,PC4,Pcs,Pc7}と 法 はGauss-Seidel法 で あ る.こ 入 さ れ る. G 連 立す 集 計 価 格{Poi,Pos,po4,Pos,Pos,po7} れ ら の 価 格 が 決 定 さ れ た の ち に,pot= 表3:輸 部門 入 シェア関数 の パ ラメター 1.農 林 水産 3.在 来 部門 4.素 材 部門 5.加 工組 立 部門 6.公 益 部 門 7.サ ー ビス 部 門 0.052474304 (37.43) 0.041827705 (15.47) D.tiV. 一〇.010224284 0.09322 o.ss740 (一1.89) 一〇.088896969 0.25223 0.57075 0.70168 i.2s7s5 0.00243 0.96759 0.01057 0.43565 0.62495 o.ssos2 (一3.07) 0.052395328 0.083759741 (31.40) (7.73) 0.036262187 一〇.005820933 (43.64) (一1.03) 0.038876829 一〇.019649875 (15.65) (一1.13) 0.011171979 0.014633971 28.26) (6.53) Rは,自 由度修 正 済 み決 定 係数. D.w:.は,ダ 2分 _『 R" QMM aM 、 ー ビ ン ・ワ トソ ン比 配 ブ ロック 与 え られ た 産 業 別 供 給 量{Xゴ1ゴ=1,_,8}の {pc;,potI5=1,_,8}が も とで,短 期 供 給 ブ ロ ッ ク に おv・て 価 格 決 定 さ れ る と,定 義 に よ っ て 産 業 別 の 付 加 価 値 額 が 次 式 に よ っ て 求 め られ,る. 巧一pc厂 書 雌 广P蜘]勾 (5)式 で 決 ま る付 加 価 値 は,家 計 外 消 費 支 出,{VB(ろ1ゴ=1,_,8},雇 1,_,8},営 1,_,8}と 2.1家 業 余 剰+固 (5) (ゴ 詔1,_,8) 定 資 本 減 耗.{BSD;D=1,_,8},純 用 者 所 得,{yEゴ け= 間 接 税 支 払,{NTAXEIゴ= い う形 で 分 配 され る. 計外 消費支 出 V130ゴ=bcゴ (G) 巧(ゴ=1,_,8) ζ こで,{δcゴ1ゴ=1,_,8}は,総 付 加 価 値 額 巧 に し め る家 計 外 消 費 支 出 の 割 合 で,外 与 え られ る. 7 生的に 表4:雇 用者 所得 式 のバ ラ メター 推 定期 間1980-85年 部門 ay 55.325 (0.26) 1.農 林 水 産 一2 一34.362 .建 設 業 (一3.49) 1195.554 (2.65) 405.934 (1.34) 3.在 来 部 門 4.素 材 部 門 。250.489 5.加 工 組 立 部門 (一4.08) 一14.426 6.公 益 部 門 7.サ ー ビ ス 部 門 (一i.70) 一934.981 (一10.57) QY 0.9809 (23.31) 1.0064 (855.06) 1.0000 (7.62) 0.93992 (8.92) 0.95417 (35.00) 0.98485 (501.10) 1.0047$ (294.73) 47.989441 1.0397862 (1.80) (287.89) 8.公 務 Rzは,自 充2 D.W. 0.9953 0.5931 (一〇.60) 一〇.0180 1.0000 1.8592 0.9975 1.3160 0.9978 1.7087 1.0000 2.8382 1.0000 3.0443 1.0000 3.1216 (一3.37) 0.1932 (0.32) 0.09136 (0.04) 0.24568 (1.86) 0.02674 (2.s7) 一〇.02359 (・1.38) 0.99971 1.17296 由度 修 正 済み 決定 係 数. D.W:.は,ダ 2.2雇 7Y 一〇.0498 ー ピ ン ・ワ トソ ン比 用者 所 得 我 々が,生 産 関 数 上 で 生 産 要 素 と して 用 い たLjは,産 資 料 の 上 で 労 働 に対 す る分 配 と して 観 測 す る の は,雇 業 別 の 就 業 者 で あ る.一 方,我 用 者 所 得 で あ る.こ こで,雇 々 が, 用 者 とは, 生 産 活 動 に従 事 す る就 業 者 の うち 自営 業 主 と家 族 従 業 者 を 除 く全 て の もの で あ る.モ デ ル で は, 雇 用 者 所 得 を 次 の よ うな 線 形 の統 計 関 係 式 に よ っ て 求 め る. YES=αyゴ+β こ こでOverheadは 賃 金 以 外 の 一 人 あ た りの 労 働 コ ス トで あ る.Lゴ1り ω」は労 働 省 『賃 金 セ ン サ ス亅 ペ ー ス の 現 金 給 与 総 額 に 対 応 す る 賃 金 率 と労 働 時 間 でSNAペ もの で あ る.こ れ に 対 し てSNAの Nる.労 働省 『 賃 金 ・労 働 時 間 制 度 実 態 調 査 』 を も ち1hて,現 分 で あ る.し 金 セ ン サ ス』 ぺ_...スの 労 働 コ ス ト とSNAぺ_.ス な お 農 林 水 と公 益 部 門 は 産 業 計 のOverhead部 Overheadを 推 定 し て い なN.{α ー スの就 業 者数 をか けた 雇 用 者 所 得 に は 退 職 金 ・社 会 保 障 雇 主 負 担 な ど が 含 ま れ,て 金 セ ンサ ス』 ベ ー ス に 調 整 した 値 がOverhead部 はr賃 (7) γゴゐゴゐゴωゴ+ツ γゴOverheadゴLゴ(ゴ=1,…,8) た が っ て,こ 通 りで あ る. 8 こで の 統 計 関 係 式 の 雇 用 者 所 得 を つ な げ る もの で あ る. 分 の 乗 数 を 用Nて γ♪ βγ」,ッyj(j=1,_,8}は,雇 あ る.推 定 さ れ た バ ラ メ タ ー は,表4の 金 給 与 以 外 の 労 働 コ ス トを 『賃 調 整 して い る.公 務部門 は 用 者所 得式 の バ ラメタ ーで 2.3純 間接 税 外 生 的 に与 え られ た 純 間 接 税 率{加 吻j=1,_,8}に よ っ て,純 間 接 税 支 払 額 は,次 のよ う に決 ま る. NT矚=1鴇 ゴPcゴ勾(ゴ 2.4営 業余 剰+固 定資 本減耗 家 計 外 消 費 支 出,{V.BC;1ゴ=1,_,8},雇 {2VT、4X爿 1,_,8}が ゴ=1,_,8}カ 用 者 所 得,{YESIゴ=1,..,8},純 ζ決 定 さ れ る と残 差 と し て 営 業 余 剰+固 間 接 税 支 払, 定 資 本 減 耗,{Bsz)爿 ゴ= 求 め ら れ る. β5Pゴ=ti'一(VBOj十YEゴ 3金 (8) ー1,..