物品売買契約書の条項

物品売買契約書の条項
3
物品は、検査に合格したとき、甲に対し引渡され
たものとする。
発注者(以下「甲」という。)と受注者(以下「乙」と
4
乙は、検査の結果、契約内容の全部又は一部が検
いう。)との間に、次の条項を特約する。
査に合格しないときは速やかにその不合格となった
(総則)
物品を引き取ったうえ、仕様書に適合した物品を納
第1条
入して、甲の検査を受けなければならない。
乙は、甲の示す仕様書に基づき、表記の契約
金額をもって、表記の納入期限内に、表記の納入場
(代金支払)
所に表記の物品を甲に納入しなければならない。た
第8条
額の支払いを請求することができる。
だし、甲の裁量により仕様書を省略することができ
2
る。
乙は、前条の検査に合格したときは、契約金
甲は、前項の規定による請求があったときは、請
(権利義務の譲渡等)
求を受けた日から30日以内に契約金額を支払わな
第 2 条
乙は、この契約により生ずる権利又は義務を
ければならない。
第三者に譲渡し、又は、承継させてはならない。た
(瑕疵の担保責任)
だし、あらかじめ、甲の承諾を得た場合は、この限
第9条
な管理のもとに生じた故障又は発見された瑕疵につ
りではない。
いて、修理又は取替納品の責を負うものとする。
(特許権等の使用)
第3条
この契約の履行に特許権、その他第三者の権
利対象となっている物件又は製作方法等を使用する
乙は、所有権移転の日から1年間、甲の正常
(契約内容の変更等)
第 10 条
甲は、必要があるときは、この契約について
ときは、乙は、その使用に関する一切の責任を負わ
仕様の変更又は製作の一時中止若しくは打切りをす
なければならない。
ることができる。この場合、契約金額又は納入期限
(材料の品質)
を変更する必要があるときは、甲乙協議してこれを
第4条
定めるものとする。
物品の製作に使用する材料について、品質及
び銘柄等が仕様書に明示されていない場合には、極
(乙の請求による納入期限の延期)
めて良質な材料を用いるものとする。
第 11 条
(納品)
第5条
乙は、その責に帰することのできない理由に
より、納入期限までに物品を納入することができな
乙は、物品を納入するときは、あらかじめ指
いときは、甲に対して延期を求めることができる。
定された期限に従い分割して納入する場合を除き、
ただし、その日数は、甲乙協議して定める。
一括して納入しなければならない。ただし、甲にお
(履行遅滞の場合における損害金等)
いてやむを得ない理由があると認めるときは、分割
第 12 条
して納入することができる。
契約を履行することができない場合においては、甲
(一般的損害)
第6条
甲に引渡される前に生じた物品の損害は,す
乙の責に帰すべき理由により納入期限内に
は、損害金の支払を乙に請求することができる
2
前項の損害金の額は、契約金額につき、遅延日数
べて乙の負担とする。ただし、甲の故意又は過失に
に応じ当該契約締結の日における政府契約の支払遅
より生じた損害については、甲の負担とする。
延防止等に関する法律(昭和 24 年法律第 256 号)第
(納入検査、引渡し)
8 条第 1 項の率(以下「支払遅延防止法の率」とい
第7条
う)で計算した額とする。
乙は、この契約の履行をしたときは、遅滞な
く甲に届け出て、検査を受けなければならない。
2
物品の所有権は、検査に合格したとき、乙から甲
に移転する。
3
甲の責に帰すべき事由により、第 8 条第 2 項の規
定による契約金額の支払が遅れた場合においては、
乙は、未受領金額につき、遅延日数に応じ当該契約
としての事業活動があったとされたとき。
締結の日における支払遅延防止法の率で計算した額
の遅延利息の支払を甲に請求することができる。
三
納付命令又は排除措置命令により、乙等に独占
(甲の解除権)
禁止法第 3 条又は第 8 条第 1 項第 1 号の規定に違
第 13 条
反する行為があったとされた期間及び当該違反す
甲は、次の各号の一に該当するときは、契約
を解除することができる。
る行為の対象となった取引分野が示された場合に
一
乙がこの契約の期限内に契約を履行しないとき。
おいて、本契約が、当該期間(これらの命令に係
二
甲において、乙に契約履行の見込みがないもの
る事件について、公正取引委員会が乙に対し納付
命令を行い、これが確定したときは、当該納付命
と認めたとき。
第 16 条第1項の規定によらないで、乙から契約
三
令における課徴金の計算の基礎である当該違反す
る行為の実行期間を除く。)に入札(見積書の提出
解除の申し入れがあったとき。
四
を含む。)が行われたものであり、かつ、当該取引
乙がこの契約条項に違反したとき。
2
分野に該当するものであるとき。
前項の規定により契約が解除された場合において
