当社が被害に遭った営業秘密不正取得事件に関する刑事裁判の判決

光 洋 自 動 機 株 式 会 社
223-0052 横浜市港北区綱島東 6-12-1
http://koyo-jidouki.co.jp
2016 年 2 月 2 日
関係各位
横浜市港北区綱島東 6 丁目 12-1
光 洋 自 動 機 株 式 会 社
代表取締役社長
山下
宣行
当社が被害に遭った営業秘密不正取得事件に関する刑事裁判の判決について
(アイ・ディ・ケイ株式会社等による不正競争防止法違反事件)
これまで、当社ホームページにおいて、アイ・ディ・ケイ株式会社(以下「アイ・ディ・
ケイ」といいます。)等による不正競争防止法違反事件(営業秘密の不正取得)の状況につ
いてお伝えして参りましたが、今年 1 月 29 日、横浜地方裁判所は、アイ・ディ・ケイ及び
被告人 4 名に対し、有罪判決を言い渡しました。判決は、被告人 4 名に対しては、それぞれ
1 年 2 ヶ月から 2 年 6 ヶ月の懲役刑(刑の執行を猶予する期間として 3 年又は 4 年)に 60
万円から 100 万円の罰金刑を併科し、法人として起訴されていたアイ・ディ・ケイに対して
は、1400 万円の罰金刑が科せられております。
報道によりますと、営業秘密を侵害したことを理由とする不正競争防止法違反の両罰規定
を根拠として、法人に罰金刑が科されることは極めて異例とのことであります。
また、上記判決において、当社から持ち出された自動包装機械の設計図は、光洋自動機に
蓄積された技術や投資の成果物で、営業秘密として高い価値が認められると認めていただき
ました。一方で、被告人らについては、技術面の営業秘密保護の重要性に対する認識が高ま
る中、被害会社の長年の信用や成果を不当に利用しており、規範意識の鈍麻は明らかだと指
摘しており、特に被告人首謀者については、以前勤めていた会社の信用や成果を不当に利用
し、自分の利益につなげたもので、犯行を主導した責任は重い、と指摘しております。
この判決によりまして、刑事事件につきましては、ひと区切りとなると考えておりますが、
先にご報告申し上げましたとおり、当社は、株式会社京都製作所、アイ・ディ・ケイをはじ
め本件の関係者らに対して、当社の営業秘密の使用差止・損害賠償等を請求する民事訴訟を
東京地方裁判所に提起しております。引き続き、当社は、本件に対して断固とした対応をと
っていく所存でありますので、皆様方のご理解を賜りたく、お願い申し上げます。
以上