・8) 十1VT、4×5)(ゴ=1,_,8) (9) 融ブ ロック 産 業間 の貨 幣 の流通 速度 の違Nを 表 現 し得 る貨 幣需 要関 数 の定 式 化 と して M=た(r)cp(pclX・,_,pcBXs) が 提 示 され てNる.パ ラ メ タ ー の 符 号 条 件 と して, air__air r が 満 た され な け れ ば な ら な い だ ろ う..こ の 定 式 化 に 基 づ き様 々 な 関 数 型 を特 定 化 して バ ラ メ タ ー の 推 定 を行 って み た が ,残 念 な が ら上 記 の パ ラ メー タ ー の 符 号 条 件 を満 足 す る関 係 式 を見N だ す こ とが で き な っ か た.し か し,我 々 が 提 起 し た問 題 は,経 済 の サ ー ビス 化 と い う産 業 構 造 の 変 化 の 局 面 に お い て重 要 な課 題 で あ る と思 わ れ る.よ っ て,こ の 問 題 は,今 後 の モ デ ル 開 発 の課 題 と して 残 して お く こ と に して,KEOモ デ ル ∬ で は,次 の 貨 幣 需 要 関 数 を 用 い る こ と に した.推 定 方 法 は,OLS,で あ る. tnN12CD=一1.9bO596 0.03214671 1・R1+1・1331291ΣP・ ゴXゴ 」=1 (一5.871449) (一2.602002) R"=0.997398 (90.26314) 1).1〃:.==0.9280 9 (lob 表5:米 国 サ ブモ デル の変 数 リス ト 内生 変数 URC URIV 米 国 の実 質 消費 米 国 の実 質投 資 米 国 のROWか らの実 質輸 入 米 国 の名 目対 日輸入(昌 日本 の 名 目対米 輸 出) 日本 の名 目対米 輸入(=米 国 の 名 目対 日輸 出) ひR∫Mr EXび5み 1MU5A ひRy こIRI EXRATE TIME ひpy UPC UPIIIlr σPIMゴ v RI UNG UPIV UPGIV UNEXr σM2σD こ こで,M2CDは,名 t値 で,R2は,自 米 国 の実 質GNP 米 国 の実 質金 利 円 ドを為 替 レー ト(ド ル/円)一 外生 変数 タイ ム トレ ン ド 米 国 の'GNPデ フ レー ター 米 国 の消 費 デ フ レー ター 米 国 のROWか らの 輸 入価 格 米 国 の 日本 か らの輸 入 価格 日本 の名 目GNP 日本 の名 目金 利 米 国 の名 目政 府 支 出 米 国 の投 資 デ フ レー・ター 米 国 の投 資 財価 格上 昇 率 米 国 のROWへ の名 目輸出 米 国 の貨 幣 供給 量(M2十CD) 目貨 幣 供 給 量(M2+CD)で 外 生 的 に与 え られ る.カ 由 度 修 正 済 み 決 定 係 数,D.iv.は,ダVピ は,全 国 銀 行 貸 出 約 定 金 利 で あ る.短 期 供 給 ブ ロ ッ クで{pc;i=,..,8}が の方 程 式 に よ っ てR1が 4米 ッ コ内 の 数 値 は ン ・ワ トソ ン比 で あ る.ま た,RI 決 定 さ れ る と,こ 解 か れ る こ と に な る. 国サ ブ モデ ル 米 国 経 済 は,次 輸 入 関 数,対 に 示 す 消 費 関 数,投 資 関 数,日 本 以 外 の 外 国(ROW)か 日輸 出 関 数,貨 幣 需 要 関 数 の6本 モ デ ル に よ っ て 記 述 さ れ る.さ らに,財 ら の 輸 入 関 数,対 日 の 構 造 方 程 式 か ら構 成 され る 簡 単 なIS-LNI 市 場 の 需 給 バ ラ ン ス を 表 す 定 義 式 と 日米 金 利 格 差 お よ び 日米 間 の 財 貨 ・サ ー ビス に お け る貿 易 収 支 に よ っ て説 明 さ れ る円 ドル 為 替 レー ト決 定 式 を加 え て計8本 の 方 程 式 に よ っ て 米 国 サ ブ モ デ ル は 構 成 され てNる.米 国 サ ブモデ ル にお け る変数 の 定 義 を 表5に 示 して お く. の 驫騒驪翳麟 潮砧謬 鸚 畿 躍 謇雙犁斌 甑 钁 撫 齶 契 デ ル に 引 渡 し,逆 とに な る. に米 国 サ ブ モ デ ル が 為 替 レ ー ト(EXRATE),対 米 国 サ ブ モ デ ル の 測 定 結 果 を 次 に 示 す.括 数 を 示 す6.ま た,推 定 法 は す べ てOLSで 米 輸 出(Ekusa)を 弧 内 の 数 値 はt値 を 示 し,R2は 返す こ 修 正済 み 決 定係 あ り,観 測 期 間 は為 替 レ ー ト変 化 率 決 定 式 が1971 6為替 レー ト変化率決定式は,切 片な しの回帰 を行っているため修正済み決定係数R"を 附 していない. 10 年 か ら1985年 で あ る 以 外 は,1960年 か ら1985年 で あ る. 財 市場 の 需給 バ ラ ンス ●ひpo+σR1γ ひRY・ σpy= JMσ5・ 亀URC ●ひPlv+UNG+ EXR菰 十 UNEXr十URIMr・ σP∬Mr-EXひ5A (11) 消費 関 数 URC・UPC== 80.89十 〇.4766URY・UPY十 〇.006079 URY。T1ル!E (6.45)(19.1?)(7.01) (12) R"=0.999 投資関数 InURN 対ROW輸 一 〇.2047-0 .064 (一20.9)(一 〇.119) ひR∫ 1.037URY_i (11.87) RZ=0.873 十 (13) 入関数 InURIMr= 一 一9.895一}一 〇.01556 UPYI n十UPIM 1.9381nσ 児γ r (一185.0)(0.159) (14) (29.16) R2=o.sss 対 日輸 入 関数 InEXusA 一26.47一}一1.135 匪n(EXR!1TE・ 3.6411nURY (19.11)(15) R2=0.994 σPy)十 (一283.8)(7.111) 対 日輸 出関 数 InIA,lusA= 一1.5b6+1 .0311・iE O.b2691nV .YRATE+( 一12.35)(3.664) (14.19) R一=o.ss4 貨 幣 需要 関数 11 (is) ひM2σD In-UPY一_一1.718-2.624 (UR!十UPGIV)十1.1831nURY (一99.73)(一11.62) ($s.7s)(17) R"=0.993 為 替 レ ー ト変 化 率 決定 式 E.YRATE-EXRATE_1 _一 EXRATE_1 EXusa 〇.002253 _IMusa EXRATE (一1.065) 一}一1.054 (18) (σR1十UPGIV-RI) (1.043) 5需 要 ブ ロック KEOモ い 方 法 で 需 要(最 デ ル ∬ で は,モ 終 需 要)を ジ リ ア ー 二解 釈 の ケ イ ン ジ ア ン ・マ ク ロ ・モ デ ル に よ り近 把 握 す る こ とに した.