は、乙は、契約金額の 10 分の 1 に相当する額を違約
四
本契約に関し、乙(乙が法人の場合にあっては、
金として甲の指定する期間内に支払わなければなら
その役員又は使用人を含む。)の刑法(明治 40 年
ない。
法律第 45 号)第 96 条の 3 若しくは第 198 条又は
第 14 条
独占禁止法第 89 条第 1 項若しくは第 95 条第 1 項
甲は、乙がこの契約に関して、次のいずれか
第 1 号に規定する刑が確定したとき。
に該当したときは、契約を解除することができる。
一
本契約に関し、乙が私的独占の禁止及び公正取
第 14 条の2
引の確保に関する法律(昭和 22 年法律第 54 号。以
るときは、契約を解除することができる。
下「独占禁止法」という。)第 3 条の規定に違反し、
一
役員等(乙が個人である場合にはその者を、乙
又は乙が構成事業者である事業者団体が独占禁止
が法人である場合にはその法人の役員又はその支
法第 8 条第 1 項第 1 号の規定に違反したことによ
店若しくは営業所(常時工事の請負契約を締結す
り、公正取引委員会が乙に対し、独占禁止法第 7
る事務所をいう。)を代表する者をいう。以下同
条の 2 第 1 項(独占禁止法第 8 条の 3 において準
じ。)が、集団的に又は常習的に暴力的不法行為を
用する場合を含む。)の規定に基づく課徴金の納付
行うおそれのある組織(以下「暴力団」という。)
命令(以下「納付命令」という。)を行い、当該納
の関係者(以下「暴力団関係者」という。)である
付命令が確定したとき(確定した当該納付命令が
と認められるとき。
独占禁止法第 51 条第 2 項の規定により取り消され
二
役員等が、暴力団、暴力団関係者、暴力団関係
者が経営若しくは運営に実質的に関与していると
た場合を含む。)。
二
甲は、乙が次の各号のいずれかに該当す
納付命令又は独占禁止法第 7 条若しくは第 8 条
認められる法人若しくは組合等又は暴力団若しく
の 2 の規定に基づく排除措置命令(これらの命令
は暴力団関係者と非難されるべき関係を有してい
が乙又は乙が構成事業者である事業者団体(以下
ると認められる法人若しくは組合等を利用するな
「乙等」という。)に対して行われたときは、乙等
どしていると認められるとき。
に対する命令で確定したものをいい乙等に対して
三
役員等が、暴力団、暴力団関係者又は暴力団関
行われていないときは、各名宛人に対する命令す
係者が経営若しくは運営に実質的に関与している
べてが確定した場合における当該命令をいう。次
と認められる法人若しくは組合等に対して、資金
号において「納付命令又は排除措置命令」という。)
等を供給し、又は便宜を供与するなど積極的に暴
において、本契約に関し、独占禁止法第 3 条又は
力団の維持運営に協力し、又は関与していると認
第 8 条第 1 項第 1 号の規定に違反する行為の実行
められるとき。
四
前3号のほか、役員等が、暴力団又は暴力団関
係者と社会的に非難されるべき関係を有している
第 16 条
を解除することができる。
め頭書の契約金額が3分の2以上減少したとき。
乙の経営に暴力団関係者の実質的な関与がある
二
と認められるとき。
2
第 13 条第 2 項の規定は、前項により契約を解除し
た場合について準用する。
第 10 条の規定により、契約の内容を変更したた
一
と認められるとき。
五
乙は、次の各号の一に該当するときは、契約
甲が契約に違反して、その違反によって契約の
履行が不可能になったとき。
2
乙は、前項の規定により契約を解除した場合にお
(賠償の予約)
いて、損害があるときは、その損害の賠償を甲に請
第 15 条
求することができる。
乙は、第 14 条各号のいずれかに該当すると
きは、甲が契約を解除するか否かにかかわらず、賠
(秘密の保持等)
償金として、この契約による契約金額の 10 分の2に
第 17 条
乙は、この契約による事務を処理するための
相当する額を甲が指定する期間内に支払わなければ
個人情報の取扱については、別記1「個人情報取扱
ならない。業務が完了した後も同様とする。
特記事項」を遵守しなければならない。
2
本契約に関し、前項の規定に該当し、かつ、次の
(補則)
各号に掲げる場合のいずれかに該当したとき、乙は、
第 18 条
この契約書に定めがない事項については、松
甲の請求に基づき、前項に規定する請負代金の 10 分
阪市契約規則(平成 17 年松阪市規則第 64 号)、松阪
の2に相当する額に加え、請負代金額の 10 分の1
市個人情報保護条例(平成 17 年松阪市条例第 7 号)
に相当する額を賠償金として支払わなければならな
及び関係法令によるほか甲乙協議して定める。
い。
一
二
三
