八千代市耐震改修促進計画の改定(素案)の概要

八千代市耐震改修促進計画の改定(素案)の概要
平成28年2月
1.趣旨
(( 素 案 )
P.3「はじめに」~)
平 成 7 年 1 月 に 発 生 し た 阪 神 ・ 淡 路 大 震 災 の 教 訓 を 踏 ま え て 、「 建 築 物 の 耐 震
改 修 の 促 進 に 関 す る 法 律 ( 以 下 「 法 」 と い う 。)」 が 制 定 さ れ ま し た 。 法 に 基 づ き
平成20年3月に本計画を策定し、既存建築物の耐震診断や耐震改修など、耐震
化施策を総合的に進めてきました。今般、平成25年11月の法改正により、耐
震化促進のための規制強化や新たな耐震化率の目標設定が求められたことにより、
平成28年3月に改定予定である千葉県耐震改修促進計画を踏まえ、平成32年
度を目標年度とした建築物の耐震化を促進するための方針、耐震化率の目標値、
目標を達成するための必要な施策等を定めることとします。
2.主な改正内容
①想定される地震の規模、被害の概要
(( 素 案 )
P.4「第2
建築物の耐震診断及び耐震改修の実施に関する目標」~)
・千葉県地域防災計画で示す千葉県に大きな影響を及ぼす可能性のある3つの
地震について、地震の規模、予想震度分布を表記しました。
・想定される地震の中で最も規模が大きく,八千代市において大きな被害が予
想されている東京湾北部地震の被害想定について、八千代市地域防災計画等を
参照に記載しています。
②耐震化の現状と目標値の設定
(( 素 案 )
P.6「2.耐震化の現状」~)
・住宅の耐震化状況を平成25年度住宅・土地統計調査から推計し更新しまし
た。これによると、耐震化率は約88%となります。
・本計画における特定建築物の耐震化状況を市有建築物及び民間建築物に分け
て更新しました
・住宅及び特定建築物の耐震化率の目標値を平成32年度までに95%と定め
ました。
③耐震化の促進を図るための支援策の概要
(( 素 案 )
P .8「 第 3
建 築 物 の 耐 震 診 断 及 び 耐 震 改 修 の 促 進 を 図 る た め の 施 策 」~ )
・千葉県耐震改修促進計画に記載した建築物、耐震化整備プログラムに 震災時
に重要な機能を果たすものとして記載した市有の特定建築物、法附則第3条で
規定する要緊急安全確認大規模建築物を重点的に耐震化すべき建築物として
位置づけました。
・震災時に大きな被害が想定される比較的古い木造住宅が密集する市街地を「
重点的に耐震化すべき区域」として定め,耐震化の促進を図ります。
・千葉県地域防災計画の緊急輸送ネットワークで定められた路線の沿道建築物
及び八千代市地域防災計画で指定された緊急輸送道路のうち,大規模な地震が
発生した場合に既存建築物の倒壊等により,避難及び消火救援活動や復旧活動
等 に 支 障 を 及 ぼ す 恐 れ の あ る も の を ,「 沿 道 の 建 築 物 の 耐 震 化 を 図 る こ と が 必
要な道路」として定め,沿道建築物について耐震化の促進を図ります。
・法の規定による耐震改修計画の認定、建築物の地震に対する安全性に係る認
定及び区分所有建築物の耐震改修の必要性に係る認定制度について、ホームペ
ージ等により情報提供を行い、耐震化の促進を図ります。
④法に基づく指導等
(( 素 案 )
P.14「第5
所管行政庁としての役割」~)
・法に規定される要緊急安全確認大規模建築物及び要安全確認計画記載建築物
については、法に定める期限内に耐震診断を実施し、市へ報告することが義務
付けされました。そのため、診断の結果の報告を受けた後の公表方法及び期限
内に報告がない場合の措置としての督促、督促したにも関わらず報告がない場
合の命令及びその旨の公表方法を明記しました。また、これらの耐震診断義務
付け対象建築物の所有者に対して,早期に耐震化を図るよう,耐震改修に必要
な指導及び助言を行うこと等を明記しました。
・上記以外の既存耐震不適格建築物の所有者に対し、耐震診断及び耐震改修に
適確な実施を確保するために必要な指導及び助言等を行うことを明記しました。