つ ク ロ ・リ レ ー シ ョ ンで 把 へ,外 ま り,消 費,投 生 的 に与 え らえ る財 別 配 分 係 数(数 資 とい っ た 需 要 項 目 をマ 量 一価 格 コ ンバ ー タ ー)で 財 別 の 需 要 量 を 求 め る とい う方 法 で あ る. モデ ルで 用 い られ る産 業連関 表で 把 え られ る三面 等価 の原 則 よ り, σPP=ΣPc、X・ 一Σ ΣP・ ゴτ・ ゴ i=1i=1j=1 =BC+OP+CN+0σ+1P+IG+Z+EX一 ΣPM、1払 i-1 =GDE が 成 立 して い る.こ こで,BCは,家 間 非 営 利 団 体 消 費 支 出,CGは,政 資 本 形 成,Zは,在 Zは,当 計 外 消 費 支 出,CPは,家 府 消 費 支 出,1Pは,民 間 固 定 資 本 形 成,IGは,公 庫 純 増 で あ り,い ず れ も名 目で 評 価 さ れ てNる.こ 面 外 生 変 数 と して 扱 う.ま た,IGも レー トEXRATEと 計 消 費 支 出,clvは,対 外 生 変 数 で あ るが,貨 と も に モ デ ル の 政 策 変 数 で あ る. 12 家計民 的固 定 の う ちBC,CN,CG, 幣 供 給 量.NI2CD,為 替 5.1国 内最 終 需要項 目別 価格 モ デ ル で は,ま ず,各 最 終 需 要 項 目 別 の 価 格 が 決 定 さ れ る. (19) μ=B'P こ こ で.μ=(オsc,μ σp,オCN,μ P=(pol,_,Pos,pNts)は,需 σG,オIP,μ1G,μz)は,最 終 需 要 項 目 別 の 価 格 ベ ク トル で, 要 価 格 ベ ク トル で あ る.Bは,外 生 的 に 与 え ら れ る 数 量 一価 格 コ ン バ ー タ ー で, BCiCPICNiCGIIPiIGiZl F=IF司 歹=【 翊= BCgCPgCNgCGgIPgIGgZ9 BC/オBc CP/オcP CN/オCN CG/オcc IP/オrP IG/オrc Z/オz とす る と, B一 團=[勢] で,観 測 値 か ら計 算 され る.つ る形 で,レ 5.2消 ま り,最 終 需 要 項 目別 の 価 格 μは,財 別 の 需 要 価 格pを 反映す オ ンテ ィ エ フ ・タ イ プ の集 計 に よ っ て 求 め られ,る. 費 関 数 ・投 資 関 数 次 に,モ デ ル の 内 生 変 数 で あ る名 目 の 家 計 消 費 支 出 と民 間 固 定 資 本 形 成 が 決 定 され る.各 生 産 部 門 に よ って 生 み 出 さ れ た付 加 価 値 の うち,{yEIゴ=1,_,8}と{B5Dけ=1,_,8}を 消 費 に支 出 さ れ る分 配 所 得 と し,さ ら に,習 慣 形 成 効 果 を取 り入 れ る こ と に よ っ て,次 の マ ク ロ消 費 関 数 が 推 定 され た. CP=1310.GGG十 (3.517772) 十 0.4503943S'E-1-0.1402075BSD (16.04447)(2.968350) 0.43074640P_1 (12.82451) IZ=0.999b59 D.W.=2.2365 こ こ で, γE=ΣyE∫ ・ β5D=ΣB5D∫ i=1」 嵩1 13 (20) で あ る. 次 に,民 間 固定 資本 形成 が投資 関数 に よって決定 され る.前 章 で示 され た よ うに,投 資 は, 加 速度 因子 と実 質利 子率 に依 存す る.様 々 な,投 資 関数 の計 測 が行 わ れた結 果,次 の もの を最 終 的 に採 用 した. InIP=一 〇.13041381一}一 0.894546841nCP一}一 (一 〇.11) (RI-Inオ1-p-i)(21) 0.196887511nEX_1-1.3735122 (一 〇.70) (一1.53) R2=0.98427 5.3項 InEX 〇.23781191 (2.29)(0.74) D.W.=0.62235 目別 国 内実 質最 終 需要 および財 別 国 内最 終 需要 前 も って 決 定 され た最 終 需 要 項 目別 価 格 μと家 計 消 費 支 出OP民 BC,CN,CG,IG,Zか 間 固 定 資 本 形 成IPな らびに ら項 目別 の 国 内 実 質 最 終 需 要g=(9Bc,9cP,9CN,9CC,91P,9rc,9z) が 計 算 さ れ る. Sac-BG'/オac (22) 9cP=CP/オcP (23) 9clv=0ハ (24) 厂/μσ ハi 9cc=C'G/オcc 9∬P=1P/μ (25) (26) ∬P 9rc=IG/μ1σ (27) 9z=Z/オz (28) さ らに,数 量 一価 格 コ ンバ ー タ ー に よっ て 財 別 の 実 質 最 終 需 要f=(∫1,_,ノg)に 変 換 さ れ る. (29) ノ=Bg 前 章 で 示 さ れ た1-5リ レ ー シ ョ ン は,す 数 自体 が 価 格 効 果 を 内 在 さ せ て い た.モ べ て 実 質 で 評 価 さ れ てNた.し デ ル で は,こ プ リ シ ッ トに表 現 して い る. 14 た が っ て,消 費関 の実 質化 の過程 におい て価格 効 果 を イ ン 5.4財 別総 需要 量の 決定 産 業連関 表 の販路構 成 よ り財 別 の総 需要 量 は次 の よ うに決 定 され る.こ れ は,前 章 の(5)式 に相 当す る. [XIX2×8]一[響 欝 燃 驚 蕊 蹴 臨]一1 [PO1(1-vM1)∫1十E丿(1PO2(1一"M2)fs+EX2PO8(1一"M8)fs+E.X8](30) こ こで,EX;は 財 貨 ・サ ー ビス 別 の 名 目輸 出 額 で, EX==EXuse+EXRow(i-1,...,8)(31) で あ り,EXUSAは,米 国 サ ブ モ デ ル に よ っ て 内 生 的 に決 定 され た 対 米 総 輸 出 額(EXusa)を 外 生 的 に 与 え た 財 貨 ・サ ー ビス 別 構 成 比({SEXUSAi=一1,_,8})で 配 分 し た も の で あ る. EXUsA`SEXUSAEXUSA(32) ま た,米 国 以 外 の世 界 に対 す る輸 出 額EXRowは 当 モ デ ル に お い て 外 生 で あ る. さ ら に,競 争 財 の 輸 入 量 が, ・磁 瞿 驟ll≒ 壽`)(a=1,3,...,7)(33) によって計算され,非 競争輸入財の輸入量が, 1輪=Σ ・・ゴろ+ノ ・(34) ゴ=1 に よ っ て 計 算 さ れ る. 15 最 後 に,以 上 で 決 定 さ れ た 需 要 項 目 か ら国 内 総 支 出 な らび に 貿 易 収 支 が 算 定 さ れ る. 