四
本契約に関し、乙が甲に対して入札に関する談
合行為を行っていない旨の誓約書を提出していた
別記1
とき。
個人情報取扱特記事項
第 14 条各号に規定する刑に係る確定判決にお
いて、乙が違反行為の首謀者であると判示されて
(基本事項)
いるとき。
第1
第 14 条各号に該当する内容で「松阪市建設工事
から事務の委託を受けた者(以下「乙」という。)は、
等指名(入札参加資格)停止措置要領」により、
この契約による事務を処理するに当たり、個人情報
指名(入札参加資格)停止を受け、指名(入札参
を取り扱う際には、個人情報の保護の重要性を認識
加資格)停止措置期間満了後 10 ヵ年を経過してい
し、個人の権利利益を侵害することのないようにし
ないとき。
なければならない。
市の職員が競売入札妨害(刑法(明治 40 年法
律第 45 号)第 96 条の 3 第 1 項に規定する罪)
(秘密保持)
第2
乙は、この契約による事務に関して知り得た個
又は談合(第 96 条の 3 次項に規定する罪)の罪
人情報をみだりに他人に知らせ、又は不当な目的に
に係る確定判決において、乙が市の職員に不正な
使用してはならない。
働きかけを行った旨判示されているとき。
3
この契約により、松阪市(以下「甲」という。)
2
乙は、この契約による事務に従事する者に対し、
前2項の規定は、甲の損害額が各項に規定する賠
在職中及び退職後においても、この契約による事務
償金の額を超える場合においては、甲がその超過分
に係る個人情報の内容をみだりに他人に知らせ、又
につき賠償を請求することを妨げない。
は不当な目的に使用してはならないことその他個人
(乙の解除権)
情報の保護に関して必要な事項を周知しなければな
ければならない。
らない。
3
前2項の規定は、この契約が終了し、又は解除さ
れた後においても同様とする。
(厳重な保管及び搬送)
別記2
第3
暴力団等不当介入に関する特記仕様書
乙は、この契約による事務に係る個人情報の漏
えい、改ざん、滅失、き損その他の事故を防止する
ため、個人情報の厳重な保管及び搬送に努めなけれ
1
ばならない。
松阪市の締結する契約等からの暴力団等排除措置要綱
(再委託の禁止)
第3条及び第4条の規定による措置を受けたときは、
第4
当該契約の解除ができるような措置を講ずることがあ
乙は、甲の承諾があるときを除き、この契約に
よる個人情報の処理を自ら行うものとし、第三者に
契約の解除
る。
その処理を委託してはならない。
(委託目的以外の利用等の禁止)
2
第5
暴力団等による不当介入を受けた場合、次の義務を負
乙は、甲の指示又は承諾があるときを除き、こ
通報義務
の契約による事務に係る個人情報を当該事務の処理
うものとする。
以外の目的に使用し、又は第三者に提供してはなら
(1) 契約案件等において、暴力団等による不当介入
ない。
を受けた場合は、断固としてこれを拒否するととも
(複写及び複製の禁止)
に、不当介入があった時点で速やかに警察に通報を
第6
行うとともに、捜査上必要な協力を行う。
乙は、甲の指示又は承諾があるときを除き、こ
の契約による事務に係る個人情報を複写し、又は複
(2) (1)により警察に通報を行うとともに、捜査
製してはならない。
上必要な協力を行った場合には、速やかにその内容
(事故発生時の報告義務)
第7
を市長に報告すること。
乙は、この個人情報取扱特記事項に違反する事
(3) 契約案件等の履行において、暴力団等による不
態が生じ、又は生じるおそれがあることを知ったと
当介入を受けたことにより工程、納期等に遅れが生
きは、速やかに、甲に報告し、その指示に従わなけ
じる等の被害が生じた場合は、市長と協議を行うこ
ればならない。この契約が終了し、又は解除された
と。
後においても、同様とする。
(個人情報の返還又は処分)
3
第8
性を確保するため、以下の措置を講ずることがある。
乙は、この契約が終了し、又は解除されたとき
は、この契約による事務に係る個人情報を、速やか
暴力団等による不当介入に対する通報義務の実効
(1)指名停止又は文書注意
に甲に返還し、又は漏えいを来さない方法で確実に
暴力団等による不当介入を受けた受注者が所轄の警
処分しなければならない。
察への通報等及び市長への報告を怠った場合は、指
(措置事項に違反した場合の契約解除及び損害賠償)
第9
甲は、乙がこの個人情報取扱特記事項に違反し
名停止又は文書注意を行う。
(2)暴力団等による不当介入を受けた場合において、
ていると認めたときは、契約の解除及び損害賠償の
警察への通報又は市長への報告を怠った旨の公表す
請求をすることができるものとする。
る。
(その他)
第10
乙は、前第1から第9に掲げるもののほか、
個人情報の適正な管理のために必要な措置を講じな