名 目 国 内 総 支 出(GDE) GDE=BC十CP十CN十CG十IP十IG十Z十EX-IM(35) た だ し,EX,IMは 財 貨 ・サ ー ビス の 総 輸 出 入 額 で, EX噐 ΣEX・ i-1 1M=ΣPM、1必 :_i で あ る. 実 質 国 内 総 支 出(RGDE) =Sac十9cp十9CN十9cc十91P十9rc十9z十 た だ し,μEX,オrMは 財貨 一一 一 μEX Ill?EXR(aDE 一 一 一一(36) μ1M ・サ ー ビ ス 総 輸 出 入 デ フ レ ー タ ー で, オEX=か 叢 幽 一書伽帯 で 算 定 さ れ る. 国 内 総 支 出 デ フ レ ー ター(1)GDE)国 タ ー 方 式 で 算 定 され る.す 内 総 支 出 デ フ レ ー タ ー は,イ な わ ち, GDE(37)PGDE _RGDE lG ン ブ リ シ ッ ト ・デ フ レ ー 貿易 収 支(BP) BP=EX-INI 6労 (38) 働 市 場 の順 位 均 衡 モデ ル この 労 働 市 場 の 順 位 均 衡 モ デ ル は 小 尾(1978)(1983),小 尾,中 島,宮 内(1989)に お いて示 さ れ た労 働 市 場 の 賃 金 格 差 形 成 の モ デ ル に お け る規 模 概 念 を 集 計7し た もの で あ る.こ の モ デ ル は,KEOモ デ ル に お い て 時 間 当 た り賃 金 率 を 内 生 変 数 と して 扱 う 目 的 の た め に 導 入 さ れ,KEO モ デ ル の 一 部 を な す も の で あ る.労 働 市 場 の 順 位 均 衡 モ デ ル は,労 働 の 選 択 順 位 指 標G分 数v(G),労 働 の 供 給 確 率 関 数 μ,選択 順 位 指 標 の 下 限 界Gminと 布関 実 質 賃 金 率 ω とに 関 す る 費 用 最 小 の 必 要 条 件 の 方 程 式 に よっ て 構 成 さ れ て い る.労 働 市 場 の 順 位 均 衡 モ デ ル の ブ ロ ッ ク は,実 質 国 内 総 生 産(RGDE),民 間 最 終 消 費 支 出 デ フ レ ー タV(μcp),第 就 業 者 数({ゐjIゴ=1,_,7})と 平 均 労 働 時 間({場1ゴ=1,_,7})の 一 部 門 か ら第 七 部 門 ま で の総 値 を他 の ブ ロ ッ ク か ら受 け取 り,第 一 部 門 か ら第 七 部 門 ま で の 平 均 の 実 質 賃 金 率 を他 の ブ ロ ッ ク に与 え る. 労働 の選 択順 位 指標Gの 分 布関数v(G)労 働の選択 順 位指標Gは 労 働需 要主 体(企 業群)の 生 産 技術(生 産関 数 また は費用 関数)の も とで,生 産要 素で あ る労働 の限界生 産 力 の差 を示す 指標 で あ る.労働 の選択 順 位指標Gは 区 間10,1】の値 を と り,1の値 に よ り近 い選 択順 位 指標Gを も つ労 働供 給主 体 の グル ー プが よ り高N限 界 生 産力 を持 つ ものす る8.労 働 の選 択順 位 指標Gの 分 布 関数v(G)は,労 働 の潜 在的 供給 主 体 の うちGの 値 よ りも高N選 択順 位指 標 を持 つ者 の割 合 を示 す. レ(G)=1一 15才 σ 以 上 の 人 口 を1Vと (39) (0≦G≦1) す る 時,労 働 需 要 主 体 か ら 見 てGmin以 が 適 格 で あ る と す る と,適 格 人 口 は Nv(Gmin) で あ る. 7規 模 概念 の集 計 につ いて の詳 細 は小 尾(1991)を 参照 . 8労 働 の選 択順 位 指 標 につ い ての立 ち入 っ た考 察 は小尾(1978)を 17 参照 . 上 の 選 択 順 位 指 標 を もつ 者 雇 用 の 労 働 供 給 確 率 関 数 μ15才 以 上 人 口N人 に対 して 時 間 当 た り実 質 賃 金 率w,労 の雇 用 機 会 が 提 示 され,た時 を,こ れ を 受 諾 す る の がn人 働 時間 ん で あ っ た とす る と,供 給 確 率 μは, deflt オN と定 義 され る.こ の供 給 確 率 μの 観 測 値 を叙 述 す る供 給 確 率 関 数 は,就 業 に関 して の 観 測 事 実 で あ る ダ グ ラ スー有 沢 法 則9と 整 合 的 に 設 定 さ れ,る. 雇 用 の労働 供 給確 率 関数 μ 核所 得者: オpe(定 数) 非 核 所得 者 (核所 得者 の就 業上 の地位 別) 核 が雇 用: オnee=λ8ee十 λfe8ω 核 が 一般 自営: μηde昌 λ1}de"ん`f十 核 が無 業: オnue=λ8uε 核 が農林 漁 業 自営: オnae=λ8αe十 核 が 専 門的 自営: オnae=λ88¢ 核 が 官公 庁: オnpe『 単 身 者: 一オae雷 λ8de十 ん 十knee2ω λ參deω 十knee3ん 十 λ8G「eん 十 λ穿t4eω 十 λi『uεん λi}αeω 十 λ2αeん 十 λf8εX'8P十 λ塗8εω 十 λを8εん λ8pe十 λfOεxα9十 λllρe丿rpb± λi}peω 十 λilpeん λ8十 λ宣ω 十 λ豸ん 供給確率関数の記号 の説明 1.μ は供 給 確 率 (a)第 一 上 添 字 は供 給 主 体 の 属 性 を 示 す. .P:核 所 得 者 i.n:非 核所 得者 ii.S:単 身 者 (b)非 核 の 供 給 確 率 の 第 二 上 添 字 は 非 核 の 属 す る 家 計 の 核 の 就 業 上 の 地 位 を 示 す. e:雇 用 i.d:一 ii.u:無 般 自営 業 iv.α:農 林 漁 業 自 営 v.S:専 門 的 自営 vi.P:官 公 庁 (c)オの 上 添 字 の 最 後 のeは 雇 用 の 供 給 確 率 で あ る こ とを 示 す. 2.λ は パ ラ メ タ (a)第 一 上 添 字 は 供 給 主 体 の 属 性iを示 す. i.n:非 核 所 得 者 ii.s:単 身 者 (b)非 核 の 供 給 確 率 関 数 の パ ラ メ タ の 第 二 上 添 字 は 非 核 の 属 す る家 計 の 核 の 就 業 上 の 地 位 を 示 す. e:雇 用 i.d:一 ii.u:無 9辻 村 般 自営 業 ,佐 々木,中 村(1959) 18 iv.α:農 林 漁 業 自営 v.s:専 門 的 自営 vi.P:官 公 庁 (c)非 核 の 供 給 確 率 関 数 の 第 三 上 添 字eは 3.Xは 非 核 の 就 業 上 の地 位 が 雇 用 で あ る こ とを を示 す. 核 所 得. (a)下 添 字 は 非 核 の 属 す る家 計 の 核 の 就 業 上 の 地 位 を 示 す. .ag:農 林 漁 業 自 営 i.sp:専 ii.pb:官 門 的 自営 公庁 4.ω は雇 用 の 時 間 当 た り実 質 賃 金 率. 5.hは 6.vは 7.hdは 雇 用 の労 働 時 間. 一 般 自 営 の 時 間 当 た り実 質 所 得 創 出 率. 一 般 自営 の 労 働 時 間. 雇 用 者 数L雇 関 数 μを用Nて 用 者 数Lは,労 働 の 選 択 順 位 指 標Gの 分 布 関 数v(C'min)お よび 労 働 供 給 確 率 次 の よ うに示 す こ とが で き る. L=1vp(1一 σm`η)μPε +1>3e(1-Gmin)(kneeO十kneewh1+knee2U2十kneeh3) +Nned(1一 σm・ 。)(λ8dε+λrde・ んd+λ8deω+λ +1V:neu(1一(tiamin)(λ8艇e+λ 身ueω 詈deん) +Nneag(1-Gm`・)(λ8αe+λfαex。9+λ 十 λ詈ueん) 參αeω+λ 誓αeん) 十 ハ厂:nEsp;(1-Gmin)(λ88e十 λf88.X8ρ 十 λ餐8eω 十 ハjnepb(1-Gmin)(λ8pe十 λrpeXPゐ 十 λ穿ρeω 十 λ窪peん) 十 ハ厂8(1-Gmin)(λ δ 十¥9^1ω 十 λ茎ん) 19 十 λ詈8eん) (40) 雇 用 者数Lの 式 の変 数 核 所 得者 の人 口の うち農林 漁 業 自営,専 門 的 自膏,官 公庁 に 就 業 す る者 を除 く人数 Nn`: 農 林 漁業 自営,専 門的 自営,官 公庁 に就 業す る者 を除 く非 核 所 得者 の人 口 の うち核 が雇用 で あ る家 計 に属 す る15才 以上 の非核 の人 数 Nne,d 農 林 漁業 自営,専 門的 自営,官 公庁 に就 業す る者 を除 く非 核 所 得者 の人 口 の うち核 が一般 自営 で あ る家計 に属 す る15才 以 上 の非核 の人数 N"`u: 農 林 漁業 自営,専 門的 自営,官 公庁 に就 業す る者 を除 く非 核 所 得者 の人 口 の うち核 が無業 で あ る家 計 に属 す る15才 以上 の非核 の人 数 Nne,a9. 農 林 漁業 自営,専 門的 自営,官 公庁 に就 業す る者 を除 く非 核 所 得 者 の人 口 の うち核 が農林 漁 業 自営 で あ る家 計 に属 す る 15才 以 上 の非核 の人数 Nne,sp 農 林 漁業 自営,:専門的 自営,官 公庁 に就 業す る者 を除 く非 核 所 得 者 の人 口の うち核 が専門 的 自営 で あ る家計 に属 す る15 才 以 上 の非核 の人 数 Nne,pb 農 林 漁 業 自営,専 門的 自営,官 公庁 に就 業 す る者 を除 く非核 所 得 者 の人 口の うち核 が官 公庁 に就 業 してNる 家 計 に属す る15才 以上 の非核 の人数 N' 15才 以 上 の単 身者 の人 口 の うち農 林 漁業 自営,専 門 的 自営, 官 公庁 に就 業す る者 を除 く人 数 Np: CTminとwと に 関す る費用 最 小の必 要条 件 の方程 式 労 働需 要主 体(企 業 群)は 生 産量yを 与件 として,費 用 が最 小 に な るよ うに労働 の選 択 順位 指 標 の下 限界Gminと 時間 当 た り実 質 賃金 率 ωを採 択す る.費用最 小 の必 要 条件 の方程 式 は次 の よ うに定 式化 した. (41) L=aa+α1σ+a2w+CYgY 1.Gに つHて (・)Gair(σ 吉 σmの た だ しC7maz≡ ・ (b)Gは 労 働 需 要 主 体 か ら 見 てGmin以 上 の 選 択 順 位 指 標 を もつ 適 格 人 口(Gの 1で あ る)の 選 択 順 位 指 標 の 平 均 値 で あ る. 2.yは 最 大 値Gmaxは 実質 国 内総 生 産 3.α はパ ラ メ タ (a)αoは 定 数項 (b)α1はGの (c)α2は ωの 係 数 (d)α3はYの C-Tminとwに 係数 係数 っ い て の 旙 導 形 方 程 式(42)式 く.Gminを 消 去 す る と ωに つNて と(43)式 とを 連 立 さ せ て σmぎ,、 と ωとにつ いて解 の 二 次 方 程 式 とな り,ζ れ,を ωに つNて を得 る.wの 誘 導 形 方 程 式 は実 質 国 内 総 生 産y,雇 20 用 就 業 者 数L,雇 解 きwの 誘 導 形 方 程 式 用 の 労 働 時 間h,核 所 得 者数 表6:核 所 得 者 の 推 定 され た 雇 用 供 給 確 率 推定 期 間1971-82年 雇用供給確率 0.911705 (51.891) =z Rは,自 万2 1).τγ 0.9563 0.209 由度 修正 済 み決 定係 数 .D.W:は,ダ ー ピ ン ・ワ トソ ン比 カ ッ コ 内 は,t-value 以 上 の 係 数 は 最 小 二 乗 法 に よ る推 定 結 果 で あ る. Np,非 核 所 得 者 数NneeNnedNneu2V拶1>謬Nnepb,単 Xp6,一 般 自営 の 時 間 当 た り所 得 創 出 率v,一 身 者 数N',核 般 自営 の 労 働 時 間hdの 所 得XagXsP 関 数 とな る.CTminの 誘 導 形 方 程 式 に つ い て も類 推 的 で あ る. wrw(Y,L,h lNP,1>3e,Nned,Nneu,Nneag,Nneap,醗 ㌧N8,X。9,X。P,Xp6,v,hd) (42) σ 湘=σm`。(y;L,ん (43) lNP・Nnee,Nned,ノ>neu,1>蠶,1>霧,2嬲,N',X・9,x。P,Xpb,v,んd) 方程 式の パ ラ メタ値 労 働 の 供 給 確 率 関 数 お よ びGminとwと 方 程 式 の 推 定 は,小 尾,中 島,宮 内(1989)の1人 に関 す る費 用 最 小 の 必 要 条 件 の 口 群 モ デ ル に おV・て 用 い られ た 就 業 表 とモ デ ル の シ ミsレ ー シ ョ ン結 果 よ り得 ら れ た σ而nの 推 定 値 を 用 い て 間 接 最 小 二 乗 法 に よ り行 な っ た.供 給 確 率 関 数 の バ ラ メ タ は,小 尾,中 島,宮 内(1989)に お い て 得 られ た パ ラ メ タ を 初 期 値 と して 採 用 し た.費 用 最 小 の 必 要 条 件 の 方 程 式 の パ ラ メ タ の 初 期 値 は,最 小 二 乗 法 に よ り得 た.供 給 確 率 関 数 の パ ラ メ タ お よ びGサiinとwと に 関 す る費 用 最 小 の 必 要 条 件 の 方 程 式 の パ ラ メ タ の 推 定 結 果 は 次 の 表 に 掲 げ る. 部 門 別 名 目賃 金 率 ωゴKEOモ デ ル に お い て は部 門 別 の 時 間 当 た り名 目 賃 金 率 ωゴが 観 測 され て い た.こ こで は1.農 林 水 産 部 門,2.建 設 業 部 門,3.在 来 部 門 ,4.素 材 部 門,5.加 工 組 立 部 門,6.公 益 部 門,7.サ ー ビス部 門 の 計7部 門 の 時 間 当 た り名 目賃 金 率 を 内 生 変 数 と し てhEOモ デル を 設 定 す る.部 門 別 の 時 間 当 た り名 目賃 金 率 ωゴの 内 生 化 は 労 働 市 場 の 順 位 均 衡 モ デ ル の 情 報 を 用 い て お こな わ れ るが,労 働 市 場 の 順 位 均 衡 モ デ ル に お い て 内 生 変 数 と し て 観 測 さ れ た ω は産 業 21 表7=非 核 所 得 者 の 供 給 確 率 関 数 の 推 定 され た パ ラ メ タ ー 推 定期 間1971-82年 一 一核 の従 業上 の地 位 λo 一般 自営 無業 専門的自営 官公庁 Rは,自 (一4.16) o.oooios77 (一1.56) 万2 D.W. 0.9647 0.333 0.9819 0.894 0.9933 0.403 0.9984 1.270 0.9889 1.108 0.9882 0.438 λ3 λ2 0.00000967 (0.45) 0.00000453 (1.65) 一〇.00015231 0.00000746 (1.23) 1.0187 0.00014089 0.00001306 (16.71) (].0.31) (8.97) 0.3943 0.00005024 0.00000106 (5.62) (1.74) (1.42) 0.2513 一〇.00001315 0.00000939 (4.77) (i.os) (1.99) 農林漁業 .z λ1 0.9018 (9.12) o.os7s (4.69) 1.0806 (16.33) 雇用 一1 .8620 (一1.34) 一1.9518 (一2.38) 一2.0075 (一2.34) 由度 修正 済 み決 定係数 D.W.は,ダ ー ビ ン ・ワ トソ ン比 カ ッ コ 内 は,t-value 以 上 の 係 数 は 最 小 二 乗 法 に よ る 推 定 結 果 で あ る. 空 欄 は 係 数 を ゼ ロ と お い た こ と を示 す. 表8:単 身 者 の 供 給 確 率 関 数 の 推 定 され た バ ラ メ タ ー 推 定 期 間1971-82年 λδ λf 2.2591 (2.16) 0.00003798 (1.97) 一一 ■ 「 ⊃ R"は,自 λ弖 一6.9807 万2 D.W. 0.8245 o.22s (一〇.s7) 由度 修 正済 み決定 係数 P.W.は,ダrビ ン ・ワ トソ ン比 カ ッ コ内 は,t-value 以 上 の 係 数 は最 小 二 乗 法 に よ る推 定 結 果 で あ る. 表9:費 用 最 小 のGminと ω に関 す る必 要 条 件 の 方 程 式 の 推 定 さ れ た バ ラ メ タ ー 推 定期 間1971-82年 ao 50505882.E (3.G9) _り R`は,自 1).W.は,ダ a: Q1 一?4163125.5 (一3.16) a3 3505.5037E (1.78) 一〇.370136719 00 R" D.W. 0.9147 1.741 (2.29) 由度 修正 済 み決 定係 数 ー ビ ン ・ワ トソ ン比 カ ッ コ 内 は,t-value 以 上 の 係 数 はwの 誘 導 形 方 程 式 を 用 い た 間 接 最 小 二 乗 法 に よ る推 定 結 果 で あ る. 22 表10:部 門 別 の 時 間 当 た り実 質 賃 金 率 の 統 計 関 係 式 の 推 定 さ れ た パ ラ メ タ 推 定期 間1971-82年 部門 Q1 万2 D.W. 0.7891 2.498? 0.9387 1.4993 0.9565 1.8534 0.855960E-06 (11.108) 0.9046 1.6059 0.840335E-06 (13.956) 0.974437E-06 (15.304) 0.9374 1.9342 0.9474 1.9653 0.736960E-06 (10.299) o.soos 1.0384 β8 0.171340E-02 0.425380E-08 (14.199) (0.321) ・0.224213E-02 0.781841E-06 (一4.437) (14.116) 一〇.505657E-03 0.504748E-06 (一1.$58) (16.919) 1.農 林 水 産 2.建 設 業 3.在 来 部 門 ・0 .173079E-02 4.素 材 部 門 (一2.462) 5.加 工組 立部 門 一〇.186281E-02 (一3.391) 6.公 益 部 門 一〇.194214E-02 (一3.343) 7.サ ー ビ ス部 門 一〇.162678-02 (・2.492) Rjは,自 由度 修正 済 み決定 係 数 D.W.は,ダ ー ビ ン ・ワ ト ソ ン 比 カ ッ コ 内 は,t-value 部 門 計 の 時 間 当 た り実 質 賃 金 率 で あ っ た.そ こでKEOモ 金 率 を 次 の よ う な線 形 の 統 計 関 係 式 に よ っ てNっ デ ル で は,部 門 別 の 時 問 当 た り実 質 賃 た ん 求 め て,こ れ に家 計 部 門 最 終 消 費 支 出 デ フ レ ー タ μp。 を か けて 部 門 別 の 時 間 当 た り名 目賃 金 率 ωゴを求 め る こ とに した.次 の 線 形 の 統 計 関 係 式 の 推 定 に は ωゴ,μp。 の 観 測 値 と労 働 市 場 の 順 位 均 衡 モ デ ル の パ ー シ ャ ル テ ス トに よ る ω の 理 論 値 を 用 い,最 小 二 乗 法 に よ っ た.{β劣,β岩1ゴ=1,_,7}は,部 門 別 の 時 間 当 た り実 質 賃 金 率 の 統 計 関 係 式 の バ ラ メ タで あ る.推 定 さ れ た バ ラ メ タ は 次 の 表 に掲 げ た. 蕩 部 門 合 計 雇 用 者 数Lと 門 のSNAペ 一 β劣+β 省 ω(ゴ=・,…,7) 部 門 平 均 労 働 時 間hKEOモ ー ス の就 業 者 数,{∬ ゴ1ゴ=1,_,7}は デ ル 本 体 で は,{Lゴ1ゴ=1,_,7}は 各 部 門 のSNAベ 各部 ースの年 間 総労 働時 間 で あ る.労 働 市 場 の順 位 均 衡 モ デ ル で 用 い ら れ た の は 賃 金 セ ンサ ス ペ ー ス の 部 門 計 の 雇 用 者 数Lと 年 間 総 労 働 時 間hで あ っ た.KEOモ デ ル と労 働 市 場 の 順 位 均 衡 モ デ ル との 接 合 に あ た っ て は, 年 々 の 部 門 合 計 の総 就 業 者 数 ΣLゴ ゴ=1 に毎 年 係 数 を か け て 賃 金 セ ン サ ス ペ ー ス の 部 門 計 の 雇 用 者 数Lを つ い て は 同 様 に 年 々 の 各 部 門 の 年 間 総 労 働 時 間{Hゴ1ゴ=1 {Lゴ1ゴ==1,...,7}の ,...,7}を 年 々 の 各 部 門 の就 業 者 数 ウ エ イ トを 用 い て 部 門 平 均 の 年 間 総 労 働 時 間 Σ1=、{LゴHゴ} L.j=1Lゴ 23 計 算 し ,さ ら に 労 働 時 間 に に毎年 係数 をか けて賃 金 セ ンサ スペ ー スの部 門計 の年 間総 労 働時 間hを 計算 した. 変 数 リス ト 次 に 労 働 市 場 の順 位 均 衡 モ デ ル に 関 す る 変 数 リ ス トを再 掲 して お く.以 下 の 表 の 内 生 変 数 リス トに示 さ れ る変 数 は,KEOモ デ ル 本 体 と労 働 市 場 の 順 位 均 衡 モ デ ル の 両 者 に とっ て 内 生 変 数 で あ る.ま た,外 生 変 数 リ ス トの う ち 「(KEOモ 示 され る変 数 は,:KEOモ デ ル と リ ン ク さ れ る変 数)」 に デ ル 本 体 に とっ て 内 生 変 数 で あ る が,労 働市 場 の順位 均 衡 モ デル に と っ て は外 生 変 数 で あ る.. 内生 変 数 リス ト 変数番号 変数名 w Gmin 内容 雇用の時間当た り実質賃金率 労働の選択順位指標 σ の下限界 外 生変 数 リス ト(KEOモ 変数番号 デル とリン クされ る変 数) 変数名 内容 Y 実質 国 内総 生 産(RGDE) 賃金 セ ンサ スペ ー スの部 門計 雇 用者 数 賃金 セ ンサ スペ ー スの部 門計 年 間総 労 働時 間 民 間 最終 消 費 支出 デ フレー タ ー L h オcP 24 外 生 変 孕 リス ト(労働市 場 の順 位 均衡 モ デ ル に$tN'Zの み 用 い られ る変 数) 変数 名 内容 Nー 核 所 得者 の人 口の うち農林 漁 業 自晋,専 門 的 自営,官 公庁 に 就 業 す る者 を除 く人数 Nnee 農 林 漁業 自営,専 門的 自営,官 公庁 に就 業す る者 を除 く非 核 所 得者 の人 口 の うち核 が雇用 で あ る家 計 に属 す る15才 以上 の非核 の人 数 Nned 農 林 漁業 自営,専 門 的 自営,官 公 庁 に就 業す る者 を除 く非 核 所 得者 の人 口 の うち核 が 一般 自営 で あ る家 計 に属 す る15才 以上 の非核 の人 数 Nneu 農林 漁 業 自営,専 門 的 自営,官 公 庁 に就 業 す る者 を除 く非 核 所 得者 の人 口の うち核 が 無業 で あ る家計 に属す る15才 以 上 の非 核 の人 数 Nneag 農林 漁 業 自営,専 門 的 自営,官 公 庁 に就 業 す る者 を除 く非 核 所 得者 の人 口の うち核 が農 林 漁 業 自営 で あ る家 計 に属 す る 15才 以上 の非 核 の人 数 Nneap 農林 漁 業 自営,専 門 的 自営,官 公 庁 に就 業 す る者 を除 く非 核 所得 者 の人 口の うち核 が専 門的 自営 で あ る家 計 に属 す る15 才以 上 の非核 の人 数 Nnepb 農林 漁 業 自営,専 門 的 自営,官 公庁 に就 業 す る者 を除 く非核 所 得 者 の人 口 の うち核 が官 公庁 に就 業 して い る家 計 に肩 す る15才 以上 の非核 の人数 N' 15才 以 上 の単 身者 の人 口 の うち農林 漁 業 自営,専 門 的 自営, 官 公庁 に就 業 す る者 を除 く人 数 一 般 自営 の時 間当 た り実 質所 得 創 出率 一 般 自営 の年 間総 労 働時 間 hd XQg XaP Xp6 7短 KEOモ 非 核所 得者 の属す る家 計 の核所 得(核 の就 業上 の地 位 は農林 漁 業 自営) 非核 所 得者 の属す る家 計 の核所 得(核 の就 業上 の地位 は専門 的 自営) 非核 所 得者 の属 す る家 計 の核所得(核 の就 業上 の地位 は官 公 庁) 期 に お け るモデ ルの 収 束 デ ル の 収 束 判 定 に 用 い ら れ,る変 数 は,財 雇 用 の 時 間 当 り実 質 平 均 賃 金 率w,為 貨 ・サ ー ビ ス 別 産 出 量{k;μ=1,_,8}, 替 レ ー トEX.RATEの10変 ら な る ベ ク トル を 1 〃 Xl 2 y X2 3 〃 ×3 4 忽 x4 5 〃 ×5 6 〃 y= ×6 7 y ×7 8 〃 XS 9 〃 w 0 跏 E.kRATE 25 数 で あ る.ζ れ ら の 変 数 か とす る.kQ目 の イ タ レ ー シ ョ ンの 初 期 推 量 と して 与 え られ る値 をyk,ま 解 か れ た 解 をyeと す る と き,KEOモ デ ル で は,収 た,モ デ ル に よって 束 条件 を 書1撃1≦E と して い る.た だ し,E=Zで あ る.初 期 推 量 の 更 新 は, 一{'1_y4 yi} な る変 数 につ い て, ym+1=ym-F-ym一'ym2 に よ っ て お こ な っ てNる. 8資 本蓄積 我 々 は,部 門 別 の 資 本 ス トッ ク蓄 積 式 を次 の よ う に考 え てNる. Kゴ=1ぢ+(1-6ゴ)h' こ こで,IPAは,部 (44) 一1 門 別 の 実 質 粗 投 資 額 で,δ ゴは,経 済 的 償 却 率 で あ る.需 要 ブ ロ ッ クで 求 め られ たIPは,新SNAの 民 間 国 内 総 固 定 資 本 形 成 に 対 応 してNる.し 11)を 部 門 別 に 配 分 し な けれ ば な ら な い.そ こで,配 た が っ て,ま ず,こ の 分 係 数 を次 の 算 式 で 求 め て 外 生 的 に 与 え る こ と にす る. 窃=≠ 彑(ゴ=・,.,7) 昌1乃 こ こで,IPAは,資 本 ス トッ ク推 計 額 か ら計 算 され る部 門 別 の 実 質 粗 投 資 額 で. IPA=k'广(1一 δ)κゴー1 (ゴ==1,...,7) で あ る. さ ら に,我 々 が 用NてNる 部 門 別 の 資 本 ス トッ ク は,新SNAで に含 ま れ て い る政 府 企 業 を 民 間 に格 付 け て 推 計 され てNる10.し 需 要 ブ ロ ッ クで 求 め られ た1Pを な い ζ と に な る.そ は,公 的国 内総 資 本形 成 た が って,な ん らかの方 法で ふ く ら ま せ て や ら な い と,資 本 ス トッ推 計 との 整 合 性 を保 て こで, μ」PΣ1乃 1-1 'γ= IP十IG lo資 本 ス トッ ク の 推 計 の 詳 細 に つ い て は 黒 田 ・吉 岡(1984)参 26 照 . な る比 率 を外 生 的 に 与 え る こ とに よ っ て,資 本 蓄 積 式 に 現 わ れ る1町 を次 ¢)よう に求 め る ・ y(IP+IG) IPA=・ 」 (ゴ==1,...,7) オIP 以 上 の プ ロ セ ス に よ って 次 期 の 部 門 別 資 本 ス トッ ク が 決 定 さ れ,モ デ ル は ダ イ ナ ミッ ク に 展 開 して 行 く こ とに な る. 9内 挿テス ト 本 節 で は,1960-1985年 ル の 内 挿 テ ス トに は,ト の 観 測 期 間 に関 す る モ デ ル の 内 挿 テ ス トの 結 果 を 報 告 す る.モ ー タ ル ・テ ス トと フ ァ イ ナ ル ・テ ス トの2種 通 り,ト ー タ ル ・テ ス トは,モ 類 で 行 っ てNる.周 デ ル の 外 生 変 数 と先 決 内 生 変 数 に実 績 値 を与 え て,モ い た 内 生 変 数 と実 績 値 の 整 合 性 を 単 位 期 間 ご とに テ ス トす る も の で あ る.ま た,フ デ 知の デ ルが解 ァイ ナル ・ テ ス トは,外 生 変 数 の み に実 績 値 を 与 え,先 決 内 生 変 数 に は,前 期 に解 か れ た 理 論 値 を 与 え て, モ デ ル が 解Nた 内 生 変 数 と実 績 値 の 整 合 性 を観 測 期 間 を通 じて 連 続 的 に ダ イ ナ ミッ ク に テ ス ト す る もの で る. ブ ロ ッ ク 毎 の 主 た る変 数 を取 り上 げ て も う少 し詳 細 に 検 討 して み よ う. まず,短 が,デ 期 供 給 ブ ロ ッ クで は,各 財 貨 ・サ ー ビ ス の 国 産 価 格 と需 要 価 格 が 同 時 決 定 さ れ る ー タ ー 上 ほ とん どの 財 で 国 産 比 率 が9割 ほ ぼ 等 しN.よ っ て,国 誤 差 率 が3%か ら5%程 近 くに な っ てNる た め,国 産 価 格 で チ ェッ ク して み る と,農 林 水(1),在 度 オ ー バ ー に 解 か れ て い る他 は,一1.8%か 産 価 格 と需 要 価 格 は 来 部 門(3)で ら2.5%程 観 測 値 との 度 の誤 差率 に お さ ま っ てNる. 分 配 ブ ロ ッ クで は,最 終 的 に残 差 と して 決 定 さ れ る営 業 余 剰 を み て お くの がNNだ 国 あ た りに 集 計 し た営 業 余 剰 で は,観 測 値 との 誤 差 率 が プ ラ ス ・マ イ ナ ス1%程 門 別 に み て み る と加 工 組 立(5)で10%か ら17%の オ ー バ ー,サ ろ う.一 ・ 度 で あ るが,部 ー ビ ス(7)で10%か ら13%ア ン ダ ー に 計 算 さ れ てNる. 金 融 ブ ロ ッ クで は,名 イ ン トか ら+5.9%ポ 目金 利 が 決 定 さ れ る が,ト 的 な影 響 を 及 ぼ す.米 じてNる.こ ァ イ ナ ル テ ス トと も に・2.5%ポ イ ン トの 範 囲 に観 測 値 との 誤 差 が お さ ま っ て お りか な り良 好 で あ る. 米 国 サ ブ モ デ ル で 決 定 され る諸 変 数 の 中 で は,為 ろで20%程 ー タ ル,フ 国 の 金 利 は,ほ 替 レー トと対 日輸 入 が モ デ ル 本 体 に 直 接 とん ど誤 差 な く解 か れ て い るが,対 度 の 誤 差 率 が あ る た め,1981年10円 円 安 か ら1985年 の15円 日貿 易 で 大 き い と こ 円高 程度 の誤差 が生 れ らの 点 は 日米 貿 易 統 計 の 整 合 性 な どデ ー ター の 観 点 か ら も見 直 す 必 要 が あ るだ ろ う. 2? 需 要 ブ ロ ックで は,消 費 関 数 の説 明 変 数 と して1期 前 の 名 目 消 費 額 が入 っ てNる ル ・テ ス トに お い て も観 測 値 との誤 差 率 は一〇.8%か ら+6.3%で が,フ ァイ ナ あ る.名 目投 資 額 は,上 記 の よ う に金 利 が か な りよ くあ て は ま ってv・る も の の,加 速 度 要 因 と して の輸 出 額 が 一 〇.6%か ら+7.9%程 度 の 誤 差 を持 っ て い る た め,フ てNる.最 ァ イ ナ ル ・テ ス トに お い て ・0.4%か ら+5.2%の 終 的 に解 か れ た 総 需 要 をGDEで 代 表 させ て み る と,名 誤 差 率 の 範 囲 で 解 か れ て お り,モ デ ル 全 体 と して は,か と考 え てHる.た だ し,実 質 σDEが か れ て い る点 は 今 後 考 慮 の余 地 が あ る.ま た,貿 易 収 支 の1981年 この 年 に 関 す る 為 替 レ ー トが トー タル ・テ ス トで は10円 イ ナ ル ・テ ス トで は ほ ぼ観 測 値 に等 し く解 か れ てNる 大 き な 誤 差 を 示 してNる な り良Nパ 常 に オ ー バ ー に,GDEデ 目で 一 〇.88%か ら+1.88%の フ ォ ー マ ン ス を示 して い る フ レ ー タ ー 常 に ア ンダ ー に 解 テ ス ト結 果 の ズ レが 大 きN. ほ ど円 高 に な っ て い る も の の,フ に も関 わ らず,貿 ァ 易 収 支 に して 同 程 度 の 点 は 検 討 に値 す る. 最 後 に 労 働 市 場 の 順 位 均 衡 モ デ ル で 決 定 さ れ た 実 質 の 平 均 賃 金 率 は,常 れ て はNる 誤差 率 で解 かれ に ア ンダ ーに解 か もの の,一 〇.3%か ら・0.8%の 誤 差 率 の 範 囲 に お さ ま っ てNる. 以 上 の よ うに 若 干 の 問 題 点 は 残 る もの の,モ と考 え て よ い だ ろ う. 28 デ ル 全 体 と して は,良 好 な 結 果 を示 してNる
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